台北大衆捷運 淡水線 淡水站 (台湾省台北縣淡水鎮)
民國94年7月16日撮影
MRT Danshui Station, Tamsui, Taipei County, Taiwan
Saturday, 16th July 2005
ホテルを出て、捷運の民権西路站へ向かう。せっかくシャワーを浴びてさっぱりしたが、歩いているだけで汗だくになる。暑いのが嫌ならこの時期の台湾を訪れるべきではない。駅に着き切符を買おうとするが小銭がない。ここの自動券売機ではお札が使えない。近くに両替機があるが、中文表示でよく解からない。英文表示に切り替えて100元札を両替する事が出来た。日文表示も加えて欲しい。あらためて券売機でお札の使える日本は便利なのだと再認識をするが、運賃が高くてお札を使う場合が多いのではないかとも思う。さて、淡水までの切符を買う。45元である。日本の鉄道運賃と比べて格段に安いが、台湾3日目ともなると高く感じる。月台に降りて、淡水行の列車に乗る。車内には立っている人もいて、少し混んでいる。星期六(土曜日)だから休日だろうから、買い物帰りの人達であろう。
列車は地下から地上に出て、高架線を走る。夜市で賑わうという士林は故宮博物院へのバスが出ている。北京市にある旧紫禁城の故宮博物院をまず思い出すが、台北市にもあるのだ。日中戦争、国共内戦をへて、紫禁城の財宝が台湾に運ばれたのである。涼しくなったら、ゆっくりと訪れてみようと思う。したがって今回は行かない。夜市にも行かない。北投に到着。ここからは新北投支線が新北投とを結んでいる。新北投といえば北投温泉である。日本では特別天然記念物である北投石は、ここ北投温泉と玉川温泉(秋田県)でしか産出しない。しかし今回は温泉には行かない。やがて淡水河が車窓に見えてきた。淡水の街はは近い。しかし日没も近い。ホテルでのんびりし過ぎたようである。
淡水站月台より淡水河を望む
列車は淡水に着いた。ここ終点まで利用する人が多い。駅前はおまつりでもあるかのような賑わいである。夕涼みのつもりだったが、やはり暑い。観光地らしく海鮮料理の店や土産物屋が並んでいる。カップルや家族連れにまじって散策する。淡水に行ったら魚丸を食べようと思っていた。魚の練り物で要するにつみれである。スープに入っているそうで、つみれ汁ということか。しかし川沿いの店を見ながら歩いていると、魚丸を串に刺して炙っているおやじさんがいる。日本式の味付けとあり、お好み焼きのソースのようなものを塗り、青海苔がふられて何やら旨そうである。魚丸を焼くおやじさんから1串もらう。20元。思ったとおりの味で旨かったが、胡椒が少々多いようで咳き込む。日本なら傍らでビールも売っているだろうが、ちょっと見当たらない。お国柄の違いだが、簡単に酒類が手に入る日本が良いのか悪いのか。手に入るからといって飲んじゃう自分が良いのか悪いのか。淡水散策はこのくらいにして台北に戻るとする。戻ってビールを飲もう。次第に辺りも暗くなってきた。 (つづく)
淡水より対岸の観音山を望む