旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

2010北海道・秋~当麻岳から永山岳縦走(プロローグ)

2011-03-23 20:10:57 | 旅鴉の唄

9月20日(月) 

二日間の完全休養のあと、ようやく天気回復。しかし、明日はまた予報が悪いとか。
宿泊体制での登山は難しそうで、日帰りで楽しめそうな場所を検討した結果、
愛山渓から入山し、当麻岳を目指すことにしました。「他が良くても、ここは悪い」
沼の平の紅葉はその夏の天候に大きく左右されるようで、いい時に当たるのは
難しい。この年は、他があの状況なので、ここがいいはずはないと思いましたが、
やはり、シーズンに一度は訪れたい場所なんです。紅葉に関係なく、ロケーションは
ものすごくいいですしね。


愛山渓着。温泉宿泊施設・愛山渓倶楽部に宿泊の方なのか?それとも予報がいいので、
登山者が多いのか? すでにそれなりに車がとまっています。登山準備を終えて出発。

5:50発 愛山渓      8:11着 当麻乗越(とうまのっこし)

昨年、いい天気にもかかわらず、夜露に濡れたブッシュ漕ぎでびしょ濡れになった
苦い経験から、最初から雨具の上下を着こみます。登山記録簿を見ると、すでに
それなりの数のパーティが入山済みですが、直前の組が永山岳方面へ向かったのを
見送ると、結局、以降は誰にも会わず、今回も私ひとりの沼の平でした。(熊が怖い)

この間、一枚も写真を撮っていません。ナナカマドのチリチリは覚悟の上でしたが、
案の定です。この時点で快晴、素晴らしい天気だっただけにもったいですね。
加えて、相変わらず道はぬかるみ、ドロドロで、嫌になってきます。とりあえず、
当麻乗越までは行ってみようとがんばります。ここでは過去様々な方とばったりお会いしてまして、
昨年は北海洋さんとご一緒できたのが記憶に新しいのですが、いくらなんでも、
そうそう知人はいないだろうと登りついたら、やはりいたのです、お知り合いが。


地元セミプロOさんがお連れの方(妙齢のX嬢)と共に、乗越の岩場でご歓談中でした。
旭岳ロープウェイ方面から来られたようです。Oさんとは数日前にお会いしたばかりなんですが、
私を交え三人でペチャクチャと長いおしゃべりが止まりません。基本的には、
「紅葉悪いね~」なんて話を延々やってまして、「そうそう、この前、初めて夜明けの
第四雪渓に挑戦したんですよ」とご報告。今回、早朝第四雪渓に行ってみたのは、
以前ご一緒した時に、あそこで写真が撮れるとOさんに聞いていたのをヒントにしたんです。

結局、1時間くらいしゃべり倒している間に、例のパターンでガスが発生、雲がどんどん
製造され始めました。旭岳山頂もガスり始めます。ますます先を行くのが嫌になっちゃって、
この時点でもう頭の中90%くらいは、あさひ食堂の「特みそ」が占めていました。

しかし、その誘惑を振り切り、「一応ダメ元で、もうちょっと上まで様子を見てきますわ」と
Oさんらと別れ、歩き始めます。でも、結果的にこの判断は正解でした。
なんといってもこのあとは天気に恵まれず、これがこの旅の本格的な野外活動の
最終ラウンドとなったのですから。




*え~っと、史実に基づきますと、

  18日(土) 北見・トリトン&つるつる温泉遠征
  19日(日) 帯広・お買い物&グルメ遠征
 
  が行われていて、これをブリッジに話を進めるつもりでしたが、それでなくても
  すでに収拾がつかなくなっているのに、さらに長くなってしまうので、割愛しました。



コメント
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