旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

20240424 北海道晩春編⑩ 男山自然公園パート2 旭川市

2024-04-24 04:24:02 | 旅鴉の唄



何度訪れても、撮れないものは撮れないとわかっていながら、このあとの
込み具合や天気等を考えてもおそらく今日が見納めになるだろうと、
再び男山自然公園へやってきた。

一日のことでまるで様相が変わったのが人出の数だ。SNS等で開花状況が
拡散、昨日取材に来ていたSTVのニュースでたぶん紹介され、しかも
明日は雨、諸々要因が重なり、ドッと大挙して押し寄せたのだろう、
広い駐車場があれよあれよという間に埋まっていった。

本日は朝から日差しがたっぷりで、開園時間にはすでにカタクリの花が
開き、反り繰り返っていた。昨日とあまり代わり映えしない構図しか
浮かばないアイデアのなさを嘆きつつ、ダメ元でシャッターを切った。

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20240424 北海道晩春編⑨ 「猿はサルを殺さない」はずが… 東川町

2024-04-24 04:24:01 | 旅鴉の唄



4月24日(水)晴れ時々曇り

東川のキトウシ森林公園は、野鳥愛好家には有名な撮影地、ここで
クマゲラやフクロウを写したと、話だけ聞いたことがあるだけで、
私自身はこれまで一度も足を踏み入れたことがなかった。鳥に関しては、
「目の前に来たら写す」程度の浅い興味しかないのが理由だ。しかし
本日はお日柄も良く、男山自然公園開園までの待ち時間に、寄り道した。

公園内はそれなりに広く、いったいどこを目指したらいいのか
わからずうろうろしていると、たまたま望遠レンズを装着した
カメラを担いだおじさんが林から出てきたので、このあたりが
そうなのかと目途をつけ、付近を散策した。ほかの二名と合わせ、
この朝は計四名機材を持った撮影者がいたことになる。

フクロウやクマゲラなどの「大物」には出会えず、キツツキ類では
巣穴?を開けているアカゲラを見かけただけだった。小鳥は、
鳴き声からすると数種類いるようだが姿はチラッとしか見えず、
写真を撮らせてくれそうにないなとあきらめていたら、突然眼前に、
もみ合いながら二羽の鳥が落下してきた。昨年だったか、スズメが
同じように争っているのを見たことがあり、それと同じように
激しくバトルっている。そのまますぐ横の小川に転落し、しぶきを
あげながらの水中格闘戦へと移行、ほどなく一羽は力尽き、
水没したまま動かなくなった。勝ち残ったほうは興奮冷めやらぬ
様子で、すっかり冷静さを失ったまま、羽の水滴を払いながら
勝どきを上げた。

同じ種族で殺し合いができるのは人間だけだと聞いた覚えがあり、
同じ種の鳥同士でも相手が息絶えるまで攻撃することがあるのかと
驚いた。このあと、これと同じ種(同じ個体かどうかはわからない)
のペアが樹上で交尾らしい行動をしてるのを見たので、繁殖時期で、
いつも以上に殊更ナーバスになっていたのかもしれず、雌をめぐる
熾烈な争いだったことが推測される。

「猿はサルを殺さない」が、「鳥はトリを殺す」ことはあるのだ。

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