カッとなる。
怒りが突き上げる。
咄嗟に言葉が出る。あるいは手が出る。
こういった衝動は、6秒で収まる。と、言う。
そんなわけが有るか!
と、即座にはねつける言葉を一旦引っ込めて、
6つ数える。
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はあ、なるほど、そういうものかもしれないねえ。
※
理由が有って怒っていても、
その理由に対してどう反応するかということは、
その理由が有るということとはまた別の問題なのだ。
※
「凪咲とザコシ」というテレビ番組が有る。
NMB46のメンバーである渋谷凪咲と芸人ハリウッドザコシショウのやりとりで進む。
ちょっと話は逸れるが、芸能人の名前に敬称を付けて書くかどうか、
いろいろ考えた。
詳しくはあらためて書くが、
今回は、芸名とは看板であり、商標であり、その人のキャラクターを指すものと考えて、
敬称なしで書くことにする。
作家の名前は呼び捨てにしたりする、あの感じと思っていただければ良い。
渋谷凪咲は、芸人の間で恐れられている。
芸人に匹敵するほど大喜利にストイックなのだ。
※
ぼる塾あんりのツッコミは語調が強い。
そのため、「怖い」と思われてしまうのは残念だ。
どうしよう。
というのが、先日の放送のテーマだった。
興味の有る方はさっそく見りゃいいんじゃないの?この先を読まなくていいんじゃないの?
https://tver.jp/episodes/ep1rk9zq1s
まず一つ目の対策として、
ツッコミの言葉を優しく言い換えていった。
例えば、
あんりの「甘ったれんじゃねえよ!」
を渋谷は
「甘え上手ね」と言い換える。
「バカタレ」→「おふざけさんね」
「やめろよ」→「止まれる?」
などと、渋谷の言い換えが冴える。
しかし、試しにやってみると、面白くならない。
日常会話のようになってしまうのだ。
ツッコミはやっぱりパンチ力が必要なのだ。
けれど、その衝動がいけない、というのがテーマなんである。
では、どうすれば良いのか。
※
そこで、ある方法で「6秒待つ」時間を設ける。
そうやって怒りの衝動を流した後に、ツッコむ。
これが意外なほど面白かった。
なぜ面白くなったか。
さっきと何が違うのか。
それは、あんり自身の言葉でツッコんでいるからだ、
と私は思う。
https://tver.jp/episodes/ep1rk9zq1s
ザコシショウのでたらめな物ボケに対して、
6秒の間を置いて、
「初心を忘れてないね~」
面白いし、優しいし、キツイ意味も含んでいる。
あんり、技あり。
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