バタバタしていたら、もう大晦日。例によって簡単に2019年を振り返っておきましょう。
大きなものは、改元、高齢者の運転による交通事故の多発、京都アニメーション放火事件、そして今年も各地で起きてしまった自然災害。
これと同じ秋田市内のお寺の標語(掲示伝道・掲示法語)
改元により、もうかりそうなのが、ハンコ屋さん。
印章店経営兼秋田のローカルタレントであるZENさんが、8月17日放送の秋田朝日放送「サタナビっ!」で述べたところによれば、「(仕事は)ちょっとだけ増えた」けれど「労働のわりに売り上げはそんなでもなかった」とのこと。
大学入試センター試験に代わって、2021年入学者から実施される大学入試共通テストの英語の民間試験と国語・数学の記述式の導入延期や、2020年東京オリンピックのマラソンが突如札幌で開催されることになったのは、驚いた。振り回される関係者はお気の毒。
セブン-イレブンのコード決済「セブン・ペイ」は、7月1日にサービスが始まり、不正利用が多発し、9月30日で終了。群雄割拠する「なんとかペイ」が今後どうなるか、なくなっていくものもありそうな気がしていたが、セブンペイは短命。
どの業界でもそうだが、コンビニエンスストア業界でも人手不足・働き方改革・食品ロスなどにより、営業時間短縮の声が各方面から出ている。その中で、セブンがいちばん消極的な気がする。かたくなに年中無休・24時間営業にこだわっているような。「セブン-イレブン」という名前のクセに。
この2つの件で、個人的にはセブン-イレブンのイメージは少し悪くなった。nanacoのポイント付与率が下げられたこともあり、夏以降、セブンを利用する頻度は減っている。
ファミリーマートでは、「ファミペイ」が始まり、楽天ポイントカード/dポイントも使えるようになって、相対的にTポイントカードのメリットが減っているのが残念。
以下、個人的に気になった小さな話題。
秋田関係、生き物・科学関係は、年明けに取り上げようなかなと思っているので、それ以外の分野から。
●「Yahooブログ」終了
Yahoo! JAPANが提供していたブログサービス「Yahoo!ブログ」が、12月15日で終了。2005年1月に始まったそうで15年。
実は、僕がこのブログを始める時、gooにするかヤフーにするかで迷ったのだった。理由はすでに両方のIDを取得していたからだが、両社とも著名で大きな企業が運営しているからという安心感もあった。ヤフーはレイアウトの自由度が低く感じられ、gooに決めた。
やはり大手だけに利用者は少なくはなかったはずで、定期的にあるいはGoogleで検索して単発で拝見させてもらったブログは多数。
その大手が手を引くということは、ネットも栄枯盛衰、ブログも下火になったことを実感させられる。
我らがgooさんは、大丈夫ですよね!?
【2020年1月5日項目追加】●「Yahoo!ジオシティーズ」も終了
Yahoo! JAPANが提供していた無料ホームページサービス「Yahoo!ジオシティーズ」も、2019年3月いっぱいで終了。当初とはヤフーとは関係がないアメリカ発祥で、1997年に日本進出、2000年にヤフー傘下入り。日本以外では2009年で廃止されていた。
ここ十数年は活発に利用されてはいないものの、未更新のページが運営側によって削除されることはほとんどなく、自分が作った昔のホームページが残っているのが“黒歴史”だったとする声、往時の貴重な情報が残るページが消えてしまうことを惜しむ声が出ていた。
近年は、定期的に見るジオシティーズのページはなく、検索してヒットすることも少なく、存在を意識していなかったが、そう言えば2000年代はいろんなページを見ていた。ブログが流行る前は、このような個人のホームページが多く、その中でジオシティーズのシェアは高かった。
●「えきから時刻表」終了
2002年から提供されていた、ネット上の鉄道の時刻表サイトが3月29日で終了。
開始時期は早かったはずで先駆けというだけでなく、ネットで時刻表が分かるサービスは多数ある中で、えきから時刻表は使いやすかった。
要は「冊子の時刻表をそのままネット化」かつ「ハイパーリンクなどネットならではの使い方」がうまく両立されており、類似サイトで近いものはあっても、使い勝手はいまいち。代替となるサイトがないのが現状。
例えば、
臨時列車への対応が完全でなかったり【1月4日補足・イベント開催日に1回だけ運行される列車や、他より遅れて運行が発表された列車など=秋田総合車両センター公開日の臨時列車のような】、一時期(2000年代中頃?)存在しないダイヤが大量に表示されるなどの不具合があったりしたものの、長らく便利に使わせてもらった。
Googleで「えきから ○○駅」と検索すれば、えきから時刻表のその駅の方面一覧のページにたどり着くことができ、少ない手順で時刻表が分かるのも良かった。僕は秋田駅のそのページをブックマークして、いつもそこから始めていたので、サービスが終了するギリギリまで、終了することに気づかないでいてしまった。
さらに、このサイトを運営していた企業は「ぐるなび」であることを終わってから知った。飲食店情報サイトなど使わないと自負していたが、こんな形でお世話になっていたとは。
ぐるなびは、2018年に楽天と提携するなど、運営企業側の事情があったようだ。じゃあ「楽天時刻表」なんてどう?
●「JR時刻表」駅弁情報掲載取りやめ
そんなわけで、縁遠い存在になってしまった、冊子の時刻表。
大判のものでは、時刻表内で、駅弁を売る駅名の横に「弁」マークを付け、枠外には駅ごとの商品名と価格(業者名はなし)も掲載されていた。
交通新聞社発行「JR時刻表」では、9月号をもって掲載を中止した。
もう1つのJTBパブリッシング「JTB時刻表」では継続。
そう言えば、交通新聞社の小さい版「コンパス時刻表」では、枠外はないものの、駅名の「弁」マークはあったと思った。それはどうなっているのだろう。
昨今の駅弁事情(他の駅での輸送販売等)と駅ナカ店舗の充実からすれば、以前ほど重要な情報ではなくなったのだろう。今なら、「構内または駅前にコンビニがある駅」のマークのほうがあれば助かるかも。
それに、昔誰かが言っていて、実体験としても「駅弁は一期一会」。その駅で売っているはずの駅弁でも売り切れて買えなかったり、ラインナップにない弁当に出会えたりということもある。
●今年か1~2年前から、気づいたら広まっている商品など
・巻きが太いソフトクリーム
これまではマヨネーズを絞ったような、細かい凹凸のあるのが普通。今年辺りから、一部の店やコンビニのプライベートブランド商品でも、太く巻いたのが登場。
口当たりとかを考慮しているのか、ただの見かけだけか。よく分からない。
・高級食パン店
チェーンや個人店でも、高級な食パン店が出ているとか。
8枚切り1袋100円以下の食パンを食べている者としては、なんとも。
・鶏の唐揚げ屋
これもチェーンと個人があるようだけど、住宅街などに小さくて狭い店で、鶏のからあげのテイクアウト店ができている。弁当屋の唐揚げ限定版という感じかな。
たしかに唐揚げは昔から人気だけど、どうして今、からあげにこだわるのか不明。
・よだれ鶏
ピリ辛な四川料理らしく、クックドゥにもラインナップ。
似たような料理は昔からあったと思うけれど、名前は近年初めて聞いた。
「思い出すだけでよだれが出てくる料理」という意味らしいが、きれいな名前じゃないと思う。
【31日追記】中国語の「口水鶏(コウ・シュイ・ジー)」の訳のようだ。昔からある麻婆豆腐や青椒肉絲は日本でもそのままなクセに、どうしてこれは和訳したの?
・レンジ対応レトルト
レトルトパウチの食品が登場して長い。これまでは、温める時は湯煎は袋のままでいいが、電子レンジ加熱は皿に移し替えないといけなかった。袋に金属が使われていたり、密閉されたりしているから、当然。
2年くらい前から画期的だと思う改善がされたものが流通している。グリコやセブンプレミアムのカレー、マルちゃんの赤飯など、低価格の商品でもそうなっている。
新しいものは、オールプラスチックの袋に、弁が付いた(?)小さい排気穴が開いているということなのか(推測です)、袋ごとそのままレンジ加熱できる(レンジに置く向きは決まっている)。保存期間が短いというわけでもなさそう。
【2020年3月10日追記】大塚食品「ボンカレー」では、なんと2003年から電子レンジ対応レトルトを発売していた! ボンカレーはレトルト袋むき出しでなく、紙箱に入って売られているが、レンジの中で倒れたりしないようにその紙箱ごとレンジに入れる。
近年になって、 他社や廉価商品にも広がったということか?
・大幅減塩食品
減塩は大切だけど、なかなか進んでいない。来年から栄養成分表示に、必ず食塩量表示をしないといけなくなるようだ。
そんな中、2社の福神漬けで見かけたのだが、減塩タイプとかでない従来並みの扱いなのに「減塩食品アワード受賞」とか「25%減塩」とか表示されているのがあった。
株式会社新進のホームページでは「ポリグルタミン酸は納豆の糸引き成分で、甘味と塩味を調えるために使用しています。」とされている。
どうも、「カリウム塩」を使うと減塩できるものの味が苦くなってしまう。そこに納豆のネバネバ成分でもある「ポリグルタミン酸」を加え、味をまろやかにしているらしい。
これで減塩が進むか?
・地味ハロウィン
ハロウィンにこぞって(一部の人たちだけだけど)仮装するのは、日本ではここ20年くらい。
2018年頃かららしいが「地味ハロウィン」なるものが出てきたそうだ。コスプレというよりは、服装は普通に近く、「○○を××している人」みたいなの。
初めて知ったのは、今年10月26日放送のアニメ「クレヨンしんちゃん」の「コスプレコンテストだゾ」。まつざか先生がそうとは知らずに、派手にコスプレして参加してしまうような話。てっきりアニメ内の独自の(架空の)世界かと思っていたら、実際に行われているのだった。
●気になる言葉
流行語にはならないが、少しずつ広がっていそうな言葉。
・「自分ごと(じぶんごと)」
「ひとごと」という言葉は昔からある。「他人事」と書くこともでき、これから「たにんごと」と読むことも広がっている。
2005年12月に作成されたNHK放送文化研究所のサイトでは、放送では「ひとごと」であり「人事」と書くのが原則としている。
【2021年12月25日追記・1979年に放送されたNHK連続テレビ小説「マー姉ちゃん」の、昭和16年頃の場面で、高齢女性の「たにんごと(じゃないですよ)」のセリフがあった。】
近年、その対義語ということか「自分ごと」が使われるようになった。
「無関心でなく、自分のこととしてとらえる」というニュアンスが多い。他に代替する語がなく、新語としては、まあいいのかなと思っていた。
しかし、今年3月4日、誰かは忘れたけどNHKのアナウンサー(たしか全国放送)が、少し違う意味で「自分ごと」を使った。
「自分のプライベートな話ですが」つまり「わたくしごとですが」という意味で、「自分ごとですが」と。
「自分『の』ことですが」ならいいけど、こういうのはどうなんでしょうかね。NHK放送文化研究所さん。
・シャバシャバのカレー
これはGoogle検索のテレビCMで初めて知った。
Googleで検索できるということは、それ以前からある程度合意形成されていた言葉なのか。
要は水っぽいカレー?
・「圧」
「圧がすごい」が代表的な用例。
物理的でなく、心理的な威圧感、プレッシャー、圧力の意味だと思っていたが、少し違う意味合いでも使うらしい。
「顔の圧がすごい」とか「あの人は圧が強い」とか。
前者は眼力が強みたいな意味、後者は存在感がある/自信に満ちているという意味なような情報もあるが、いまいちよく分からない。
以上、とりとめもなくとりあえずここまで。※この年になくなったものについて、この記事とその続きも参照。
12月30日時点で、開設以来トータルのアクセス数は、閲覧12,816,187PV、訪問者3,863,636IP。
差し引き2019年では60万3234IP(前年比12万7398IP増)のご訪問をいただきました。
※gooブログのアクセス数は相変わらず信頼性に疑問があるとともに、今年は年の途中で集計方法が変更されているらしいので、特にアテにならないかも。
今年もありがとうございました。皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。
大きなものは、改元、高齢者の運転による交通事故の多発、京都アニメーション放火事件、そして今年も各地で起きてしまった自然災害。
これと同じ秋田市内のお寺の標語(掲示伝道・掲示法語)
改元により、もうかりそうなのが、ハンコ屋さん。
印章店経営兼秋田のローカルタレントであるZENさんが、8月17日放送の秋田朝日放送「サタナビっ!」で述べたところによれば、「(仕事は)ちょっとだけ増えた」けれど「労働のわりに売り上げはそんなでもなかった」とのこと。
大学入試センター試験に代わって、2021年入学者から実施される大学入試共通テストの英語の民間試験と国語・数学の記述式の導入延期や、2020年東京オリンピックのマラソンが突如札幌で開催されることになったのは、驚いた。振り回される関係者はお気の毒。
セブン-イレブンのコード決済「セブン・ペイ」は、7月1日にサービスが始まり、不正利用が多発し、9月30日で終了。群雄割拠する「なんとかペイ」が今後どうなるか、なくなっていくものもありそうな気がしていたが、セブンペイは短命。
どの業界でもそうだが、コンビニエンスストア業界でも人手不足・働き方改革・食品ロスなどにより、営業時間短縮の声が各方面から出ている。その中で、セブンがいちばん消極的な気がする。かたくなに年中無休・24時間営業にこだわっているような。「セブン-イレブン」という名前のクセに。
この2つの件で、個人的にはセブン-イレブンのイメージは少し悪くなった。nanacoのポイント付与率が下げられたこともあり、夏以降、セブンを利用する頻度は減っている。
ファミリーマートでは、「ファミペイ」が始まり、楽天ポイントカード/dポイントも使えるようになって、相対的にTポイントカードのメリットが減っているのが残念。
以下、個人的に気になった小さな話題。
秋田関係、生き物・科学関係は、年明けに取り上げようなかなと思っているので、それ以外の分野から。
●「Yahooブログ」終了
Yahoo! JAPANが提供していたブログサービス「Yahoo!ブログ」が、12月15日で終了。2005年1月に始まったそうで15年。
実は、僕がこのブログを始める時、gooにするかヤフーにするかで迷ったのだった。理由はすでに両方のIDを取得していたからだが、両社とも著名で大きな企業が運営しているからという安心感もあった。ヤフーはレイアウトの自由度が低く感じられ、gooに決めた。
やはり大手だけに利用者は少なくはなかったはずで、定期的にあるいはGoogleで検索して単発で拝見させてもらったブログは多数。
その大手が手を引くということは、ネットも栄枯盛衰、ブログも下火になったことを実感させられる。
我らがgooさんは、大丈夫ですよね!?
【2020年1月5日項目追加】●「Yahoo!ジオシティーズ」も終了
Yahoo! JAPANが提供していた無料ホームページサービス「Yahoo!ジオシティーズ」も、2019年3月いっぱいで終了。当初とはヤフーとは関係がないアメリカ発祥で、1997年に日本進出、2000年にヤフー傘下入り。日本以外では2009年で廃止されていた。
ここ十数年は活発に利用されてはいないものの、未更新のページが運営側によって削除されることはほとんどなく、自分が作った昔のホームページが残っているのが“黒歴史”だったとする声、往時の貴重な情報が残るページが消えてしまうことを惜しむ声が出ていた。
近年は、定期的に見るジオシティーズのページはなく、検索してヒットすることも少なく、存在を意識していなかったが、そう言えば2000年代はいろんなページを見ていた。ブログが流行る前は、このような個人のホームページが多く、その中でジオシティーズのシェアは高かった。
●「えきから時刻表」終了
2002年から提供されていた、ネット上の鉄道の時刻表サイトが3月29日で終了。
開始時期は早かったはずで先駆けというだけでなく、ネットで時刻表が分かるサービスは多数ある中で、えきから時刻表は使いやすかった。
要は「冊子の時刻表をそのままネット化」かつ「ハイパーリンクなどネットならではの使い方」がうまく両立されており、類似サイトで近いものはあっても、使い勝手はいまいち。代替となるサイトがないのが現状。
例えば、
・ダイヤの駅名がリンク(その駅の方面一覧のページへ)になっていて、乗り継ぎの計画が立てやすい。【1月4日補足・そのリンクをたどれば、冊子時刻表のページをめくってたどるような感覚で使える。タブブラウザになってからは、別タブで開けるので冊子より各段に使いよくなったと思う。】
・私鉄も含めて列車番号の表記がある。
・列車個別のページでは、全停車駅の発/着両方の時刻が分かる。→冊子時刻表では主要駅しか分からない。やけに時間がかかる列車の原因を調べたり、「こだま」号でホームの売店を使いたい時なんか重宝。
・方面別では、秋田→追分間のような、奥羽本線の列車と男鹿線直通の列車が同じページに掲載されており、冊子時刻表を見慣れた人には使いやすい。→JR東日本公式ホームページの時刻表では、これが東能代方面と男鹿方面が別々のページになっていて(上りは同じページ)、使いづらい。
・広告が目障りでない。
など。・私鉄も含めて列車番号の表記がある。
・列車個別のページでは、全停車駅の発/着両方の時刻が分かる。→冊子時刻表では主要駅しか分からない。やけに時間がかかる列車の原因を調べたり、「こだま」号でホームの売店を使いたい時なんか重宝。
・方面別では、秋田→追分間のような、奥羽本線の列車と男鹿線直通の列車が同じページに掲載されており、冊子時刻表を見慣れた人には使いやすい。→JR東日本公式ホームページの時刻表では、これが東能代方面と男鹿方面が別々のページになっていて(上りは同じページ)、使いづらい。
・広告が目障りでない。
臨時列車への対応が完全でなかったり【1月4日補足・イベント開催日に1回だけ運行される列車や、他より遅れて運行が発表された列車など=秋田総合車両センター公開日の臨時列車のような】、一時期(2000年代中頃?)存在しないダイヤが大量に表示されるなどの不具合があったりしたものの、長らく便利に使わせてもらった。
Googleで「えきから ○○駅」と検索すれば、えきから時刻表のその駅の方面一覧のページにたどり着くことができ、少ない手順で時刻表が分かるのも良かった。僕は秋田駅のそのページをブックマークして、いつもそこから始めていたので、サービスが終了するギリギリまで、終了することに気づかないでいてしまった。
さらに、このサイトを運営していた企業は「ぐるなび」であることを終わってから知った。飲食店情報サイトなど使わないと自負していたが、こんな形でお世話になっていたとは。
ぐるなびは、2018年に楽天と提携するなど、運営企業側の事情があったようだ。じゃあ「楽天時刻表」なんてどう?
●「JR時刻表」駅弁情報掲載取りやめ
そんなわけで、縁遠い存在になってしまった、冊子の時刻表。
大判のものでは、時刻表内で、駅弁を売る駅名の横に「弁」マークを付け、枠外には駅ごとの商品名と価格(業者名はなし)も掲載されていた。
交通新聞社発行「JR時刻表」では、9月号をもって掲載を中止した。
もう1つのJTBパブリッシング「JTB時刻表」では継続。
そう言えば、交通新聞社の小さい版「コンパス時刻表」では、枠外はないものの、駅名の「弁」マークはあったと思った。それはどうなっているのだろう。
昨今の駅弁事情(他の駅での輸送販売等)と駅ナカ店舗の充実からすれば、以前ほど重要な情報ではなくなったのだろう。今なら、「構内または駅前にコンビニがある駅」のマークのほうがあれば助かるかも。
それに、昔誰かが言っていて、実体験としても「駅弁は一期一会」。その駅で売っているはずの駅弁でも売り切れて買えなかったり、ラインナップにない弁当に出会えたりということもある。
●今年か1~2年前から、気づいたら広まっている商品など
・巻きが太いソフトクリーム
これまではマヨネーズを絞ったような、細かい凹凸のあるのが普通。今年辺りから、一部の店やコンビニのプライベートブランド商品でも、太く巻いたのが登場。
口当たりとかを考慮しているのか、ただの見かけだけか。よく分からない。
・高級食パン店
チェーンや個人店でも、高級な食パン店が出ているとか。
8枚切り1袋100円以下の食パンを食べている者としては、なんとも。
・鶏の唐揚げ屋
これもチェーンと個人があるようだけど、住宅街などに小さくて狭い店で、鶏のからあげのテイクアウト店ができている。弁当屋の唐揚げ限定版という感じかな。
たしかに唐揚げは昔から人気だけど、どうして今、からあげにこだわるのか不明。
・よだれ鶏
ピリ辛な四川料理らしく、クックドゥにもラインナップ。
似たような料理は昔からあったと思うけれど、名前は近年初めて聞いた。
「思い出すだけでよだれが出てくる料理」という意味らしいが、きれいな名前じゃないと思う。
【31日追記】中国語の「口水鶏(コウ・シュイ・ジー)」の訳のようだ。昔からある麻婆豆腐や青椒肉絲は日本でもそのままなクセに、どうしてこれは和訳したの?
・レンジ対応レトルト
レトルトパウチの食品が登場して長い。これまでは、温める時は湯煎は袋のままでいいが、電子レンジ加熱は皿に移し替えないといけなかった。袋に金属が使われていたり、密閉されたりしているから、当然。
2年くらい前から画期的だと思う改善がされたものが流通している。グリコやセブンプレミアムのカレー、マルちゃんの赤飯など、低価格の商品でもそうなっている。
新しいものは、オールプラスチックの袋に、弁が付いた(?)小さい排気穴が開いているということなのか(推測です)、袋ごとそのままレンジ加熱できる(レンジに置く向きは決まっている)。保存期間が短いというわけでもなさそう。
【2020年3月10日追記】大塚食品「ボンカレー」では、なんと2003年から電子レンジ対応レトルトを発売していた! ボンカレーはレトルト袋むき出しでなく、紙箱に入って売られているが、レンジの中で倒れたりしないようにその紙箱ごとレンジに入れる。
近年になって、 他社や廉価商品にも広がったということか?
・大幅減塩食品
減塩は大切だけど、なかなか進んでいない。来年から栄養成分表示に、必ず食塩量表示をしないといけなくなるようだ。
そんな中、2社の福神漬けで見かけたのだが、減塩タイプとかでない従来並みの扱いなのに「減塩食品アワード受賞」とか「25%減塩」とか表示されているのがあった。
株式会社新進のホームページでは「ポリグルタミン酸は納豆の糸引き成分で、甘味と塩味を調えるために使用しています。」とされている。
どうも、「カリウム塩」を使うと減塩できるものの味が苦くなってしまう。そこに納豆のネバネバ成分でもある「ポリグルタミン酸」を加え、味をまろやかにしているらしい。
これで減塩が進むか?
・地味ハロウィン
ハロウィンにこぞって(一部の人たちだけだけど)仮装するのは、日本ではここ20年くらい。
2018年頃かららしいが「地味ハロウィン」なるものが出てきたそうだ。コスプレというよりは、服装は普通に近く、「○○を××している人」みたいなの。
初めて知ったのは、今年10月26日放送のアニメ「クレヨンしんちゃん」の「コスプレコンテストだゾ」。まつざか先生がそうとは知らずに、派手にコスプレして参加してしまうような話。てっきりアニメ内の独自の(架空の)世界かと思っていたら、実際に行われているのだった。
●気になる言葉
流行語にはならないが、少しずつ広がっていそうな言葉。
・「自分ごと(じぶんごと)」
「ひとごと」という言葉は昔からある。「他人事」と書くこともでき、これから「たにんごと」と読むことも広がっている。
2005年12月に作成されたNHK放送文化研究所のサイトでは、放送では「ひとごと」であり「人事」と書くのが原則としている。
【2021年12月25日追記・1979年に放送されたNHK連続テレビ小説「マー姉ちゃん」の、昭和16年頃の場面で、高齢女性の「たにんごと(じゃないですよ)」のセリフがあった。】
近年、その対義語ということか「自分ごと」が使われるようになった。
「無関心でなく、自分のこととしてとらえる」というニュアンスが多い。他に代替する語がなく、新語としては、まあいいのかなと思っていた。
しかし、今年3月4日、誰かは忘れたけどNHKのアナウンサー(たしか全国放送)が、少し違う意味で「自分ごと」を使った。
「自分のプライベートな話ですが」つまり「わたくしごとですが」という意味で、「自分ごとですが」と。
「自分『の』ことですが」ならいいけど、こういうのはどうなんでしょうかね。NHK放送文化研究所さん。
・シャバシャバのカレー
これはGoogle検索のテレビCMで初めて知った。
Googleで検索できるということは、それ以前からある程度合意形成されていた言葉なのか。
要は水っぽいカレー?
・「圧」
「圧がすごい」が代表的な用例。
物理的でなく、心理的な威圧感、プレッシャー、圧力の意味だと思っていたが、少し違う意味合いでも使うらしい。
「顔の圧がすごい」とか「あの人は圧が強い」とか。
前者は眼力が強みたいな意味、後者は存在感がある/自信に満ちているという意味なような情報もあるが、いまいちよく分からない。
以上、とりとめもなくとりあえずここまで。※この年になくなったものについて、この記事とその続きも参照。
12月30日時点で、開設以来トータルのアクセス数は、閲覧12,816,187PV、訪問者3,863,636IP。
差し引き2019年では60万3234IP(前年比12万7398IP増)のご訪問をいただきました。
※gooブログのアクセス数は相変わらず信頼性に疑問があるとともに、今年は年の途中で集計方法が変更されているらしいので、特にアテにならないかも。
今年もありがとうございました。皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。