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福岡のバスのことなど・・

みなもとのよりみち(4)

2010年06月23日 |    ┣ みなもとのよりみち
(つづき)
複乗(復乗?)シリーズの4回目は、福岡市早良区の「脇山小学校前」バス停。
これまで紹介したバス停とは異なり、二つの「複乗」が接するバス停である。

路線図の
「青」は、「3番」「17番」「3-1番」の「福岡市中心部~早良営業所~早良平尾~谷~城の原~脇山小~池田~栗尾早良高校前」(「3-1番」は都心向けのみ)、
「赤」は、「3番」の「椎原~脇山小~西神の原~陽光台~曲渕」、
「橙」は、「3番」の「早良営業所~早良平尾~谷~城の原~脇山小~椎原」
のルートを示しているのだが、「青」と「赤」の「複乗」が、ここ「脇山小学校前」で結節している。

このようなバス停が他にもあるかはすぐには思い浮かばないのだが、例えば、もし「30番」の「イオンモール福岡ルクル行き」が、「イオンモール福岡ルクル経由上宇美行き」などだったとしたら、「イオンモール福岡ルクル」も、「脇山小学校前」と似たような感じになる(路線を取り巻く背景は全く異なりますけどね)。

山間部のみを走る「赤」と、早良営業所や都心部とつながる「青」を、ここ「脇山小学校前」にて乗り継ぐことを想定している訳だが、「椎原~博多駅」「曲渕~博多駅」の「3番」が走っていた頃からは考えられない状況である。
なお、2つの複乗区間を跨ぐ「橙」も存在するが、平日のみの運行であり、土日祝日は一本も運行されていない。

「赤」の複乗では、「脇山野営場前」と「谷口」が、複乗区間の途中のバス停であり、これらのバス停には、実質的な運行本数の2倍のバスがやってくる。
一方の「青」の複乗には、「実質的な運行本数の2倍のバスがやってくる」停留所は存在しない。
また、「赤」の複乗、「青」の複乗ともに、寄り道しない系統(「一ツ田~脇山小学校前に立ち寄らず~西神の原」や「城の原~脇山小学校前に立ち寄らず~池田」という経路を運行する路線)はない。

それにしても、「青」も「赤」も「橙」も、全て「3番」として運行されている訳であり、この地域では「行先番号」はあまり意味を持たないといえるかもしれない。
(つづく)

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2 コメント

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Unknown (tabibito)
2010-06-22 17:08:19
不思議ですよね。
どうして、こういう郊外の場所に限って、複雑な路線構成になっているんでしょうね。
金武営業所近くの室見ヶ丘あたりもそうですし、極楽寺あたりもそうです。利用者がもっと理解しやすいようにしないと、こういう複雑さのせいで「だったらもう車でいいや」という事態を招く可能性もありますからね。
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Unknown (soramame)
2010-06-24 17:36:24
tabibitoさん、こんにちは。

>どうして、こういう郊外の場所に限って、複雑な路線構成になっているんでしょうね。
金武営業所近くの室見ヶ丘あたりもそうですし、極楽寺あたりもそうです。

ほんとですね。
おっしゃるように室見が丘付近は頭がこんがらがります…。

>利用者がもっと理解しやすいようにしないと、こういう複雑さのせいで「だったらもう車でいいや」という事態を招く可能性もありますからね。

たしかに。
本数がある程度多ければ、系統を整理してすっきりさせることができますが、少ない本数でできるだけまんべんなくカバーしようと思うと、どうしてもこうなってしまう面があるのかもしれません。
このあたりは兼ね合いが難しいですね。
返信する

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