中正國際機場 (台湾省桃園縣大園郷)
民國94年7月17日撮影
C.K.S. International Airport, Dayuan Shiang, Taoyuan, Taiwan
Sunday, 17th July 2005
食事を終え、階段を下のフロアに降りようとしたら、土産物の女性販売員に日本語で声を掛けられた。鳳梨酥(パイナップルケーキ)の試食を勧められる。濃厚で旨い。以前、台湾土産にパイナップルケーキを貰って旨かったから、もともと買うつもりでいたので買い求める。いくらか負けてもらって730元を支払う。財布の中から台湾の紙幣が全て消えた。
あとは出境(出国)するばかりである。手荷物は例によって持ちこむ。中文では行李と書くが、柳行李を風呂敷に包んでいそうだが、風呂敷の旅客はもちろんいない。成田ほどは厳しくない手荷物検査に続いて、旅券(PASSPORT)と搭乗券を見られる。旅券は中文では護照という。旅券に留められていた出境登記表は回収され、出境の印が押された。これで中華民國(台湾)を出た事になる。旅券と搭乗券をしまおうとすると手がインクで青くなっている。旅券だけでなく、搭乗券にも何か押されていて、搭乗券がインクを弾くような紙だったので、すっかり汚れてしまった。旅券も汚れてしまった。もう少し速乾性のインクを使っていただきたい。
インクは気に入らなかったが、ここ第ニ航廈(ターミナルビル)は明るくて奇麗である。今の第一航廈を利用したのは民國86年(1997)だから、既に改装しているかもしれないが、当時、古くて暗い印象を受けた。香港への乗り継ぎの往路は待ち時間も少なく、初めての台湾で(入境はせず)興味深かったが、復路は待ち時間が長く退屈だった。お金も日本円と港幣(香港ドル)しか持ち合わせておらず、お茶も飲まなかったが、案外どちらかは使えたのかもしれない。YVR (Vancouver, B.C., Canada)では米ドルが使えた。このターミナルだったら長い待ち時間でも大丈夫だったろうと思っていたら、実際に長く待つ事になろうとは。 (つづく)