苫米地英人は映画などのフィクションまでもを洗脳の一種だと主張していたが
フィクションと現実の区別ができているなら洗脳ではない
個人的な好き嫌いと社会的正義の区別ができないから差別につながるのであって 映画などのフィクションを個人的好き嫌いが社会的には何の意味も持たないのと同様に 個人的好き嫌いで差別することは間違いであることを理解していないから差別が起こるのである
嘘やデマやフィクションの区別がつかなくなるから洗脳なのであって 映画や小説などによる気分的誘導までもが洗脳に該当するわけではない
映画などのフィクションまでもを洗脳だと主張している時点で苫米地の「嘘」なのである
映画や小説などの創作物で気分に影響を及ぼすことはあるが それなら天候によっても気分に影響を及ぼすことと何ら違いはなく それらまで全て「洗脳」だと言い出すのはトンデモない大間違いや「嘘」である
「日本人」という括りを用いて外国籍の人を統率協調的に差別するのは洗脳である
洗脳において 何を「敵」とみなすのかは何でも構わず 「敵」と「味方」に分類して味方身内の内部での統率協調性や仲間意識(無意識なバイアス)によって満足感を得ることで中毒的に差別が起きるのであって
ヒトという種の生物が理不尽な暴力で物事を解決しようとするのは 懲罰報復感情こそが唯一絶対の正義や尊厳であるかのように主観的に「感じ(錯覚)」るからであり これはヒトの先天的な本能習性に由来するものであり 民族国籍に依らずヒト全般に普遍的に見られる習性である
ロシア人の多くだけが倒錯しているのではなく ミャンマーでもパレスチナ(イスラエル)でも倒錯者による暴力の応酬は見られるものであり アメリカによる原爆投下の正当化も倒錯に他ならない
アメリカの場合は一応自由主義ではあるので 倒錯している者もいれば倒錯していない者もいて 反論や異議というものも出てくるのだが ロシアや中国などの専制国家においては反論や異議を暴力的懲罰によって言論統制してしまうことで あたかも反論や異議が最初からなかったかのように隠蔽黙殺されてしまうことが問題なのである
ヒトは暴力的統率者に逆らいたくないものであり 逆らわない自分を正当化する形で暴力的統率者に忖度同調迎合するようになるものなのである
プーチン政権にせよ日本大学田中英寿体制にせよ 腐敗した強権的組織に対してヒトは媚へつらい逆らうことをしなくなる傾向性が非常に強いのである
これは 進化の過程において 暴力者に迎合忖度しておいた方が存続や繁殖において有利に働いた結果として 卑劣な性格が遺伝的に拡がった結果であって 目的が存在しているわけではなく ましてや本能のままに行動しておけば自動的自然に持続可能性や安全性や公平性が担保されるなどというのは大衆観念的倒錯という他ない
遺伝的進化というものは あくまで「拡がりやすい遺伝子」が拡がるだけであって ヒトの女子が強姦された際に抵抗できなくなってしまう性質があるのも かつて祖先がオスから交尾を強要された際に抵抗できなくなる性質を持ったメスの遺伝子の方が拡がりやすかったという「結果」でしかなく そこに目的が存在しているわけではない
交尾を強要される時に抵抗できないメスと 抵抗することができるメスのどちらの遺伝子が拡がりやすかったのかは 生息環境や状況に左右されるものであり ヒトの場合は大勢において抵抗できないメスの方が繁殖に適していた「結果」以上の意味はない
それは オスが交尾をする上においては「便利」ではあろうが オスが交尾をしたがるのは繁殖を目的にしているわけではなく 誰彼構わず後尾をしたがるオスの遺伝子の方が拡がりやすかったという結果でしかなく
それこそ小学生を強姦して殺害するなどという何の合理性もない事件まで起きるものなのである
情動とは 行動を引き起こすバイアス(偏り)に過ぎず 合理性が伴う必要性は何もなく 進化的に拡がりやすい遺伝子はただの「結果」以上の意味は存在しないのである
塩分や脂質や糖質を摂りすぎて「生活習慣病に陥ることを目的」とした本能習性ではなく 単にそれらが乏しい環境下において存続に有利に働いた習性が遺伝的に拡がったに過ぎない
それでは現在の文明社会のように塩分や脂質や糖質が豊かに摂取できる環境下であれば自動的自然に適応的進化が起きるかと言えば それは起きない
遺伝的進化というものは存続において有利な性質を持った個体種以外が全て死滅するという過酷な淘汰圧力環境においてのみ生ずる自然現象であって 大量の死滅なくして遺伝的進化など起きないのである
バカなタレントは「進化で月経の痛みがなくならないのかしら」などと言い出すものだが 月経の痛みが少ない女性以外を断種すれば数世代で「進化(品種改良)」することは可能なのであり いわずものがな人道に反する酷い「政策」が必要となるのである
それに対してバカ生物学者は「進化には数千万年かかる」などという嘘ではぐらかしただけであり 淘汰圧力がかからなければ何億年経っても進化なんぞ生じないのである
シーラカンスやオウムガイのように 数億年単位で進化しない生物が現存しているのも 進化が生じない生息環境下の「結果」である
ましてや現代文明社会のように先天的疾患であっても治療できる環境であれば 変異による先天性疾患が増えることはあっても 進化など生じるわけがないのである
遺伝的進化には「正解」や「目的」などが存在するわけではなく あくまで自然現象の「結果」以上の意味など存在しないのである
絶対的な「ヒト」のゲノムが存在しているわけではなく フリードリヒ:ニーチェが主張するような究極絶対「超人」的「ヒト」への進化過程が存在しているわけではないのである
それは遺伝的進化に対する倒錯した衆愚の妄想に過ぎず ニーチェなんぞを大学で「哲学」として教えている時点で哲学界は無責任極まりないオカルト集団なのである
ニーチェを鵜呑みにしたバカ学生共にしてみれば 哲学界全体がオカルトだとは信じたくない「恐怖の論説」であろうが その「常識」こそが根拠のない洗脳状態なのであって 「自分だけは絶対に洗脳されてなどいない」という自己過信が働くからこそ 嘘やデマであっても簡単に鵜呑みにしてしまうようになるのである
「天才になりたい」と思うのであれば たとえ利己的利益を目的としているバカだとしても 最低限何が真実で何が嘘やデマなのかを区別できないことには「論外」というものである
Ende;