昨年同じ方面への長距離移動では、九頭竜湖など山間部を主に経由したのだが、
今回は何度か検索をかけても岐阜市など都市部を通るルートが示されるので、
原則ナビの指示になすがままの私は素直に従うことにした。いったん敦賀まで
戻り、琵琶湖東岸をかすめ、関ヶ原を通過、あとは岐阜市、各務原なでしこなど
岐阜県内の各市を横断、最後は国道256号で伊那谷へ至るルートだ。R256を
除けばほぼ市街地走行となり、飲食店、ガソスタなどの施設に事欠かないので
安心できるが、その分、渋滞が懸念された。もちろんほぼすべて初めて走る道
ばかりで、その気苦労も心配材料だ。
案の定、要所要所の交差点で渋滞が発生するも、わずかな距離だったので
影響は少なかった。安定した晴れで伊吹山の展望を楽しみ、道沿いの桜も
至る所で満開、素通りするのがもったいないような箇所もいくつかあった。
中川村への到着は午後遅くになってからであったが、いきなり大草城址公園へ
行ってみた。初めての場所なので、ロケーションなど確認しておきたかったのだ。
遅くなったのが幸いしたのか、駐車場は空いていてすんなりとめられた。
はちきれんばかりに咲き誇る桜群はちょうどピークに当たったようで、
なかなか趣ある公園でいいところだ。
「雪山と桜を撮るなら、一度中川村へ行ってみれば?」と勧めてくれたのは、
昨年北斗市の眞原の桜並木でご一緒したカメラマンだった。中川村の桜の開花
状況は、一般の開花情報には載ってこないので判断が難しく、「高遠よりも
やや南だから、高遠に比べ少し開花が早まるかも」との、おおよその検討をつけ、
当てずっぽうで訪れるしかなかった。今回はビギナーズラック、それがたまたま
ドンピシャだったってことなのだろう。背景に入る中央アルプスは逆光、
山頂部もガスっていたが、それなりにいきなり撮影も楽しむことができた。
3月29日(水) 晴れ時々曇り
レッサーパンダも霧の中~
自分でウケて気に入ったので何度も繰り返し歌っていたが、雨が空から降らず、
今朝はすっきり晴れ渡った。
何度も訪れている西山公園、さすがに毎度同じような構図でばかりの撮影にはなるが、
カメラマンがドッと押し寄せることのない、人影まばらな早朝の公園で、あ~でもない、
こ~でもないと撮影を敢行するのは楽しいひと時なのである。