モミジ(青鴫立)が紅葉の最盛期を向かえつつある。
それを記念して、今シーズンのモミジの葉の移り変わりをご紹介。
▲(3月下旬のモミジ)
新葉が顔を出して、春の訪れが本格化したことを知る。
▲(4月中旬のモミジ)
新葉が出そろって、薄い緑色が柔らかく広がる季節。
▲(5月中旬のモミジ)
新緑がピンと伸びて、葉脈の薄い白が目立ちはじめる。
浜千鳥の羽根や足にも見える葉脈が特徴で、「青鴫立」と命名された所以だろう。
このモミジの本来の姿で一番爽やかで美しい時期。
▲(8月のモミジ)
8月になると先端の葉っぱから枯れて落葉が始まる。
全体に紅葉しないまま自然に落葉するので枯れた葉っぱが落ち終わるには時間がかかる。
みっともない期間が長いので、数年前から強制的に葉を除去することにした。
▲(9月のモミジ)
8月の終わり頃強制的に枯れ葉を除去すると、除去した順に今度は本来より大きめの葉っぱが出てくる。
除去後の新葉と、除去しない葉っぱの2種類が混在する時期である。
▲(10月のモミジ)
少し疎らな大振りの葉っぱが出そろう。
▲(12月初旬のモミジ)
12月初旬になって、場所によっては葉先が薄く色づき始めているのがわかる。
▲(12月10日頃のモミジ)
急な冬の到来で、紅葉が目立ってくる。
ただ枝によって、紅葉の進み具合が異なる。
▲(12月19日(今日)のモミジ)
すっかり紅葉して、多分今が真っ盛りというところか・・・
まだ落葉はしていないので、いつまでこの紅葉が続くかというのが関心事。
青い時期のモミジと紅葉の2度楽しめるこのモミジは、私のちょっとした自慢なのである。
「冬の音させて枯れ葉の二三枚」・・・しろ猫