ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

ゴージャス・菊地信子さんの更紗展・即アップ

2018-01-19 19:21:12 | きものでお出かけ

 

先にお知らせした菊地信子さんの

「歩く美術館・菊地信子さんの更紗展」に

行ってきました。

あまりの素晴らしさに、ブログ即アップです。

何からご紹介しようかと迷うほど盛りだくさん。


玄関を入ると、菊地信子さんがお出迎え。

もうこれだけでもすごいとわかるでしょ。

壁には更紗の古裂の展示。

中に入ります。


 

アッ、そこの人、邪魔なんですけど~~。


若い頃の菊地信子さん、雑誌掲載のお写真。

きれいで色気のある方です。

ご主人は菊地さんの着姿が大好き、

んな着物でも、どんどん

買ってくださったそう。

羨ましいわあ。



展示会では、氣仙沼で

悉皆屋さんを営んでいらっしゃる

高橋和江さんの「きもののお手入れ・補正」

などなどのお話も。


涙なくしては聞けない感動もののお話も」

右側はシルクラブの方。


この方も素敵です。真ん中は高橋さま。

前に偶然写ってしまったけど、

お客様も更紗尽くし。

 

いやもう更紗好きの方には、

蜜のなかの蜂、状態。

蜂蜜のなかの熊さん状態~~?

いや、更紗好きに限らず、もう

歩く美術館と言われたほどの方の

コレクションだから、

美術品レベルよ。


きものカンタービレ」の朝香さまも。

一緒にパチリしていただきました。

この方のブログでもすぐに紹介されると

思います。→リンクフリーなので。


西武新宿線沼袋、徒歩7分くらい?

駅から降りて左側の端の商店街を直進。

商店街の右側に鳥居があります。

鳥居の向こうは商店街の道よ。


高橋和江さんの「お手入れ講座」は明日限り。

午後二時から。

菊地信子さんの更紗展へのお誘い」


展示会は24日の水曜日まで。

入場フリーで、こんなゴージャスな、

芸術品並みの更紗を拝見できるなんて~~。

この機会にぜひ覗いてほしいわ。


大盛況!の上お客様のきものも

素晴らしく、こちらも眼福でした。


お誘いいただいた菊地さんのお孫さん。

なかの赤いベストは絞りのリフォーム。

ファッショナブルでキュート。


またすぐに、着物コーディの数々、

アップさせてくださいませ。


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祝芥川賞~シニアが脚光を浴びる時代!

2018-01-18 10:54:47 | シニア

 

芥川賞受賞者が発表になりましたね。

今期は、御年63歳の若竹千佐子さんが話題に。


老いがテーマだそう。

まさに今の日本の高齢化社会を象徴、

というか

そのものずばり。



若竹さま。

「おらおらでひとりいぐも」

お一人様の老後~~。

 

同時受賞の石井遊佳さんは54歳。

芥川賞は作家の登竜門と言われているから、

たとえば、同じレベルの作品が候補に

なっているとして、

「可能性のある」若い人が獲る、

40、50代以降は可能性低し、と

言われていたものよ。


それが今やシニア人口が増えたせいか、

文芸誌への応募もシニアが増えた?

賞とはビジネスの面もあるから、

シニア人口が増えた現代、

話題→売れ行きにつながるという内部事情も。

 

若竹さまは27歳で結婚、結婚生活27年目の

54歳で夫を亡くし、

残りの人生もおおよそ27年と見当をつけ、

これからの7年を

「嘆き悲しんで暮らすより何かやろう」

と小説教室に通い始めたとか。


27年、27年、いま63歳だからあと18年?

あるいはまだまだ~~?


人生こんなにうまく割り振りできる人も

珍しい。

「人生、何事かを成すには短すぎるが、

何もしないで過ごすには長すぎる」

とは、かつての作家の言葉だけど、

人生百年時代、

「人生、何事でも成せるほど長い」

という時代になったのね。


若い時に作家を目指し運よく賞を獲っても、

キビシイ世界ゆえ、

いつ食べていけなくなるかわからない~~。

そんな作家や作家志望の方々、多いでしょう。

でも、シニアから目指すなら、

年金あるからね(笑)

食いっぱぐれることない~~。


これからはいろんな分野で

60代より70代、80代が

話題になること多くなるのは確実、

だと思うわ。

 

 

こちらは石井さま。50代がいかに若いか~。

日本語教師だとか。やはり時代を感じさせます。

 

年を重ねて何かを始めても

いい歳をして~~」と

言われない時代になったのは

いいことですよね。

脚光を浴びる、浴びないにかかわらず、

どんな小さなこと、ささやかなことでも、

昨日より今日、今日より明日~と、

命終えるまで

日々何かを積み重ねていくのは

楽しいわ。


というわけで、ささやかながら、

本日もやりたいこと

いろいろある紫苑でした。


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みなさまの補正いろいろ。

2018-01-17 18:01:24 | 着物のいろは・おさらい

 

先の

きもの「補正する?しない?」では、

みなさまから、「なるほど!」な補正法を

お寄せいただきました。

 

胸のある人、ない人、

ウエスト周りの肉付き、ある人ない人、

体型は人それぞれ、それゆえ、

「補正する?しない?」も、人それぞれ。



だれにでも合う補正はないとして、

同じような体型の方はほかの人が

どうしているのか気になる、

とても参考になりました。

独り占めするのは惜しいので、

寄せられたコメントを

アップさせていただきますね。

 

サラシ1本でブラと汗取り代わりにしています。

(冬はプットオンブラにウエスト周りだけサラシ)
若い頃とは違って脂肪が柔らかくなってきてるので
サラシで押さえてる感じです。
補正ってガッチガチにしなくていいと

思いますが、ある程度は補わないと

着崩れしやすいですよね。

 

 

 

胸のところにンドタオルをお絞りのように巻いて

晒しで抑えてます。

ヒップは段々垂れてきて

お太鼓の垂れの位置が凹むので、

ヒップパットを使ってます。

後は姿勢に気を付けてに肩甲骨を寄せて、

顎を引くようにしています。

今はこれだけ出来ますが、

八十代だと、補正は無理です。

篠田桃紅さんみたいに

グサッとカッコ良く着て見たいと思ってます。

姿勢に気を付けるだけでも着姿

変わりますよね、紫苑も実感しています)



さま、お奨めの補正下着。


 

「「自分でできるきものお手入れ」(世界文化社)

この本、とても便利です。

結城紬を自分で洗ったお話」


「~~長い晒しを広げて洗うのも干すのも、

折って巻くのも大変。

ぐるぐる巻くと、たしかに「バン!」と

着姿は決まりますが、

楚々とした雰囲気はなくなりますよね」



そこでこの女優さんたちにも人気という補正下着を

作ったそうですが、作るの大変だったとか。

拝見すると確かに~~、作るの大変そう。


 

 

私紫苑は胸もないので、この補正下着を作るより、

前にご紹介したカンタン補正下着で十分。

それ以上に、

化粧用コットンを晒にくるんだもので十分。


 これ便利です。すぐにできるし。


タオルでもいいのですが、

やはり柔らかさが違う。

ふんわりと自然。

それさえ、あまりしないのですけどね。



それからKさん、補正はこのようにします。


 「七緒」より。


胸とウエスト周り、みぞおちでですね。

 でもKさんは胸の補正する必要ないと思います。


石田節子さんの着付けのように、

最初から補正はしないという

着付けもあり、最近は補正しない方

増えてますね。


こちらはNHKBSで放送中の

「平成細雪」

皆さま、補正しっかりしています。


もう一つ、



 

映画「細雪」より。借り写真です。

 

こちらはおなじみ映画「細雪」。

こちらのほうが自然ですね。

補正少な目だと思います。

補正しなきゃいけないと思っている方、

いらっしゃるようですが、

どちらにせよ、好き好きということで、

隙のない着姿が好き、

自然が好きと、

こちらもそれぞれ、ということでした。



コメントくださった方々、

ありがとうございました。

教えていただくことの多い紫苑です。

これからもよろしくお願いします。


にもかかわらず

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友人と打ち合わせ~~朱鷺色紬&

2018-01-16 18:17:32 | きものコーディネイト

 

久しぶりな友人と近況報告を兼ねて

ランチち合わせ。


外ではしっかりお肉を食べます。

 

着用はまずは朱鷺色ぼかし紬。

これに何を合わせようか~~。

しかし、先の同系色コーディを試した頃から、

無地感覚のきものって、どんな帯でも合うと

思ったせいか、コーディの幅がぐっと広がりました。


で、最初は、気にいってはいるものの、

色がおとなしくてなかなか

使う機会のなかった花唐草の帯。


襦袢も更紗系。

作り帯だからすぐに付けられる。


 

着物着たときには、せっかくだから、

時間が許すときには、帯やら帯揚げ、

帯締めなどなど

いろいろ試してみることにしました。

 

イカット帯。木綿です。


綿帯って一部を除いてなぜか

夏しか使ってなかった。

もったいないよね。


どちらにしようかと迷ったけど、

どちらをチョイスしてもあまり変わりはない~~。

まあ、一応仕事であるからして茶系を。


 

 

こちらを選べばあちらが気になる~~。

このところ、読書にはまっていたから、

着物より本、という気持ちだったけど、

やはり着物着ると、気持ちがしゃんとするね。

若返ったような気がする。

これもきもの効果だね。

気がする、これ大事~~。


スイーツは家でも外でも必需品。

 

 

ということで、着物はやはりいいなあ、

と再・再・再~~(永遠に続く~?)

再認識の紫苑でした。


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三代続く分限なし、貧乏なし~「砂屋お峰」にみる衣装比べ

2018-01-15 11:52:04 | きものの本&本

 

先の「商いは偽りかきもの~きもの業界の内側」

有吉佐和子「真砂屋お峰」(中央公論社)、

すっ飛ばしたものの、

あまりに面白いので、ご紹介。


 

この本は、江戸時代の「奢侈禁止令」で、

あまりのきもの道楽のため、

江戸追放になった町人の妻

もとになっていますが、

ただの贅沢好きの女性では面白みがないと

思ったのか、

著者は、前半は、成功した商人の

商いのやり方を綿々とつづっています。

私は、「贅沢をし尽くした女のその後」を

知りたくて(笑)、読み始めたのですが、

これだけにとどまらず。

 

成功する商人とは~~、とにかく「倹約第一

本当の金持ちは贅沢しないという例。

目立たず、地道に~~。


その有様が具体的、かつ実用的に描かれている上、

そんじょそこらの江戸学以上に

江戸のあれこれに詳しくて、

さすがは有吉さまだわあ。

 

江戸の火事が経済だけではなく、人の性格

生き方を大きく左右させる事情とか、

歌舞伎役者のそれこそ内部事情とか~。

 

で、節約に節約を重ねて莫大な富を得た真砂屋、

ある事情から、

一人娘のお峰はその莫大を使い果たそうと、

きもの買いに走るのですね。


「きものどこで着る、誰に見せる。衣装比べ」

江戸時代の衣装比べについてはこちらの拙ブログで。

 

で、ここでは、お峰が着用したきものをご紹介。


地味を粋とする江戸だけに、基本は結城紬。

それを木綿と思わせる手法が

よく知られているけど、

唐織りの帯を芯にして!!木綿でくるんだり。

重そう!


結城のなかでも「貫紬」とは、経に木綿糸、

緯糸が絹というもの。

琴紬。琴の糸をほぐして織りなおしたものだとか。

琴糸って絹でできていたのね。


それに象牙の櫛を台にして漆に金粉を混ぜると、

安物」にそっくりになる!とか。

結城を薩摩に持っていって、

結城の薩摩絣を作らせるとか。

いやあ、すごいね。

裏勝りってヤツの極みですね。


で、タイトルの「三代続く分限、貧乏なし

は悪徳質屋がお峰にいう言葉で、

これが莫大な財産をきもの道楽に使う

動機にもなっている。


確かに、貧乏な人が頑張って金持ちになると、

その息子の気が緩み、道楽をして身上つぶす。

その繰り返しなのは、今の二世を見ても、

私の周りでも起きている現象よ。


今、分限の方々ご用心、

そして貧しい方々~~。


とまあ、あれやこれやと

長くなってしまいました。

脳活のためにも書いているので、

文字多くていやだわという方は

すっ飛ばしてね。


それにしても有吉さんの本、

情報量多いわあ。

 

次は「三婆」かしらん。

 

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菊地信子さんの更紗展への誘い/着物のお手入れも同時開催

2018-01-14 11:55:59 | きものでお出かけ

 

追加情報です。

 

更紗といえば菊地信子さんと言われるほど、

更紗のコレクションで知られた方です。

 

この方の貴重なコレクション展示会が

行われます。


 

ブログに、この方の着物をアップしたところ

光栄にもお孫さんからコメントをいただき、

今回展示会が開かれるとお知らせくださいました。


歩く美術館・菊地信子さんの更紗きもの」

 

初めて拝見したのは雑誌「クロワッサン」

小宮康孝氏の江戸小紋に半襟と飾り襟に

更紗を使って。


タイトルには

アンティーク更紗を存分に楽しみ、

遊び尽くしてきたからこその江戸小紋

とあります。

いや、ほんと、前のブログの写真では

まさに更紗尽くし。


 

展示会は、中野の沼袋「シルクラブ」という

素晴らしいきもの屋さんで行われます。

1月19日(金)から24日(水)までです。


わがきもの仲間、個別にお誘いしようかと

思いましたが、

更紗に興味があるかどかも不明の上、

場所が高田馬場から西武新宿線で7分の沼袋、

少し離れているので、拙ブログにてお誘い。

 

 

こんな風に、一人ではチト入りにくい

素敵な日本家屋なのです。

シルクラブ

菊地信子展~~世界の古裂で着物を遊ぶ」



お店は広い敷地で、

なかにはカフェもあると聞きました。

こういう場所にはなかなか行く機会もないので、

ご興味のある方はぜひお出かけください。

 

わたくしは19日の行く予定です。

ご一緒してくださる方がいれば~~、

内緒コメントでご連絡ください。

高級きものクラブの貴重なコレクション、

一人より二人~~のほうが心強い~~。

もちろん一人でも行きますよ。

「着物まわりのお手入れ」でおなじみの

高橋和江さんのお手入れイベントも

同時開催です。

プロが教える長襦袢の洗い方」

拙ブログでも。

どちらも予約不要。

ゆえにドタキャンOKです。


 

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葡萄色無地紬で5パターンコーディ

2018-01-13 11:13:04 | おしゃれのルール

 

友人との集まりがありました。

夕方お出かけで時間があったので、

きものを着たついでにいろんなパターンを

試してみました。


無地紬は、ちょっと間違うと

仲居さんになってしまうので

用心が必要ですが、

色遣いを工夫すると

それこそ無限に?何通りものコーディを

楽しめます。


まずは木綿帯で。

 

半襟は先の絞り紬と同じ浅葱ドットです。


木綿カラフル帯。

これだけだと沈むので、

帯揚げに反対色の鮮やかなブルーを。

長襦袢をカットしたものです。


 

後ろもカジュアルに銀座結び。

 

着た順番は違いますが、

次は半襟を変えて。

ベージュに黒系グレーの矢羽根。

黒系半襟はあまりしないのですが、

ある方に刺激されて。


少し粋になりますね。


そこで帯は博多を。

帯揚げに山吹の紅型の布を。



そして、実際のお出かけは、

葡萄色同系色に抽象模様の花。


帯揚げは鮮やかな瑠璃と黒のツートン。

写真では黒は見えていませんが。


後ろです。

 

 この日は三パターンですが、

前に同じ紬で反対色コーディ。


反対色コーディはメリハリ効果で元気に。

 

帯揚げは山吹・

笹の紅型帯で愚息と銀座」

→四年も経っている!

 

もう一つのコーディ。

お茶のときかな?

少し品よく~~?


というわけで、無地系、あるいは無地に近い着物

一着あれば、いくつものコーディが楽しめるわけで。

着物一着に帯3本ならぬ

帯5本パターンでした。

 

それにしても元気になったものだわ。

 着付けが楽になったこともあるけど。

 一日にあれこれ三回ーディ。

 その上お出かけ!

 老いてますます盛ん?

 

出かけに外で撮ったものの、顔が凍ってる

では行ってきます。

それにしても寒いなあ。

 

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商いは「詐か」~~きもの業界の内側

2018-01-12 11:50:48 | きものの本&本

 

「商は偽(いつわり)なり」

とは高田郁さんの「あきない世伝傳金と銀」

(角川春樹事務所)の幸の父親の言葉ですが、

成人式の「晴れ着トラブル」を見ると、

そうなのかあ、と思ってしまいます。

一生に一度の成人式の日に店がお休み。

着られない人が続出するとは

なんということ!!


 

このお店、もともとは別の

ビジネスをやっていたけど、

振袖は「利益が大きい」と乗り換えたとか。

ところがそうはいかなかった、

はれの日は正月、成人式、卒業式とそれほど

ないのに、店舗をいくつも抱えて

従業員の給料まで払うとなるとねえ。


そんなこんなで年末から読んでいた

きもの本、にわかにビジネス面での描写が気になり

取り上げてみました。


 

着物をめぐる物語」(林真理子著・新潮社)では

きものにかかわる業界。

歌舞伎、銀座のバー、

芸者、箱屋など業界の裏、

と言うと語弊があるけど、内側を

林さんらしくきれい事ではなく

描いてある、きもの好きには必読の本かも。


きもののお店をやっている女性が顧客と

旅行に行った際、友達のようなつもりで

同行したのに、「荷物持ち」のように扱われ、

「どれほど親しくなっても、あの方たちは

私を出入りの商人しか思っていなかった」と

悔しい思いをして、

「こういう女たちとつきあっていくのだと思うと

ほとほと疲れる~~」。

そうかあ、当然だと思うけど。

だって仕事だもの。


きものに、特に高価なきものを購入する方々は

「どこか人を見下ろしている」など

と言っておりますよ。


それでもきものを間においての

女同士の話にはキリがないなど、

うなづけます。

「着物と女の蜜月を描いた物語」

前にも読んでいますが。

 

で、もう一つは小川糸さんの

「喋々喃々」(ポプラ社)。

アンティーク屋を営む栞さんの恋、

それも不倫のお話ですね。

だからタイトルの「喋々喃々」の意味は

「男女が小声で楽しそうにしゃべるさま」

 

この際、不倫や恋愛の話は飛ばして、

アンティーク業界の話に絞りたいが、

あまり情報がなくて、

「仕入れ値の何割かを上乗せすればいい

というものではなく==」

そうなんですね、はい、

「手放すのが惜しいきものは

少し高めの値段をつける」

そうなんですね、


愛する春一郎さんに

「ネット通販すれば。協力するよ」

と勧められても、

「直接手渡したいから~」

とやんわり断ると

「商売っ気がないなあ」

この小説のモデルのアンティークショップは

「otesio」というお店なのが

よく知られていますね。

七二候を教えてくれる本」

 

このところ、商いというよりビジネスは

急成長、どんどん拡大する、しないと

すぐに衰退とか言われるけど、

まあ、そんなビジネスには興味もないけど、

お呼びもないわけで、

「好きなことを仕事」にしている場合は

食べていければ幸い」くらいのほうが

いいんじゃないかなあ~~、

食べるにもレベルがあるけど、

最低限、「好き」は大切。

どんな仕事でも好きで携わっている方は

信頼が置けるわ。


はれの日の方、

きものが特に好きではなかったのね、


というわけで、

有吉さんの、こんな本まで紹介する時間が

なくなってしまいました。

再読、再再読、もう面白くて。


本にはいろんな要素がつまっているから、

好きな本は何度も楽しめる。

「喋々喃々」も根津、浅草近辺の名所紹介にも

なっているしね。

 

というわけで、「あきない世傳」の幸ちゃん、

その後どうなったかしらん。

「あきないは偽り」との考えから脱したかな。

こちらも気になる、早速取り寄せよう。

気になる他人のお仕事~あきない世傳」


 

フリマの件、ご賛同ありがとうございます。

 みなさまの温かい応援のお陰で

いろんなことに,どんどん積極的に

 なっている紫苑です。

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「たんすの着物」を整理する・七緒と拙者

2018-01-10 11:56:56 | きもの新陳代謝

 

 

おかげさまで身体の痛みもとれて、

ハレてお片付け、ならぬ

お片付けの特集に目を通す~~。

「たんすの着物を整理する」との

七緒45号のお役立ち情報です。

 

 

 

洋服好き、きもの好きの人には、

「整理」「お片付け」特集の好きな人が多いですね。

好きゆえに持ちすぎて、

整理、お片付けに困る。

 

好きではないものは、

単純にどんどん手放せるのに、

好きなモノには思いが残る?

だから「捨てる」にもさまざまな理由、

理屈がいる。

人の気持ちとはメンドウなものです。

 

で、特集は「きもの」とはありますが、

基本的には洋服などすべてのモノの片付けと同じ。

持っているモノをすべて出して、吟味。

高価だったから、いつか着られる、などで

躊躇うのは厳禁。

サイズが合わないものは✖。

しかし、ここは洋服と違うところですが、

お直ししても着たいものは残す~~などなど。

 

 

 

基本的に、洋服やきものなど身に付けるものは

それほどの数は必要ない。

これは着物にハマると、

私の場合、洋服どんどん処分、

どんどん減っていくのでも明らか。

それで別に困らないわけで。


ただ同じ洋服だと飽きる、楽しくない~~。

この「飽きる」「楽しくない」を

どれだけ許容できるかだけ。

特に着物は数着持っていれば十分。


一着だって十分。いや持ってなくても~~?

 

ファッションとはつまるところ

 

生活のエンターテインメント。

色どり~~。

 

きものは特にね、

ただ親の着物、あの時の着物と思い出やらの

思いが絡みつく。

アイデンティティが絡んでいるので、

始末に難儀する。

着物は「形代」(人の魂のこもったもの)

というぐらいですものね。


マイケースは試行錯誤の末、

親からの大事なきものや

入手困難なきものは遺す。

あとはきもの新陳代謝。


で、今回の「七緒」の特集がお役立ちなのは、

「手放し調査隊」と称して、一歩踏み込んで、

どこにどう手放すかを詳しく調べていること。

これは貴重です。

 

 

たんす屋、ながもち屋、きらく屋などおなじみの

きものリサイクルショップ。

オークションでおなじみのシンエイ、

趣味性の高い某アンティークショップでは

断られ~~と、実際にお店を回って調査。


しかし、現実はなかなかにキビシイようね。

2万円でゲットした帯を同じ店に持っていっても、

1500円にしかならなかったとか~~。

マイケースも参考にしてね。

きもの査定・驚きの査定額」

→戻してもらったんだけどね。

 「わが家に買い取り屋さんがやってきた」

→基本的に家に尋ねてくる買い取り屋には

用心が必要だそうです。


当然ながら、

受ける側は商売、店も構えなきゃならないし、

売るにも手間がかかる。


売る側は思いさえこもってなきゃ

どんどん手放せる。

しかしこの「思い」というヤツがやっかいで。



だから同じ手放すなら、少しは自分の思いを

受け止めてくれる人に渡したいよね。

友達にあげる、着てもらえると思えば

躊躇なく手放せる~~。


そこで、いつか遊びがてらフリマなど

やってみたい。

持っているきもの交換とか、見せっことかでも、

何度かやっているうちに、人が集まるかも、よ。

興味のある方は内緒コメントでまずは

ご一報を。

すぐにとはいかないけど、

企画いたしませう。


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シニア・足や肩が痛い~その日の痛みは次の日にほぐす

2018-01-09 17:13:16 | シニア

 

久しぶりにゆっくり針仕事をする時間ができて

嬉しいわあ。

と日がな一日座り仕事、

案の定、立つときに脚が痛い、肩が凝ってる。


襦袢直しやら、着物の幅直しやら~~。


その痛みも、若い頃と違って、少し動かせば

治るというものではなく、

結構、筋肉凝り固まっている、

筋違いしてるみたいな痛さだわあ。


作業の最中に、食事やトイレで立ったときには、

ストレッチ、寝る前にもストレッチするのだけど、

寝て起きたら、もっと痛い~~


う~~ん、これが年を取るってことなのね。

 

 

で、この筋肉痛や肩の凝り、放っておくと、

そのままフリーズしそうで怖い。

とにかく、ほぐすために、動く、動く。

痛いところは自力でマッサージ、

撫でたり、叩いたり。

幸い、本日は4月上旬の温かさだとか、

寒い時にはできない掃除やらで身体を動かす。

そんなこんなで、若い頃にはできた

「その日の痛みはその日にほぐす」が

できない~~(汗)。

で、次の日に必ずほぐす。


もう、一日だけでは「ほぐせない」

「痛みが取れない」身体なのね。


でも、これをやっておかないと、

どんどん痛みや凝りが溜まって、

六十肩?七十肩になっていく、に違いない。


不思議なことに階段の上り下りなど、

身体を動かしたときには筋肉痛は起きない。

むしろ座り仕事のほうが筋肉フリーズして

痛い~~。

身体って動かすより

座り仕事のほうが重労働なのかも。



先日のNHKスペシャルで放送していた

骨が作り出す若返り物質」なる番組によると、

身体は動かせば動かすほど、

この個体は活発に動いているな。

よ~し、ではサバイバルさせてやろう」と

若返り物資が出るのだとか。


 


ソックスの代わりに足袋。

これが「あったかいんだから~~」


パソコン作業など、

現代社会?動いてばかりはいられないけど、

甘いモノのあとには辛いものが

欲しくなるのと同じで

(同じか~~??)

手仕事のあとには、身体仕事しなきゃ、ね。

というわけで、理論的には?

明日は正常に戻っている、はず~~。

 

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