私の性自認は生まれながらの女性ではなく、
しかし男性になりたいわけではない。
且つ、恋愛対象は女性。
ということなのだが、
こういう自覚が最初からあったわけではない。
その変遷を述べたいが、詳しく書くと長くなるので、
今日はおおまかなことだけにしたい。
まず、10代の頃は、心理学や精神医学の本などを読み、
自分は女性の同性愛者つまりレズビアンであって、
それは精神治療の対象となりえる、ということを知る。
つまり病気と言える。
当時のそういった学問の中でしばしば使われる表現は、性的倒錯、異常など。
また、キリスト教の洗礼を受け、教会では同性愛は罪とされているので、
自分が恋愛することには罪悪感があった。
1987年、私が18歳の時、別冊宝島『女を愛する女たちの物語』発刊。
日本のレズビアンの現状を知ることができた。
当時はインターネットなど無いので、この本から様々な情報を得た。
コミュニティの存在を知り、ミニコミ誌も購読した。
ミニコミ誌の募集記事を見て、1994年の第一回レズビアン・ゲイ・パレードに
実行委員として参加した。
フェミニズムの流れを汲むレズビアンたちの運動を知る。
性的指向は自分の意志で選択的に決定するものだ、という考え方を知る。
1993年にWHOが「同性愛はいかなる意味でも治療の対象にならない」
と宣言していたことを、後になって知った。
つまりそれまでは同性愛は病気扱いだったのだ。
1998年、埼玉医科大で国内初の性転換手術が行われた。
この頃になって、性同一性障害という捉え方が聞こえてくるようになった。
女性である身体に違和感をおぼえる自分も、性同一性障害ではないか、
と思ったりするようになった。
しかし、せっかく同性愛が病気扱い・治療対象ではなくなったのに、
今度は性同一性障害という病気になって治療を望むのかと
おおきな矛盾を感じた。
そして、今の自認に至る。
これが、おおまかな流れだ。
社会の中にある価値観で自分を見ることによって
自尊心を傷つけることもあれば、
社会の変化によって自分の見方が変化することもある。
自分の力だけでは自分を理解することはできなかった。
自分の価値観で自分を見ることが、自己同一感や自尊心にとって
重要であるが、その自分の価値観と言っているものも、
社会の情勢と無関係ではなかった。
より楽に自分らしく自然に生きるためには、社会を変えていく必要がある。
と、あらためて思う。
しかし男性になりたいわけではない。
且つ、恋愛対象は女性。
ということなのだが、
こういう自覚が最初からあったわけではない。
その変遷を述べたいが、詳しく書くと長くなるので、
今日はおおまかなことだけにしたい。
まず、10代の頃は、心理学や精神医学の本などを読み、
自分は女性の同性愛者つまりレズビアンであって、
それは精神治療の対象となりえる、ということを知る。
つまり病気と言える。
当時のそういった学問の中でしばしば使われる表現は、性的倒錯、異常など。
また、キリスト教の洗礼を受け、教会では同性愛は罪とされているので、
自分が恋愛することには罪悪感があった。
1987年、私が18歳の時、別冊宝島『女を愛する女たちの物語』発刊。
日本のレズビアンの現状を知ることができた。
当時はインターネットなど無いので、この本から様々な情報を得た。
コミュニティの存在を知り、ミニコミ誌も購読した。
ミニコミ誌の募集記事を見て、1994年の第一回レズビアン・ゲイ・パレードに
実行委員として参加した。
フェミニズムの流れを汲むレズビアンたちの運動を知る。
性的指向は自分の意志で選択的に決定するものだ、という考え方を知る。
1993年にWHOが「同性愛はいかなる意味でも治療の対象にならない」
と宣言していたことを、後になって知った。
つまりそれまでは同性愛は病気扱いだったのだ。
1998年、埼玉医科大で国内初の性転換手術が行われた。
この頃になって、性同一性障害という捉え方が聞こえてくるようになった。
女性である身体に違和感をおぼえる自分も、性同一性障害ではないか、
と思ったりするようになった。
しかし、せっかく同性愛が病気扱い・治療対象ではなくなったのに、
今度は性同一性障害という病気になって治療を望むのかと
おおきな矛盾を感じた。
そして、今の自認に至る。
これが、おおまかな流れだ。
社会の中にある価値観で自分を見ることによって
自尊心を傷つけることもあれば、
社会の変化によって自分の見方が変化することもある。
自分の力だけでは自分を理解することはできなかった。
自分の価値観で自分を見ることが、自己同一感や自尊心にとって
重要であるが、その自分の価値観と言っているものも、
社会の情勢と無関係ではなかった。
より楽に自分らしく自然に生きるためには、社会を変えていく必要がある。
と、あらためて思う。
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