旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

20170921~23  上川町  高原温泉から白雲テン場二泊三日パート1

2017-09-21 09:21:01 | Weblog



9月21日(木) くもり時々小雨

昨夕、高原温泉駐車場に到着した頃から降り始めた雨はその後雷雨となり、雨脚はさほどでもな
いものの、未明まで断続的に降り続けた。薄明るくなってから行動を開始した頃には雨は
上がったかに思えたが、時々小雨がパラついて、登山意欲を萎えさせた。

このところ同じような状況での登山開始が続いていて、悪天候時には行動を起こさないを
ポリシーとしているのであれば、本来は登山を中止したいところである。しかし限られた日程と、
その後天気がよくなっていくことがわかっている希望がある限り、勇気を持って第一歩を
踏み出さなければならないのだ。

意を決して、上下雨具を着込んで歩き始める。結果的には雨は小雨がたまにパラついた程度で、
ほぼ無傷でテント設営までこぎつけることが出来た。まあでもこれは結果オーライであって、
下手すればびしょ濡れは避けられなかった状況ではあった。


写真は見晴台から。紅葉はここ数日でずいぶん下りていて、昨日の時点で大雪湖周辺も
かなり色づいているのがわかった。


   

緑岳第一花畑。チングルマの葉っぱが真っ赤に色づいている。ナナカマドは当然葉を散らしていても、
予想していた以上に残っているなという印象だ。


   

エイコの沢手前の日本庭園を髣髴させる場所。


   

緑岳ガレ場から。ナナカマドの赤はやはりずいぶん少なくなってしまった。


   

小屋到着寸前には青空も見え始めた。稜線のナナカマドの葉は、やはりほとんど散ってしまったようだ。
前回同じ構図のものを掲載している。使用前・使用後といった感じでご覧願えたらと思う。

白雲避難小屋に到着したら、昨日から入っていた士別のOさんがテラスで日向ぼっこしていた。
ちょうど日が差し始め、風も穏やかポカポカ陽気であったのだ。昼から一緒に高根ヶ原に出かける
打ち合わせの後、テント設営、昼食などとり休憩する。テントはほかに一張りもなく、一番乗りだった。


午後、出かける頃にはまたガスってしまったが、下見をしておきたいというOさんの希望もあり、
ダメ元で出発した。途中で雨がパラついたときには「やっぱりよせばよかった…」と正直
思ったし、私一人だったらとっくに引き返していたかもしれない。

それでもガスは上がり、また日が差し始めた。高原温泉を見下ろせるところまで到着。
空沼周辺など上部のナナカマドはかなり葉を落としているが、それより下はなかなかの
状態である。写真を撮ろうとセッティングしているうちにまたガスが多くなり、結局ほとんど
写せずじまいであった。

楽しみは明日に持ち越しということでスゴスゴと引き返す。小屋までの道のりはゆるやかながら
登りが続きつらい。


テント泊。6張りのみ。夕方から風が強まって、体感的にとても寒く感じた。ガスはどんどん少なくなり、
風もやがて収まって、夜半、満点の星空となる。





コメント
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