[あらすじ] ウェブ上のサンスクリット辞典、デーヴァナーガリーの入力方法、
便利なリンク集について紹介したよ。
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/c/cc90341de380d0c45eed0b9b045ea510
文法を一通り終えると、何か読みたくなる。
そういう欲求に応えるために、多くの文法書の最後に
いくつかのお話が載っている。
「選文」という言葉を知った。
どんなもんが選ばれているかというと、
ヒトーパデーシャやパンチャタントラ、
マハーバーラタやラーマーヤナ、
ウパニシャッドや●
その後ろに語彙集が付いているから、
単語の意味はすぐに調べられるようになっている。
「サンスクリット講読」とかいったタイトルで、
本も出ている。
中身は似たようなものだ。
訳の付いているものも有れば、無いものも有る。
文法書のおまけの選文に訳が付いていないのは
初学者にしてみるとなんとも心許ない。
しかし、訳を付けるとなると、解釈の分かれる部分などをどう捌くか、
非常に難しくなってしまうのだろう。
※
話があっちゃこっちゃ飛んで戻る。
自分の持っている参考書をかき集めて見直して
テーマごとにきちんとまとめて書く、
という作業をしていないので、話が飛ぶ。
辞書の引き方について。
菅沼晃著『新・サンスクリットの基礎[下]』や
上村勝彦・風間喜代三著『サンスクリット語・その形と心』に
数ページをあてて詳しく説明している。
今見返すと、とても親切な解説だと思う。
それでも数年前に読んだ時はなんとかやっとこ理解したような感じだった。
少し慣れたらもう一度読み返すと、理解が進む。
まあ、参考書のどこもかしこもそういうもんかもしれないが。
菅沼『基礎』は、モニエルとアプテと荻原を中心に比較して、
辞書の構造を説明している。
これをすごく簡単にまとめているような内容なのが、昨日(?)紹介した
まんどぅーかさんの辞書ヘルプページ。
https://www.manduuka.net/sanskrit/dic/mwdichlp.htm
菅沼『基礎』はその他に、それぞれの辞典の特色の説明や
色々な参考書を紹介している。
※
また話が飛ぶけれど、菅沼『基礎』は練習問題の解答も載っているし、
初学者に親切。
問題の解答が載っているなんて当たり前のことかと思うと
そうでもないからね。
とは言え、この菅沼『基礎』で私はサンスクリット独習を始めたのだけど、
すぐにしんどくなった。
それで、他にMedha Michikaさんの著書や、
平岡昇修著『サンスクリット・トレーニング』シリーズを使うことにした。
※
菅沼晃著『サンスクリット講読』は、
単語の文法解説が有るので、初学者にも理解しやすい。
私は当分これを読んでいる。
名詞の性・数・格も、動詞の語根・人称・数・時制も
一つ一つ書いてある。
助かるぅぅ
辻直四郎著『サンスクリット読本』は、
箱から出すと三分冊になっている。ステキ
本文と、語彙集と、翻訳と注記の冊だ。
文法書の選文では見られないような美文もちょっと載っている。
私は宮廷詩人カーリダーサの詩を読めるようになりたい
という野望が有るのだ。
※
バガヴァッド・ギーターを訳出しているブログが有る。
インド雑貨を扱うお店のようだ。
http://blog.sitarama.jp/?cat=10
これまた逐一、単語の文法的な説明もしている。
助かるぅぅ
※
文献だけを手に入れようと思ったら、いくらでも
無料で見られる。
古典を学ぶ時の利点だ。
著作権なんか無いもんね。
私は主にここで探している。
https://archive.org/
サンスクリット文典は、もともとは口伝だった。
伝えやすく憶えやすくあるため、韻律が整っている。
それは言い換えれば、韻律が合っていれば
他の語や他の語形に置き換えられる、ということにもなる。
書写する文典だって写し間違えが有る。
口伝でも、異本が有る。
これが古典の悩ましいところでもある。
訳書が出ているなら、前書きが凡例か後書きかとにかくどこかに、
底本を何に取ったか、ということが書いてあるはずだ。
それを探すのが手っ取り早い。
いろいろ探しているうちに、
いくつかの版元の名前をおぼえたりしてくる。
※
こういったウェブ上の図書館のような場所はいくつも有る。
リンク先のリンク先を参照すりゃあいいさ。(たらいまわし
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/c/cc90341de380d0c45eed0b9b045ea510
※
さて次はyou tubeの話をするか。
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