ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

気になる木。

2018-10-26 19:53:32 | Weblog


狩勝峠を越えて占冠村へ向かう道。

なにか書いてある。なんだ?
通りすがりにチラリと・・・よく見えなかった。

なんだ?

気になる。

通りすがりで気になるものはたくさんあるが、すごく気にならなければそのまま走り続ける。

すごく気になった。

すごく気になったのでUターンをする。戻る。

大きな樹の根元に、お供えがしてある。

看板に、「泣く木」と書いてあった。

この国の現実。

2018-10-26 19:33:05 | Weblog


さて、おじさんに別れを告げ、僕は走り始める。

まずは峠越え。狩勝峠を越える。いよいよ道東ともおさらばだ。

道東へ三往復。
天馬街道二回。
石北峠二回。
オホーツク沿い一回。
そして、最後は狩勝峠。

天気がいい。すごくいい。暖かい。本当は暖かくなんてないが、暖かいはずなどないが、お日様が出ているうちは、暖かく感じる。
でも、実際、今日は16度。この季節にしてはかなり暖かい。

狩勝峠からの見晴らし。売店はやっていない。潰れたのかもしれない。

この数年間で、とてつもない数の店が潰れている。これが北海道の現実。日本の現実なのだと思う。

昔、ブログに書いた、阿寒湖から足寄へ向かう道の「あっかんべぇ」阿寒湖だけに。のソフトクリーム屋さんも潰れていた。
双湖台のお土産屋も潰れていた。
みーんな潰れてしまう。

それがこの国の現実。


なにげら?

2018-10-26 19:30:09 | Weblog


おじさんが木の枝を指差して言う。

「アカゲラ」

見ると、キツツキがコンコンコンコン樹をつついている。

アカゲラ!

写真を撮る。

おじさんは言う。

「コゲラかな?」

こげら?そんなのいるの?

なにげらかはわからぬが、キツツキ見っけ。

リスの疾走。

2018-10-26 19:26:04 | Weblog


荷物を積んでいる間も、おじさんとずっと話していた。

おじさんが「ほら、リス」と言う。

僕が振り向くと、リスが何かを口に咥えてキョロキョロしている。

僕が追いかけると、リスは逃げて、木に登って、木から木へと飛び移って・・・。

可愛なぁ、リス。エゾリス。

ちなみに、狩猟免許で習った。
「エゾリスは、獲れます」

グッドモーニングザンギコッペパントラコーンスープとコーヒー。至れり尽くせり。

2018-10-26 19:13:18 | Weblog


朝眼が覚めるとおじさんはもう起きていた。7時。

「一緒に食べませんか?」とおじさんは言う。

おじさんのテーブルへ行くと、僕にザンギコッペパンを差し出した。
ザンギコッペパン、260円もする。
えーーー!いいんですかぁ?と、一応言う。
260円もするパンなんて買ったことがない。

「ありがとうおじさん!」四輪だけど。

おじさんが何やらコップにお湯を注いでいる。
「なんですか?それ」と僕が聞く。

「コーンスープ」おじさんは言う。

えーーー!コーンスープまでぇ!いいんですかぁ!と一応言う。
「いただきまーす、おじさん」四輪だけど。

食後にはコーヒーメーカーでコーヒーを淹れてくれた。

完璧な朝ごはんじゃないか?四輪だけど。

おじさん、すごく優しいじゃないか?四輪だけど。

なんて素敵たおじさんなんだ?四輪だけど。

おじさんは、別れ際に自分の住所を書いた紙を僕にくれた。四輪だけど。

「今度北海道へ来たら、うちに泊まりに来なさい」四輪だけど。

「ほんとですか?」四輪だけど。

まあ、そんなこんなで。四輪だけど。

グッドモーニング四輪だけど。

誰もいない静かな夜になると思っていたのだけれど、賑やかで楽しい夜になった。四輪だけど。

おじさん、「またね、四輪だけど」と、僕は想った。

まぁ、そんな話。

グッドイブニング十勝。

2018-10-26 18:59:33 | Weblog


おじさんは、かなりおじさんなわけで、おじさんというよりおじいちゃん風?

40年前の話とか、なかなか聞けない話をしてくれた。
ところどころよく分からない話があったり、急にビデオカメラを再生し始めて、僕に見せてくれるのだが、一体何を見せたいのかがわからなかったりして。ツルツル坊主の知らないおじさんが画面に映ってたりして・・・これ、なんなんですか?と言いたくなる。でも、おじさんは、5回くらい、そのシーンを再生してくるわけで・・・。おい!なんなんだよ!ツルツル坊主が映ってるだけじゃないか!と握りこぶしを机にドン!とやりたくなったりするのだけれど、グッと我慢したりするのである。

壁に「くったり隊は出て行け!」と書き殴ってあったりして。僕が「くったり隊ってなんですか?」と聞くと、おじさんが説明してくれる。
でも、そのおじさんがしてくれる「くったり隊」の説明もよくわからず、一体誰がくったり隊で、どこにくったり隊がいて、誰と誰が戦っているのかもわからず終い。まぁ、いいんだけど。

グッドイブニング十勝の夕焼け。

おじさんは、くったりライダーハウスの歴史をよく知っている。

きっとここが好きなんだ。ライダー達と話すのが好きなんだと思う。

「このライダーハウスの畳を替えに来たんだよ」とか、「いつもは車の中で寝てるんだよ」とか、ちょいちょい「それは嘘だな」という話を挿しこんで来るのだけど・・・

まぁ、いい人だから許してあげよう。

このくったりライダーハウス、ここもまた存続の危機。利用者の減少で、閉鎖の噂が絶えない。

こういう場所。すごく助かるんだけどなぁ。
僕にとっては、これが「北海道」なんだけどなぁ。

ライダーハウスのルール。

2018-10-26 17:22:10 | Weblog


ライダーハウスに戻った。

ライダーハウスの横に軽トラが停まっている。

おや?

軽トラ?

管理人?

このライダーハウスには管理人はいないはずだが・・・。今日は特別かな?

管理人がいないライダーハウスのため、ライダーとチャリダー専用のこの施設に、四輪でやって来て泊まる輩が結構いるのだとか。

だから、部屋の中のルール看板には色々とサインペンで書き殴った跡がある。

たとえば、

「四輪は出て行け!」とか。


部屋に入ると、入り口付近におじさんがいた。座っている。

おや?

管理人では、ないな。こりゃ。

テーブルにコーヒーメーカーとかコップとかお菓子が載っている。

おや?

絶対にちがうと確信する。

挨拶をしたあと、声を掛けてみる。

「車ですか?」

おじさんは答える。

「うん、車」

なるほど。なるほど。

別に僕は、四輪出て行け!とは思わない。がしかし、ルールはルールだ。四輪は出て行ってもらわないと困る。ここは、ライダーハウスなのだ。ライダーハウスとチャリダーのための宿なのだ。

僕は別にムッとはしていないが、きっと顔はムッとしている。だって、四輪は泊まってはいけないんだから。

おじさんが言う。

「コーヒー、飲みます?」

何を!?

コーヒーだと?

そのコーヒーメーカーで淹れたやつか!?

ここはな!ライダーハウスだ!四輪はダメなんだ!四輪は・・・まぁ、いいか。今回だけだぞ。

「いただきまーす」

こうして、おじさんとの夜が始まるのである。


最後の豚丼。

2018-10-26 17:13:34 | Weblog


豚丼、来ました。想像通り、すごい盛りです。ご飯が見えません。目玉焼きまで載ってます。ははははは。

豚丼一本勝負。いい感じです。

美味しいです。ローストとバラのミックスになってます。

味噌汁もお新香も手が込んでいて美味しいです。

親父さん一人でやってます。
このメニュー量を一人でやってます。
すごいですねぇ。


新蕎麦の季節。

2018-10-26 17:08:16 | Weblog


お腹が減ったな。。。
千春兄貴の足寄でジャガイモコロッケを食べただけだ。

新得は蕎麦が有名。
そして新蕎麦の季節。

新得に来て蕎麦を食わないやつは馬鹿だ。

「よし!豚丼を食べに行こう!」

向かったのは、くったりから20分くらい走った新得の駅のそば。

「大雪園」