さあ、問題は音です。試聴の結果は…
思ったよりは「劇的」な変化はありませんでした。基本的には以前からのセレッションの音です。
同じスチール系のスタンドだからなのでしょうか?
前の頼りないスタンドも、見かけ上の重量アップなどが効いて、それなりにいい成果があったのかな?
しかし、聞き込むとやはり違いはありました。低音の力強さが増したようで、
ピアノの響きは格段によくなったみたいです。透明感がアップして、クリアーになった印象です。
具体的に試聴したソフトの一部を紹介すると
・谷山浩子「メゾピアノ」
以前は、「山荘ゆずりは」で聞いた音とは差がありすぎて、おもちゃのピアノの音みたいで
がっかりしていたんですが、変更で一転、力強いグランドピアノ本来の音が出るように。
響きの悪さは、デッドな部屋のつくりと狭さ、それにスピーカーの小ささのせいに
していたんですが、この残響たっぷりの鳴りっぷりには正直驚きました。
逆にこのサイズのスピーカーで、この豊かな響きが出るなんて、「セレッション」
惚れ直しました!
・NSP「オルゴールが奏でるNSP作品集Ⅱ」
オルゴールのサンプリング音源を使ったインストルメンタル・アルバム。
ちょっと大げさに言えば、空気の振動が直に伝わってくるような、そんな
繊細で澄み切った、とてもきれいな音が再生できるようになりました。
・ニック・ヘイワード「風のミラクル」
元々、K2 24bit マスタリング された、とても音のいいCDでした。
さらに力強さを増して、『キック・オブ・ラブ』の出だしと最後のジャズ風のスウィングも
とてもいい感じで鳴ってます。ところが、『ブルー・ハット・フォー・ア・ブルー・デイ』の
ベースが響きすぎて、「ボ~ン、ボ~ン」と耳障りに振動します。低音の出過ぎ??
・ELP「トリロジー」
で、同じくK2 テクノロジーでマスタリングされた別のCDを聞いてみました。
このアルバムも、前のスタンドの時からいい音に思っていたCDです。
いや、やっぱりいいです。さらにいい。響きの豊かさ、低音の力強さ共に
かなりアップしているように思えます。前述の変な低音の出過ぎは感じません。
ざっとご紹介して以上の通りでした。
目から、いや、耳からうろこが落ちた感じ。今までもそれなりにいい音で楽しんでいると
自負してたけど、同じスピーカーがここまで変わるとは予想できず、驚きました。
もっと早く換えとけば…と思ったりもしますが、いいと思ってしたことが裏目に出ることも
あるのがオーディオの難しいところ、なかなか踏ん切りがつかなかったりするんですね。
悪いといえば、一番気になるのが、「風のミラクル」の1曲での変な低音の振動。
実は何とか改善できないものかと、スピーカーとスタンドの間に色々な素材
(セラミックとかゴム系のとか)を挟んだりして試したのですが、結論から言うと、
不必要な低音の響きは改善できなかったのです。もしかしたら、床か壁、あるいは窓などが
振動(共鳴)している可能性があります。なにせ安普請なものですから…
今度、スタンドと床の間に高剛性のベースを敷いてみるつもりです。(いつになるやら?)
これ以外は文句なしの音質改善だったんですがね~。
*実はこの文章はずいぶん前にほぼ書き終えていて、あとは発表するだけだったのです。
ところが、もう少し聞き込んでいくと、思わぬ展開となり、その後「ぬかるみの世界」に
ハマっていたのです… 以降は、(暗中模索の段)へつづく
*今朝、食パンを食べていたら、奥歯の詰め物が外れてしまった。このところ、
定期検診以外ではお世話になっていなかった歯医者さんへ行かねばと思うと気が重いね。
*今日は私用で、和歌山の南部へ行ってきました。山間部の梅はまだまだ盛りできれいでした。
杉はかなりの花粉をたくわえているようで、遠目にも黄色く見えた。これからが本番みたい?
途中、有田も通ったけど、そういえば今日は、元箕島高校野球部監督・尾藤公さんの葬儀でした。
あまり全国的に有名な「いい」話題に欠ける和歌山においては、当時の箕島高校野球部の活躍は、
数少ない誇れる出来事でありました。特にあの「高校野球史に残る名勝負」とされる、石川の
星稜高校との延長18回の死闘は、和歌山県勢だったからこそ、私も最後まで観戦、
歴史に残る好試合をリアルタイムで見られたことに、いまさらながら感謝したいです。
今、朝日新聞の和歌山版で、「尾藤魂」という尾藤さんの半生(いや、一生になってしまったけど)を
描いた連載記事が掲載され、楽しみに愛読しています。他府県の方は、もしかしたらネットで
見られるのかも? 現在は監督就任前後のくだりで、元西武ライオンズ選手・監督の東尾修さんとの
出会いのエピソードあたりですよ。