スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

退院&本性の矛盾

2006-07-27 21:55:01 | NOAH
 NOAHのホームページによると,今日,小橋建太選手が無事に退院したようです。まずは一安心といったところでしょうか。で,この間の記事について少し補足しなければならないことがあります。
 まず,小橋選手の腫瘍が悪性(ガン)であるかどうかについて,開腹しなければ分からないとしたのですが,小橋選手の受けた体腔鏡手術というのは,開腹手術とは異なるのですね(王監督の手術と同様のものでしょう)。つまり,その方法で腎臓を全摘した後の病理検査で,正確にガンであると判明したものと思われます(もちろん外見がガンであると思われたから摘出したのでしょうが)。そして,この手術に時間が掛かったのは,小橋選手は通常の人よりも筋肉がかなり多いために,患部に到達するのに時間を要したためのようです。退院までの期間が少し長かったのも同様で,通常の場合よりも手術のために開けた穴が塞がるのにそれだけ時間を必要としたようです。
 見舞った秋山選手によると,手術跡は,ごく小さく,復帰後はタイツで隠れるほどのものだそうです。ただ,あったものがなくなったわけで,そう簡単に復帰というわけにもいかないでしょうし,今回は転移はありませんでしたが,再発するおそれもありますから,慎重にいってほしいものと思います。

 ハーツクライのイギリス遠征の特設ブログが立ち上がりましたのでご紹介しておきます。

 昨日忘れてしまいましたが,今日から王位戦の第二局が始まっています。後手の佐藤棋聖が向飛車で相穴熊になっています。

 形相的に事物の本性に矛盾があるというのは,次のようなふたつの場合です。
 ひとつは角のある円というような場合で,もうひとつは翼のある馬のような場合です。どう異なるかといえば,前者の場合には僕たちは想像する(表象する)ことさえできませんが,後者の場合には想像はできるというだけです。
 この理由は僕たちが角と円を別々に表象(表象は常に混乱した観念です)することはできますが同時に表象することはできないのに対し,馬と翼の場合には別々にも同時にも表象し得るという点にあります。しかし,円の本性の中に角を肯定する要素がないのと同様に,馬の本性の中には翼を肯定する要素はありませんから,どちらの場合も本性に矛盾を抱えているという点では違いがありません。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ニーチェとスピノザ・対立&矛盾 | トップ | 王位戦&矛盾と実在 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

NOAH」カテゴリの最新記事