カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

本を読むということ

2017-09-28 13:34:13 | 本と雑誌
 昨今のマイブームは「詩」を読むこと。

 「今更」だの「今頃かよ」とかいう声が聞こえそうだが、詩集の本の厚さが丁度良い。

 
 「世界は一冊の本」(長田弘) 「素直な疑問符」(吉野弘)

 どっちも「弘」でこんがらかりそうになる。

 読み終わったらさっと返して、次をさっと借りてくる。

 
 「夜空はいつでも最高密度の青色だ」(最果タヒ)「花と木のうた」(吉野弘)「わたくしたちの成就」(茨木のり子)

 で、これも読み終わったらサッと返す。

 よっぽど気になったフレーズでもあれば、ちょっとメモしておく。

 詩などというものは、乱読・多読ではまずいのではないかと、少々気にはなるがエイヤッとやり過ごす。

 同じ作者の同じ作品が、出版の時期や編集によって沢山ダブっていたりするので、同じ作品に何度も出会うこともある。

 乱読・多読でやり過ごすつもりでも、妙に引っ掛かるフレーズがまるまる記憶に残ってしまう作品もある。

 最近気になっているのは、物忘れが激しいことだ。

 新聞も本も詩もどんどん読むがさっさと忘れる。

 多分老化した脳の処理能力を超えているに違いないのだが、割り切ることにしたのだ。

 本でも詩でも、読んでいる間は没入したり感動したり出来るわけで、その瞬間を大事にするしかないな、と、割り切るのだ。

 作者もまさか、その内容くらい覚えていて下さいよ、等とは思っていない筈だし・・。

 そしていつかは、お気に入りの数冊を手元に置いて、ずっと繰り返して読むばかりの毎日を送るのだ。

 「未来とは末路の中にある時間」

 
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