(つづき)
2009年9月9日、かつ、「タイムリーヒット」9番目の記事ということで、福岡市東区の「九大前」である。
かつてはここも「狭義の終点」であったが、道路の開通と路線再編により、現在は「1番」のみがここから先、「月見町」まで運行している。
月見町行きのバス停の行先案内の部分には「米一丸経由」と書いてあり、経由地のチョイスのセンスがなかなか良い。
“現在は「1番」のみが「月見町」まで…”と書いたがよく考えてみると、今年春のダイヤ改正で、天神から「九大前」行きは全て「1番」に統一されたので、この表現は適切ではなかった(“生粋の「1番」のみが…”とでも言うべきだろうか)。
「1番」という番号が、もとから走っている「1番」と、天神地区から県庁・九大前方面に向かう路線を束ねて付けた「1番」の、2つに使われているので、深く考え出すとややこしい。
今年春の改正における行先番号の統一を大雑把にまとめると、以下の通りである(実際には天神や博多駅の少し前から番号を変えるので、あくまで「大雑把」なまとめ)。
天神→県庁・九大前方面 「1番」
天神→昭和通り→博多駅 「2番」
天神→明治通り→博多駅 「3番」
天神→住吉通り→博多駅 「5番」
博多駅→住吉通り→天神→天神北ランプ→タワー方面 「305番」
博多駅→呉服町ランプ→タワー方面 「306番」
上記のうち、「5番」には、逆方向に向かう便(博多駅→住吉通り→天神)はないが、それ以外の「1番」「2番」「3番」「305番」の4つについては逆方向にも運行されている。
ただし、その4つのうち「305番」は、逆方向の便は都心部で「5番」に変わるため、都心部(天神~博多駅間)において双方向に「305番」が走るというケースはない。
一方、「1番」「2番」「3番」については、都心部において双方向に走っている。
すなわち、双方向とは、「天神から県庁及び博多駅に向かう方向」と「都心部から福岡市西部に向かう方向」である。
なので、例えば、天神地区において、バス停に「1番」が来たからといって必ずしも県庁・九大方面に行く訳でもないし、「2番」「3番」が来たからといって必ずしも博多駅に行く訳でもない(反対に、「5番」と「305番」についてはそのようなことはない)。
行先番号の統一の最大の目的が、「都心部においてバスに不慣れな利用者にも分かりやすい表示にする」ということであったならば、本来なら、都心部において「1番」「2番」「3番」を双方向に走らせるべきではなかった(=統一後の番号を「1番」「2番」「3番」ではなく全く別の番号にすべきだった)のかもしれない。
といっても、私自身も統一が行われる前には“「1番」や「3番」に統一してみては?”と書いていたので、そこを指摘されたら立つ瀬がないのだけど…。
番号の統一については、考え出すとキリがなくなってくる面がある。
例えば、「九大前」行きについても、天神から来た「1番」と呉服町で合流する「9番」は、呉服町から先も「9番」のままである(あくまで「天神」が主眼のようだ)。
「博多駅」行きについても、「2番」「3番」と呉服町で合流する「29番」は、呉服町から「2番」にも「3番」にもならずに「29番」のままだし、もっといえば、呉服町→博多駅間で「2番」と「3番」がさらにどちらかに統一されるということもない(←統一したほうがよいと言っている訳ではありません)。
こういうことを考え出すと、ひとつの路線で何度も番号を変えないといけなくなる事態も発生しそうである。
なので、あまり深く考えずに、表面的に見て「概ねわかりやすそう」であれば、それでよいのかもしれない。
ここ「九大前」は、都心部の均一運賃区間(180円と220円)の末端部に位置する。
ここから都心部を通って、均一運賃区間の反対側まで行くと、区間を出た瞬間に帳尻を合わせるかの如くものすごい勢いで運賃が上昇する。
例えば、ここから「59番」に乗ると「小笹二丁目」までは220円だが、ひとつ先の「下長尾」は300円、もうひとつ先の「長丘五丁目」は380円と、2つ進むだけで160円も上がってしまうのでご注意を。
なお、「九大前」の県庁方面に向かうバス停の行先案内に表示されている「62番 大橋駅」行きは現存しない。
九大の機能が伊都地区に移行している昨今、このバス停も、いつまで「九大前」であり続けることができるだろうか。
(つづく)
2009年9月9日、かつ、「タイムリーヒット」9番目の記事ということで、福岡市東区の「九大前」である。
かつてはここも「狭義の終点」であったが、道路の開通と路線再編により、現在は「1番」のみがここから先、「月見町」まで運行している。
月見町行きのバス停の行先案内の部分には「米一丸経由」と書いてあり、経由地のチョイスのセンスがなかなか良い。
“現在は「1番」のみが「月見町」まで…”と書いたがよく考えてみると、今年春のダイヤ改正で、天神から「九大前」行きは全て「1番」に統一されたので、この表現は適切ではなかった(“生粋の「1番」のみが…”とでも言うべきだろうか)。
「1番」という番号が、もとから走っている「1番」と、天神地区から県庁・九大前方面に向かう路線を束ねて付けた「1番」の、2つに使われているので、深く考え出すとややこしい。
今年春の改正における行先番号の統一を大雑把にまとめると、以下の通りである(実際には天神や博多駅の少し前から番号を変えるので、あくまで「大雑把」なまとめ)。
天神→県庁・九大前方面 「1番」
天神→昭和通り→博多駅 「2番」
天神→明治通り→博多駅 「3番」
天神→住吉通り→博多駅 「5番」
博多駅→住吉通り→天神→天神北ランプ→タワー方面 「305番」
博多駅→呉服町ランプ→タワー方面 「306番」
上記のうち、「5番」には、逆方向に向かう便(博多駅→住吉通り→天神)はないが、それ以外の「1番」「2番」「3番」「305番」の4つについては逆方向にも運行されている。
ただし、その4つのうち「305番」は、逆方向の便は都心部で「5番」に変わるため、都心部(天神~博多駅間)において双方向に「305番」が走るというケースはない。
一方、「1番」「2番」「3番」については、都心部において双方向に走っている。
すなわち、双方向とは、「天神から県庁及び博多駅に向かう方向」と「都心部から福岡市西部に向かう方向」である。
なので、例えば、天神地区において、バス停に「1番」が来たからといって必ずしも県庁・九大方面に行く訳でもないし、「2番」「3番」が来たからといって必ずしも博多駅に行く訳でもない(反対に、「5番」と「305番」についてはそのようなことはない)。
行先番号の統一の最大の目的が、「都心部においてバスに不慣れな利用者にも分かりやすい表示にする」ということであったならば、本来なら、都心部において「1番」「2番」「3番」を双方向に走らせるべきではなかった(=統一後の番号を「1番」「2番」「3番」ではなく全く別の番号にすべきだった)のかもしれない。
といっても、私自身も統一が行われる前には“「1番」や「3番」に統一してみては?”と書いていたので、そこを指摘されたら立つ瀬がないのだけど…。
番号の統一については、考え出すとキリがなくなってくる面がある。
例えば、「九大前」行きについても、天神から来た「1番」と呉服町で合流する「9番」は、呉服町から先も「9番」のままである(あくまで「天神」が主眼のようだ)。
「博多駅」行きについても、「2番」「3番」と呉服町で合流する「29番」は、呉服町から「2番」にも「3番」にもならずに「29番」のままだし、もっといえば、呉服町→博多駅間で「2番」と「3番」がさらにどちらかに統一されるということもない(←統一したほうがよいと言っている訳ではありません)。
こういうことを考え出すと、ひとつの路線で何度も番号を変えないといけなくなる事態も発生しそうである。
なので、あまり深く考えずに、表面的に見て「概ねわかりやすそう」であれば、それでよいのかもしれない。
ここ「九大前」は、都心部の均一運賃区間(180円と220円)の末端部に位置する。
ここから都心部を通って、均一運賃区間の反対側まで行くと、区間を出た瞬間に帳尻を合わせるかの如くものすごい勢いで運賃が上昇する。
例えば、ここから「59番」に乗ると「小笹二丁目」までは220円だが、ひとつ先の「下長尾」は300円、もうひとつ先の「長丘五丁目」は380円と、2つ進むだけで160円も上がってしまうのでご注意を。
なお、「九大前」の県庁方面に向かうバス停の行先案内に表示されている「62番 大橋駅」行きは現存しない。
九大の機能が伊都地区に移行している昨今、このバス停も、いつまで「九大前」であり続けることができるだろうか。
(つづく)
101番
博多駅~蔵本で合流→(昭和通)→天神・西公園行き
2番もしくは20番
妄想ですが・・・(笑
蔵本から天神・西公園方面が20番というのは、私も考えていました(過去の記事のコメントでも書いた気がします)。
ちょうどいい具合に番号が空いているので、あり得るかもしれませんね。
天神→国体道路→博多駅の101番、絶妙の選択でとても良いと思います!