INSIDE SORAMAME

福岡のバスのことなど・・

2025年3月15日ダイヤ改正(7)

2025年03月09日 |    ┣ ダイヤ改正2025

(つづき)
・西部地区(2)
姪浜駅南口から野方方面へは大きな減便。

前回示した表で取り上げた時点の中で、1996年から2010年の間に起きた大きな出来事として
 2001年の都市高速道路の福重までの延伸(厳密には、石丸入口と福重出口。出口と入口で名称が異なる)
 2005年の地下鉄七隈線開業
がある。
地下鉄七隈線に対抗するため、郊外と都心を都市高速道路経由の路線が増えたことによって、姪浜駅と野方方面を結ぶ路線が減ったのがこの時代。

七隈線に対抗して都市高速経由の路線を増やし、かつ、橋本駅へのバスによるアクセスをあまり充実させないという措置をとったとはいえ、バスから地下鉄への利用者のシフトは少しずつ進んだと思われ、また、運転手さん不足という別の問題もあり、2022年春には都市高速経由の路線の縮小が行われた(ただし、これは「501番」「502番」など野方地区以外が対象の中心でしたが)。
また、都市高速経由の路線にも位置付けの変化が見られ、当初は「郊外~駅」「郊外~都市高~都心」の路線が並存していたが、「郊外~駅~都市高~都心」というルートも増え「525番」「526番」晩年の「507番」)、都市高速経由の路線の勢いも徐々に低下してきた。
そして、2023年春には地下鉄七隈線が「博多」まで延伸され、七隈線の利便性が格段に高まり、「都市高速経由のバスで都心へ」という流れもついに終わりの始まり・・というのが今回の改正と言えそう。
2010年から2024年の間は、姪浜駅と郊外を結ぶ路線の本数に劇的な減少はなかった一方、今回は、姪浜駅も都市高速もともに減便となり、「単にバスが減っただけ」の状態となる。

「姪浜」駅だけでなく、別の路線の新しい駅「橋本」ができ、さらにその鉄道が博多まで延伸され、“天神と博多駅に直通する鉄道の2つの駅に挟まれたエリア”となったわけで、この状況の変化は、やはりバスにとってはとても厳しいと言える。  
都心からはそこそこ距離があるとはいえ、橋本駅~姪浜駅は直線距離で3.2キロ、次郎丸駅~藤崎駅は3.6キロ、野芥駅~西新駅は4.1キロと、都心までは遠くても、駅には相対的に近いので都市高速経由のバスも厳しいのかもしれない。


今回まず、「514番」と「515番」が廃止に。


行先番号の百の位の「5」は都市高速の愛宕以遠のランプを利用するという意味、十の位の「1」は都心側で呉服町ランプを利用するという意味、一の位の「4」は橋本経由、「5」は拾六町団地経由の意味を持つ。
ちなみに十の位の「0」は都心側のランプが天神北ランプ、「2」は都心側が天神北ランプかつ姪浜駅南口経由、一の位の「3」は室住団地、「6」はウエストヒルズ方面、「7」は下山門団地という意味(・・といっても厳密なものではありません)。
七隈線の博多延伸で、橋本周辺から博多駅へのバス路線は厳しいと私も思っていて、「514番」は廃止となる予測をしていたが、橋本からは相対的に遠い拾六町団地経由の「515番」も今回廃止というのはなかなか厳しい。

また、博多駅ではなく天神との間を結ぶ「504番」「505番」も大減便で、通勤時間帯(朝は都心行き、夕方は郊外行き)のみの運行となる。

一方で、「503番」は橋本地区及び地下鉄空港線室見駅に近い場所を通るものの「大」減便とはなっていない(減ってはいますが)。
室見団地、室住団地エリアの利用者に支えられていると思われ、かなり健闘しているほうだと思うが、東部地区で同様にこれまで健闘してきた「24C」や「28B」なども減便傾向にあるので、団地の高齢化がさらに進む状況で楽観はできないと思われる
ただ、地下鉄室見駅は、姪浜と藤崎に挟まれたターミナルのない駅だが、乗り換え駅としてまだ発揮されていないポテンシャルがあるということはできるかもしれない。

室見団地地区でいうと、国体道路経由で都心に向かう「202番」は大減便となり、「202番」しか通らない「南庄三丁目」は、平日2.5往復、土日祝日1往復のみとなる。
今回の「福岡運輸支局前」、昨年春の「井尻一丁目」などと同じく、“バス利用者はそこそこ居ても、他バス停まで歩けばなんとかなるところ”というのは、今後さらに厳しくなりそう(宇美公園前や、高松神社前~新宮中央駅なども?。個人的にそれは困るのですが・・)。
そう考えると、金武線脇山線の間を走り、「3番」の星の原団地にも地下鉄七隈線賀茂駅にも近い、「2-9番」賀茂線が存続しているのは奇跡に映る(「逆見せしめ」的な意味もあるのかもしれませんが)。


あと、「506番」「526番」は、8年ぶりに福岡リハビリテーション病院前経由から生松台、野方台経由に戻る(ブルー)。
一方で「204番」「504番」は、生松台、野方台の循環運行が廃止され、(1回目の)野方が終点となる(赤)。
もともとは「204番」「504番」「506番」「526番」全て生松台、野方台を経由していたが、便数が過剰と判断されたのか、2017年6月の改正で「506番」と「526番」は同地区を経由しなくなっていた。
それでも、生松台、野方台地区は、どちらの乗り場から乗っても野方には行け、そこから他のバスに乗り換えて都心に向かうということができていたが、一応「壱岐南のるーと」も走っている中、現在の便数でも過剰と判断されたということでしょうか。


野方から生松台、野方台へは、現在のこれだけの本数が、


これだけになる。

また、これからは、姪浜駅や都心への直通路線は、野方、橋本、新室見経由ではなく、全てウエストヒルズ、中村、大町団地口経由ということになるため、団地内の乗り場が反対側になる。
一方で、「204番」「504番」も「506番」「526番」も通らなくなるグレーの区間(福岡リハビリテーション病院前、野方西団地)は、「206番」と通学時間帯の「1番」「204番」のみとなり生松台、野方台以上の大減便となる。
これも、前述の“バス利用者はそこそこ居ても、他バス停まで歩けばなんとかなるところ”の厳しさを反映していると言えそう。

また、「204番」と「505番」の壱岐丘中学校行きがなくなって、同地区は「1番」のみとなる(「1番」も減便)。
橋本駅の影響をより大きく受けたエリア、という感じでしょうか。


(つづく)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2025年3月15日ダイヤ改正(6) | トップ | 2025年3月15日ダイヤ改正(8) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

  ┣ ダイヤ改正2025」カテゴリの最新記事