犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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アルファベットかぶれ

2017年06月29日 | 国語真偽会
もうずっとずっと気になってしかたなかったし、
ネタはそこいらに豊富に溢れかえっているというのに
手を付けて来なかった事がある。

日本の商品の、奇妙な英語についてだ。

Tシャツをはじめ、食器、家電製品、自転車などなど、
なんでもいい。
商品のデザインとして、何かひとこと印刷されていることがよくあるが、
なんで英語なのか。

しかも、よく見るとその英文が意味不明なことがしばしばある。
文法的に成立していないことも多い。
だからって詩的だということではない。
文法的にはなんとかなっていそうだけど、意味がなんだか分からないようなことも多い。
とにかく、おかしい。

英語に限ったことではない。
一見して何語か、知らないような言語を使っているものもある。
これまた、正しいかどうか分かるような知識をこちらが持ち合わせていない。
知っている人が少ないだろう。
そんなところに付け込んでどうする。

商標もしばしば英語で作られる。
自動車も、「スカイライン」や「クラウン」くらいならまだイメージが広がったものだが、
「シーマ」ってなんのことやらわからないし、
「インテグラ」?「ル」は無いの?とか、
「カローラ」も意味知らない。

アルファベットのほうがデザイン的だとか、
意味の無いもののほうがデザイン的だとか、
そういう理屈もわからないではない。
しかし、歌詞もここぞというところで英語を挟んだりすることと合わせて考えると、
なんだか英語さえ使っときゃかっこいいと思っているみたいな気がしてくる。
歌の中で英語を使うのも、リズムとの兼ね合いや、意味が無いほうが良いときもあるからだろう。

意味が無くて調子の良い歌詞は、日本にも伝統的にある。
合いの手だ。
「ヨイヤサー」とか「トコドッコイ」とか「ソンレンセー」とか
「イヤコラセ」とか「ヤッショーマカショー」とか「ツカマカホイ」とか。
そういう役割を、英語の歌詞が担っているのかもしれない。

しかしここで私が言いたいのは、商標や歌詞のことではない。
なんだかもっと意味の無い、ただただ印刷してある文言のことだ。

自転車に、銘柄とでも言おうか、名前が付いている。
斜めのフレームのところに、何か印刷してある。
こういうのも、決まってアルファベットだ。

自転車置き場などで周りの自転車を見ると、なにやら奇妙なものがあるものだ。
最近よく見かける、私のお気に入りの奇妙は、
「Fromage」である。
自転車の名前が、フロマージュ。
どこがどのようにチーズなのか。
原材料か。
においか。
質感か。
ワインに合う自転車なのか。

ママチャリなので、自動車の車種名と違って、さほどの意味も無い。
「エスクード」は廃車にして「エクストレイル」を買ったんだ。とは言うが、
「ロック5200」だけじゃなくて買い物には「フロマージュ」で行くの。とは言わない。
マウンテンバイクだけじゃなくて買い物にはママチャリで行くの。と言うだろう。
だからって、意味不明な言葉をくっ付けて、なんの意味があるのだ。

こういったネタは豊富なのだ。
今後はしっかり取り組んで、怠らず読み込み、いちいち槍玉にあげていこう。

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