菊池渓谷に日帰りの避暑に出かけた。
県下でも名だたる、水の美しさと涼しいところ。
夏は涼を求め、秋は紅葉を求めてほぼ毎年一回以上は訪れる。
▲(渓谷の入り口の橋)
菊池川に4箇所ほどある水力発電所の取水口の一つが、この橋の下流にある。
▲(谷間のユリ)
例年、駐車場から入口付近の沿道に咲いているが、今年は対岸の崖の途中でしか見ることが出来なかった。
これから、渓谷を右岸の遊歩道沿いに上流部へ向かう。
最終目的地は広河原。
▲(広河原)
一枚岩の河床は比較的浅いので対岸まで渡ることが出来る。
ただしもの凄く冷たいので途中で引き返す人も・・・。
▲(枝に着床した苔)
水温と気温の温度差で霧が発生することが多い。
そのため木々の枝からコケ類がぶら下がり風に揺れている。
水面ばかりに目がいくが、空も綺麗なことに気がついた。
▲(木々の間だから覗く青空)
木洩れ日が、川の流れに陰影をつけるのがまた面白い。
▲(木洩れ日と水のコラボ)
ここの川の特徴は、川の深さによって色が透明~薄い水色~コバルトブルー~濃い紫色と変化する。
見下ろした谷底のコバルトブルーの水面に、木洩れ日が透過して色が薄くなりゆらゆらと揺れて、とても幻想的。
さて、渓谷は登り道もあって往復1万歩弱は結構疲れた。
年を追う毎にだんだんと、疲労感が強くなっていくについては相方も同意見。
ちなみに、若い人達でも最終地点の広河原まで来る人は半数にも満たない。
急いでいるのか、途中に2箇所ほどある橋を渡ってUターンをしてしまう。
やがて、私達も右へならえの時がやってくる予感も・・
「これで今年の夏のイベントの一つが終わったね」と相方が言う。
そのイベントの数々も、年を経て少なりそうである。
せいぜい健康に注意しよう。
「コンニャクの問答またも老い二人」・・・しろ猫