新しいスピーカーを物色しているものの、なかなか「これは!」と惚れ込むような決め手に欠いて、
買い換えには至りません。それで今回、その前にスピーカースタンドを変更してみて、
現行SP の延命、音質アップを図ってみました。実はこれもずいぶん前から考えていたことで、
この度、ようやく実現することになったんです。
上の写真がこれまで使っていたスタンドです。セレッションの前に、やはりイギリス製の
mission(ミッション)のSPを使っていて、このスタンドはそれと同時に購入した同社製です。
値段は忘れちゃったけど、たぶん安物で、あまり頑丈でなさそうなスチール製。
ただし、当時まだ走りだったスパイク付きで一応メカニカル・アース、加えて重しとして
鉛のインゴットを乗せて見かけの重量を増し、「それなり」に自分なりにチューニングして
使ってはいました。しかし、これをもっとしっかりしたスタンドに変更したら、
セレッションの音は一段と良くなるのでは?? と思い続けていたんですね。
SPスタンドもピンきりで、たとえば、最近発売されたクリプトンというメーカーのは
ペアで定価 73500円 もします。安値(そこそこ)なSPが買えちゃいますよね。
でも、高価格=最優良 とならないところがオーディオの難しくも面白いところ。
どこで自分が納得できるか、折り合いをつけられるかなんですね。
もっと大きなフロア型のSPに換えたい野望のある私には、現在、SPスタンドにそこまで
お金を注ぎ込めない事情もあり、選んだのは TAOC の EST-50HL という
モデルで、 定価 34000円(ペア、税別) → 購入価格 23940円(ペア、税込)でした。
組み立て式、ずしりと重い、1台 約8.5kg 。
1台組み立て終了。残り1台分のパーツと組み立て用の六角レンチ。
天板部二重構造、鋳鉄粉封入支柱。重さでSPの不必要な振動を「制振」するタイプ。
スパイクは4点支持。ガタつかないように微調整するのがけっこう大変でした。
さて、一応完成です。前のより足元がコンパクトになり、見た目もすっきりしました。
いよいよ試聴です。どんな音が出てきますやら…
(後半の「試聴篇」につづく)