閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

フライバイ

2016-02-20 07:34:13 | 閃き
3月5日(アメリカ時間)頃に2013TX68という小惑星が地球すれすれに飛んでくる可能性があると報じた

この小惑星の大きさは推定で30km、2013年にロシアで爆発したものの1.5倍に相当する

思い起こせば、この時の衝撃は記憶に残っている

大気圏に突入した際、大爆発を起こした為に粉々になり被害が最小限で済んだと報じられたが、爆風を受けて1000人程が負傷した

オカルト好きな妻や長女はたまたま爆発時の映像を記録したものに、何やら高速で小惑星に向かって行くものがありそれによって爆発したのだと言う

それは地球外からのもので、地球を救うべくして行った行為であるとも言う

さながらウルトラマンかスーパーマンなどのヒーローのお陰といったところであろうか

しかし、今回の小惑星はどうなるのであろうか


報道によれば小惑星は地球から1400万kmから1万7000kmの範囲で近づくという

1400万kmとは月までの距離の35倍、1万7000kmとは静止軌道衛星の半分の距離だという

1400万kmならまだしも、1万7000kmは近すぎる感じがするが、どちらにしても地球にぶつからない軌道であることは間違いとのことである

何故、こんなに推定距離が曖昧かというと小惑星が接近してくる時の軌道を測定して地球との関係を割り出すのだが、生憎地球と太陽の間に入ってしまった為に詳しい測定が出来なかったそうな

それでも地球にぶつからないと言うのだから安心なのだと考えている

優秀な科学者達なのだから見落としていないと思うが、月にもぶつからない軌道なのであろう

小惑星が月に衝突しただけでも地球に大きな影響が出るとの報告もあるので、こちらも心配である

今までに月に小惑星が衝突した事による地球の影響を題材にした小説や映画は無かったので、何処かで企画したら面白いかもしれない


丁度、その頃は長期の出張に出ている予定になっている

旅先から空を眺めてみようかな



上下も利害も無い関係

2016-02-19 07:19:28 | 閃き
昨夜の夕刻、今年の正月に開催した高校の同級会の新旧幹事会が開催された

未だ肌寒い気候の中、仕事の都合が付く者が集うので出席率は6割程度であったが、いつ開催しても同じであろう

冒頭、収支会計報告の発表があり次回幹事の代表(幹事長)と開催日程を協議した

何事も無く無事開催された事もあり、反省らしい事項も無く、唯々懐かしさの余り会話に終始した者が殆どでよろしい結末であったと結論付けた

次回の開催については盆、正月は避けて5月のGWにすることにしたのは、我々の歳頃は子供達が孫を連れて帰省するため出席出来ないとの理由からだ

GWはそうではないかと言えば切りが無い話なのだが、返信はがきに記されたご意見の中にその手のものが目立っていた為に採用となったのだ


協議の後は懇親会である

仕事帰りということもあって車なので酒が飲めないものもいたが仕方の無いこと

それでも会話は盛り上がる

男女バラバラに座ることも無く、男女別れてのお喋りである

隣同士の会話も数人の会話もテーブル毎の会話もあり、話題が飛ぼうがズレようがお構いなしである

誰かが「上下も利害も無い者同士は気楽で楽しい」と言った言葉が印象的だった

確かに同級生はそういった立場に違いない


当時の性格も歳を重ねることで丸くなったり明るくなったりと変化しているので、久し振りなのだが先入観を払拭させられる所も面白さであろうか

1人の立派な大人として培ってきた人格がそれぞれから滲み溢れてくる気がした

互いの身の上話やお定まりの健康に関する話題も何処か新鮮に映るのは、顔は知っているのだが現状は何も知らない相手からなのであろうか

瞬く間に予定時間は終了し、次回開催の時での再会を約束して散会した

ほんの2時間ほどの関係も次回は数年後である

だから、上下も利害も無い関係として継続出来るのだろうと、家路に向かいながら考えた

人の半生

2016-02-18 07:27:24 | 閃き
経済団体の県連会議があり事務局の専務理事と2人で参加することになった

朝、待ち合わせて専務のお車に乗せて頂いて会場へ向かう

片道2時間程の場所にある街の会場まで叔父さん2人のドライブである

専務は私より6歳程先輩である

今まで余りお話しなどしていなかったのだが、会の運営のお話しとか、役員の裏話など専務の方からお話し頂いて会話が弾んだ

以前の職場を定年退職され、その後請われて当会に専務として勤められて6年目になるが若々しい人柄からは同じ年格好にも見える程である

いつしか専務は自分の身の上話を話されていた


専務は家の事情で定時制高校へ働きながら行っていたが成績優秀なので担任の先生から地元出身の大物政治家の書生として東京へ行き大学へ行くことを薦められた

上京し有名大学に見事合格して弁護士を目指して勉学に勤しんだ

しかし、時は安保法案に紛糾した時代、大学生だった彼は否応なく学生運動に巻き込まれて行く

お世話になった政治家によって学生運動から請け出したが弁護士にはなれずやむなく教師として市立女子高校で教鞭を振った

その時、税理士資格の取得を希望し学んでいた為に学校経理の仕事をする様になり、いつしか教員から経理の道に入って行く…

これ以上は詳しくは個人情報に拘わる為差し控えるが、専務の半生を知る事になった

その中で、奥様への愛情や感謝の気持ち、今は報酬よりも仕事のやりがいを重視され、後進への引き継ぎと会の財政を鑑みた身の振り方は中々出来るものでは無いと感心した


毎朝、仏壇にお経をあげ手を合わせる姿勢の中には自分の生きてきた証と言える信念のようなものを見いだしていた

遂に往復の4時間に渡る講演会であったが、私なりに大いに学ぶところがあった

専務はこんな話を他人にしたことは無いと言い、多くの人はこういった話を嫌うと付け加えた

先人のお話を聞くことは未経験の立場からしても疑似体験したことに通じ、今後の参考になるので聞いて損は無いと思っている

聞いた事柄を実践するかどうかは自らの判断であるし、ある岐路に立った時の判断材料の1つとしても重要である


人生の長い時間のほんの4時間、こういった経験をするのも貴重なことだと感じた



インフルエンザ

2016-02-17 07:31:24 | 閃き
今週の月曜日から婿がインフルエンザの疑いで隔離されている

日曜日には風邪を引いたとして市販の薬を飲んでいたが回復しないので病院へ行って診断してもらった

病院の先生は早期なので判明はしないが、薬を飲んでも熱が下がらない場合はインフルエンザの可能性が高いと診断した

従って婿は隔離されることになった

長女に尋ねると、熱はどんどん上がっているからインフルエンザの可能性が高いという

乳飲み子がいるので暫く隔離が続くと話した


日曜日には長女と次女の家族を連れて町のコミュニティーへ出掛けていたが、そんな気配はしなかった

婿は何処でインフルエンザのウィルスを貰ってきたのだと長女に尋ねた

長女は土曜日にゴルフの練習に行った時ではないかと応えたが、ゴルフ練習場は戸外であり、風邪をひいて具合が悪い人は来ないので不思議であった


こんな話を会社の後輩にしてみたら、それは若さの違いだという

ウィルスが感染するのは増殖する為なので、増殖しやすい元気な身体を好む為、年寄りよりは若い人の感染が多いのだという

もっともな気もするが、それが正しいとすればウィルスは人を選ぶ事になり、年老いた私を素通りして若い婿へ向かった事になる

そんな知性と行動力があるとも思えない

人間には免疫とか抗体とかを持っているというが、私は身体が健康で個人が保有する免疫力の差で感染するのではないかと考えている

勿論、専門家ではないので判らないが、昔流行したO-157ウィルスは免疫力が低い年寄りや子供に発症しやすいといっていた記憶があるからである


この時期は三寒四温といって暖かい日と寒い日の気温差が激しいので風邪を引きやすいので、家に帰ると手洗いとうがいを必ず行っている

しっかりと食事をして睡眠は十分取ることも大切な予防法だと考えているし、これらの行動はインフルエンザだけではなく通常の風邪にも有効だとも思っている


インフルエンザに感染してしまえば蔓延を防ぐ為に隔離してしっかり治す必要があることは当然であるが、感染しない用心が出来ているかどうかという点では反省する所がある

毎日の正しい習慣や基礎体力作りなど、振り返れば色々と行える手立てがある事に気付く

婿の事ではなく、私自身の事として捉えていることである


オデッセイ

2016-02-16 07:06:00 | 閃き
休日の1日、妻と映画を観に行った

この所、諸事雑多で中々ゆっくりできる時間が取れないので、ならばと時間を作って行く事にした

映画館はいつもの所、50歳以上の夫婦割引がある映画館で、ショッピングモールやスーパーも併設されている

夕方から約束があったので、早めの時間帯に上映される映画で無ければならない

妻は「オデッセイ」が観たいと言い出した


オデッセイには2Dと3Dがある、どちらも休日はたっぷり上映されていたが、2Dの上映時間の方が早かったので3Dにするという

実は3Dは苦手で、眼鏡を掛けている私には見にくいので目が疲れる

しかし妻には逆らえず、従うことにした


先ず、スーパーで食材を購入し車へ置きに行き、少し早めの昼食を摂る

こういった場所は大変な混雑で昼食を摂るのにも行列に並んで待たねばならないので、早めの空いている時間に取る事にした

朝食をやめてブランチにした事に相まってランチバイキングにしたので結構な量を食べてしまった

昼食を終える頃には行列が出来上がっていた

それから映画開始までの時間は妻と別れて買い物をすることになり、私は本屋へ行って本を買い、待ち合わせ場所のベンチで読書を楽しんだ


いつもの様にドリンクとポップコーンを購入して一足先に映画館の入り口で待つ事にした

チケットとシートはネットで購入済みである

時間ギリギリに妻がやってきて、慌てて場内へ移動した


映画の内容は未だ観ていない方への配慮で触れないでおくが、細かい所が気になる私は幾つも疑問が沸き上がってくる

そんなのは映画のお話しなのでそのままスルーして楽しめば良いのにと妻が具申するが、気性なのて゛仕方ない

結論から言えば、科学者や技術者として観てはいけないと感じた

妻の言うことが正解である


アルマゲドンを観て泣く人についてテレビで論じていたが、私は今回と同じ疑問が次々に沸いてきて感動に至れなかった

映画って素直に観なければダメなのだと熟々感じた

もう一度、ゆっくり観直してみたい映画である