ここ1年前くらい前から、家の近くでパトカーのサイレンの音をしばしば聞いていた。
どうやら、横断歩道の歩行者保護違反を取り締まっているらしい。
効果は絶大で、しつこくやっているうちに車の停車が格段に良くなった。
近くに学校はあるし、まことに結構な話ではある。
実は、農道でもかなり以前に同じようなことが起っていた。
(農道対農道の交差点)
久しぶりにこの辺りを歩いていて、以前のことを思い出したのだ。
この直線の極めて見通しの良い交差点で、衝突事故が頻発していた時期がある。
交差する道路の一方には、一時停止の標識が立っている。
この一時停止違反を取り締まるパトカーが、畑の陰からしつこく監視していた時期があった。
やがて効果が現れ、比較的一時停止は履行されるようになり、今では一時停止の癖がついて、停止しない車が珍しいほど。
しかし私もその後に、一度だけヒヤッとした事がある。
見通しが良い交差点なので、ずっと手前から左右の車が無いのは判っていた。
それでも癖になっていたので一時停止したら、直後に目の前を軽トラが横切って走り去ったのだ。
これにはビックリ仰天!
どこから現れたのだ??だった。
車の左フロントの死角部分で、左方から走ってくる軽トラの速度と、私の車の速度が一致して完全に視界から車は見えなかったのだ。
あの時ほど、一時停止の癖がついていて良かったと思ったことはなかった。
見通しの良い信号のない交差点で事故が多い原因の一つに、この死角に起因する事故も多いのではあるまいか。
年末を迎え、急ぐ必要のない私たちでさえ何となく気ぜわしくなってくる。
ここはひとつ、残り少ない紅葉でも愛でて、出来るだけ落ち着き初心に返って運転したいものである。
折角の貴重なヒヤッと体験なので、ご披露しつつ己も肝に銘じておきたいと思っている。
「AIが性善説に異を唱え」・・・しろ猫