goo blog サービス終了のお知らせ 

カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

御船町の恐竜博物館

2017-09-01 15:25:22 | おでかけ
 我が益城町の隣りの御船町には恐竜博物館がある。

 益城町との境界付近の山中にしばしば化石が発見される地域があって、小学生が見つけた化石が肉食恐竜の歯の化石であったことから、福井県のフクイリュウと共にミフネリュウとして全国に知られるようになった。

 発見される化石の数も多くなり近年恐竜博物館としてオープンした。

 
 (常設展示物)

 近いのでいつでも行けると思っているうち何年か経ってしまった。

 今回アメリカのモンタナ州立大学付属ロッキー博物館が所蔵する恐竜化石が展示されるというので出かけてみた。

 
 
 
 (ロッキー博物館の展示物の一部)

 夏休み最後の日であったが、泥棒を捕まえて縄を綯う組か、研究熱心なのか、はたまた恐竜マニアなのかそれなりに賑わっていた。

 たぶん夏休みの最盛期の頃はもっと賑わっていただろうが。

 1週間ほど前の新聞に同じ地域の山中から数年前に発見され、日本国内初の有袋類の祖先の歯の化石と鑑定されたという記事が掲載されていた。

 

 発見者は益城町の人で、定年後も化石探索に情熱を傾けている。

 化石がありそうな石を探して、ハンマーでコンコンと割ってみて中から桃太郎ならぬ恐竜の卵でも出てきたらそれは夢だろうが、そこまでいかなくとも、何やら怪しげな文様でも出てくれば素人ゆえに夢も広がろうというものだ。

 博物館の作業を見せてもらったが、採取して持ち帰った岩の欠片を顕微鏡を覗きながら小さなドリルでそれこそ微小な物体の周りの石を削っていた。

 発見された小さな化石の欠片に意味を見いだすには相当の努力と分析研究の期間が必要なのだろう。

 壮大な歴史絵巻の謎解きには地味で細心な作業がセットになっている。

 
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする