昨年の暮れに熊本で方言川柳大会が催された。
青森の渋谷伯龍氏の提案で実現したのだが、それ以前に震災で被災した仮設団地等に数千個の林檎が送られていて、私も林檎を頂いた一人である。
当日は出席できず、投句だけで済ませていたのだが、その際投句者も含め全員の句に絵を添えた色紙を持参されていたらしい。
句会では特に選ばれたりするような句でもなく、出席もしていないので色紙を頂くこともなかったのだが、所属する吟社に保管されていて、たまたま柳誌の校正作業の後思い出した吟社の会長から頂くことになった。
自分の句も挿画を施した色紙になると、句の善し悪しは別としてなかなか良い。
確か課題は「もっこす」で、頑固・一徹・融通の利かないとう人物を評して「肥後もっこす」と称される熊本ではお馴染みの人物像である。
この大会の選者は肥後狂句の方が担当されているが、肥後狂句はお題の上五を笠といいこれに七・五を方言を使いながら句にまとめるというルールがある。
個人的には課題を読み込まないで課題を表現するということに気を使ってきたので、肥後狂句と方言川柳の違いには多少戸惑うところもあった。
しかし、関西の人の句によく見られる全国的に通用するやさしい言い回しの関西弁の使用法は参考になると思う。
青森と熊本、方言も列島中心部から離れるほど独特の響きを帯びてくる。
ただ、標準語の印籠にひれ伏して忘れ去っていいものでもなさそうだ。
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青森の渋谷伯龍氏の提案で実現したのだが、それ以前に震災で被災した仮設団地等に数千個の林檎が送られていて、私も林檎を頂いた一人である。
当日は出席できず、投句だけで済ませていたのだが、その際投句者も含め全員の句に絵を添えた色紙を持参されていたらしい。
句会では特に選ばれたりするような句でもなく、出席もしていないので色紙を頂くこともなかったのだが、所属する吟社に保管されていて、たまたま柳誌の校正作業の後思い出した吟社の会長から頂くことになった。
自分の句も挿画を施した色紙になると、句の善し悪しは別としてなかなか良い。
確か課題は「もっこす」で、頑固・一徹・融通の利かないとう人物を評して「肥後もっこす」と称される熊本ではお馴染みの人物像である。
この大会の選者は肥後狂句の方が担当されているが、肥後狂句はお題の上五を笠といいこれに七・五を方言を使いながら句にまとめるというルールがある。
個人的には課題を読み込まないで課題を表現するということに気を使ってきたので、肥後狂句と方言川柳の違いには多少戸惑うところもあった。
しかし、関西の人の句によく見られる全国的に通用するやさしい言い回しの関西弁の使用法は参考になると思う。
青森と熊本、方言も列島中心部から離れるほど独特の響きを帯びてくる。
ただ、標準語の印籠にひれ伏して忘れ去っていいものでもなさそうだ。
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