2012年の中央競馬を締め括る大レース,第57回有馬記念。ミルコ・デムーロ騎手が急病のため,エイシンフラッシュは三浦皇成騎手に変更。
ゲート内で立ち上がったルーラーシップが大きく出遅れ。ゴールドシップはダッシュがつかず,馬群から置かれました。先手を奪ったのはアーネストリー。ビートブラック,ルルーシュ,ローズキングダムと先行。内にスカイディグニティ,外にダイワファルコンが追走し,中団は内にエイシンフラッシュ,あとオーシャンブルー,ダークシャドウ,トゥザグローリーといったところ。ルーラーシップは徐々に追い上げ,1周目の直線ではゴールドシップが最後尾となりました。ミドルペース。
ゴールドシップは向正面の半ばから進出開始。騎手の手の動きのわりにあまり前まではとりつけなかったので,ピンチかと思いつつ観戦していました。直線に入ってまず抜けたのは最内を通ってきたエイシンフラッシュ。しかしゴールドシップは外から伸び続け,意外なほどに楽に捕まえると最後は流すような余裕の勝利。馬群を割って伸びた伏兵のオーシャンブルーが1馬身半差で2着。大外に出して伸びたルーラーシップがクビ差で3着。
優勝したゴールドシップは菊花賞に続く大レース3勝目。秋2戦の内容が異常に強かったので,最有力候補と考えていました。持ち味である持続的な末脚を発揮しての勝利で,こういうタイプの馬は大きく崩れることは考えにくく,来年も日本を代表する1頭として活躍し続けてくれるだろうと思います。父はステイゴールド,母の父はメジロマックイーン。星旗系風玲の分枝。
騎乗した内田博幸騎手はJBCスプリント以来の大レース制覇で有馬記念は初勝利。管理している須貝尚介調教師は阪神ジュベナイルフィリーズに続いて今月は大レース2勝。有馬記念は初勝利。
第二部定理四三というのは人間の精神のうちにある十全な観念についての言及です。これに対して第二部定理一二は第二部定理一二の新しい意味により,混乱した観念についての言及です。つまりそれだけの相違があるということになります。しかしこの相違は今の課題に関しては問題とはなりません。
第二部定理四三のスピノザによる論証は,ある人間の精神の本性を構成する限りでXの観念が神のうちで十全であるなら,Xの観念の観念もその人間の精神の本性を構成する限りで神のうちで十全であるということを主要な根拠としています。第二部定理一一の具体的意味でみれば,これは第二の場合に関係することが分かります。しかし,第二の場合にこのことが妥当であるなら,第一の場合にも第三の場合にも妥当であると考えなければなりません。ごく簡単にいうならこれはふたつの平行論のうち,思惟属性内の平行論に関する言及であり,この平行論はあらゆる観念に関して一般的に妥当しなければならないからです。
たとえば,ある人間の精神の本性を構成する限りで神のうちにXの観念があるとします。この観念はその人間の精神のうちでは十全な観念であるか混乱した観念であるか不明です。しかし第二部定理七系の意味により,いかなる意味においても神のうちで混乱した観念であるということはありません。むしろ何らかの仕方で説明される限り,神のうちで必ず十全です。よってある人間の精神の本性を構成する限りでXの観念が神のうちで十全である場合にXの観念の観念もその人間の精神の本性を構成する限りでの神のうちで十全であるなら,ある人間の精神の本性を構成する限りで神のうちにXの観念がある場合にも,Xの観念の観念がその人間の精神の本性を構成する限りで神のうちにあるということになり,それらは何らかの仕方で説明される限り,神のうちで十全であるということになるからです。
なお,おそらくこのことは,第二部定理三六を利用すれば,もっと簡潔な仕方で論証ができるものと思います。ただ僕自身はこの定理についてもいくらかの疑問を有していますから,それに依拠した説明はしなかったまでです。
ゲート内で立ち上がったルーラーシップが大きく出遅れ。ゴールドシップはダッシュがつかず,馬群から置かれました。先手を奪ったのはアーネストリー。ビートブラック,ルルーシュ,ローズキングダムと先行。内にスカイディグニティ,外にダイワファルコンが追走し,中団は内にエイシンフラッシュ,あとオーシャンブルー,ダークシャドウ,トゥザグローリーといったところ。ルーラーシップは徐々に追い上げ,1周目の直線ではゴールドシップが最後尾となりました。ミドルペース。
ゴールドシップは向正面の半ばから進出開始。騎手の手の動きのわりにあまり前まではとりつけなかったので,ピンチかと思いつつ観戦していました。直線に入ってまず抜けたのは最内を通ってきたエイシンフラッシュ。しかしゴールドシップは外から伸び続け,意外なほどに楽に捕まえると最後は流すような余裕の勝利。馬群を割って伸びた伏兵のオーシャンブルーが1馬身半差で2着。大外に出して伸びたルーラーシップがクビ差で3着。
優勝したゴールドシップは菊花賞に続く大レース3勝目。秋2戦の内容が異常に強かったので,最有力候補と考えていました。持ち味である持続的な末脚を発揮しての勝利で,こういうタイプの馬は大きく崩れることは考えにくく,来年も日本を代表する1頭として活躍し続けてくれるだろうと思います。父はステイゴールド,母の父はメジロマックイーン。星旗系風玲の分枝。
騎乗した内田博幸騎手はJBCスプリント以来の大レース制覇で有馬記念は初勝利。管理している須貝尚介調教師は阪神ジュベナイルフィリーズに続いて今月は大レース2勝。有馬記念は初勝利。
第二部定理四三というのは人間の精神のうちにある十全な観念についての言及です。これに対して第二部定理一二は第二部定理一二の新しい意味により,混乱した観念についての言及です。つまりそれだけの相違があるということになります。しかしこの相違は今の課題に関しては問題とはなりません。
第二部定理四三のスピノザによる論証は,ある人間の精神の本性を構成する限りでXの観念が神のうちで十全であるなら,Xの観念の観念もその人間の精神の本性を構成する限りで神のうちで十全であるということを主要な根拠としています。第二部定理一一の具体的意味でみれば,これは第二の場合に関係することが分かります。しかし,第二の場合にこのことが妥当であるなら,第一の場合にも第三の場合にも妥当であると考えなければなりません。ごく簡単にいうならこれはふたつの平行論のうち,思惟属性内の平行論に関する言及であり,この平行論はあらゆる観念に関して一般的に妥当しなければならないからです。
たとえば,ある人間の精神の本性を構成する限りで神のうちにXの観念があるとします。この観念はその人間の精神のうちでは十全な観念であるか混乱した観念であるか不明です。しかし第二部定理七系の意味により,いかなる意味においても神のうちで混乱した観念であるということはありません。むしろ何らかの仕方で説明される限り,神のうちで必ず十全です。よってある人間の精神の本性を構成する限りでXの観念が神のうちで十全である場合にXの観念の観念もその人間の精神の本性を構成する限りでの神のうちで十全であるなら,ある人間の精神の本性を構成する限りで神のうちにXの観念がある場合にも,Xの観念の観念がその人間の精神の本性を構成する限りで神のうちにあるということになり,それらは何らかの仕方で説明される限り,神のうちで十全であるということになるからです。
なお,おそらくこのことは,第二部定理三六を利用すれば,もっと簡潔な仕方で論証ができるものと思います。ただ僕自身はこの定理についてもいくらかの疑問を有していますから,それに依拠した説明はしなかったまでです。
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