4Kチューナー内蔵のブルーレイレコーダーを買ったので、4K版ウルトラQを録画して
楽しめるようになりました。ただ、最新技術の粋を集め高画質化されているとはいえ、
元は50年以上前に制作されたモノクロフィルム作品なので、これだけ単体で視聴する分には
クオリティアップがあまりわからず、それほど感動を覚えません。それで、過去の媒体と
比べてみようと思い立ったわけです。
視聴に使ったAV機器環境は、
・パナソニックの4K対応液晶テレビにダイレクト接続した4Kチューナー内蔵ブルーレイレコーダーの
ハードディスクに録画された『4K版ウルトラQ』
・2001年に発売されたデジタルリマスター版DVDソフトをパイオニアのブルーレイプレーヤーで
再生、オンキョーのAVアンプを介しHDMIケーブルでパナの液晶テレビに接続、アップコンバートされ、
昔のAVケーブルの接続よりも若干画質が向上している(はずの?)『DVD版ウルトラQ』
といったもので見比べてみました。視聴したのは第18話「虹の卵」です。
まず出だし部分をさっと通しで見た限りでは違いはあまりわからず、デジタルリマスター版のDVDでも
十分きれいで、パッと見それほどの差は感じません。ところが、ポーズをかけて静止画にして
交互に見比べると画像の鮮明さにかなりの違いがあることがわかりました。
上が4K版。
こちらがDVD版のタイトルバック部分です。ほぼ同じ場所で画像を止めているつもりですが、
若干前後するのと、撮影したカメラのピント位置が多少ずれているのはご容赦ください。
それを差し引くとしても、画像のクリアー加減にずいぶん開きがあります。
続いてこの場面に注目しました。4K版を見た際に、ずいぶん文字が鮮明だと感心した
からです。DVD版でも違和感なく見ることはできましたが、比べると差が歴然です。
文字もそうですが、鉄格子のツヤが生々しいですよね、4Kのほう。
次に注目したのがこの「金色の虹」。これ、カラーだったら、ずいぶんゴージャスな
演出だったのかもしれません。白黒の限界を感じる場面で、新旧そう違いはなかろうと
思ったのですが、最新技術で、当時の演出意図がそれなりには蘇ったでしょうか。
除去しきれなかったのか、DVD版にはいくつかシミのような黒い点が残っています。
パート2へ続きます。
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