変わらず色の本を読んでいます。
「女優きもの」(世界文化社)
という本を先に紹介。
サブタイトルが
「誰より美人に見せる秘密」
とありますから、
少し気になって手に取ったのですが、
中身は、まあ、雑誌に載った女優さんたちを
再構成したもので、少しがっくり。
しかし、そのなかで気になったのは
「3%のピンクが美人度を増す」
という帯コピー。
帯締めにピンクを使うことで、
美人度が増すという少しクエッションなコピー。
きものや帯の色に関係なくピンクを持ってきても、
美人度は増さないだろうという、
これはまあ、素直ではない紫苑の屁理屈。
しかし、この3%という数字が気になる。
で、今回、色の本を読み漁っていたとき
「5%の反対色を加えることで、
都会的な趣味性が生まれる」
という「微対決」の法則。
ええと、作家平野さんと結婚したモデルさん、
ええと、~~。そうだ、春香さんだ!
これは赤色がかった色味のなかに、
わずかに反対色の緑を加えたもの。
緑を加えないものとの対比をしています。
蓮のマゼンタ色は、逆の色づかいで、
緑のなかの紅一点。
これが都会的なイメージを
作っているのだとか。
きものは帯と帯揚げ、帯締めに色を使いますが、
この割合が身長160センチの人として、
きもの135センチ。
帯の長さはおよそ30センチ。
ということは、帯の色はだいたい20%弱。
前から見た場合、帯幅は16.7センチで
おおよそ12~13%。
帯揚げが3%から5%。
帯締めだいたい3%になります。
きものと帯を同系色にした場合、
帯揚げに反対色を持ってくると、
5%の「微対決型」になって、
洗練が生まれる。
帯の部分に反対色の持ってくると、
印象はがらりと変わって、「対決型」
使う色によって「力強く」(アンティーク派?)
になったり、「堅実」(七緒派?)
になったりするわけです。
これに帯揚げ、帯締めに
どんな色を持ってくるかで、
また印象が少しずつ変わってくる~~。
緑にオレンジは、反対色ではないので「三角型」。
帯に緑の反対色朱色をもってくると、
力強い、どちらかというと
アンティーク型になるかも。
原由美子さんがコーディネイトしたアンティーク。
帯揚げは赤だけど、
バッグにも赤を持ってきて、
赤の割合を高めています。
というわけで、
未だ色の呪縛にとらわれている紫苑です。
まあ、一応のご参考に~~
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