カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

ちょっと南阿蘇へ

2017-09-02 11:06:45 | おでかけ
 知人からもらった粕漬けがとても美味しくて、造ってみたいと相方が言い出した。

 随分と以前の話だが、南阿蘇に出かけての帰り道に甘酒にする目的で酒粕を買って帰ったことを思い出した。

 阿蘇まで酒粕を買いに出かけることになった。

 熊本地震で国道57号線と南阿蘇へ伸びる国道325号線を繋いでいた阿蘇大橋が崩落し、代替の2ルートはかなりの回り道になっていたのだが、直ぐ下流にある長陽大橋などが応急復旧して通れるようになった。

 南阿蘇へのアクセスは格段に向上したのだが、その復旧した橋を見てみたいというのが第2の目的だった。

 応急復旧した橋はその機能を発揮していて交通量も増えていたが、その辺り一帯は駐停車禁止で写真などに収めることはできなかった。

 高森町で酒粕を買ったことのある酒屋を訪ねたら、今はもう無いと言って蔵元を教えてくれた。

 
 (高森町の山村酒造)

 冬場は相当に冷え込む南阿蘇で江戸時代から創業している造り酒屋で、「霊山」という酒を造っている。

 現在の蔵は江戸時代のものだそうで、一部はギャラリーとしても開放されている。

 残念ながらもう売り切れてしまっていた。

 7月の初め頃までなら残っていたのだがと、気の毒そうな顔をされた。

 第一の目的が達成されなかったので、帰りはコースを替えて俵山トンネルコースの途中にある第三の目的に切り替えた。

 
 (萌の里から見上げた空)

 第三の目的は「萌の里」で、食事と産地の野菜や地域の産品を買って帰ることだった。

 このコースは橋梁部分が地震によって大きな被害を受けたため橋を迂回するコースが設定されている。

 曲がりくねってアップダウンの激しい迂回路で、かつての通行量は回復していない。

 季節ごとに花が植えられていた一帯もまだ整備されるには至っていない。

 しかし人工的なものはさておき、本来の自然豊かな風景は以前のままに目の前に展開している。

 やさしい緑に覆われた後ろの山の上には、絵に描いたような雲がぽっかり浮かんでいた。

 やがてススキも風になびいて波のようにうねる季節になるだろう。

 「昨日とは違うと気づく今日の風」

 
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コメント
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