2015年2月10日 沖縄県
斎場御嶽(せーふぁうたき) 世界遺産
沖縄県南城市
御嶽(うたき)とは、沖縄の聖なる空間であり、祈りの場。斎場御嶽は、琉球の創世神話に登場する沖縄の七御嶽のなかでも、最も格の高い聖地とされている。もともとは男子禁制の場で、琉球国王でさえ、聖域内に入る際には女性用の衣装に着替えたと伝えられている。実際に訪れてみると、そこが聖地であることを体感できる。樹々が青々と茂る静かな空間、時折吹き抜ける風、緑の葉っぱの隙間から差し込む日光は心地よく、神の気配さえ感じさせる。高台にあるため、東には神の島として知られる久高島を拝むこともできる。たびらい・沖縄より
▲ この山が斎場御嶽
御門口:斎場御嶽の入り口は御門口と呼ばれ、男子禁制、一般人立ち入り禁止であったかつての斎場御嶽では、一般の人々はこの御門口でお参りをした。又、上記の様に国王でさえもここから入る時は、襟の合わせをかえ女装をし、また内部の整備などの仕事を請け負った人々も女装をして入ったという。
▲ 拝所 ▼
▲ 艦砲穴:1945年の沖縄戦時、砲弾によりできた穴
鍾乳石(珊瑚)
▲ 石灰化したサンゴ
▼ 寄満(ゆいんち)
寄満とは琉球国王のために食事を作る厨房を意味する言葉で、首里城内にある建物の名だ。首里城の寄満には国王の為に新鮮な食材類が集まった事から、斎場御嶽の寄満は「豊穣の満つる所」というような意があるといわれる。寄満には、戦前までその年の吉兆を占う馬の形をした石「うまぐゎーいし」が置かれていた。
▼ 拝所
▲ 案内人方はかつてここで拝んでいた女性(神女)のオイだそうです
▼ 三庫理(さんぐーい)
▼ 久高遙拝所:三庫理(さんぐーい)の奥
▲この香炉は、琉球最高の神女「聞得大君(きこえおおきみ)」と関係があると言われています。
2015-02-27 18:59:26
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