コスモのフォトアルバム

旅の記録 五街道ウォーク中!旧東海道、旧甲州街道、旧中山道を完歩。只今、日光街道に挑戦中!    

南座(劇場)~京都府京都市東山区

2022-08-06 05:30:34 | 芝居小屋

2022年6月23日 京都府

南座

京都府京都市東山区四条通大和大路西入中之町198

南北朝時代に庶民歓楽の場として、使われだした四条河原に、出雲の阿国が現れたのが慶長年間のはじめ頃。人々を魅了した芸能が発展した。

江戸前期になると近辺に7座の芝居小屋が公許されて櫓を重ねた。このうちの南側西の小屋が現在の南座の前身である。
その後江戸の後期になると2座に減って、明治26年には北座も廃絶、南座だけが残り、今に至っている。

南座の西側には、阿国歌舞伎発祥地の碑があり、向かいの四条大橋の畔には阿国像が立っている。

過去何回か改装を重ねてきたが、平成3年には、歌舞伎発祥の地に建つ日本最古の劇場としての伝統をふまえ、桃山風破風造りの格調ある外観はそのままに、近代的設備を備え、鮮やかに改装された。

▼たぶん櫓 以下は金丸座で見たものと同じもの

image_R

▼金丸座の櫓(下の写真)

常設の芝居小屋正面の破風に、官許・公認の証として組み上げた木材の構造物。座元や一座の紋を染め抜いた幕を張り、梵天(劇場の正面櫓に立てた御幣)を立て、毎朝櫓太鼓を打ちました。

阿国歌舞伎発祥地の碑

▼四条大橋から見た南座

cosmophantom

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

嘉穂劇場(歌舞伎劇場)・~福岡県飯塚市飯塚

2020-03-13 05:59:22 | 芝居小屋

2020年1月30日 【小倉・門司・下関】 福岡県

嘉穂劇場

福岡県飯塚市飯塚

1931年に開場。日本劇場建築の特徴ともいえる両花道とマス席を持った木造二階建ての歌舞伎劇場で、現在もそのままの姿で利用されている全国唯一のもの。

DSC_0177_R

スズラン灯

▼二階席

▼奈落

cosmophantom

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

呉服座(重要文化財)・~愛知県犬山市内山(明治村)

2019-06-26 05:45:47 | 芝居小屋

2018年1月28日 愛知県 【明治村】

呉服座(重要文化財)

愛知県犬山市内山(明治村)

旧呉服座は舞台、花道、平場、桟敷、楽屋などよりなる木造二階建の芝居小屋で、昭和四十六年に大阪府池田市より明治村に移築され、旧規の姿に復原されたものである。
 この建物は現存する劇場建築の中では建立年代の古いもので、規模も大きく、江戸時代以来の芝居小屋の伝統を各部にとどめていて、我が国劇場建築の推移を知る上で貴重な遺構である。

旧所在地:大阪府池田市西本町  建設年代:明治25年(1892)

 cosmophantom

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

康楽館(重要文化財)・~秋田県鹿角郡小坂町

2017-11-18 05:59:39 | 芝居小屋

2017年8月24日 【ぐるり東北2017】 秋田県

康楽館 重要文化財

秋田県鹿角郡小坂町

今や全国的に有名な康楽館は、明治43年(1910)に小坂鉱山の福利厚生施設として建設されました。
二階建で、定員約800人(当時)。正面のイギリス下見板張の外壁と装飾、客席部の天井に洋風意匠が見られますが、花道、廻り舞台など江戸期に成立した芝居小屋の形式を伝える和洋折衷の様式を持っています。

 

        

▼二階席より
  

▼一階

  

 

▼楽屋

▼奈落

 

2017-11-18 05:59:39

 cosmophantom

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金丸座(旧金毘羅大芝居)(重要文化財)~香川県仲多度郡琴平町

2017-05-10 05:55:03 | 芝居小屋

2016年12月28日 香川県

金丸座(旧金毘羅大芝居) 重要文化財

香川県仲多度郡琴平町

天保6年(1835)に建てられた現存する日本最古の芝居小屋。年3回の「市立ち」の度に仮設小屋で歌舞伎興業などを行っていましたが、江戸時代中頃から金毘羅信仰が全国的に高まり、門前町の形態が整うにつれ常小屋が必要となりました。設置は多数の庶民にも求められ、富籤(現在の宝くじのようなもの)の開札場を兼ねた常小屋として建てられました。
「金丸座」の名称は明治33年につけられたものです。昭和45年に国の重要文化財に指定され、昭和47年から4年間の歳月をかけて現在の場所に移築復元しました。昭和60年から「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が開催され、四国路に春を告げる風物詩となっています。また、平成15年度に復原及び耐震構造工事(平成の大改修)が行われ、調査中に発見された痕跡を検証し、「ブドウ棚」と「かけすじ」 を復元してより江戸時代の情緒あふれる姿に再現されています。
映画「男はつらいよ寅次郎の縁談」「写楽」「阿修羅城の瞳」「UDON」「最後の忠臣蔵」のロケ地にもなりました。

▲櫓

常設の芝居小屋正面の破風に、官許・公認の証として組み上げた木材の構造物。座元や一座の紋を染め抜いた幕を張り、梵天(劇場の正面櫓に立てた御幣)を立て、毎朝櫓太鼓を打ちました。

▲鼠木戸

正面中央にある出入口を鼠木戸といいます。一般の観客が入場する木戸で、大人が一人づつかがんで、やっと通れる高さしかありません。これは無料の入場者を防ぐ為、考え出されたものだといわれています。

▲下足馬

▲歩み

客席に入る通路として仮花道と本花道の間を横につなぐ幅の広い(約15㎝)「歩み」と言う敷き板が五箇所渡っています。

▲顔見世提灯

葡萄棚と呼ばれる天井

▲桟敷席

 空井戸とスッポン

空井戸とは、舞台と花道の付け根に構えた半間四方の空枠です。現代の劇場では姿を消してしまった舞台機構のひとつで、江戸時代、上方の劇場に設けられたといいます。舞台下の奈落に通じており、井戸や池などに見立てたり、役者の出入り、早変わりなど、空井戸の機構を使い自由自在に舞台演出ができ、その様式を残しているのは旧金毘羅大芝居だけだそうです。

スッポンとは、花道の七三(舞台から三分、揚幕から七分の位置)の位置にある小さな〝セリ〟(0.8m)×(0.6m)という切り穴のことです。旧金毘羅大芝居では人力で上下に動かします。スッポンという呼び方はせり上がってくる役者が、スッポンが首を出す様子を連想させるところから付けられたものだといわれています。主に幽霊、妖怪、妖術使いなどが登場する時に使用されます。

▲二階の桟敷席

▲櫓へ上がる階段

楽屋

▼奈落

  

2017-05-10 05:55:03

cosmophantom

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

脇町劇場(オデオン座)・~徳島県美馬市脇町大字猪尻字西分

2017-04-12 05:43:01 | 芝居小屋

 2016年12月27日 徳島県

脇町劇場(オデオン座)

徳島県美馬市脇町大字猪尻字西分

1933(昭和8)年8月、藤中富三氏・清水太平氏らが中心となり、旧脇町に劇場を建設することを提唱し、当時、町内の事業家であった森幸雄氏や吉川長次氏に働きかけて協力を得ることになりました。翌年、脇町劇場は西洋モダン風の外観で、回り舞台、奈落などを備えた本格的な芝居小屋として建てられました。
戦前には歌舞伎や浪曲の上演で人気を集め、戦後には歌謡ショー公演や映画上映など地域の憩いの場として親しまれました。
その後、映画の斜陽化と建物の老朽化が重なり、閉館、取り壊される予定でした。しかし、山田洋次監督の松竹映画『虹をつかむ男』のロケ舞台となったことがきっかけで、平成11年に町指定文化財として昭和初期の創建時の姿に修復され、一般公開されることになりました。  美馬市ホームページより

cosmophantom

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

内子座(重要文化財)~愛媛県喜多郡内子町

2017-02-14 05:46:02 | 芝居小屋

2016年12月23日 愛媛県

内子座 重要文化財

愛媛県喜多郡内子町

内子座は、木蝋や生糸などの生産で栄えた大正5(1916)年、芸術・芸能  を愛好する人々が建てた劇場です。木造2階建て瓦葺き入母屋作りで、回り舞台や花道、枡席などを整えた都市型劇場で芝居などが盛んに上映されました。その後映画館などに改装、最後は老朽化のため取り壊されるところ、町並保存事業に連動し昭和58(1983)年~60年(1985)年に復原、同年10月劇場として再出発を果たしました。

 

 

      

 

 

       

 

  

 

  

 

 

関連記事:内子の町並み①

[関連記事] 永楽館(兵庫県豊岡市出石町柳) 

2017-02-14 05:46:02

☆cosmophantom

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

永楽館(芝居小屋)~兵庫県豊岡市出石町柳

2016-08-19 05:53:53 | 芝居小屋

2016年7月26日 兵庫県

永楽館

兵庫県豊岡市出石町柳

明治34年に開館し、歌舞伎や新派劇、寄席、活動写真など但馬の大衆文化の中心として栄えた芝居小屋。平成20年に大改修が完了し、明治期に残る芝居小屋として近畿地方に現存する唯一のもの。独特の赤茶色の土壁と大きな切妻壁、14間半(約26m)の長い壁面、太鼓楼をもち、廻り舞台、奈落、花道、すっぽんといった貴重な劇場機構がある。

    

  

  

 

cosmophantom

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

乙女座・~広島県呉市豊町御手洗

2016-03-20 05:58:54 | 芝居小屋

2015年12月27日 広島県

乙女座

広島県呉市豊町御手洗

昭和12年、御手洗に劇場がなかったことから乙女座の建設を計画。その建物は建築の粋を集めたモダン劇場として一際目立ちました。戦後は昭和30年代まで映画館として親しまれ、その後は選果場に転用されましたが、平成14年3月、現在の形に復元されました。 くれナビ

  

 二階へ

 

 

2016-03-20 05:58:54

☆☆cosmophantom

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする