犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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東京レインボープライド今年も

2017年04月27日 | LGB&T
LGBTという言葉が広まって、説明が簡単になったような気がする。
けれども、LGBTというひとことではまるで説明しきれていないというのが
ほんとのところだ。
LGBTということを説明するときに「性はグラデーション」とよく言うように、
多様さは本当に多様で、限りない。

ブログ上でカムアウトしたのが3年前の東京レインボープライドの日で、4月27日だった。
自分が何者であるかを隠し続けるということは、自己否定的なところが多分にある。
だから、カムアウトするとかなりスッキリした気持ちになる。
一方で、隠すには隠すだけの理由があるもので、避けたかったような面倒な事も
カムアウトすれば起きてくる。
一人ひとりがカムアウトすることで社会が変わる、という考えも持っているが、
カムアウトしたくない人はしなくていい、とも思っている。
それくらい、当事者にとってやっぱり負担にはなるものだ。
今の社会の中では。

女性として生まれ育ったが、自分の感覚としては自分は女性という感じではなく、
しかし男性になりたいというわけでもない。
恋愛対象は女性。
ということでカムアウトした。
これだけでも充分に、説明していかないとよく伝わらない部分があちこちに散りばめられている。
簡潔にまとめた入門編といったところだ。

しかし現実はもっとややこしい。
現時点を取ってもややこしいし、子どもの頃から現在までの変遷を見てもややこしいし、
社会の傾向やその変化と比較して見ていってもややこしいものがある。
そのあたりを少しずつ、説明してきたつもりだ。
3年経ったことだし、もう少し細かい話を書いていこうかと思っている。

簡潔な説明だと、疑問が残るせいで、かえって分かりにくくなる場合もある。
しかし、細かいところまでいきなり説明すると、煩雑でいっぺんには分からない。
そこんところを、時間をかけて小出しにしていこうというわけだ。
なんのために。
読む人が、私のあれこれを知る中で、性的マイノリティのひとつのケースに触れて、
ちょっとでも理解が進めばいい。
一人、知っている人が増えたら、それはもう社会の変化の一歩になる。
100人読んでくれる人がいるのなら、またよし。
読者が知れば、読者の周辺にも影響は起こる。

今年の東京レインボープライドは、5月7日(日)。
渋谷公会堂の前から出発し、公園通りをくだり、
線路沿いのほうの道を北上して原宿から代々木公園イベント広場に戻る。
12時出発。
私は例年どおり、先頭のブラスバンドのさらに先頭でトロンボーンを吹く。
ああ、トロンボーンをやってて良かった。

沿道からの応援、イベントへの参加、ビールの提供をお待ちしております。

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