旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

デジタル一眼を使いこなせるか?⑤~RAWで撮るべし!編

2011-03-22 16:45:27 | ライカはローリングストーン

デジタル一眼を所有し、常にRAW+Jpegで撮影していたものの、これまでは
RAWを現像する必要性を感じずに、ここまで来たってわけです。

ところが、昨年末頃、なにげなくRAWで記録したのを使おうとして、ちんぷんかんぷん!!
RAWというのは単に「圧縮処理されていない、記録容量の大きな保存方法」くらいの
認識しかなかったのです。この時、ブログ内で知識のなさを嘆いたら、北海洋さんから
助け船が出て、色々教えを請いました。(その時の記事は こちら です)

ちなみに、今回のサブタイトルは、北海洋さんの明確なアドバイス・コメントを
そのまま使わせてもらいました。が、彼の熱弁にもかかわらず、私のまわらない頭では、
あの時点ではまだおぼろげにしか理解できていなかったようです。それで、
DPPに関する入門書を購入、さらに東京のHさんにも私信で助太刀してもらって、
このところちょっと、知識的には進歩した私です。

なにせ両名共に、「RAWでしか撮らない!」「RAWで撮れるから、デジタル一眼を選んだ」
と豪語されていて、並々ならぬ熱意ですからねえ、圧倒されますよ!
以前ずっと古い記事で、「デジカメはあれこれレタッチしていじくりまわすから、
元の画像はどんなんかな~ってことにならないのか」」とも危惧した私ですが、どうも
RAWを使うと、これも杞憂らしい。RAWで記録した画像をあれこれ好きにレタッチしても、
元の画像(つまり、生の状態)は、いつでも呼び出せるようなのです。
これだと、レタッチ慣れしていない私でも、安心して作業できるというものです。

お二人が「RAWでしか」という理由がようやく理解でき始めました。(遅い!!)

では、作例でちょっとご紹介。RAW画像をDPPで調整、Jpegに変換後、圧縮したものです。
まあ、わたくしの作品は、常に露出もバッチリ、RAWの状態で十分なので、普段は
わざわざレタッチする必要はないのですがね。(何かご質問でも?)





これがノーマル状態。

撮影データは、

ホワイトバランス:オート
ピクチャースタイル:風景モード





ホワイトバランスを「白熱電球」に変更。




ピクチャースタイルを「スタンダード」に変更。


「RAWパレット」でできることのほんの一例です。
つまり、撮影時にあれこれ「どのモードで撮影しようか?」などと迷わなくても、
あとで大抵のことはどうにでもなるようなのです。ただ、このパレットを使えるのは
RAWモードで撮影した場合のみなので、「RAWで撮っておくのが大事」なのです。

という感じの理解でよろしいのかなあ? お二人さん。


RAWパレットで基本的な調整をして画像を整えたら、さらに「RGBパレット」
「NR/Lens/ALOパレット」でレタッチ作業を進めるようで、これらのパレットは
Jpegモードでも使えるみたいです。加えて、私の持っているフォトショップCS4などの
専門のレタッチソフトを使えばもっと細かい調整もお手のもの…と言いたいけど、
宝の持ち腐れ、プリントする際にシャープをかけるくらいにしか使ったことないからなあ。
この先はレタッチの知識&経験がさらに必要になるだろうし、面倒くさがりの私は、
よほどのことがない限り手を出さないと思っているんです、今のところは。


それに繰り返しになるけど、「生」が素晴らしいわたくしの作品は、余計なレタッチする必要は
ないと思うんですよ。(またも、何かご質問でも?)





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デジタル一眼を使いこなせるか?④~バッテリー編

2011-03-22 16:32:40 | ライカはローリングストーン

これまで EOS-30D を使ってきて、「デジカメのバッテリーって思ったより長持ちするな」
と感じていました。それで、一度フル充電しておけば、数日間の山中泊でも問題ないだろうと
考えて、当初は EOS-5Dマーク2 でも予備を買うつもりはありませんでした。

しかし、この相談を東京のHさんにしたところ、予備のバッテリーを持っていた方がいいとの
明瞭なお答えをいただきました。一番の理由は、こまめに充電を繰り返すと、
バッテリーの劣化が早まり、モチが悪くなるからとのことでした。
彼は、バッテリーマークが点滅し、警告し出してから充電するんだそうです。

これまでフィルムカメラでは、予備の電池をウエストバックに常備した上に、
さらにもう一個、下界に待機させていました。さすがに一回の旅行で、予備の予備まで
使うことはなかったけど、電池のないカメラは「ただの箱」なので、念には念を入れていた
のですね。旅先では、うっかり充電を忘れて山行することもあり得るし、やはり常に
最低2個は用意しておいた方いいでしょう。


ということで、あっさり考えを変えて、もう1個購入したってわけです。


5D2はバッテリーのシリアルナンバーまで読み取って、管理できるんですね。
バッテリーを入れたままにしておくのも良くないと思い、常時マクロレンズを装着、
接写写真は5D2で撮影することに決めました。日常、30Dと使い分けようって魂胆です。


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デジタル一眼を使いこなせるか?③~センサークリーニング編

2011-03-22 16:25:03 | ライカはローリングストーン

EOS-5Dマーク2 には、「オートセンサークリーナー」が内蔵されていて、
東京のHさんによると、それはかなり高性能ではあるものの、残念ながら
万全ではなく、やはり手動でのクリーニングが必要になるようです。

特に当初は、内部から出る「油分を含む粘着性のダスト」が付着することがあり、
これはなかなか個人でとるのは難しいようで、メーカーのサービスに依頼する方が
賢明だろうとのことでした。保証期間中は、センサーの清掃は「無償」みたいですしね。
ただ、無償とはいえ、和歌山から大阪へそんなに頻繁には出かけられないし、
いずれ有償になることです、自分でできることはできるだけしたいですよね。

しかし、カメラの心臓部である「映像素子」の清掃に素人が手を出していいのかどうか…
特にどんくさく、不器用な私は、できたら触れたくない繊細な部分だと思うんです。
が、Hさんいわく「カセットデッキのヘッドを掃除していたことを思い出して下さい!」と
励まされました。ヘッドの掃除くらいなら、当たり前のように頻繁にやっていた私です。
根性を決めてやるっきゃないですなあ。


Hさんが勧めてくれ、また、彼が実際使っている掃除用具は、

・パッション DD Pro (静電気を使うタイプ)
・ペンタックス O-ICK1 (粘着性のクリーニング・スティック)
・堀内カラー ペタンクリーナー (同種のスティック、大小二本のセット)

とのことでした。

とりあえず、一番扱いやすそうで、しかも安い? ペンタックスのを買いました。
ビックカメラで 定価4200円(税込) 売価3360円(税込、ポイント5%付) でした。


近いうち、過去一度も掃除していない! 30Dで試してみたいと思います。
二度ほどブロアーで吹き飛ばしたことはあったけど、基本的に絞り込んで撮影する必要が
なかったので、ゴミが気にならず、ほったらかしだったんですね。


おまけ:

写真右が5DMK2専用の液晶保護フィルム。大きめサイズでピッタリ、しかも
上部のパネル用も付属。最初からこれ買っといたらよかったよ~



上の記事はだいぶ前に完成していたものです。


しばらくして、EOS-30D で初挑戦してみました。



まず、画面いっぱいに青空を写してゴミをチェック。
写真が小さく、右の二か所はわかりづらいでしょうが、左の円内のゴミは顕著ですね。




こちらが作業後、無事ゴミが除去されました。
ちょっとドキドキしたけど、私でもできるんだから、みなさんは大丈夫だと思いますよ。

ただ、スティックが挿入されると、当たり前だけど、その部分(ゴミのある個所)が見えなくなり、
感覚のみでというか、半分当てずっぽう、けっしてやりやすい作業ではなかったなあ。




キットに付属の三点セット。スティックおよび詳しい作業指示書とゴミを張り付ける粘着シート。


山でのレンズ交換などの際に、いつゴミが付着するかもしれないので、できたら
旅先にもこれを準備しておきたいけど、問題は作業場所の確保だろうか。
ほこりが少なく、明るい、人の多くない場所が望ましいだろうけど、YHなどの
公共の宿では、意外にそんな場所は少ない。映像素子をはっきり確認できる、
明るさも確保したいけど、ビジネスホテルの個室などでは、安全に作業
できるかもしれないものの、ちょっと暗いような気がするなあ。


まあ、いずれにせよ、諸問題は、「慣れ」が解決してくれるのかもしれません。




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