カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

新築いろいろ

2017-05-22 09:33:26 | 熊本地震
 東隣の新築工事が2日くらいで屋根も壁も出来てしまって驚かされたのはもう2ヶ月くらい前のことだった。

 早いものでもう入居者が半分くらいは入居している。

 4月に入って南隣の新築工事が始まったが、こちらは在来工法の木造建築2階建てである。

 先週の金曜日に棟上げとなった。

 
 在来工法といっても、昔の大工さんとは様変わりで金槌の音などあまりしない。

 もっぱらバチンバチンというホッチギスの親方のようなもので床や屋根を張り付けていく。

 まだ屋根材が載っていないから雨だと困るが、幸い好天が続く5月だが最近は予測できない天気になったりするので油断大敵である。

 そういうわけで、とにかく屋根までは急いで工事をしている。

 
 屋根の上を見上げると下張りの合板が三角形で飛び出しているのが見える。

 部材は事前にカットしたものを垂木に留めていくと思っていたら、取り敢えず長方形のまま打ち付けて出っ張った三角の部分は後でまとめてスパッと電動ノコで切ってしまった。

 直ぐ隣りに大工を引退した人が住んでいるが、東隣の組み立てハウスにはただ呆れていたが、南隣の工法も興味があるらしく日に何度も腕組みして見上げている。

 南隣は、年老いた夫婦と同居しているが、地震の前まではその老夫婦が建てた昔の大きな家に娘夫婦が同居しているという形をとっていた。

 大きな材木を使い、鬼瓦だのシャチホコだのが瓦屋根に鎮座する老夫婦自慢の和風建築だった。

 若いときは屋根の上などで作業をしたこともあったらしく、10年くらい前までは屋根の補修に自分で昇ったりする姿を見かけたものだが、最近は地面を歩くのさえ杖がないと足もが覚束ない。

 今度の新築は、娘夫婦によるもので、棟上げを見上げる老夫婦の姿には名状しがたいものが窺えた。

 つまり復旧復興に向けて極めて早く立ち上がった2軒の家の新築工事は近所の人々や、はては通行人に至るまでが注目して見上げているのである。

 ついでに築24年の我が家も見比べながら通っていく。

 「どうしてこの家は立っていられたのだろう」という顔をして。

 
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コメント
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