年賀状のシーズンはとっくに来ているのだが、毎年グズグズする。
3日ほど前に、やっと重い腰を上げた。
現役の頃には、今の三倍くらいの年賀状を苦も無く出していたのが嘘のよう。
今年をもって年賀状によるご挨拶は失礼する旨の文言を追加したものがかなりある。
去年も同一の文言で減らしたものもあって、来年以降は更に減らす予定である。
自分ながら「終活の一環として・・云々」などと、よく言うわと思う。
ただ、同僚以下にはこの方法もアリだろうが、上司やお世話になった方々にはチト拙い。
妙案を考えねば、などと思いつつ印刷していたら、インク切れの表示が出た。
プリンターは昨年故障して、修理に持って行ったら修理代に後少しの追加で新型が手に入ると聞いて心が揺らいだ。
確かに以前のより、性能が良くなって価格が安い、とうとう買い換えた。
ところが、インクが高い。
どうもインクや、消耗品類で元を取ろうという魂胆か。
仕方がないので、印刷を一時中止して、プリンターを購入した量販店に向かう。
インクは格安の類似品もあるが、過去に一度不具合が生じて懲りたので、高くても純正を買う。
印刷した後は、ちょっとした近況などを手書きで書き添えるため、空白をあらかじめ設定しておく。
その時だけは、相手の顔を思い描きながら書く。
この作業の一瞬と、元旦以降に配達される年賀状の先出人名を見る瞬間のみ、相手を偲ぶことになる。
少し空しい心持ちになったりしながら・・。
「今更に天に恥じ入ることばかり」・・・しろ猫