【2015年9月28日追記】実車を目撃したのか検索してアクセスされる方が多いので、簡潔にまとめておきます。
この車両は、線路に異常がないか走行しながら検査する「電気・軌道総合試験車」とか「検測車」と呼ばれる車両。
この白地に赤いラインの外観の車両は、JR東日本が2タイプ所有する。
1つは、電車(モーターで走行)の「East i-E」。茨城の勝田の車両基地に所属。
もう1つが、この記事本文で紹介している、気動車(ディーゼルカー)の「East i-D」。秋田の車両基地に所属。
どちらも、所属基地に関わらず、JR東日本管内の全域を走行するので、東日本ならどこでも見るチャンスがあり、第3セクターやJR北海道など、自前の検査車両を持たない鉄道会社に貸し出されることもある。
鉄道の話題が続きます。今回も秋田駅で見かけた車両。
白いボディに赤いラインの3両編成のディーゼルカー
この列車を見たことがある方は、かなりラッキーかも。日本中に1本しかなく、神出鬼没な列車だから。
ただし、秋田市内の車両基地(秋田車両センター=一つ森公園と金照寺山の間)に所属しているから、秋田では他地域よりは見やすいかも。
この列車は「キヤE193系気動車」といい、「電気・軌道総合試験車」とか「検測車」と呼ばれる分類の事業用車両。
「はたらくくるま」ならぬ「はたらくれっしゃ」なので、乗客が乗る機会はない。
周期的に各路線を走りながら、信号・通信・線路といった鉄道の設備に異常がないか検査・測定をするのがお仕事。
黄色い色をした新幹線の「ドクターイエロー」をご存じの方もおられるかと思うが、それと同じことをする在来線版の車両。
JR東日本では2000年代に入ってから、国鉄時代から使っていた古い検測車を更新しており、「East i(イーストアイ)」という愛称が付けられている。(Eastは東日本だから、iは「inspection(検査)」と「eye」を掛けてるのかな?)
新幹線用・在来線用の電車・在来線用の気動車の3タイプがあり、いずれも白地に赤ラインの共通のカラーリング。
ロゴマークもあります
これはディーゼルカーなので「East i-D(イーストアイ-“ディー”でいいのかな?)」。(新幹線用は単に「East i」、在来線用の電車は「East i-E」)
窓が少ないのは、検査測定用の機器を積んでいるからだろう。
真ん中の車両の屋根
架線から電気を集める「パンタグラフ」が付いている(オレンジの矢印)。写真では折りたたんだ状態だが、East i-Dは軽油を燃料にディーゼルエンジンで走る車両だから、そもそも必要なさそうに思える。
実は、これは検査用のパンタグラフで、集電はしないらしい。架線に異常がないか(たるんでいたりズレていないかとか?)を調べるのだろう。ドーム状の出っ張り(緑の矢印)があり、その窓から目視やカメラでパンタグラフと架線を確認できるようになっているようだ。
East i-Dは、JR東日本の路線を検査(特に電化されていない路線は全区間)するだけでなく、自前の検測車を所有しないJR北海道や第3セクター鉄道などに貸し出されてもいる。
長旅を終えて車両基地へ帰るところ
昔の検測車は地味な色合いだったり、古い列車を改造したものだった。一方、East iは新しい車両で、きれいなデザイン(白くて汚れやすそうだけど)で愛称まで付いている。
秋田を拠点に、広範囲の鉄道の安全を守ってくれている、縁の下の力持ちといえるだろう。
※新幹線用East iについてはこちら
この車両は、線路に異常がないか走行しながら検査する「電気・軌道総合試験車」とか「検測車」と呼ばれる車両。
この白地に赤いラインの外観の車両は、JR東日本が2タイプ所有する。
1つは、電車(モーターで走行)の「East i-E」。茨城の勝田の車両基地に所属。
もう1つが、この記事本文で紹介している、気動車(ディーゼルカー)の「East i-D」。秋田の車両基地に所属。
どちらも、所属基地に関わらず、JR東日本管内の全域を走行するので、東日本ならどこでも見るチャンスがあり、第3セクターやJR北海道など、自前の検査車両を持たない鉄道会社に貸し出されることもある。
鉄道の話題が続きます。今回も秋田駅で見かけた車両。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/d2/38d32de1ea96490adae701c56f9ef47c.jpg)
この列車を見たことがある方は、かなりラッキーかも。日本中に1本しかなく、神出鬼没な列車だから。
ただし、秋田市内の車両基地(秋田車両センター=一つ森公園と金照寺山の間)に所属しているから、秋田では他地域よりは見やすいかも。
この列車は「キヤE193系気動車」といい、「電気・軌道総合試験車」とか「検測車」と呼ばれる分類の事業用車両。
「はたらくくるま」ならぬ「はたらくれっしゃ」なので、乗客が乗る機会はない。
周期的に各路線を走りながら、信号・通信・線路といった鉄道の設備に異常がないか検査・測定をするのがお仕事。
黄色い色をした新幹線の「ドクターイエロー」をご存じの方もおられるかと思うが、それと同じことをする在来線版の車両。
JR東日本では2000年代に入ってから、国鉄時代から使っていた古い検測車を更新しており、「East i(イーストアイ)」という愛称が付けられている。(Eastは東日本だから、iは「inspection(検査)」と「eye」を掛けてるのかな?)
新幹線用・在来線用の電車・在来線用の気動車の3タイプがあり、いずれも白地に赤ラインの共通のカラーリング。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/cf/26b711db7cb793d1b4ac6aeca0a3866e.jpg)
これはディーゼルカーなので「East i-D(イーストアイ-“ディー”でいいのかな?)」。(新幹線用は単に「East i」、在来線用の電車は「East i-E」)
窓が少ないのは、検査測定用の機器を積んでいるからだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/c1/16a61460a48b4e9779da1e97828c260e.jpg)
架線から電気を集める「パンタグラフ」が付いている(オレンジの矢印)。写真では折りたたんだ状態だが、East i-Dは軽油を燃料にディーゼルエンジンで走る車両だから、そもそも必要なさそうに思える。
実は、これは検査用のパンタグラフで、集電はしないらしい。架線に異常がないか(たるんでいたりズレていないかとか?)を調べるのだろう。ドーム状の出っ張り(緑の矢印)があり、その窓から目視やカメラでパンタグラフと架線を確認できるようになっているようだ。
East i-Dは、JR東日本の路線を検査(特に電化されていない路線は全区間)するだけでなく、自前の検測車を所有しないJR北海道や第3セクター鉄道などに貸し出されてもいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/67/a5dd41ee9d6d37eb391f249d1792db3b.jpg)
昔の検測車は地味な色合いだったり、古い列車を改造したものだった。一方、East iは新しい車両で、きれいなデザイン(白くて汚れやすそうだけど)で愛称まで付いている。
秋田を拠点に、広範囲の鉄道の安全を守ってくれている、縁の下の力持ちといえるだろう。
※新幹線用East iについてはこちら
しかも神出鬼没だとすると、遭遇できて本当にラッキーでしたね。
白は確かに汚れが目立つし、どうせならイエローで統一すればいいのに。
在来線だからドクターイエロー"Z"とか・・・
くだらないかな(笑)
だからmugi-shochuさんとJR東日本の考えることは同じですね(笑)
東日本のディーゼルカーとしてはこの1本だけです。よく似た電車版が水戸にあり、その2本で東日本の全路線を検査しています。
JR東海と西日本にも同趣旨の新しい車両があり、それらは部分的に黄色いです。
東日本が黄色でなく白と赤にしたのは、国鉄時代との違いを強調したかったのでしょうか?
こうした列車のルートや時刻は、実は情報(出版物)があるんです。だから今回は偶然はないのです…
でも、秋田が本拠地ながら“留守”が多いようなので、見られてうれしかったです。
窓の数が少なく、窓の大きさも小さいので
シンプルですが気になりました。
一般の人を乗せる車両とオーラが違うような。
機関車トーマスのように擬人化するとしたら
とても責任感が強い、硬派のイケメンでした( ´艸`)
地味な存在だけど、安全な運行になくてはならない、縁の下の力持ち。
どうぞ覚えてやってください。
珍しいから咄嗟に携帯で撮影後、「JR 白に赤線」で検索しましたら、こちらがトップになりました。
一回で詳しく分かりました。
ありがとうございます。
※何でパンタグラフを畳んで入って来たのか不思議だったのでしたが、どうやらディーゼルのだった様でした。
首都圏方面を走っている時は、この記事へのアクセスが増える傾向があるようで、おかげさまで安定した人気記事になっています。
回送というか検測をしていない走行時は、不要なパンタグラフはたたむのでしょうね。
仕事中だったので一瞬でしたが、なんだこりゃ?でした。
証拠写真ありません。
見られただけで幸運ですよ。またいつか、遭遇できることでしょう。
何人か写真撮っていたので私もパチリ
日本で一本しかないって激レア!
ラッキーなのね。
今日走っていたのは、勝田の「East i-E」のほうだったそうです。
基本は3両1組なのですが、今回は、必要な時だけ組み込む、もう1両(ゴツい外観)が入った4両編成だったようで、それを見られたとは、さらにラッキーでしたね!