広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

本店って何屋さん?

2011-07-31 23:55:09 | 津軽のいろいろ
先日、十和田市に行った時に、冒頭の写真のように「成田本店」というお店があった。※旅行記がなかなかアップできなくてすみません。

青森の方はご存知だろうが、青森県外の方、このお店が何屋さんか分かりますか?


このお店の正式な名前は、「成田本店とわだ店」。
「本店」であり「とわだ店」? 青森以外の方は戸惑うに違いない。

一般的には「成田本店」といえば、「成田」というお店の「本店」と解釈するのではないだろうか。つまり、ここが本拠地である「本店」で、他に「支店」があると考えられる。
しかし、このお店は、支店扱いなのです。じゃあ「本店」っていうのは?



どういうことかというと、ここは

本屋さんなのです!

一般的には、書籍を販売する商店の名は「○○書店」とか「○○書房」が多い。
それを、青森の成田さんは「本店」としているのだ。


青森県内では以前、弘前市に「今泉本店」という書店があった(2000年11月に自己破産し、現在はない)。
今泉本店も成田本店も、青森の地元企業であり、老舗の書店のようだ。

書店のことを「本店」と呼ぶのは、少なくとも秋田では聞いたことがない。
青森独特の風習というか慣習なのだろうか?


青森の地元書店でも「○○書店」という名の店もあるようだし、紀伊國屋書店、宮脇書店など、全国展開する“書店という名の書店”も進出しているので、青森の人は無意識のうちに「書店」と「本店」が存在することを知っているのだろう。
でも、僕が弘前に住み始めた当時は、「今泉本店」が書店だということは理解していたが、「今泉書店の本店」ということだと思い込んでいて、本店=書店だとはなかなかなじめなかった。
【2013年9月22日追記】余談だが、紀伊國屋書店弘前店は、2013年9月22日で開店30年を迎えたそうなので、1983年に開店したことになる。

豆腐を売るから豆腐店、文具を売るから文具店、本を売っているから本店と理屈としてはおかしくない。
問題点といえば、本店/支店という時の本店との区別。
今泉本店は、弘前市の土手町と駅前のジョッパルの隣の少なくとも2店舗があり、土手町の方が古くからある本拠的位置づけだったはずだが、どういう店舗名だったかは記憶にない。
成田本店は、公式サイトによれば、青森市新町に「本社」があり、同じ場所にある店舗は「しんまち店」と称している。
サイトでは、(「店舗案内」などでなく)「支店案内」というページにしんまち店が紹介されており、しんまち店も支店の1つのような扱い。
本店がなく、すべての店舗が並列の関係にあるということだろうか。考えてみればスーパーやコンビニにも「本店」は存在しないし。

ちなみに、秋田市の老舗書店「加賀屋書店」の場合、「本社」は手形陸橋の下、「本店」はおなじみ駅前の広小路にある。支店は「○○店」。

※成田本店しんまち店についてはこちらで触れています。

【2014年7月17日追記】
2014年7月16日の東奥日報の報道によれば、成田本店とわだ店が同年8月いっぱいで閉店することになった。
「近隣に大手チェーン書店が相次ぎ出店したのが影響し、ここ数年は売り上げがふるわず、同市からの撤退を決めた。」
とわだ店は「1985年10月に、旧「とうてつ駅ビル」内のテナントとして十和田市に出店。同店が手狭だったため、97年9月に現在地に移転。書籍のほか文具、音楽CDなどを取りそろえた総合店として、同社支店として最大規模の売り場面積だった。」そうだ。
閉店後の成田本店は「青森市に5店、八戸市1店となる。」

【2015年10月22日追記】
今泉本店を経営していた今泉昌一氏は、2007年に弘前市議会議員になった。
同氏の2013年12月23日のブログ(http://blog.livedoor.jp/imaizumi_office/archives/7012263.html)によれば、今泉本店の直接的な支店のほかにも、青森県内に「今泉」を名乗る書店が複数存在したという。
青森市の「今泉書店」は、由来は同氏もご存じないそうだが、官報や教科書も扱っていた老舗で、今泉本店よりも先に閉店。
八戸市の鮫駅前には「今泉八戸店」があり、これは弘前の今泉本店の直営支店として開店。後に経営権を譲渡したが名前は残り、今泉本店倒産後も存続していた。経営者の健康上の理由のため、2013年12月いっぱいで閉店。
「これで、”今泉“と言う名前は、青森県の書店業界から、完全に姿を消してしまう。」としている。

弘前には「ブックマックス」もあった。
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夜の市街地

2011-07-30 23:52:14 | 秋田の季節・風景
20時前、秋田駅前へ。
フォンテ2階ぽぽろーど側
「フォンテ秋田(イトーヨーカドー秋田店撤退後の秋田ショッピングセンター)」では、閉店の音楽(蛍の光ではなくドヴォルザーク『新世界より』)が流れていた。
フォンテは、レストラン街も含めて20時で全館閉店してしまうとは知らなかった。
夏休み中の週末であり全国高校総体開催中であるため、家族連れや選手たちが多数歩いており、今だけでも21時まで営業してもいいんじゃないだろうか。
ぽぽろーどからアーケード「大屋根」方向。意外に人が歩いている
8月3日からの竿燈(かんとう)まつりを控え、昨年の記事などで紹介している、「置き竿燈」が今年も設置されているが、大屋根下のにはちょうちんに灯りがなかった。例年こうなのか、節電のため今年からなのか。
その後ろのキティちゃんの横断幕は、アトリオン内の市立千秋美術館の特別企画展のもの。さらに後ろのTシャツ型のは地元プロスポーツ支援の常設のもの。

20時を過ぎると、大屋根下と人工地盤ぽぽろーどを結ぶエスカレーターが停止されてしまっていた。
エスカレータ運転停止中
ここはおそらく民間管轄(大屋根)と秋田市管轄(ぽぽろーど)の境界にあたる場所だと思うが、エスカレーターはどちらが管理しているのだろう?
告知
「東北地方太平洋沖地震の影響による電力不足に伴い、節電対策として夜間のエスカレータの運転を停止しております。(以下略)」20時から翌8時まで止めるって。
管理者の名称が記載されておらず、誰が告知したのか分からない。
また、一般には地震とそれに伴う災害をまとめて「東日本大震災」の呼称が使われているのに、なぜか地震自体を示す「東北地方太平洋沖地震」を使っている。
それに、そもそも震災に伴い、今、節電が求められているのは、「電力ピーク期間・時間帯(7月~9月の平日9時~20時)における使用最大電力を15%抑制すること 」であり、土曜日の20時以降にエスカレーターを止める理由として震災による電力不足を挙げることはふさわしいとは言えない。

市管轄であるぽぽろーどの動く歩道や、東口の拠点センターアルヴェのエスカレーターは基本的には20時台には動いていたので(いずれももっと遅い時間になれば停止する)、このエスカレーターも市管轄であればまだ止めないはず。
それに、告知文には市管轄ならしっかり担当や連絡先を明記するだろう。
この大屋根では、震災直後の雨降りの真っ昼間に無意味な大屋根の開閉をしていた過去もあるので、今回も無意味なエスカレーター停止をしてもおかしくない。したがって、このエスカレーターは民間管轄だと推測しておくことにする。(違ったらごめんなさい)

まあ、節約(節約のための節電)には違いないし、ぽぽろーど側にエレベーターもあるから停止しても影響は少ないだろうが、上記の通り、まだ歩く人が少なくない時間帯だし、竿燈まつりも控えている。20時に停止するのは早すぎる。

西口のフォーラス・アルス・秋田駅
最初の写真のフォンテもそうだが、いずれも屋外の看板などの照明を大幅に落としている。
周りを見ると、一部の居酒屋がフル点灯なだけで、ビジネスホテルはホテル名の表示以外を消灯する(でないと宿泊客が見つけれらないからだろう)など、今までよりも暗い夜の街になった。

秋田駅中央改札口前
改札前に通年設置されている竿燈には、高校総体の歓迎の垂れ幕が。
この自由通路は秋田市管轄で、だいぶ照明が落とされている感じだが、通行に支障はない。
それにしてもここも思ったよりは人が多い。(多いってほど多くもないか・・・)

 
秋田駅西口から南の方を見ると、真っ暗の中に、「JR」ロゴと竿燈が浮かび上がっていた。
昨年も紹介した、JR東日本秋田支社前の置き竿燈だ。夜はちょうちんに明かりが入るのか。

昨年までは、表を向いたすべてのちょうちんが「動輪」の図柄だったが、今年は「がんばろう東日本」の文字もある。

今年はこのように震災復興の文言をちょうちんに入れる竿燈参加団体が多く、ちょうちん屋さんへの注文が例年より多いのだとか。
通りかかった旅行客が記念撮影していたが、暗くて撮りにくそう。人通りが多くて、少し明るくて撮影しやすい大屋根下の竿燈にも明かりを入れればいいのに。

これも恒例のアトリオン、仲小路側の置き竿燈。

大屋根下のと共通する仕様が多いので、市が設置しているのだと思われる。(JR支社前のはJRが設置しているはず)
こちらは灯りが点いていた。(ということは、大屋根下のが無点灯なのも、大屋根管理会社の無意味な節電の一環か?)
エントランスの屋根の下に設置
ただし、アトリオン自体はかなり照明が落とされており、竿燈があるエントランス部分だけ、まるでスポットライトが当たったように明るい。

竿燈が闇に浮かび上がるようで、美しい。写真は撮りづらいですけどね。

広小路へ出て西へ進んで、秋田キャッスルホテル前。
老朽化で撤去されることが決まっている、アーケードにある「木内前」バス停。
数人がバスを待っていたが、わずか数人といえどもこの時間にここに“こんなに”人がいるのが珍しい。
でも、先の方は真っ暗
柱が赤でなく緑色の木内部分(店と駐車場前)だけ、アーケードの照明が消えていた。
バスは乗客がいるのか判断しにくそう
木内さんの方針ということのようだが、震災の電力不足を考慮したのか、それとも堅実な方針によるものなのか。
木内以外の赤い柱部分は点灯
アーケードの電気代は各お店の負担だそうだから、軽々しく点灯しておけとは言えないが、寂れても中心市街地の歩道。遅い時間までそれなりに通行人がいるのだから、安全に通行できるような配慮も必要だと思う。
右側の木内前は真っ暗
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久々ランチパック等

2011-07-29 20:28:16 | ランチパック
久々にヤマザキ系のパンの話題をいろいろと。
※当ブログでは、「山崎製パン(ヤマザキ)」ならびに同社と提携して秋田県内でパンを製造販売している「たけや製パン(たけや)」、青森県内で同様に行っている「工藤パン」の製品を紹介しています。
●その後の状況
間が開いてしまったので、まずは一部重複しますが状況をまとめます。
東日本大震災による製造・輸送態勢の変化、年度替わり、原料の高騰による値上げ(ヤマザキ・たけや・工藤パンとも)など、パンを取り巻く状況が変化している。
さらに、あまり報道されなかったが、6月17日には、山崎製パンがパンと菓子類で1800以上あった商品を、1000以下に減らす方針を明らかにしている。震災を機に効率的な生産を行うためだという。この商品数は、同じ商品でも個数違い(6枚入りと12枚入りとか)で複数に数えているようなので、その整理統合も含んでいるようだが、今のところ秋田の店頭で見る限りでは、商品数が減った印象はない。

●たけやクリームパン復活
こちらなどでも紹介した、クリームパン。
秋田では昔から、たけやブランドのクリームパンがあったが、いつの間にか(震災後?)ヤマザキブランドの「ヤマザキクリームパン」ばかりを見るようになった。
そのヤマザキクリームパンは、製造所固有記号が「TK」、製造者でなく「販売者」が山崎製パンと表示されており、すなわちたけや製パンの工場で製造されているらしい。(ヤマザキがたけやに製造を委託していると考えられる)
もしかしたら、上記のような商品の整理統合が、ヤマザキ内部だけでなく、提携先のたけやにも波及したのかと考えていたのだが・・・

しかし、7月になってスーパーの「いとく(本社大館市)」の秋田市内の店舗に行くと、
たけやクリームパン」が復活! 包装は以前のまま
以前はヤマザキのクリームパンが並んでいた場所が、たけや製に取って代わられていた。価格はおそらく10円値上がりしている。

ところが、たけや製「ヤマザキクリームパン」が引き続き販売されている店(イオンやマックスバリュなど)も多い。
つまり、たけやでは、ヤマザキクリームパンとたけやクリームパンを両方製造していることになり、かえって手間が増えているように思える。

【8月4日追記】初回アップ時に書き忘れていたけれど、いとくでは、たけやのクリームパンに「今月の新商品」のPOPを付けていた。

●ヤマザキ系3社クリームパン
ということは、以前の記事とあわせれば、ヤマザキ・工藤パン・たけやの3つのヤマザキ系クリームパンを比較できることになる。
以下、画像はヤマザキ(たけや製造版)・工藤パン・たけやの順で、たけや以外の画像は再掲。
※この後、2014年頃に工藤パンのクリームパンがリニューアルされた。
  

  

  
カロリーはヤマザキ:322kcal、工藤パン:331kcal、たけや:246kcal。
上の写真では、たけやのがいちばんクリームが多そうに見えるが(個体差もあるだろうけど)カロリーがいちばん低く、唯一の200kcal台。ちなみに「食品成分表(日本食品標準成分表)」では、クリームパンは305kcalとなっている。

個人的には、ヤマザキのが好きです。クリームが滑らかでおいしいと思う。

【2013年3月14日追記】2013年3月から、包装右上に「しっとりとした食感 湯捏(ゆごね)仕込み」という表示と、「ふんわりソフトになりました」という春のパン祭りの点数シールと一体化したシールが貼られた。たしかに食感は変わった。(「TK」製造分)
高級なクリームパンもありました。(リンク先後半)

【2014年8月14日追記】
工藤パンホームページに掲載されている「沿革」によれば、
平成元(1989)年12月に「ヤマザキ製パン株式会社と業務提携締結」
平成12(2000)年10月に「ヤマザキ製パン株式会社とライセンス契約を結び、一部ヤマザキブランドの製造を開始」

※正しくは「山崎製パン」と漢字表記ですが…
とある。「業務提携」や「ライセンス契約」が具体的にどういうことを指すのか分からないが、意外に最近だった。
たけや製パンはどうなんだろう?

●ランチパック事情@秋田
震災の影響などによる見直しなのか、ヤマザキとたけやの契約が変わったのか、最近、秋田では「ランチパック」の流通量が増え、そのたけや版である「フレッシュランチ」のラインナップや流通量は以前より減っている。具体的には次のような変化がある。
1.たまごやツナといった定番商品は、以前は「たけやフレッシュランチ」が流通していたが、(クリームパンのように)たけやが受託製造した「ヤマザキランチパック」に置き換わった。
「小倉&マーガリン」「ツナマヨネーズ」いずれも製造所記号「TK」のたけや製
以前は、ヤマザキランチパックの定番商品が散発的に売られることはあったが、いずれもヤマザキの県外工場製のものだった。
現在は、地元スーパーであるいとくでもたけや製ランチパックが売られているし、マックスバリュなどではこれらが98円均一とかのセール品になることもあり、すっかり定着したといえる。

2.ローソンでも販売
全国的には、ランチパックはコンビニの定番商品だが、なぜか秋田の大手コンビニではフレッシュランチは売られていなかった。(デイリーヤマザキやNEWDAYS、独自製品があるファミリーマートは除く)
しかし、最近は少なくともローソンでは、上記の定番ランチパックが販売されるようになったし、たけやフレッシュランチの本荘ハムフライもあった。

3.定番以外のランチパックも
以前は秋田では入手困難だった、期間限定ものランチパックも、ほとんどのスーパーが販売するようになった。
いずれも仙台工場(固有記号「YSE」)や新潟工場(「YNI」)製のもので、その店によりラインナップに偏りがあるし、全商品というわけではないので、他地域よりはラインナップは貧弱だろう。
ということで、そうしたランチパックをご紹介します(だいぶ前に食べたのもあるので、味の感想などはごく簡単に)
牛煮込み風」仙台工場製 1個106kcal(6月で製造終了した模様)
牛丼ならぬ牛パン。悪くはない味。某牛丼店を意識したのか、包装がオレンジ色。

マンゴークリーム&ホイップ」新潟工場製 1個143kcal
イオン秋田中央店ではよく置いている。これもオレンジ系包装。
宮崎県産マンゴーピューレ1.4%入りのマンゴークリームとホイップが入っている。
昨年の今頃、産地表示はないものの同名の商品があって食べたが、若干、昨年の方がフルーティでおいしかったような気がしなくもないが、今年のも好き。

南国白くま風クリーム」仙台工場製 1個137kcal
7月の新商品。鹿児島名物の練乳や果物の入ったかき氷「白くま」をカップアイスなどで販売している「セイカ食品(本社鹿児島市)」とのコラボのようだ。クリームにパイン、黄桃、小豆が入っている。
かき氷をパン化するって・・・と思ったが、
クリームの中の小豆が異質なような
でも、フルーツ&クリーム系なわけで食べてみれば、普通。なるほどねという味。

メロンソーダ風味クリーム」新潟工場製 1個173kcal
これも7月の新商品。
昨年、「クリームソーダ風味」という、かなりこってりして参ったのがあって、それを連想させる名称だが、半額になっていたので買ってみた。
クリームは1種類(昨年は2種類入っていた)
昨年のクリームソーダは1枚236kcalもあったが、これはだいぶ抑えられているし、普通に食べられる味だった。
【23時追記】書き忘れたが、クリームはジャリジャリという食感がした。これもなるほどねという味。

●ランチパック事情@青森
今月初めに見てきた青森の状況。
イトーヨーカドー弘前店では、「タマゴ」は今まで通り工藤パンブランドの「フレッシュランチ」だったが、「ツナマヨネーズ」は「ヤマザキランチパック」で製造所固有記号が「KD」の工藤パンが受託製造したものだった(従来は工藤パンフレッシュランチが売られていた)。
その一方で、十和田市の「ユニバース」では工藤パンフレッシュランチのツナがあった。
つまり、たけやにおけるクリームパン同様、自社ブランドとヤマザキからの受託分と両方を並行して製造していることになる。秋田と同じように、何らかの理由によって変化があるようだ。

十和田市の「ユニバース」にあったランチパック(いずれも秋田では見たことがない)。やはり限定品は、ヤマザキの工場で製造されていた。
CoCo壱番屋監修ポークカレー」仙台工場製 1個131kcal
カレー屋とのコラボ。
「小さなお子様や、からみの苦手な方は注意してください」という注意書きがあり、僕も辛いカレーは苦手なので注意して食べたが、ぜんぜん辛くなく、おいしい。
ランチパック(フレッシュランチも含めて)のカレーが入ったものをいくつか紹介してきたが、どれも外れがない。カレーパンのように揚げていないから食べやすいしヘルシーだし。

富士宮やきそば風」仙台工場製 1個161kcal
2009年に当ブログで最初にアップしたランチパックの記事で紹介したものだ。からし入りマヨネーズタイプのドレッシングが入っている。
包装はほとんど変化ないが、「富士宮やきそば学会監修」の表記と浅間大社と富士山の写真が追加された。

●たけやフレッシュランチ新商品
秋田に戻って、秋田版ランチパックである「たけやフレッシュランチ」。
上記の通り、ランチパックに取って代わられ、ラインナップは減った。
現在発売されているのは、6月からの「本荘ハムフライ」と1月から(震災による中断あり)の「メープル&マーガリン」と下記の3種類だけだと思われる(確証はありません)。
そのもう1つが7月新発売の
フレッシュランチ ブルーベリー&チーズ風味」 1包装あたり258kcal※栄養表示は、ヤマザキでは1個あたりの数値だが、たけやでは包装あたり=2個分で表示
包装の「チーズ」の「ズ」だけ、文字幅が狭いのが気になる・・・

ブルーベリージャムとチーズ(風味フィリング)という組み合わせが珍しいが、ジャムは甘すぎず、チーズはそんなにくどくなくて、おいしい。
なお、3月に「フレッシュランチ ブルーベリー&マーガリン」が発売されていた(といっても震災ですぐに製造中止か)が、それは見かけない。ただし、ヤマザキランチパック側では「ブルーベリージャム&マーガリン」という同コンセプトの商品が発売中で、秋田のいとくでも売っていた。

間もなく8月。どんな新商品が出るだろうか。
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求ム経験者!?

2011-07-28 20:00:36 | 秋田のいろいろ
恒例の揚げ足取りの間違い指摘記事です。

ネットでハローワーク秋田管内の求人票を見ていて、ふと目に留まったもの。

その求人票の一部


建設関係の業務の求人票なのだが、上の画像の部分を見て、吹き出してしまった。
分かりますか?

「必要な経験等」の欄にご注目。



建設関連業務のジズム経験を有する方」・・・

ジズム経験」って何?




「リズム」みたいで軽快な響きだが、ザ行の濁点が2つ続いてややトンガッタ(?)印象も受ける。
それが「実務経験」であることは察しが付くけれど。
ひょっとして、業界用語で「ジズム」という業務とか機械があり、その経験者を求めているのかと思ったが、そんなモノは存在しないようだ。


以下、勝手な考察です。
これは、ハローワーク側での公開前の最終チェックが甘かったのはもちろんだが、そもそもこうした間違いが発生したのも、求人票を出した側のミスではなく、ハローワーク側のミスだと思われる。
なぜなら、企業がハローワークに提出する「求人申込書」はOCR用紙だが、特記事項については狭い欄に手書きすることになっており、それをハローワーク職員が手入力して求人票に反映させているから。その際に何らかの手違いで「ジズム」が誕生したのだろう。
また、受理された申込書が求人票の形になったとしても、おそらく企業側に写しが送られるより前に求職者に公開されていているはずなので、企業側が公開前にチェックすることはできないはず。(これは昨日受理されて今日公開された求人のようだから、明日以降には修正される可能性がある)

では、なぜ、「実務」が「ジズム」に化けたのか。以下のような原因が考えられる。
1.入力ミス
「じつむ」を誤って「じずむ」と入力し、変換・確定した。

ただ、一般的なキーボードでのローマ字入力において、キー配列を考慮すれば「つ(TSUかTU)」を「ず(ZU)」と間違う可能性は高くはない。

2.手書き文字の見間違い
上記の通り、この欄は手書き。
求人する側が求人申込書を書く際、急いでいたとか面倒だとかで、「実務経験」を「ジツム経験」と手書きで雑に書いてしまった。
それをハローワーク職員が、「ジツム」でなく「ジズム」と読んでしまい、そのまま入力・カタカナ変換してしまった。

ただ、「ツ」と「ズ」の区別ができないのならものすごく雑な字でないといけないし、入力した職員も相当な・・・

3.電話でやり取りした
求人申込書提出後に記載漏れや間違いがあった場合、電話をすれば追記・修正してくれる。(数年間のハローワーク秋田ではそうだった)
今回もそうしたことがあり、求人を出した側がものすごく訛るせっかちな人、ハローワーク職員が秋田弁をまったく解さない人だったとしたら・・・
求「さっきのキューズンだすども、ジズム経験者でねばならねぇの忘れでしまって」
職「は? ジ、ジズムケイケンシャ、ですか?」
求「んだすんだす。ジズム経験な。へばよろすぐ(ガチャ)」
職「え? ジズムケイケンって何?・・・とりあえず『ジズム経験』としておこう・・・」

訛る人なら「実務」を「ジィヅゥム」と発音すると思われるので、「ジズム」と表記されてもおかしくはない。
ただ、秋田労働局でこの程度の秋田弁を理解できない職員がいるとはあまり考えられない。

4.ハローワーク職員が勝手に「ジズム」を作って掲載した
いくらなんでもこれはないでしょうけどね。そうする目的もないし。
ただし、厚生労働省職業安定局のパンフレット「求人申込書の書き方」には、「ハローワークが職業紹介を行う上で必要とする情報を追加して記載する場合があります。」とあり、拡大解釈すれば求人票の内容はハローワークの思うままとも取れる。
実際、過去にそれに近いことをされ(頼んでもいないのに、過去の求人票から引っ張り出してきた内容を掲載された)、僕はハローワークと上司の板ばさみになって、無駄な苦労と心労をさせられた経験がある。


ハローワーク職員も忙しいだろうし、誰しも間違ってしまうのは仕方ないけれど、どうして誰も気づかずに、そのまま公開されてしまうんだろう。入力した以外の別の職員によるチェックはしているのだろうか。
数字とか変換ミスなら見過ごしがちでも、「ジズム」という言葉自体がないのだから少し気を配っていれば気づきそうなものなのだけど。

【29日追記】翌29日には、「実務経験者」に修正されていた。
訂正後の画面
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蓮の花とその周辺

2011-07-27 22:07:02 | 秋田の季節・風景
7月20日頃までの秋田市は、早く訪れた夏の気候だった。からりとした暑さで、それほど不快ではなかったと思う。
20日から数日間は、最高気温が26度台、最低気温は17度前後まで下がり、肌寒く感じてしまうような、秋になったのかと錯覚するような気候になった。
雨は14日に5.5ミリ降ったのを最後に、まとまった降雨はなく、道端の草は元気がなさそうだった。

今日27日は蒸し暑い夜で、早朝4時過ぎにけたたましい雷が1発なった後、ざーっと雨が降り出した。アメダスのデータでは、5時台までに4.0ミリの降水を観測。日中の最高気温は28.5度だったが、湿度が高くそれ以上に感じた。昼間は秋田市中心部では降らなかったが、内陸部など散発的に雨が降ったところがあった。
そして今日、アブラゼミの声を初めて聞いた!(秋田地方気象台のサイトによれば7月19日が初鳴き平年日で今年は未観測)【8月12日追記】その後更新された気象台のサイトによれば、7月18日に観測していた。平年並みだったということか。
今年は「ちー…じぃ~」という若干地味なニイニイゼミの声を長期間聞いたが、アブラゼミの大きな声を聞くと、夏本番だと感じる。

先日咲き始めたのを紹介した、千秋公園の大手門の堀のハスの花も、冒頭の写真のようにだいぶ咲きそろってきた。
ハスと噴水

ハスとバス

お堀から広小路を渡った向かいにある宝石店が、城東十字路付近に移転したのを5月末に紹介した
その移転した建物に、
足場が組まれていた
何か工事するんだろうか? あるいは解体?【8月14日追記】8月13日には足場が取れていて、ほぼ元のままに戻っていた。簡単な補修工事か何かだったようです。
【2014年8月9日追記】ビル1階の宝石店跡はその後長らく空き店舗のままで、2014年8月にやっと後継店舗がオープン。「AE(アキタ・エンターテインメント)ショップ」という、秋田の芸能事務所による、秋田のミュージシャンなどのグッズやチケットを売る店。


変わって大手門の堀の西隣、穴門の堀。
※堀の南西角、木内向かいのポケットパークの工事は変化なし。

8月3日からの「竿燈(かんとう)まつり」を前に、今年も堀沿いの広小路の歩道に広告ちょうちんが設置された。※昨年のようす
昨年同様、ちょうちんの枠が設置される区間のプロスポーツ支援ののぼり旗は撤去されたが、途中の「親水デッキ」出入口部分は、
旗が残っていた
昨年は、旗が撤去されて紅白の棒が設置され、電線が渡っていたのだが。(未確認だけどもしかして今年は節電のため照明なし?)

再開発工事のクレーンと赤丸が並ぶちょうちんの裏側
なお、大手門の堀にはスポーツ支援のぼり旗が残り、昨年設置されていた竿燈まつりののぼり旗は登場していない(今後設置されるのかもしれない)。

ほかにも、各所で「置き竿燈」が設置されるなど準備が進んでいるし、全国高校総体(青森・岩手との3県での開催)も始まり、なんとなくにぎやかになっている。


準備といえば、竿燈に合わせてイベントが開催される、大町の秋田ニューシティ跡。
前回の記事では、簡易舗装するとは言ってもその気配はなさそうだったが、先週末に機材が運ばれ、今週に入ると工事が本格化した。
7月いっぱいの工期
昨日の段階で既に西半分(茶町通り側)がアスファルトで覆われ、区画の白線も引かれた。
北西角、ミスタードーナツ跡付近
もっと南側にあった(旧駐車場棟付近)旧町名「茶町菊ノ丁」を示す表示が、北西角に移設されていた(上の写真正面の白い棒)。
簡易というわりには、しっかり舗装しているように見え、普通のアスファルト敷き駐車場と見た目には遜色ない。(おそらく舗装の厚さが薄いから簡易なのだと思うが)
※続きはこちら

日曜日と月曜日(かな?)に、中心部各所で歩行者の通行量調査が行われていた。年に1回くらいは見かけるけど、いつも今頃だったのだろうか。
ブログのネタ探しのため、並行する違う通りを行き来したので、僕1人で延べ5人分くらいはカウントさせてしまった・・・
それにしても(特に中央通りや木内前、大町付近では)調査員がヒマそうで、それを見ていると市街地の衰退を実感させられた。
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でんきのお知らせ/地デジカウント跡

2011-07-26 23:45:45 | 秋田のいろいろ
震災による太平洋側の一部火力発電所や原子力発電所の停止などにより、節電が求められる今年の夏。
東北電力管内でも、電気使用量の予想が毎日発表されている。
電力会社のホームページや各マスコミも伝えているが、東北電力自身がスポンサーになってテレビCMの形で予報を伝えることがある。
このCMは、例えば、秋田テレビでは、昼前のニュース「FNNスピーク」が終わってすぐの「笑っていいとも!」の予告の直後(11時57分頃)に毎日流れているように、各局とも放送時間が固定されている。
「東北電力でんきのお知らせ」というタイトル
なぜか「電気」を「でんき」とひらがな表記している。
「本日のでんきの使用状況・見通し」
今までは日本海側と太平洋側で涼しい日と暑い日が入れ違いだったりして、僕が見た限りでは、1日だけ「厳しい」があっただけで、幸いなことにほかの日は「比較的余裕」。
あらかじめ録音された女声アナウンスが流れ、見通しに引き続いて節電のポイントなどを紹介(何パターンかある気がする)する。全編CGの1分くらいの長いCM。


このCMには、画面サイズが2パターンある。
4対3の従来のテレビサイズのものと、横長の16対9のもの。
上で紹介した写真は、4対3のバージョンだが、当然ながら今のテレビでは左右に黒い帯が入る。

テレビ受像機側での画面の拡大設定とか、放送局や完全地デジ化前後で違うというわけではなく、4対3と16対9のバージョンが混在して放送されている。
毎日見ていないので確証はないが、なんとなく4対3版が流れることの方が多い印象。
 
両バージョンでイラストが違い、もしかしたら節電ポイントの内容が違うのかもしれない。
 
テレビ番組では、何年か前からほぼ全番組が16対9での製作になっていたが、CM業界は遅れているらしく大企業の新作CMでも未だに左右に帯が入っているものもある。カメラや編集機材の問題だろうか。
でも、この東北電力のCMは、全編CGだからカメラはいらないし、現に横長版もしっかり作っている。なんで左右黒帯版を作ったんだろう?

※続きはこちら


話が変わって先日に続いて、完全地デジ化の話。
まず、「デジアナ変換」だが、秋田ケーブルテレビだけでなく、全国的に周知が不徹底のようだ。
複数のテレビ番組において、出演者(タレントも局のアナウンサーも)たちが、デジアナ変換を知らずに、アナログテレビがまだ映ることを疑問に感じたという内容の会話をしているようだ。
25日のフジテレビ「笑っていいとも!」の「テレフォンショッキング」のゲストの黒柳徹子さんとタモリさんも「うちはアナログなのに映るのよ」「いや、そんなはずないでしょ」と会話をしていた。(後でアナウンサーから説明があったようだが)
TBS「はなまるマーケット」の岡江久美子さんは、「うちはケーブルテレビだから、2015年まではアナログが使える」と正しく理解していた。

さて、すっかり忘れていたが、秋田駅のぽぽろーどに続く大屋根下(アゴラ広場・西武秋田店・公営駐車場付近)のからくり時計の下に、7月24日までのデジタル式のカウントダウンがあった。
それがどうなったか見に行くと、
スペースは残っている
でも、カウントダウン装置は撤去されていた。代わりに、
「地デジ化完了」と表示
わざわざ英語でも書いてある。
上の方、「アナログテレビ放送は、終了しました。」とあるけど、「放送」の間が広くなっている(余白があって「…テレビ放 送は、…」となっている)のは何だ? ちょっと気になってしまう。
【8月9日追記】久しぶりにここを通ると、地デジ関連のものはすべて撤去され、イベントなど他のポスターが掲示されていた。
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アナログ放送終了

2011-07-24 23:53:59 | 秋田のいろいろ
今日7月24日でテレビのアナログ放送(地上、BS)が終了する。
これに備えていろいろな周知が図られてきた。特にテレビ画面では、「地上アナログ放送終了告知画面」と言うそうだが、案内をしつこいほど見せられてきた。
2008年7月から画面右上に「アナログ」の文字を表示、2009年7月(完全実施は2010年7月)から画面上下の黒帯にコールセンターの連絡先等を表示するなど、変化があり、2011年7月1日からは、画面左下の番組の内容に重ねて、「あと○日」というカウントダウンが表示されていた。

●カウントダウン
まずはそのカウントダウンを比べてみるが、その前に、
IBC岩手放送
秋田にTBS系列局がないため、秋田ケーブルテレビが区域外再送信を行っているIBC岩手放送の画面では、以前同様のカウントダウンがない、おとなしい告知。
なんでだろうと疑問だったが、よく考えたら岩手(と宮城・福島)は震災の影響により、アナログ終了が1年延期されていたのだった。

では、秋田の各局を比較。
ABS秋田放送(日テレ系)
秋田の民放3局とも、数字が3行にまたがって大きな文字のこのデザイン。書体も同一のように見える。
ただし、局によって、文字に黒い縁取りがあったり、文字の背景に網掛けがあるかどうかは異なる。(詳細は後述)

カウントダウンは、NHK・民放とも、下(本来の放送画面)に文字があろうが顔があろうがお構いなしにずっと出続けるが、民放ではCM中は消える。大事なスポンサー様ですからね。
ただし、NHKBSでは、例えばピーター・フォーク追悼の「刑事コロンボ」放送中のほとんどなど、消えていることがけっこうあるようだ。

NHK総合。電気使用見込みの数字よりもカウントダウンが大事ということか
NHK(総合、Eテレとも)は民放とデザインが異なる。日数も文字と同じ大きさで3行に収めている。

NHKBS
同じNHKでもBS(BS1、BSプレミアムとも)は、また異なる。
内容としてはNHKの地上波と同じだが、「あと○日!」と最後に「!」があったり、背景に色が付いていたり(一部民放局のよりも濃く、白い)、書体も微妙に違う。
連絡先は、地上波では各県のサポートセンター、BSではNHKのコールセンターが表示される。

●前日
そして前日の23日。カウントダウンではなくなった。
民放3局とも引き続き同内容で「あす正午/アナログ放送終了」。
  ABS秋田放送(日テレ系)、AKT秋田テレビ(フジ系)、AAB秋田朝日放送
文字はABSとAABが縁あり、AKTがなし。文字の背景はAABだけなく、他は薄く黒い網掛け。

NHK地上波
NHKは「あす正午/アナログ放送の番組は/終了します」。
「アナログ」の文字だけ、文字幅を狭くしている(濁点を見るといわゆる「半角カタカナ」ではない)。
明日正午に終了するものを、民放では「アナログ放送」、NHKでは「アナログ放送の番組」と表記している。
24日正午で終わるのは通常の番組の放送であり、アナログの電波は24日いっぱいは流れているのだから、NHKの方が正確であるとは言える。

ところで、上の各局の画面下のデジサポの連絡先の表示、AKT、AAB、NHKでは「でんわ急げ!デジサポへ」だが(AKTは!とデの間にスペースがある)、ABSだけ「でんわ!急げデジサポへ」で「!」の位置が異なる。
この辺は各局の裁量なんだろうけど、ABSさんは意識してこうやったのかな?


NHKBS
「!」がなくなり、文言はNHK地上波と同じになった。

ところで、23日の午後、宮城県沖を震源とする地震があり、岩手県で震度5強、秋田でも震度3程度を観測した。
その緊急地震速報やテロップの地震情報が表示されているときは、さすがにこのアナログ終了の表示が消えていた。
(ただし、速報だけで、ニュースなど番組内で扱う際は表示)

●終了
いよいよ7月24日。
午後は告知画面だけが流れることになっており、アナログ放送で通常番組が視聴できるのは正午まで。
画面の文字は、昨日の画面の「あす」が「きょう」に変わった。
  AKT、NHK、NHKBS

ついに訪れた正午。フジ系は27時間テレビ、TBS系は「アッコにおまかせ!」の放送にまたがったため、番組内でカウントダウンが行われ、NHKEテレは囲碁番組の途中でぷっつり切れたようだ。
NHK総合では気象情報を1分繰り上げて終わらせ、11時59分からはその前のアナログ終了記念番組「そのとき、みんなテレビを見ていた! ありがとうアナログテレビ」に出ていた鈴木奈穂子アナウンサーが説明とお礼を述べ、最後は、
NHKのマスコット「どーもくん」
どーもくんと「長い間ご覧いただき/ありがとうございました/NHK」の文字。
最後の1分間は、アナログ終了の字幕は消えた。

●お知らせ
そして正午以降は、お知らせの静止画面。
各局で文面【25日訂正】文面はほぼ同じだが、レイアウトやデザイン、画面サイズが異なる。
  ABS、AKT、AAB

 NHK地上、NHKBS
【25日追記】NHKBSだけは、画面右上にチャンネル名と「アナログ」が引き続き表示されている。他はなくなった。

音声は各局とも音楽を流しているが、時々説明の音声が入るようだ(AABとNHK各波で確認。AABは“地デジ大使”の塩地アナウンサー、NHKは地上・BS共通で女声)。
ABS:ステレオ、ピアノの曲
AKT:ステレオ、各局の中ではいちばん明るい曲
AAB:ステレオ、ピアノの落ち着いた曲
NHK:地上波、BSとも同じ曲。曲や音声が入るタイミングは、総合とEテレ、BS1とプレミアムの間では同じなので、それぞれ共通の音源を使っているのだろう。
地上波はステレオだが、BS1はモノラル、BSプレミアムはなぜか二重音声で副音声は無音(説明音声もなし)。


●デジアナ変換
さて、秋田ケーブルテレビでは、受信した地上デジタル放送をアナログ信号に変えて加入者宅に送る「デジアナ変換」を実施する。※以前の記事さらに以前の記事

2015年までの暫定措置とはいえ、ケーブルテレビ加入世帯では当面はアナログテレビを使い続けることができる。
だが、以前も書いたけど、秋田ケーブルテレビ(CNA)の場合、周知が不足でしかもやる気があるのか疑わしい。
一部繰り返しになるが、
・昨年11月の時点で、総務省からデジアナ変換を実施するケーブル局としてCNAの名も挙げた発表があり、地元紙でも今年6月中旬に記事になった。しかし、加入者へ告知があったのは、6月下旬。
さんざん「早く地デジ化を」とあおられたので、多くの加入者は既に地デジ対応を済ませていたであろうから、1か月前に知らせられても遅すぎる。特にアナログテレビを使い続けようと外付けデジタルチューナーを買ってしまった人には、デジアナ変換があればそんなモノは不要なわけで、まったくの無駄な出費をさせたことになる。

・デジアナ変換の開始が7月24日23時59分頃からって、遅すぎませんか?
コミュニティチャンネルの告知
番組が終わるのは正午ですよ。じゃあ、24日の午後はテレビを見るなってことなのでしょうか?
CNAはアナログ視聴者(どのくらいいるのか分からないが)のことを親身になって考えてないような気がしてしまう。たった12時間早く開始すれば済むことに思えるのだが。

デジアナ変換を行う他のケーブルテレビ局では、かなり以前から変換を開始している局も多いようだ(例えば大館ケーブルテレビなど)。

コミュニティチャンネルの告知
CNAではデジアナ変換を「総務省からの要請により」やってやるよ、と言いたげ。
これは、まあ事実なのだろうし、他のケーブル局でも見られる言い回しではあるが。

でも、おそらく、CNA(というか各ケーブル局)が総務省から受けているのは「要請」だけではなく、「補助金」も。
デジアナ変換設備の導入費用は、税金からまかなわれているのだ。
だからこそ、有効に活用するため、各ケーブルテレビ局は視聴者への充分な周知や不便をかけない実施方法をすべきであり、総務省はそれを指導するべきだったと思う。

したがって、今(24日午後)、秋田ケーブルテレビの線がつながったアナログテレビでは、秋田の各テレビ局にチャンネルを合わせても、自前のアンテナを立てているお宅と同じく説明画面が映るだけ。
6チャンネルのIBC岩手放送と10チャンネルのコミュニティチャンネル、12チャンネルの天気予報だけは見ることができる。

明日以降は、10と12が映らなくなり、秋田の各局+IBCの6つのチャンネルが視聴できる。
以前、IBCのデジアナ変換を実施するのが意外だと書いたが、考えてみれば岩手県ではまだアナログ電波が停まっていないのだから、CNA側で変換する必要がないのではないだろうか。今まで通り、アナログを受信して再送信すればいいのだから。
この辺りは、明日、アナログテレビをつければ分かるだろうから、後で追記します。
【25日追記】デジアナ変換が始まり、アナログにチャンネルを合わせると、画面右上のこれまで「アナログ」と表示されていた部分に「デジアナ変換」と表示されている。IBCでも「デジアナ変換」と表示される
2015年3月のデジアナ変換終了時の記事

●余談・BSデジタルの受信方法
ちなみに、これも以前書いたが、CNAのアナログ放送では基本料金で何台のテレビでも視聴できていたBS放送が、デジタル化に伴い、「セットトップボックス(STB)」に接続されたテレビでしか視聴できなくなる。(基本料金では1台でしか視聴できず、2台目以降は最低でも月額630円が必要)
BSが好きな我が家の皆さんは、STBを追加するとか言い出していた(しかも2台とか)が、僕としてはその価値を見出せず反対していた。そこで、思い切って、BSアンテナを設置した!
ベランダや柱があれば工事してもらわなくても設置できるし、アンテナ線や分配器等を含めても1万円でおつりが来る出費で済みそう(まだ完工してないので)。有料放送は見ないから、これだけで今後の出費はないのがうれしい。(STBの操作やテレビの入力切替が不要な分、選局操作が楽という点も好評)
穴を開けたり配線を露出させたくない新築のお宅や、衛星がある南西向きが開けていない場所ではそう簡単・お手軽ではないと思うが、ケーブルテレビに加入していてもBSアンテナを設置するという選択肢もあると思うようになった。

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七戸十和田駅

2011-07-23 23:14:36 | 津軽のいろいろ
新青森駅の中を見た後、新幹線に乗った。
※この記事の内容は津軽地方のことではありませんが、便宜上「津軽のいろいろ」カテゴリーにします。
※駅構内は節電のため、屋外は天候のため、写真が暗く写っています。

今回の目的地(というほど目的もなく、行ったことのない街で安い宿があったから)は青森県東部の十和田市。
「東北ローカル線パス」というきっぷを使っていたので、それが使用できる第3セクター鉄道「青い森鉄道」と私鉄「十和田観光電鉄」を三沢駅で乗り継いで行くつもりだったが、新幹線開業や震災による乗客減に伴い十和田観光電鉄のダイヤが減便されているのを知らずに計画を立てていたことに、直前になって気づいた。(後日別記事にしますが、この点では、新幹線開業に伴う悪い影響と言える)
それだとあまりにも待ち時間が長くなってしまうので、別払いになるが新青森から東北新幹線で1駅の七戸十和田まで乗って、そこからバスで十和田市へ入ることにした。(実は新幹線に乗りたいとも思っていたので、腹案としては計画していたのですが)

七戸十和田駅に停車する新幹線は「はやて」のうち約半分で、おおむね2時間に1本。
乗車券と特急券で1660円
「こまち」と同じく「はやて」も全席指定なので、自由席の代替として、自由席特急料金に相当する額で指定席の空席に座ることのできる「特定特急券」制度がある。
しかも、ミニ新幹線と違い、フル規格の新幹線では、隣り合う駅どうしだけを乗車する場合は、自由席(または特定)料金が低額(この区間では840円)に設定されているので、思ったほど高くない。

30分ほど前に速達列車の「はやぶさ」が出た次の「はやて」に乗ったが、末端区間の始発駅にしては思ったよりもお客がいた。
「大人の休日倶楽部パス」利用と思われるご年配の夫婦が多く、ほとんどの皆さんがお土産と駅弁を持っている。同パスではやぶさに乗るには追加料金が必要なので、はやてを利用したのだろう。
2人掛けはほとんど埋まり、3人掛けも窓側は8割方埋まっていたが、なんとか窓際に座れた。
(特定特急券利用者は自分の席に後から指定券を持った人が来ないかと、発車するまで落ち着かないんだよね…)

車両は何度か乗っているE2系電車10両編成なので、特に目新しくもない。
僕自身があまり青森市に縁がないからか、最北端の新幹線駅である新青森駅から発車しても、さほど感動はなかった。
フジテレビの堺さん(元アナウンサー)による自動放送も他の列車と変わらず。

盛岡で「こまち」と連結する旨がアナウンスされたが、そのこまちははやての青森発車より30分前に秋田を発車していて、既に大曲付近を走行中のはず。そう思うと、ミニ新幹線の遅さというかフル規格の速さを見せ付けられる。

そうこうしているうちに、左側の視界が開けた。
家並みの向こうに見える山並みは津軽半島だろうか?
そして、青森駅近くにある、
アスパムと青森ベイブリッジが見える!
わずかな時間だったが、遠くに青森市街が見えたのだった。従来は考えられなかったであろうアングルで新鮮に感じ、これには感動した。

あとは、ずーっとトンネル。たぶん最高速度の260km/hが出ているのだろうが、よく分からない。
トンネルを抜けたかと思うと、「まもなく七戸十和田です」。
トンネル出口から駅まで、わずかに車窓が見えたが、深い山の中でも田んぼでもなく、どことなく北海道っぽいような感じ。右側の窓を眺めていたご夫婦の旦那さんの方が「あれはニンニク畑だ」と奥様に力説していた。
わずか15分間のあっけない旅というか移動だった

七戸十和田駅を出て行く新幹線
十数人ほどは降りたようで、乗った人も同じくらいか。
ホームは上り下り1本ずつで追い越し設備(通過線)はなし。最近の新幹線の途中駅はみんなこんな感じか。
小豆色のホームドアが閉まると、監視の駅員さんもエスカレーターで上へ戻り、ホームには誰もいなくなった。

この駅は、新幹線にしては珍しく、線路が高架ではなく地上を通っている(古くは豊橋駅くらいだったが、最近は長野新幹線などこういう例がたまにある)。
そのため、形式としては「橋上駅舎」になるのだが、珍しいのはホーム部分と駅舎部分を同じ大きな屋根ですっぽりと覆った構造。
改札階からホームを見下ろす
だから新幹線の線路とホームを駅の中から見下ろせるという、ちょっとおもしろい体験もできる。
間にガラスはありますが「危険」
たしか八戸駅の新幹線部分もこんな感じだと思ったが、開放的な感じで好き。

改札口周辺はコンパクトにまとまっている
改札の中にはなかったが、外には売店がある。
自由通路から改札口方向
ただし、キオスクなどではなく、「青森・下北ふるさとの会」という地元の組織による店のようだ。びゅうプラザや指定席券売機もある。

降りて改札を出て行ったお客は皆、車でどこかへ行ったのか、さーっと姿を消してしまった。


七戸十和田駅は、上北郡七戸町にある。当初の計画では「七戸駅」という仮称だったらしい(廃止されたレールバス・南部縦貫鉄道にも「七戸駅」があったが、それとは別の場所)。
新幹線単独の駅で在来線は通っておらず、新青森延伸時に開業した駅。

ちなみに、「Google Maps」は、他の地図サイトに比べて新しい道路の掲載が遅い傾向があるそうだが、東北新幹線もそうだった。
たぶん7月初め頃までは、何もない所に「七戸十和田駅」の表示だけがあったはずだが、最近やっと線路も表示されるようになった。

地図で駅周辺を見ると、七戸町中心部からは2キロ前後離れており、「農場」が点在し、「荒熊内」「荒熊内開拓」「地獄沢」」という地名や川があり、駅周辺に多い地図記号は「畑・牧草地」。
いったいどんな場所なのかと、興味があった。

まず、列車を降りた瞬間に感じたのが、ひんやりとして涼しいこと。
この日、秋田市や弘前市、青森市は、じっとりと暑い天候だったのがうそのよう。
駅を出ると、カッコウの鳴き声まで聞こえてきて、高原に来たのかと錯覚した。

バス時刻までの間に、少し駅前を見てみた。
駅北口
北口には、駐車場やレンタカー屋があった。
駐車場は南口側と合わせて600台分があり、無料。
駅南口
南口の方にバス乗り場や棟続きで「七戸町観光交流センター」があり、こちらが正面のようだ。
駅舎は、八甲田連峰などをモチーフにしている。


駅のすぐそばには、観光関連施設がいくつかある。
鷹山宇一は七戸出身の画家
新幹線利用客をあてこんで最近できた施設というわけではなく、元々は駅の東側を走る国道4号線・七戸バイパス沿いに造ったもの。

「道の駅しちのへ・七戸文化村」は、道の駅制度ができた1993年に初めて登録された道の駅の1つ。
8月にはジェラート店や無料の足湯がオープンするとのこと。
道の駅など。国道に向かって道がカーブしている
歩いてでもすぐの場所だったが、時間がなくて行かれなかった。


紹介する順序が逆になってしまったけれど、駅南口の真っ正面から見えるのはこんな風景。
何もありません
たしかこっち側にもレンタカー屋があったくらいか。
気づかなかったけれど、この方向のすぐ近くに「東八甲田温泉(旧・やまびこ温泉)」という、温泉(1軒だけで宿泊・日帰りとも)があるそうだ。
ぽつぽつと家を新築しているような所もあったが、
ほとんどが空き地

今後どうなっていくか分からないが、将来的には発展する可能性がありそう。それは、
これができるから
今年秋に、駅の隣に「イオン七戸ショッピングセンター(仮称)」が開業するから。
当初は6月オープン予定だったが、震災の影響で秋まで遅れた。

位置的には、駅と道の駅の間。
ここから直線で2キロ強離れた町中心部近くにある、「イオン七戸店(旧ジャスコ七戸店)」が移転してくる形になるようだ。
今の七戸店もそうらしいが、建設中のイオンも平屋建てと思われ、あまり大きくなく、マックスバリュくらいの大きさに見えたが、なんやかんや言っても集客力があるから、賑わうだろう。
右端がイオン工事現場
ただし、駅側には搬入口らしきものができるようで、駅側からすぐ店内に入れる構造ではないようだ。新幹線でイオンに買い物に来る人なんてほとんどいないでしょうからね。

次はバスに乗って十和田市へ向かいます
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自転車一通?/標識もどき

2011-07-21 23:59:59 | 秋田のいろいろ
久しぶりに道路標識の話題を2つ。

●レア補助標識&自転車一方通行?
正式には「秋田市本道(ほんどう?)」という所在地らしいが、広面と手形の間辺りにある、秋田大学医学部と同附属病院。【2020年5月29日補足・「本道(ほんどう)」は、医学部開設時に秋田大学が“勝手に命名”した通称だそうだ。正式な地名ではない。】
1970年の設立時は、田んぼの中にぽつんとあったそうだが、宅地化・道路整備・路面店【2023年5月10日訂正】ロードサイド店の進出により、現在は様変わりした(といっても今も裏には田んぼがあるし、先日はアナグマ出没騒動があった)。

突き当たりが附属病院正面
大学病院の前の通りも街中の風情だが、矢印部分はちょっと違う。
医学部の敷地沿いに東西方向に細長い公園というか緑地があり(間に道路がある)、さらにそれに沿って水路と細い道がある。
水路。右が緑地・医学部、左はアパートなど
その水路には、ホタルがいるそうで、地元の住民などによって環境が維持されている。都市化から取り残された自然といったところだ。

その水路沿いの細い道を、大学病院正面側(西側)の入り口から見ると、
西側
古くなっているが「自転車歩行車道」という表示と、「自転車及び歩行者専用」の規制標識が設置されている。
自転車及び歩行者専用
補助標識はないので、自転車以外の軽車両は通行できないが、当然、表示通り、歩行者と自転車は通ることができる。


この道の途中には、南側から来て交わる、車が通行できるくらいの幅の道がある。
交差部分
突き当たり(の手前)に「自転車及び歩行者専用」の標識が立っていた。本来なら、この場所でなく曲がってから左右それぞれに1本ずつ立てるのが正当な設置なのかもしれないが、言わんとすることは分かるし節約になるので、いいでしょう。

しかし、これには補助標識が付いている。
「歩行者用道路」「小特を除く/指定車許可車を除く」

「歩行者用道路」は、以前、補助標識コレクションで紹介したが、あんまり意味がなさそうだがたまに見るタイプ。古くなって文字が剥がれて、“文字の跡”で判読できる状態。
その下は、文字は残っているが、なんというか味のある手書きと思われる文字。もっと古いのだろうか。
その記載内容も初めて見るもので、「小特を除く」。レアな補助標識と言えそう。

「小特」すなわち「小型特殊自動車」。地域性を考慮してものすごく簡単に言えば、要は農作業用の車ということだろう。
ここは今はアパートなどが多くなったが、以前は農家と田んぼばかりの一帯だったため、その行き来のために通行が許されていたのだと考えられる。


水路沿いの道に戻って、緑地の東端まで来た。道自体はさらに東へ続いている。振り返ると…
「歩行者専用」
クネクネっとした親子がいた。※歩行者専用標識の以前の記事
この標識自体、秋田では珍しい。補助標識はなし。「自転車歩行車道」の看板もない。

ということは、こちら(東)側からは自転車が進入できないということになる。
行きはよいよい帰りは怖い、といったところで、これでは「自転車の一方通行」だ。


ちょうど今日、警察庁が自転車にも一方通行の規制を導入する方針であることが報道された。
これは、自転車通行帯の整備を進め、左側通行を厳守させて、歩行者との【22日訂正】自転車どうしの錯綜事故を防ぐ目的のようだ。

この医学部そばの道ではそうした必要はないから(そもそも自転車一通制度はまだ導入されていない)、単なる設置間違いだと思うが、標識に従えば、西側からは自転車進入○、小特進入×、途中からはどっちも○、東からはどっちも×という、複雑でとんちんかんな道路になってしまう。
バカ正直に従う人なんていないでしょうけど。

なお、以前も書いたが、この規制標識は、公安委員会(県警)と道路管理者(ここでは秋田市?)のどちらでも設置できることになっている。
おそらく、途中の補助標識付きのものはその仕様からして警察が設置したような気がするが、両端のはどちらの設置かは分からない。


●標識もどき?
※さきがけさん、どうぞこれを「なんだこれクション」あたりのネタにしてください。僕も真相を知りたいので。

ところ変わって、「新川向(しんかわむかい)」と呼ばれる辺りの新国道という名の秋田県道56号線。
写真左側に注目
車道に向かって、ひし形の黄色地に黒い縁取りと「!」の表示、すなわち「その他の危険」の警戒標識が立っているかに見える。※以前紹介した横金線の標識
「!」
一般的には、補助標識で「何に注意すればいいのか」を示すことになっているのだが、これには補助標識がない。

なんだこれは?
この標識は、警察ではなく道路管理者(ここでは秋田県)が設置できることになっている。まったく、県は何を考えてる…と怒る前に、よく現場を見てみましょう。
右が車道ですよ
なんと、歩道よりも外側の民有地と思われる道路外に立っている!
※写真を見て気づいたけど、点字ブロックがずいぶんカクカク曲がってますな。マンホールを避けるためのものもあるが、不必要な曲がりもあるような気がしますが。

ということは、これは「道路標識」ではない。
道路標識と同じ(よく似た?)柄の「私設標識」というか「道路標識もどき」だ。

道路上ではないから問題はないのだろうが、何の目的でこれを立てたのだろう。
歩道上から撮影
これが立っているのは、建設資材を扱う会社の敷地の外れと思われる場所で、すぐ隣に学習塾の建物がある。
資材会社の建物の脇には、裏の小路へ抜ける通路がある。その反対側に行ってみたが、標識もどきはなかった。

標識もどきは、新国道を通る車へのアピールなのだろうか。とすれば、この通路は道路じゃないから入るなとか?
あるいは、資材会社にはトラックが出入りしているので、お隣の塾にぶつかるなよという身内への注意なのか。
う~ん、謎。
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25周年&50周年

2011-07-20 23:26:57 | 秋田のいろいろ
冒頭の写真は、秋田駅西口から北方向を見たところ。
正面が女性向けファッションを中心とした商業施設「おしゃれかんアルス」(地階~2階)と「ホテルメトロポリタン秋田」、右に少し写っているのが飲食やみやげ物が中心の秋田駅ビル「トピコ」。

この3つはいずれもJR東日本系列で、2004年からは「秋田ステーションビル株式会社」という同じ企業が運営しており、セールを共催したりサイトやポイントカードが共通になっている。

※以下、Wikipediaを参考にしています。
なお、上の写真のさらに左隣には「秋田フォーラス」がある。アルスとの通路もあるが、これはイオン系列のファッションビルで、秋田市出身のササキノゾミさんが働いていてスカウトされたことで有名。
かつては、ジャスコ秋田店(1974年)→パレドゥー(1985年)という商業施設で、1987年からフォーラス。


さて、アルスの壁面の広告スペースにこんなものが出ているのに気づいた(同内容のものが公式サイトにも掲載)。

「おかげさまでメトロポリタン秋田、アルス、トピコは25周年&50周年」

うーん。この表現、補足が必要だ。
まず、施設名が3つあるのに、どれが25周年でどれが50周年なのかが分からない。
そして、何も知らない人だと、50年前の1961年、すなわち昭和36年から、アルスとかトピコとかこじゃれた商業施設が秋田にあったのか! と思ってしまうかもしれない。

そんなはずはない。
まず、25年前というと1986(昭和61)年。
この年の7月4日にアルスとホテルが開業したので、この2つが25周年ということになる。アルスができた当時のことは、僕も記憶にあるが、あれから25年も経ってしまったのかと愕然とした。
当時は“おしゃれかん”が付かない「アルス」で(今でもみんな「アルス」と呼ぶけど)、ホテルは「秋田ターミナルホテル」と言っていたが、外観やコンセプトはほぼそのまま現在に至っている。
2003年に秋田県に初めて進出したスターバックスとマツモトキヨシが、店を構えたのが、アルス。衰退が著しい秋田駅前にあって、比較的元気な商業施設と言える。

そして、トピコは、1997年の秋田新幹線開業に合わせて秋田駅舎が新しくなった際に一新された駅ビルに付けられた名前。
それ以前は、「秋田ステーションデパート」と言っていた。
そのステーションデパートは、先代の秋田駅舎が完成し最初の秋田国体があった年、1961年9月2日に開業している。
たしかに、現在のトピコやそれを運営する企業は、1961年開業のステーションデパート(会社設立は前年)が起源であり、「創業50周年」であるのは間違いない。秋田に限ったことではないが、商業施設は撤退や郊外移転も珍しくなく、最近は地方都市中心部の衰退や経済状況の変化もあった。そんな中、同じ場所で半世紀に渡って営業し続けてきたのは、すばらしいことだ。市民と旅行客に親しまれてきた結果だろう。
ただ、以前のステーションデパートと現在のトピコでは、テナントの構成も雰囲気も大きく異なるし、国鉄とJRの変化もあるだろう。誇張とは言わないけど、ちょっと気になるな。
正確には「メトロポリタン(※ターミナルホテル当時からの通算)、アルスは25周年&トピコ(※ステーションデパート当時からの通算)は50周年」ということになるわけです。


ちなみに、秋田市内に古くから住む年配の方の中で、「アルス」「トピコ」そして「フォーラス」「フォンテ」という、秋田駅前の商業施設の愛称を正しく把握している人ってどのくらいいるだろう。(書店とか100円ショップも入っているから、高齢者でもフォーラスやアルスに行く人だっている)
いまだに、「フォンテ」を「ヨーカドー」、さらには「トピコ」を「ステーション(デパート)」と呼ぶ人だっているし(でもフォーラスを「ジャスコ」と呼ぶ人はいないかも)、「メトロポリタン」すら覚えられず「コスモポリタン」とか言う人もいるし。

いや年配でなくても、僕自身もたまに混乱する時がありますです…
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貸切三平 御所野行き

2011-07-19 23:46:05 | 秋田のいろいろ
ここ20年ほどの間に郊外型ショッピングセンターが増えた。街中からは遠く、公共交通機関の本数が少なかったり時間・運賃が余計にかかったりするため、秋田市中心部をはじめ、クルマがないと日用品の買い物にすら困るようになってしまった地域も少なくない。

郊外型ショッピングセンターの典型が、イオンモール(旧イオンショッピングセンター)。全国各地の地方都市に出店している。
詳しく調べたわけではないが、多くの場合、その都市の中心駅や中心街からイオンまでの路線バスが、地元のバス会社によって運行されている。100円とか200円とか定額の場合もあるし、通常路線同様の運賃体系のものもある。
秋田市御所野(ごしょの)のイオンモール秋田でも、秋田市中心部の秋田駅西口と秋田駅東口からそれなりの本数が運行されている。所要時間はどちらも30分程度、運賃は西口から530円、東口から500円。(御所野地区での運行経路が複雑でいまいち理解できていないのだが、たしか1つ手前のバス停で降りれば、いくらか安くなる路線もあるらしい)

秋田市中心部からバスでイオンまで往復すると、交通費だけで1000円近くかかってしまうことになり、学生などには負担が大きい。※買物回数券を使うと比較的お得です
そこで、秋田駅からJR奥羽本線上りで1駅の四ツ小屋駅で下車し、2キロほど歩いてイオンへ行く人も多い。これなら片道190円。列車到着後は、田んぼの中の道を若者がぞろぞろ歩く光景が見られることもある。※以前紹介した、四ツ小屋駅周辺の様子
また、土日祝日に限り、四ツ小屋駅とイオンモール間を結ぶ路線バスが、列車ダイヤに合わせて運行されている。運賃200円。


よそのイオンモールでは、イオン側が無料送迎バス(シャトルバス)を運行している例もある。
大都市圏でも地方都市でも見受けられるが、例えば青森県つがる市(旧柏村)にある、「イオンモールつがる柏(旧イオン柏ショッピングセンターWADONA)」では、直線距離で3キロほど離れたJR五所川原駅との間で無料シャトルバスを土休日やセール期間に運行している。以前は、直線でも20キロ以上も離れた弘前駅前とを結ぶシャトルバスも運行されていた。
なお、イオンモールつがる柏と五所川原駅の間では、以前から弘南バスが路線バスも運行(運賃200円)している。


一方、イオンモール秋田では、リニューアルオープン時などの特別な場合のごく短期間だけシャトルバス運行がされたことはあったはずだが、恒常的なものはなかった。
秋田駅と御所野は直線距離で6.5キロほど。このくらいの距離なら、シャトルバスを運行してくれてもいいのではないかと思っていた。

と思っていたら、少し前からの折込チラシやホームページによれば、毎週火曜日に秋田駅東口とイオンモール秋田を結ぶ無料バスが運行されているという。
期間は5月31日から8月30日となっているが、これほど長期間に渡る運行は初めてではないだろうか。(先週末のみ、「ABSサン宝石フェア」開催のため、火曜以外でも特別に運行された)

ダイヤは、秋田駅東口5番乗り場発が8時30分から19時30分までの毎時30分と15時00分。
イオン発が9時00分から20時00分までの毎時00分と15時30分。
※ご利用の際は、公式な情報でご確認願います。イオンモール秋田のホームページに掲載されています。
つまり、1台のバスによるピストン輸送で、30分間隔になる15時台に乗務員と車両が交代していると考えられる。(30分間隔にする必要はあるのか?)
途中バス停での乗車(行き)や降車(帰り)ができるのかどうかは不明。ちなみに、イオンモールつがる柏の場合、途上にある路線バスのバス停で乗/降を扱っている。


さて、シャトルバスはバス会社に委託して運行するのは間違いないだろうが、どんな車両が使われるのだろう。
よそのイオンの場合、イオンのラッピングがされた専用車両など路線バス用車両だったり、貸切バスだったりと、各地まちまちのようだが、地元の路線バスも運行する事業者の貸切部門に委託することが多い感じ(上記の通り、つがる柏が弘南バスに委託しているように)。

秋田なら、中央交通の中型路線バス用車両か、ひょっとして小規模な貸切専業事業者の小さめのバスでも使われるかなと予想していたが…
中央交通の大型貸切バス!
ちょっと意外。こんないいバスにタダで乗れるなんて、いいかも。


ところで、イオンモール秋田発の始発は9時00分。
この時間では、イオン(旧ジャスコ)の食品フロアとミスタードーナツが営業を始めたタイミングであり、他のフロア・テナントはまだ閉まっているはず。
つまり、イオンのお客でこの便に乗車する人はいないはずであり、乗車する人がいるとすればそれはイオンのお客でない人だということになる。本来なら回送するべき、送迎バスの意味がない便だ。

そもそも、イオンに限らず多くのシャトルバスは、乗降時にその施設を利用(買物)したかどうかの確認などされるはずもなく、事実上、お客でなくても誰でも乗車できてしまう。
イオンモール秋田の周囲は、住宅地や各種施設が多くあり、ライバルである他の商業施設もある。上記の通り路線バスの運賃が高額なことも考えれば、イオンのお客でないシャトルバス利用者もいると考えられる。
これについては、イオンとしては織り込み済みなのではないだろうか。満員になるほど混雑するわけではないだろうし、企業・店舗のイメージアップにもつながるし、買い物しないのに駐車場やトイレを使う客と同じことととらえて、「損して得取れ」と考えているのではないだろうか(貸切料金は定額だろうから別にイオンには損にはならないか)。

しかし、イオン行きの有料路線バスを運行するバス会社としては、路線バスのお客を持っていかれてしまうことになり、無料バスは営業妨害になりかねない。
そんなこともあって、貸切専業の別のバス会社でなく、路線バスと同じバス会社に委託するという“配慮”があるのかもしれない。
そうすれば、バス会社としては優良企業が長期に渡って貸切契約してくれるので、安定収入になる。
しかも、「路線の赤字分は補助金で埋め合わせればいいから、路線バスの客が減ったって何ともない」と案外気にしていなかったりして!?

消費者にしてみれば、火曜日だけとはいえ、恩恵にあずかる人もいるだろうし、新たなお客の掘り起こしにはなるだろう。
見た時は、ご年配の方を中心に10人以上は乗っていたと思う。思ったよりも利用者がいるようだ。
駐車場の混雑が激しく、学生の利用が多い休日に運行してこそ、シャトルバスの意味があるようにも思うし、つがる柏のように20日30日のお客様感謝デーなどにも運行すればいいとも思うが、いろいろあるのでしょう。今後に期待。

【2012年3月11日追記】この後も無料バスの運行は続けられ、2012年3月からは火曜日に加えて、日曜祝日も無料バスが運行されるようになった。
ダイヤは火曜と日曜で異なり、運転方数は日曜のほうが多い(一部30分間隔)が、最終便の時刻は日曜のほうが早い。火曜が祝日の日は、日祝ダイヤ。※その後の変化(車両の変更等)はこちら


さて、シャトルバスの別の車両は、なんと!
三平バス貸切バージョン!!
停まっている“貸切三平”は初めて見た。

以前から何度も紹介していますが、「三平バス」は、秋田出身の漫画家 矢口高雄氏の漫画「釣りキチ三平」のキャラクターを描いたバス。中央交通の社長と矢口氏が旧知であったことから、同社の創業80周年を記念して10年前に導入された。
路線バス用はいすゞ製と日野製の中型車が15台(たぶん)あり、いずれも同一デザインで秋田東営業所に配置されていた。東営業所は昨年度いっぱいで廃止され、秋田営業所に統合されたが、現在もかつての東営業所担当路線を中心に運用されているようだ。ただし、車庫への出入りの都合上、広小路や竿燈大通りでは、今までよりもよく見かけるようになった。

それとは別に1台だけ、貸切用の三平バスもあり、秋田営業所に配置されている。それが上の写真のバス。
この車両は新車ではなく、いすゞ自動車の「サンプルカー(カタログ写真やデモ用にメーカーが所有する車両)」だった車両を買い取ったものらしい。そのためか、車種名である「GALA」の文字が大きくデザインされている。※以前の記事

上の写真や以前の記事の通り、側面の絵は、路線用と同一だが、後部を見てみると…
路線用と違う!
路線用は、三平くんの顔とたくさんのヤマメ(?)が描かれた、穏やかな絵柄。
 (再掲)路線用の後部
一方、
貸切用
口を開けたでっかい魚(模様が違うからヤマメではなさそう)とその上で帽子を飛ばして釣り竿を振るう三平くん。
どういう位置関係なのかよく分からないが、躍動感のある絵だ。
スペースのわりに絵が小さいのと、絵の真ん中の魚の目の部分に何かのフタがあるのが、残念。

あと以前も書いたけど、「秋田(路線用には「AKITA」とある)」とか「三平」とか説明的な文字がないと、分かってもらえない人も多いだろうから、もったいない。

以前は、東口発着の路線バスは、駅到着後すぐに東営業所へ戻って/ギリギリに営業所から駅にやって来ていたが、営業所廃止後は代わりに東口ロータリーで待機することが多くなったようだ。多いときでは3~4台がいる。そんなわけで、タイミングよく、
貸切三平と路線三平が揃い踏み

型落ちしたとはいえ看板車両であろう“貸切三平”が、こんなシャトルバスに使われるとはびっくり。たまたま他の予約が入っていなかったのだろうけれど。
(現在は通常塗装ながら最新型の貸切車両も入り、先日のプロ野球の選手輸送に使われていた)
「グレースハイデッカー(運転席が階下にあるスーパーハイデッカー車)」でタダでイオンへお出かけするのも、悪くなさそう。

その後(2013年5月)の変化




さて、先日、夏の間だけ、秋田港フェリーターミナル発着の路線バスが“復活”することを取り上げていた(7月16日から)。バス会社だけでなく、フェリー会社のホームページにもその旨が掲載されていた。
しかし、バス会社のホームページに、「諸般の事情により運行を延期する」とかいう内容のお詫び・お知らせが出ていた。フェリー会社の方には、「バス会社の都合により運行延期となりました。」とある。
バス会社の方はその後(たぶん今日)更新され、「7月20日から運行開始」と掲載された。
何があったか知らないが、先週末、バスがなくて(といかバスがあるセリオンとの間を歩かざるを得なくて)困った利用者もいたかもしれない。充分な準備をお願いしますよ。
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ハスの花

2011-07-18 20:39:47 | 秋田の季節・風景
秋田市では、7月7日以降、8日と15日以外は毎日、最高気温が30度以上の真夏日を記録していて、早く訪れた暑い夏が続いている。
秋田地方気象台の観測によれば、ニイニイゼミ(「ジー」という地味な音)やヒグラシが既に鳴き始めている(ほぼ平年並み)。もうすぐアブラゼミの声も聞こえてくるはず。

先日紹介した、広小路沿いの千秋公園外堀である「大手門の堀」のハスの花が、先週から開花している。
※ちょうど昨年も7月18日にハスの記事をアップしています。

昨年よりは遅くてまだ咲き始めで、ぽつぽつ咲いている段階。ちょうどいい場所にちょうどいい咲き具合の花を見つけるのは難しい。
半開きと咲き終わり

 
でも、
つぼみはまだまだたくさん
これからが見頃です。

※後日、咲きそろってきた状態はこちら

前回、つぼみにアブラムシがびっしり付いていたことに触れた。
特に花自体が汚れたりおかしな咲き方のものは見受けられなかったし、アブラムシも開花に伴って落ちてしまったのが多いらしく、ほとんど気にならなかった。でも、がくや茎にはまだ残っているので、望遠レンズで撮影したりすると、気になってしまうかもしれない。


気になるといえば、広小路から大手門の堀を見ると…
旗が目立ちませんか?
秋田のプロスポーツを支援するのぼり旗が、大手門の堀と穴門の堀沿いの柵の柱1つ置きに、延々と設置されているのだ。
昨年から始まり、竿燈まつり前後は別の旗に替えられ、冬期は撤去されていたはずだが、今年もまた設置された。
街の“賑やかし”にはなるかもしれないが、しつこいと思う。

お堀沿いにまっすぐな道が続き、向こうには県立美術館の特徴的な建物や千秋公園の木々、そしてハスが見られるという、独特の光景であり、秋田市を代表する風景と言えるだろう。そこにこんな旗がたくさんあっては、それらの景色が台無しだと思う。
車やバスで通過する人には、旗で隠れて、あるいは旗に気をとられて、せっかくの光景を見られないかもしれない。
中止になってしまったが、もしここで映画を撮影していたら、その時も片付けないつもりだったのか?

設置したのは県なのか市なのかはたまた何らかの団体なのか分からないが、ここは県道であるから道路管理者としての県の了解は得ているだろうし、この手のものは「屋外広告物」に該当するはずなので、それを管轄する秋田市の許可は得ていると思われる。
もう少し、美的感覚や景観への配慮があってもいいと思う。
【8月19日追記】8月19日付の秋田魁新報の1面コラム「北斗星」で、こののぼり旗のことを取り上げていた。
当ブログとほぼ同じ論調で、ここは「秋田市の顔と言える。」とし、県外からの訪問者からも評価されているのは、「緑と水辺のしっとりした空間が評価につながっていると思うのだが。」と結んでいた。
また、調べてみたら、これは秋田市企画調整課が「スポーツホームタウンにぎわい創出用のぼり」として、設置・管理・撤去を民間に委託しているようだ(仲小路や大屋根の装飾も含めて)。資料によれば、今年は6月10日から11月7日まで設置されることになっているようだ。
(追記終わり)


さて、東西に長い大手門の堀のうち、ハスがあるのは、西側だけだと思っていた。
しかし、堀沿いを通るバスの窓から眺めていると、東側の秋田駅寄り(東北電力【20日訂正】アトリオンやホテルドーミーインの向かいあたり)にも、まとまったハスがあり、けっこう咲いていたように見えた。
おそらく、秋田中央道路の掘削工事後に、新たに植えられて繁茂したのだろうが、知らなかった。



一方、千秋公園内・二の丸の「胡月池」には、“本物の”「大賀ハス」が鉢植えで育てられている。※大手門の堀のハスは大賀ハスではないことが判明し、それと同時期に譲り受けたもの
昨年はあまり元気がなく、たぶん花も咲かなかったと思われるが、今年はどうだろう。
右の茂っているのはスイレンです
上の写真の赤丸の部分に、大賀ハスの鉢が沈められているのだが、昨年同様、いや昨年よりも元気がなく、ほとんど葉が出ていない。
この鉢では、まともに光合成している葉は2枚?
また、昨年はハスの周囲をネットで囲んでいたが、それがなくなっていた。(昨年の今日の記事に写真があります)
「大賀ハス」という看板はあるので、知らない人は勢いよく茂っているスイレン(大手門の堀のスイレンは赤い花だったが、こちらは白くて細い花弁)をそれだと勘違いしそう。


3連休最終日かつ、JR東日本全線が1万円で乗り放題の「JR東日本パス」の利用最終日ということもあってか、暑い中(日陰に入ると風もあって涼しいが、日向は暑い!)、千秋公園周辺にはちらほらと観光客の姿があった。運動や散歩で来ていた秋田市民よりも多かったかもしれない。
ボランティアガイドの説明を受けて感心されている方や大手門の堀のハスを背に記念撮影する方もいた。
せっかく来ていただいたみなさんに、喜んで満足して帰ってもらえるよう、小さな工夫や改善はまだまだたくさんできるはず。
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ニューシティ跡/平安閣

2011-07-17 23:41:24 | 秋田のいろいろ
●ニューシティ跡
ヤートセ秋田祭の時に臨時駐車場として使われた、秋田市大町の商業施設「秋田ニューシティ」跡。
北東角、大町通りの交差点から
先週あたりから、その中央部で何やら工事が行われていた。

以前から報道されていたように、来月の竿燈まつりの時に、秋田商工会議所主催の協賛イベントがここで行われることになっており、仮舗装するとかいうことだったので、その関連だろうか?

現在のところ、
ほぼ中央に南北に走る溝が作られた
また、敷地内全体にほぼ等間隔にコーンが並べられているものの、舗装が始まりそうな気配はない。
北側の一方通行路から
秋田市広報紙「広報あきた」の15日号によれば、ここで「B級グルメフェスティバル」が3日から6日の15時から21時半に行われることになっている。
市役所駐車場(NHK跡)や二丁目橋東の産業会館跡地などでの屋台も、例年通り開催される(主催者が違う)ようだ。

【20日追記】ニューシティ跡に電柱が立ったり、砂利や重機が運ばれ、さらに工事が行われるようだ。
※さらにその後、工事が本格化した様子

●平安閣
秋田には「株式会社 へいあん秋田」という企業がある。
事業内容は「冠婚葬祭互助会」だそうで、要は会員がお金を積み立てて、結婚式や葬儀をする会社。

現在は秋田市に本社があり、秋田県内各地に拠点があり営業しているようだが、同社のサイトによれば、
1971年に大曲市(現・大仙市大曲)で創業し翌年に秋田市に移転。
社名はヤマサ衣裳(株)→(株)秋田県新生活互助会→(株)秋田新生活互助会(“県”がつかない)と変遷し、1989年にへいあん秋田となった。
1974年に秋田市に結婚式場「シャインプラザ平安閣」を開業したのを皮切りに、各地に「平安閣」という名称の施設を営業している。このためか、1989年以前からこの企業自体を指して「平安閣」と呼ぶ人もいる。

個人的には思っていたよりは歴史が浅かったが、秋田では知名度や規模においてトップの葬祭(主に葬儀)業者だと思う。


先日、そのへいあん秋田が、山口県下関市にある「日本セレモニー」という大手葬儀会社の子会社になったことが発表された。
日本セレモニーでは、山口のほか北日本や関西・中国地方、福岡に拠点や系列企業があるようだ。

それに伴い、へいあん秋田の代名詞ともいえる、「シャインプラザ平安閣秋田」(以下、「平安閣」)にも変化がある。葬儀場に変わり、名称も変わるという。
9月22日で営業を終えて改装、年度内(年内としている報道もある)には葬儀場として営業を始めるそうだ。

このように、大手の傘下に入ったり、葬儀中心の事業にシフトしていくのは、結婚する人より亡くなる人が多くなってしまったことや、葬儀の簡素化、競合企業の増加などが要因のようだ。
奥の高いビルが山王十字路の秋田銀行本店
平安閣の所在地は山王二丁目。山王十字路から新国道沿いに1つ北隣の交差点にある。秋田県社会福祉会館の向かいであり、秋田市役所も近い。
新国道側からはこう見える
考えてみれば、正面が新国道でなく狭い市道に面していたり、その市道の向かいにやや雑然とした印象の平面駐車場があったり、(遠方から公共交通機関で来る人や二次会の便を考えると)そもそも結婚式場としてふさわしい立地なのかという気もしなくはない。
1974年のオープン当時と今の状況の変化もあるだろうけれど。
道が狭くて正面から撮影できない
現在の平安閣では、結婚式だけでなく、会議や講演会、各種式典、同窓会なども開催されているが、葬儀場になったら、そういうのをやるわけにはいかないだろうね。
このロゴも見納めか
平安閣の壁面は、茶系統で色が違う何種類かのタイル張り。前から思っていたけど、これって秋田空港のターミナルビルと同じじゃないだろうか(微妙に違うのかな)? ※秋田空港は1981年開業
※「シャインプラザ平安閣秋田」のその後はこちら


へいあん秋田では、各地に「セレモニーホール○○(地名)」という葬儀場を運営しているが、今回これらは「典礼会館」に改称される。
後述の「セレモニーホールへいあん」の近くにある2007年にできた結婚式場、リバーテラス・ウェディング「シュヴァン ホーフ」(舌噛みそう)など各地の結婚式場も「ノートルダム」に改称されるとのこと。
企業名は変わらないので、「へいあん」の名はそれだけになってしまうのだろうか。

【18日追記】忘れていたけれど、へいあん秋田は秋田経済界を代表する「辻グループ(辻兵=つじひょう)」の企業だった。(辻兵は上記ニューシティの場所が創業地で、跡地も系列の不動産会社が管理している)
現在、へいあん秋田のホームページには、辻兵との関わりについては触れられていないようだが、辻グループである秋田いすゞや秋田ゼロックスのホームページには、グループ企業の1つとしてへいあんのサイトへのリンクがある。
報道でも触れていなかったはずだが、今回の件で、へいあんと辻兵との関係はどうなるんだろう?
【2015年1月5日追記】2014年大みそかの秋田魁新報に、「二十日会グループ」すなわち辻グループの各企業連名の広告が出ていた。その中に、「へいあん秋田」もあったので、引き続き辻兵との関係も残っていることになる。



ところで、個人的には気になっているのが、郊外などの葬儀場で行うお葬式のこと。我が家のような庶民は菩提寺で葬儀をすれば済むので他人事としての余計な考えですが。
広範囲に交際のあった方のお葬式では、収容人数や参列者の駐車場の問題から葬儀場を使わざるを得ないこともあるのは分かる。
葬儀社にしてみれば、お寺でやるより儲かるのだろうし、制約が少なくてやりやすいのも分からなくはない。

でも、秋田での葬儀専門会場の走りであったと思われる「セレモニーホールへいあん(これだけ地名でない)」(1990年オープン)は、国道7号線(かつての臨海バイパス)から1本入った、秋田運河沿いの工場が並ぶ一角の奥みたいな場所にある。
車を使えない参列者にしてみれば行って帰るだけで一苦労だし、故人を弔う直前直後に喪服を着て車を運転しなければならないのは、気持ちの上でゆとりがない。

へいあん秋田ではないが、幹線道路沿いのコジマ電気が移転した跡の建物が改装されて葬儀場になったところもある。
かつてテレビが並んでいたところが祭壇で、冷蔵庫売り場のあたりにお骨(秋田では火葬後に葬儀をする)が…なんて思ってしまうのも、味気ないような気がする。
コメント (3)
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新青森駅2

2011-07-16 20:32:24 | 津軽のいろいろ
先日に続いて、新青森駅の話題。
今回は北側の東口や新幹線部分を中心に紹介します。※節電のため消灯されている部分が多いです。

在来線の奥羽本線をまたぐ自由通路を通って、北側へ着くと、通路が開けて賑やか。
新幹線改札口周辺
上の写真では、左がきっぷ売り場、右奥が新幹線改札口。後方右に自由通路や東口へ下りる階段がある。

下り新幹線到着の直前だったので、その出迎え客がたくさんいた。
きっぷ売り場は、指定席券売機、みどりの窓口、びゅうプラザが広いスペースの1か所にまとまっている(待合室もある)。前回も書いたが、在来線改札口側には近距離券売機1台しかないので、指定券や長距離きっぷ、定期券などを購入後、すぐに在来線列車に乗車する際は、移動が多くて面倒そう。
※この後、びゅうプラザは2016年3月いっぱいで閉店した。利用者が多くないことと、ネット販売が充実しため、青森駅のびゅうプラザに集中させる名目。(みどりの窓口は存続)
少し離れて。右奥が改札、正面がきっぷ売り場や南口への通路、後方が階段
「あおもり観光情報センター」という県内などの総合観光案内所的な施設もあった(上の写真左端)。
下へ降りる階段は2つあり、立体駐車場などがあり裏口的できゅうくつな西口と正面の東口へそれぞれ出る。

東口へ出てみた。
新青森駅正面
横方向(新幹線に沿った南北)に長ーい明るい茶色の駅舎だが、一部分がガラス張りになっていて、そこが駅正面。
駅舎はデザインコンセプトが“縄文から未来へ-ほっとして郷愁が感じられるあずましい北の駅-”、デザインイメージは“縄文と未来の融合”とのこと。
駅舎のデザインや広い駅前広場にある鏡のようなオブジェも目を引くが、正面の高い木が目立つ。
これは駅のシンボルツリーで、9本の青森ヒバ(ヒノキアスナロ)。ヒバは青森の県木。
いちばん高い木は、高さ20メートル、樹齢30数年で、市内の月見野森林公園という所から移植されたそうだ。

シンボルツリーを巡っては、当初、市がトドマツを植えることとしていた(管理のしやすさからか?)が、「青森と関係のないトドマツよりも、青森らしい木を」という声が出て、ヒバに変更された経緯があるようだ。
※「アオモリトドマツ」と呼ばれる木もあるが、それは「ダケカンバ」のことで、トドマツとは別種。

東口のバス乗り場からは、浅虫温泉や十和田市など中距離の路線が発着する。

南口バス乗り場よりも広く取られており、通路と乗り場を兼ねた屋根がぐるりと囲む構造。待ち合いスペースには、透明な壁が付いている。この構造は、秋田駅東口のバス乗り場によく似ており、風雪もしのげそうだ。
地元の利用者が多いと思われる南口バス停には壁がなかったと思ったが、そっちにも設置すればいいのに。

東口駅前
レンタカー屋くらいしかない。
上の写真で右の方に見えるのは、国道7号線青森西バイパス沿いにある「ガーラタウン・青森ウェストモール」。
地元の「マエダ」というスーパーがメインの青森市内では大型のショッピングセンター。

ガーラタウンと青森駅(←“新”じゃない青森駅です)を結ぶ100円シャトルバスが昼間に毎時1本運行されていて(運行事業者は弘南バス)、しかもマエダで買い物すれば、無料乗車券がもらえるらしい。
ガーラタウンと新青森駅は1キロほど離れているようだが、新青森から青森駅への移動手段の1つとも言えなくもなさそうだ。


東口に設置されている地図
駅前でよく見かけるタイプの地図。青森市が設置したものだろうか。
左は「新青森駅周辺案内図」というタイトルだが、やけに広範囲の地図だった。中心を拡大すると、
現在地周辺には何にもありません
隣の津軽新城駅まで出ているが、駅周辺にあるのは郵便局と霊園くらい。(上記の通り、実際にはバイパス沿いの店舗もあるのだが、省略されている)

右側には「青森市街案内図」があり、新青森ではなく青森駅周辺の地図が掲出されている。ここで見せられても意味がなさそうですが。
全国的に改札口周辺などによくある、民間企業が設置した地図もあったが、ほぼ同様の扱いだった。


駅舎の外れは、高架下のような雰囲気で、在来線ホームや道路が通っているが、
ぽつんと置かれたコインロッカー(ちゃんと営業中。Suica非対応)
新青森は乗換駅だから、コインロッカーの需要は少ないのだろうが、冬は雪に埋もれないだろうか。


このように、駅周辺は寂しいというか発展途上というか、県庁所在地の新幹線駅らしくない風情で、人もまばら。地元の新幹線利用客は、車で来るから周辺は歩かない。周辺の住民のみなさんが散歩しているくらいで、旅行客は駅舎前で記念撮影しているくらい。

しかし、駅舎内を改めて見てみると…
新幹線側には、駅舎に「1階」があり駅ビル的に使われている。
入り口を入ったところ
白い骨組みが3階の新幹線ホームまで続いている。
中へ進むと、人が多い!!
あおもり旬味館(しゅんみかん)
JR東日本が経営する商業施設で、地元の菓子店などのみやげ物や飲食店がある。
黒石市などにある「こみせ」通りをイメージしたそうで、和風のデザイン。

あおもり旬味館内では、たくさんの旅行客が買い物をしていた。新青森駅下車後、こんなにたくさんの人を見たのは初めてだった。
駅周辺に他に行く場所がないということもあるし、「大人の休日倶楽部」会員パス期間中ということもあるだろうが、同時間帯の秋田駅ビルよりも多いに違いない。新幹線開業効果か、JR東日本の戦略が功を奏したのか。
あずまし広場
「あずまし広場(※あずましい=津軽弁で心地よいといった意味合い)」というイベントスペースもあるが、通常は休憩スペースとしているようだ。ちょうちんが下がってお祭りのよう。
JR東日本のコンビニ「NEWDAYS」も和風&祭り


2階の改札口を通って、新幹線コンコースへ。
最近の新幹線駅らしいオーソドックスな構造。コンビニNEWDAYSと「そば処ブナの森」というNREがやっているそば店があった。そば店には駅弁売り場もあり、次々に売れていた。
新青森駅の駅弁は、公式には種類が少ないようだが、ここでは、青森駅の駅弁(ウェルネス伯養軒のとりめしなど)を中心にいろいろ置いていた。
なお、1階のあおもり旬味館のテナントやNEWDAYSでも弁当(正式な駅弁でないものもある?)を売っているので、時間があればいろいろ品定めが楽しめる。

東側の外が見えるガラス張りの待合室
気づかなかったが、もしかして海が見えるのだろうか?(JR東日本の新幹線駅の中で、唯一の海が見える駅だそうだ)

新幹線ホーム
3階の11~14番線が新幹線ホーム。ホーム上にも売店がある。
岩手県より北の新幹線(ミニ新幹線は除く)のホームは、雪対策のため(線路部分も含めて)全体が屋根で覆われているが、新青森も同じ。若干、天井の高さが低いような気もするが、白い骨組みが印象的。
ホームから海が見えるらしいが、停まっている車両に隠れて見えなかった。

他の駅よりホームの幅が狭いなと感じたが、そうではなかった。
ホームの幅自体は他駅と同じくらいだが、その内側に「ホームドア」が設置されているため、狭く感じるのだった。

「黄色い線の内側」よりもやや内側にホームドアがある。
乗降が終わると赤いドアが閉まり、乗客は外側に立ち入りできない。
左のホームドアは開いていて、右は閉まっている

ホームのゴミ箱
JR東日本各駅のゴミ箱はすべて、秋田市の秋田総合車両センター(旧土崎工場)で製造されたものだそうだが、新青森のは見慣れたものよりやや小さい(背が低い)ような気がした。新型か?

新青森駅名標

数年前、工事途中に少し見たのを思えば、あの場所によくもこんな立派な駅ができたものだと感慨深かった。
とはいえ、駅周辺の区画整理・開発がまだ途中ということを差し引いても、新青森駅は「青森の玄関口」ではあるが、あくまでも玄関でしかないように感じた。

青森駅なり弘前なりに移動するための乗り換え拠点に過ぎないと思えたし、JR東日本自身が青森駅周辺にも観光施設を造ったことから、JR側もそう考えているとも言えそうだ。秋田空港や青森空港などの地方空港も、街から遠い山の中にあり、単なる玄関口でしかないのと同じことなのかもしれない。
逆に言えば、秋田駅のように、市街地に(ミニだけど)新幹線駅がある、すなわち玄関と“部屋”が近接しているケースは恵まれていると言えるかもしれない。秋田はこの利点をもっと活かして、賑わいのある街になってくれればいいのだが。

そして2015年度には、北海道新幹線が函館まで開業する予定。そうすれば新青森は途中駅となってしまう。その頃には新青森駅やその周辺、東北の人の流れはどうなっているのだろうか。



最後に、2つの表示における新幹線を示すマークについて。
 
左の緑色地のは、新青森駅構内のJRが設置した表示板のマークで、秋田新幹線大曲駅のマークと同じ。
特にE5系とかE6系とか特定の車両をデザインしたわけではなく、新しい新幹線のイメージマークということなのだろう。

一方、右の青色地のマークは、
駅を示す道路標識
標識の種類や道路管理者に関わらず、青森県内では広く使われているマークのようだ。
JRのよりはシャープなラインで、「はやぶさ」用のE5系電車により似ている。
でも、一瞥して「新幹線だ」と認識しづらいと思う。青森県が新幹線、特にはやぶさに期待しているのも分かるが、似ていればいいってもんでもないと思いますけど。

新幹線ホームに入ったということは、新幹線にも乗りました。続きは後日

※青森ヒバやコインロッカーについての続きはこちら
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銀行の庭・袋・文字

2011-07-14 23:33:23 | 秋田のいろいろ
秋田に本店がある銀行の、ビルや店舗の話題から3つ。

●北都銀行別館改メ
4月にアップした続き。
中通五丁目(土手長町通り)にある、かつての秋田相互銀行→秋田あけぼの銀行の本店だったビルは、羽後銀行と合併して北都銀行になってからは、「北都銀行別館」として貸しビル的に使われている。
そのビルの前には、小さいながらもきれいな庭園があったのだが、それが昨年度末から壊されていることまでは紹介していた。

その後、地元紙での報道や銀行からのリリースもあったが、6月から7月にかけてビルに「日本政策金融公庫」が移転・入居し、庭だった部分は舗装されて駐車場になった。
政策金融公庫は、近く(中央通りの農林中金があったビルやアトリオン内)に事業分野別に分散してあったオフィスを、ここに集約したという。
看板が「北都銀行」から「政策金融公庫」に替わった
銀行側では、「北都銀行別館」から「北都ビルディング」に名称変更し、エレベーターを省エネ型にするなどのリニューアルを行い、さらに12台分の駐車場を増設(=庭園跡)したとのこと。
金融公庫の移転途中の段階の撮影だが、移転が終わっても7階などはまだ空きフロアのようだ
その新しい駐車場は、平日のみ使用されているが、今のところ埋まっているのを見たことはない。わずか12台のために、庭を壊して駐車場を造る必要があったのだろうか。
【2014年8月28日追記】その後、ビルの空きフロアは埋まりつつある。
庭をつぶした駐車場
北都銀行は山形の庄内銀行と経営統合し、その持株会社は仙台に置かれた。
それに呼応するかのように、統合前は毎年竿燈まつりの時期に設置されるオブジェが統合後はなくなったし、そしてこの庭をつぶした駐車場といい、経営優先で秋田の人の心から離れてしまっているように思うのは僕だけだろうか。
正面玄関の表示も「HOKUTO BUILDING」に変わった


●北都銀行本店すっぽり?
北都ビルディングと同じ通り、すぐそばの北都銀行本店(旧羽後銀行本店)。
銀行窓口などがある低いビルとやや新しくて高いビルからなる。
高い方のビルは当ブログの写真の隅に何度か登場しているが、濃いグレーのタイル張りの銀行らしいどっしりとした建物。北都ビルディングよりは古いと思われる。

その高いビルが、先週あたりから、
すっぽりと?
まるで“蚊帳”みたいな袋状・網状のものがすっぽりとかぶせられたように見えた。
福島第一原発の事故により破損した建屋からの放射性物質の拡散を防ぐため、「袋をかぶせる」という計画があったようだが(←その計画はどうなったんだろう)、それを思い出させる。
左が窓口のあるビル

網越しに壁面が輝く
ビルの前には、「外壁補修工事」(【16日補足】「外壁タイル等補修工事」だったかな)とかいう小さな表示が出ていたので、騒音防止か日よけか、何らかの工事関係のモノだと思われるが、風が通らずビルの中が暑くないだろうか。
網自体は風にそよそよとなびいていたが。

しかし、袋がかかっているように見えるのは北側や西側で、南側(有楽町側)は今週初めの段階では、網が設置されていない。【16日追記】15日の段階でも南面はむき出しのままだった。
手前の南側は壁面が見える
上からすっぽりかぶされていたわけではなく、壁面の覆いということのようだ。

工事終了後は、壁の色が変わったりでもするのだろうか?

【9月2日追記】8月下旬に覆いが取り外された。外見上、特に変化はなく、元通りになった感じ。覆いがなかった面で工事が始まるような気配もなく、これで終わりなのだろうか。

●金と銀
最後は、秋田銀行。
秋田大学医学部そばにある、
秋田銀行広面(ひろおもて)支店


支店の正面玄関のドアに「秋田銀行広面支店」と表示があるが、
左側が銀色(白)文字、右側が金色文字。
なんで?

秋田銀行の他の支店をいくつか見てみたが、ドアに表示自体がない店もあったり、ある場合は左右の文字が同じ色で統一(【8月8日追記】金色の角ゴシック体が多い印象)されていた。
見た限りでは、左右で文字色が違うのは広面支店だけ。
なんか意味があるのだろうか?
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