INSIDE SORAMAME

福岡のバスのことなど・・

2017年3月25日ダイヤ改正(6)

2017年03月15日 |   ┣ ダイヤ改正2017

(つづき)

・「3番」の合理化・減便


現行の「脇山小学校経由早良高校行き」が「野田、早良高校経由脇山小学校行き」に変更される一方、現行の「野田経由早良高校行き」も残る(「17番」についても同様)。

脇山営業所がなくなり早良高校を終点とすることの必要性・必然性が低下したこと、「野田、早良高校経由脇山小学校行き」にすれば1つのルートでこの付近のバス停を全て拾えて効率的なこと、などが背景でしょうか。

城の原から脇山小学校に向かう直線の道路を走るバスは大幅に減ることになる。


また、「西油山ハイツ複乗」「星の原団地複乗」は今回で廃止となる。

「3番」に「複乗」の概念を浸透させるのは、なかなか厳しかったでしょうか。
ただ、長い目で見れば、復活もあり得そうな気も(「3番」複乗が理想的だと言いたいわけではありません)。

なお、「114番」の西油山ハイツ複乗は引き続き残る。


天神新天町入口から郊外への「3番」の平日の本数の比較。
「3番」全体でも減便傾向で、早良区南部の減便を補完する受け皿の役割を担ってきた「星の原団地」も減便。

天神から赤坂門、大手門あたりに行きたいとき、「13番」が来る協和ビル前とどっちで待つべきか?がさらに悩ましくなる。


壱岐営業所周辺も効率化


506番」「526番」が野方台、生松台に乗り入れなくなり、「526番」の橋本駅行きは廃止となり(全て野方発着に)、「507番」の野方行きは廃止に(全て三陽高校前発着に)。

壱岐営業所管内では、天神からの都市高速路線の末端部のルートをきめ細かくして、かつ、野方まで運行することで、近年の減便で低下した姪浜駅への利便性を下支え(野方まで出れば乗り継ぎができる)していた感があったが、その傾向が今回大きく後退。

生松台地区は約3割の減便であり、「営業所のお膝元」でも到底安心はできない時代になっている。

個人的には姪浜駅から野方に行く場合、敢えて「507番」を待つのですが(笑)。


・那珂川営業所と九州がんセンターを結ぶ「無番」新設

がんセンターから老司方面にバスが走るのはいつ以来でしょうか。

老司あたりで、がんセンターに向かっているであろうと思われる「回送」とたまにすれ違うのだが、それの営業化ということでしょうか(違うかもしれません)。


・バス停名称の変更


先日お伝えした「市役所北口・アクロス福岡前」→「アクロス福岡・水鏡天満宮前」以外では、能古島内2箇所で、「展望台入口」→「早田古墳入口」、「思索の森入口」→「展望台・思索の森入口」と変更。
「県庁九大病院前」「警察本部前」が「県庁前」「警察本部前・九大病院入口」になったり、「美術館東口」「城内」が「NHK放送センター入口」「城内・美術館東口」になったりしたようなイメージでしょうか(城内のほうは、現在「福岡城・NHK放送センター入口」「福岡市美術館東口」にさらに変わっています)。

あと、「60番」ができたとき、「きよみ立体橋西」にしてみては?書いていた「住吉中学校前」は「清水三丁目」に、 「長丘~高宮循環バス」の「長丘二丁目スイーツマリア前」は、店が閉まってしばらく経ったこのタイミングで「長丘小学校入口」に、「片江一丁目」は「城南市民プール前」に、「福岡徳洲会病院前」は「福岡徳洲会病院」に(構内に乗り入れるようになったので、別に「前」は要らないという判断でしょうか。「前」の有無はここまで厳格に運用されないケースも多いのですが)。

また、過去のエイプリルフールの記事で、「稲城」と「砂原」が「空港国内線北」、「福岡空港前」が「空港国内線前」、「上臼井」が「空港国内線南」になると書いたことがあったが、そうはならずに、「福岡空港第一・第二」が「福岡空港国内線ターミナル南」、「福岡空港国内線(旧第三ターミナル)」が「福岡空港国際線ターミナル北」に変更。
福岡空港ターミナルの再整備が完了するまでは、今後も、乗り場の位置や名称が変わっていくのかもしれません。

市場が閉まってしばらく経ったが、「青果市場前」や「東部青果市場前」は、今回特に変更なし。


・その他

広義のエコルライナー」の「無番 下原~城浜団地」が、「下原~香椎浜二丁目」に短縮。

58番」の小笹折り返しの便の「博多駅→小笹」が、駅前四丁目、住吉、柳橋を通過する「エコルライナー」に。

昨年登場した「特別快速303番」は、福岡タワー複乗が1年持たずに取りやめとなり、代わりに「博物館北口」に停車。


渋滞緩和のため、「渡辺通り~渡辺通一丁目交差点~住吉通り」を運行する路線は「柳橋」非停車に。
また、博多バスターミナルの2番乗り場と3番乗り場に停車するバスを入れ替え(現行、2番乗り場が昭和通り経由、3番乗り場が明治通り経由となっているものを、2番乗り場が明治通り経由、3番乗り場が昭和通り経由に)。
「44番」「45番」の博多バスターミナル終点の便は、土日祝日が博多駅筑紫口までの運行に短縮。


土日祝日に「特別快速56番」が「博多駅~呉服町~天神~赤坂門~薬院大通~動物園~小笹~桧原三角油山牧場(も~も~らんど)」で11月まで運行。

北九州では、西谷変電所行き、小石本村(向洋中)行き、菜園場経由が廃止で(赤坂海岸第四は廃止を免れたようです)、「73番」も廃止。
菜園場経由は、方向幕では「菜園場」の文字が緑色になっていて、遊び心が感じられたものでした。
また、小倉駅周辺の「浅香通り」「京町三丁目」「小倉駅入口」に停車するバスの停車パターンが変更となるが、もともとのところをよく理解していないため、何がどう変わるのかよくわかりません(笑)。
(つづく)


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2017年3月25日ダイヤ改正(5) | トップ | 2017年3月18日ダイヤ改正(3) »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ジョン)
2017-03-15 00:46:33
複乗系統が複乗しない系統に振り替えられたわけでないので、早良営業所まで走る便の減便の幅(3割近く減)が大きいですね。
返信する
Unknown (soramame)
2017-03-22 12:51:22
ジョンさん、こんにちは。

>複乗系統が複乗しない系統に振り替えられたわけでないので、

そうなんですよね。
星の原複乗系統で、
「野芥に行きますか?」
「時間かかりますけどいいですか?
「じゃあいいです」
みたいなやりとりを何度か聞いたので、複乗してまで早良営業所まで営業運転することの必要性を誰もあまり感じてなかったんだろうなぁという感じはします。
返信する

コメントを投稿

  ┣ ダイヤ改正2017」カテゴリの最新記事