カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

熊本地震の水平地動変位グラフを見た

2017-08-19 09:04:33 | 熊本地震
 昨日図書館の本を返しに行ったら休館日だった。

 私が「ありゃ~」と言うのと、生涯学習課の女子職員が部屋から出てきたのが同時だった。

 「そうなんですよ。今日は休館日なんですよ。その本は私が預かって返しておきますから・・」と預かってくれた。

 世の中はまだまだ捨てたもんではない。

 親切な人は沢山いるのだ。

 地震で役場が被災し、各部署はあちこちの建物に分散していたがこの春仮庁舎が完成してほぼ同一場所に移動した。

 たが教育委員会と生涯学習課は図書館併設で、避難所にもなっていた情報交流センターにそのまま残っている。

 なぜかしら以前の役場に所在していた頃から、ここの職員は皆親切で、対応が優しいのだ。

 交流センターのロビー展示スペースには宮崎県の延岡の子供達の震災への励ましの絵や手紙が沢山展示されていた。

 展示物をながめながらパネルの裏へ廻ると、床に広いビニールで覆われた紙が広げられていた。

 
 (床の展示物)

 「2016年熊本地震時の益城町宮園における水平地動変位」という極めて大きな展示物である。

 グラフから東西方向には1.5メートルくらい、南北方向には50センチくらい地面が動いたことが分かる。

 時間と共にカーブを描いており最後はゴチャゴチャと小刻みに揺れている。

 我が家の家具の倒れ方と地動変位の方向は一致している。

 この宮園周辺は新たに発見された3本の断層が入り込む地域で倒壊家屋も非常に多かった。

 我が家は一番北側に位置する断層の末端からやや北にズレたところに立っている。

 微妙な地盤の変化や、新耐震基準以降の家だったことによって倒壊から免れたのかも知れない。

 展示スペースには隣の「西原村」の水平地動変位のグラフも展示されていたが、こちらは2メートル以上変位していた。

 珍しい展示物だし、とても参考になる資料だと思うので出来れば展示場所や要領を検討して欲しい。

 

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コメント
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