第19回兵庫ジュニアグランプリ。
逃げて連勝中のハヤブサマカオーがここも先手を奪いました。2番手はレナータとモリノラスボス。4番手にショコラパフェで5番手がアスターソード。6番手にソイカウボーイ,クラウンエンジニア,タガノアム。ここまでは集団。少し離れてエムティストロフィとリコーパイソン。また少し開いてスウォナーレとスリルトサスペンスという隊列。ハイペースでした。
向正面に入るとモリノラスボスの外にアスターソードが上がってこの2頭で2番手を併走。レナータとショコラパフェは3番手から離れ出し,ソイカウボーイが外からぐんぐんと上昇。3コーナーを回るとアスターソードがモリノラスボスの外から捲り気味に追い上げ,単独の2番手まで上昇するとハヤブサマカオーと雁行で直線に。勢いはアスターソードだったのですがここからハヤブサマカオーがしぶとく粘り,この時点での差をフィニッシュまで保ったまま逃げ切って優勝。クビ差の2着にアスターソード。2馬身差の3着にソイカウボーイ。
優勝したハヤブサマカオーは3連勝で重賞初制覇。新馬が大差勝ちで2戦目も4馬身差でのレコード勝ち。ダートではJRAの2歳馬でトップかもしれない戦績ですので,能力最上位は疑い得ないところでした。2戦とも逃げ切りでしたから,先手を奪えない場合にどうかというのが課題でしたが,持ったままで楽に先手を奪うことに成功できました。これまでが大きな差をつけての楽勝でしたから,接戦となってしぶとさをみせたのは収穫だったと思います。ただ逃げられなかった場合の課題はまだ残っているとみておくべきかもしれません。祖母は2000年に関東オークスとクイーン賞,2001年にマリーンカップとスパーキングレディーカップ,2002年にマリーンカップとマーキュリーカップとエルムステークス,2003年に浦和記念を勝ったプリエミネンス。

騎乗したクリストフ・ルメール騎手と管理している伊藤圭三調教師は兵庫ジュニアグランプリ初勝利。
仮構された植物実体から無限に多くのinfinita植物が生起し,同様に仮構された動物実体から無限に多くの動物が生起することはあり得ないということは,第一部定理一六の意味により明らかになったといえるでしょう。植物実体と動物実体が実在的に区別distinguereされるということは無理があるからです。したがってゲーテJohann Wolfgang von Goetheは原型とメタモルフォーゼという内的法則によって自然は無限に多くのものを産出するといっているので,この場合は自然から産出される無限infinitumが,各々の実体substantiaから産出される無限の総体によって構成されなければならなくなってしまうからです。
ただ,僕はここでゲーテを非難しようという気は毛頭ありません。そもそもこのことは,実在的に考えずとも,単に形而上学的に考えて明らかだからです。というのも第一部定理二により,ある実体と別の実体は実在的に区別されなければならないのですが,動物実体と植物実体を実在的に区別することはできません。これをいうためには動物と植物の間に共通点がないと主張しなければならないので,それ自体で不条理であることは明らかでしょう。他面からいえば,仮構はあくまでも仮構であって,植物実体にせよ動物実体にせよ,それは実際には実体ではありませんし,したがって第一部定義四によってその本性essentiamを構成している属性attributumでもありません。この程度のことをゲーテが弁えていない筈はないのであって,だからゲーテは,自然は原型とメタモルフォーゼという内的法則によって無限に多くのものを産出すると考えたのであり,植物原型とメタモルフォーゼから無限に多くの植物が生起するとはいわなかったのです。つまりゲーテは確かに実体と実体の変状substantiae affectioという考え方の下に,原型とメタモルフォーゼという内的法則を編み出した可能性があるのですが,そのときに各実体および各属性が実在的に区別されなければならないということを忘れていたわけではないと僕は解します。ゲーテがここでいっている自然は,スピノザがいう自然とは異なり,延長の属性Extensionis attributumという意味に限定されると思いますが,延長の属性から無限に多くの物体corpusが産出されるという点は,影響の有無は別に,スピノザの主張に調和していると思います。
逃げて連勝中のハヤブサマカオーがここも先手を奪いました。2番手はレナータとモリノラスボス。4番手にショコラパフェで5番手がアスターソード。6番手にソイカウボーイ,クラウンエンジニア,タガノアム。ここまでは集団。少し離れてエムティストロフィとリコーパイソン。また少し開いてスウォナーレとスリルトサスペンスという隊列。ハイペースでした。
向正面に入るとモリノラスボスの外にアスターソードが上がってこの2頭で2番手を併走。レナータとショコラパフェは3番手から離れ出し,ソイカウボーイが外からぐんぐんと上昇。3コーナーを回るとアスターソードがモリノラスボスの外から捲り気味に追い上げ,単独の2番手まで上昇するとハヤブサマカオーと雁行で直線に。勢いはアスターソードだったのですがここからハヤブサマカオーがしぶとく粘り,この時点での差をフィニッシュまで保ったまま逃げ切って優勝。クビ差の2着にアスターソード。2馬身差の3着にソイカウボーイ。
優勝したハヤブサマカオーは3連勝で重賞初制覇。新馬が大差勝ちで2戦目も4馬身差でのレコード勝ち。ダートではJRAの2歳馬でトップかもしれない戦績ですので,能力最上位は疑い得ないところでした。2戦とも逃げ切りでしたから,先手を奪えない場合にどうかというのが課題でしたが,持ったままで楽に先手を奪うことに成功できました。これまでが大きな差をつけての楽勝でしたから,接戦となってしぶとさをみせたのは収穫だったと思います。ただ逃げられなかった場合の課題はまだ残っているとみておくべきかもしれません。祖母は2000年に関東オークスとクイーン賞,2001年にマリーンカップとスパーキングレディーカップ,2002年にマリーンカップとマーキュリーカップとエルムステークス,2003年に浦和記念を勝ったプリエミネンス。

騎乗したクリストフ・ルメール騎手と管理している伊藤圭三調教師は兵庫ジュニアグランプリ初勝利。
仮構された植物実体から無限に多くのinfinita植物が生起し,同様に仮構された動物実体から無限に多くの動物が生起することはあり得ないということは,第一部定理一六の意味により明らかになったといえるでしょう。植物実体と動物実体が実在的に区別distinguereされるということは無理があるからです。したがってゲーテJohann Wolfgang von Goetheは原型とメタモルフォーゼという内的法則によって自然は無限に多くのものを産出するといっているので,この場合は自然から産出される無限infinitumが,各々の実体substantiaから産出される無限の総体によって構成されなければならなくなってしまうからです。
ただ,僕はここでゲーテを非難しようという気は毛頭ありません。そもそもこのことは,実在的に考えずとも,単に形而上学的に考えて明らかだからです。というのも第一部定理二により,ある実体と別の実体は実在的に区別されなければならないのですが,動物実体と植物実体を実在的に区別することはできません。これをいうためには動物と植物の間に共通点がないと主張しなければならないので,それ自体で不条理であることは明らかでしょう。他面からいえば,仮構はあくまでも仮構であって,植物実体にせよ動物実体にせよ,それは実際には実体ではありませんし,したがって第一部定義四によってその本性essentiamを構成している属性attributumでもありません。この程度のことをゲーテが弁えていない筈はないのであって,だからゲーテは,自然は原型とメタモルフォーゼという内的法則によって無限に多くのものを産出すると考えたのであり,植物原型とメタモルフォーゼから無限に多くの植物が生起するとはいわなかったのです。つまりゲーテは確かに実体と実体の変状substantiae affectioという考え方の下に,原型とメタモルフォーゼという内的法則を編み出した可能性があるのですが,そのときに各実体および各属性が実在的に区別されなければならないということを忘れていたわけではないと僕は解します。ゲーテがここでいっている自然は,スピノザがいう自然とは異なり,延長の属性Extensionis attributumという意味に限定されると思いますが,延長の属性から無限に多くの物体corpusが産出されるという点は,影響の有無は別に,スピノザの主張に調和していると思います。
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