INSIDE SORAMAME

福岡のバスのことなど・・

イミカヨミカ(11)

2009年01月23日 |   ┣ イミカヨミカ
(つづき)
北九州市小倉北区の「第一高田町」のバス停。

英字表記は「DAI(1) TAKADAMACHI」となっている。
停留所名の英字表記において、意味を重視するか読みを重視するかという視点で書いてきたこのシリーズであるが、この表示は「意味」でも「読み」でもない、「第」三のカテゴリーに属する表示といえるかもしれない。

地名に「第○」が付く停留所名には、この「第一高田町」のように地名の前に「第○」が付くパターンと、「板付団地第一」(福岡市博多区)、「青葉五丁目第一」(福岡市東区)のように地名の後に「第○」が付くパターンがある。

前者の、地名の前に「第○」が付くパターンは、北九州地区特有であり、「第一熊谷町」「第一黒原」(小倉北区)、「第一桜橋」(小倉南区)、「第一屋形船」(八幡西区)などの例がある。
ただ、北九州地区のすべてがこの方式という訳ではなく、「魚町第一」(小倉北区)、「吉田団地第一」「下吉田団地第一」「弥生が丘団地第一」(小倉南区)、「松寿山団地第一」(八幡西区)など後者のパターンも多く見られる。

「第一北湊町」「第一二島」など、北九州市営バスの慣例に合わせているのかな?と思っていたが、よく考えてみたら市営バスにも「響灘工業団地第一」「二島工業団地第一」など、後に付くパターンがあって、真相はよくわからない。

「第○」を先に付けると、バス停を五十音順に並べたときに、「た」で始まるバス停が必要以上に多くなってしまい、バス停のリストから地名で探し出しにくいという弊害があると思う。
また、前に他の記事のコメントでも書いたことがあるが、「第○」という停留所名の付け方は、完全にバス会社主体というか、身勝手と言えば身勝手な名前の付け方と言えるかもしれない…。

ちなみに、福岡市城南区の「友泉亭」「友丘」のバス停は、かつては「友泉第一」「友泉第二」という名前であった。
(つづく)

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4 コメント

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Unknown (Tokyo Chikushi)
2009-01-22 16:06:05
この記事を読み始めてすぐに思いついたのが、「友泉第一」と「友泉第二」。最後に触れられていたので、やっぱり『代表格』なのかなと思いました。私の知る限り、福岡都市圏では最初の「第一二…」バス停ではないでしょうか。昭和40年代には既にこの名称になっていました。その後「比恵第一」「比恵第二」というのもあったけど、どうも最近の福岡の地図には載っていないようですね。その後は、新しい町に延びていく路線などによく見られるようになりました。
このネーミング、他の都市(というかバス会社)では、あまり見られないような気もします(ホントかな?)。
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Unknown (soramame)
2009-01-23 12:04:06
Tokyo Chikushiさん、こんにちは。

比恵第一、比恵第二は十数年前(おそらく)になくなりました。
最後は63番の扇町比恵第一堅粕博多駅という系統が日曜の夜に一本だけという状態でした。

新しい町で、まだまだ町に「特徴」がない時期には、なかなか名前を付けるのも難産で、「第一」「第二」…も仕方ないのかもしれませんね。
町が発展するにつれ、「第一」と「第二」の間に新しいバス停ができるなど、訳のわからなくなっているところもあります。
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Unknown (ひろし)
2009-01-24 23:53:08
志免のほうには「桜ケ丘」がありますが、あれも第1~5までありますよね。
ここに限って言えば、地図を見る限り、1丁目などと、丁目表記に改めるべきです。

…まあ、この桜ケ丘地区が高層マンション街のようなものだったら百歩譲って別としますが、そうではないので。

そもそも、何をもって第1・第2なのか、基準が全くわからない箇所が多すぎです。再三申し上げるように、いくら運行管理者の身勝手なネーミングとはいえ、程がありますよ。
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Unknown (soramame)
2009-01-26 12:03:17
ひろしさん、こんにちは。

桜ケ丘には仕事関係の調査でよく行きますが、バス道路は一本道で、北から(あるいは標高の低いほうから)順に第一、第二…と付けられていて、バス道路が丁目境になっていることもあり、今のままでもよさそうな気がします(第四と第五の間になぜかある「集会所前」は異質ですが…)。
桜ケ丘に関していえば、行政上の地名表記が「桜丘」であるのに対し、バスが「桜ケ丘」であることのほうが問題のような気がします。

一方、筑紫野市美しが丘の「ニュータウン第一、第二」は、第一と第二の間に「学校前」があったり、また、周囲には「美しが丘」「美しが丘南」「美しが丘南四丁目」など、「ピント」がバラバラの名称が存在していたりで、「その場しのぎ」で付けた名前をずっと放置しているやる気のなさを感じてしまいます。
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