広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

大学病院前のモミジバフウ

2017-10-29 23:22:29 | 秋田の季節・風景
今のところあまり寒くないような気もするけれど、10月も末となって秋田市は市街地でも紅葉の盛り。
今年もケヤキもイチョウもツタもいつものように美しく、遠出などしなくても紅葉を楽しめるのだけど、それをしのぐ(というか違った意味で美しい)紅葉に出会って、目と心を奪われた。

秋田駅から北東へ2キロ、秋田大学医学部附属病院。その正面から真南へ向かう市道の500メートルほどの区間は、1車線ずつながら広い道路。特に道路の愛称はない。
西を並走する県道41号線(横金線)より以前から広い道路ができている(医学部がここにできた時から?)が、南端の「大学病院入口」交差点の先は歩道もない狭い道で、今となっては中途半端な道かも。
※過去にこの辺りの交差点の名称バス停「谷内佐渡」について取り上げています。

僕はこの辺にはほとんど用はないものの、年に何度かは通っている。だけど、秋に通ったことは今までなかったようだ。先日(10月20日頃)通ったら、これまで見たことがない美しい光景が広がっていた。
街路樹が紅葉している!
他の紅葉でも同じですが、天候・日当たりやカメラの機種・設定によって、見え方・写真写りはだいぶ異なります。この記事では、複数の条件で撮影しています。
真っ赤
街路樹があったのはなんとなく印象があったけれど、樹種までは気に留めていなかった。
大ぶりな木がたくさん並んで、同じ鮮やかな赤い色で揃って紅葉するのは初めて見た。ケヤキやイチョウや桜とは違う味わいの紅葉だ。
5つに裂けた葉
この木なんの木気になる木。
樹形と葉の形からすれば、プラタナスか? でも、プラタナスは黄色く黄葉する(それ以前に虫にやられる)し、独特の質感の幹がこれとは違う。
じゃあ、モミジとかカエデか? 葉の形は似ているけれど、それ以外は全体的にだいぶ雰囲気が違う。
葉はモミジよりは厚手で光沢感が少しあるし、樹皮は縦に凹凸(垂直方向の筋)がある。
ダイナミックで大きくなりそうな木
帰ってから調べたら「モミジバフウ」のようだ。
名前は聞いたことがあるし、どこかで実物も見た気がするけれど、ここにこんなにたくさん植えられていたとは!

プラタナス(というのは総称)の1つに「モミジバスズカケノキ」があるように、モミジ・カエデの近縁種でなくても、葉の形が似ている種に「モミジ(バ)」が命名されることはある。
モミジバフウも、モミジとは遠い「フウ」という植物の仲間なのだけど、その「フウ」は漢字で「楓」。つまり訓読みすれば「かえで」。モミジバフウを漢字表記すれば「紅葉葉楓」なのに、モミジやカエデではないという、なんともまぎらわしい和名である。

フウ類は日本には自生せず、モミジバフウはアメリカ大陸原産、葉の裂け目が少ないフウは中国・台湾原産で、それぞれ移入されて公園や街路樹に植えられているとのこと。
そう言われれば、どこか大陸的な雰囲気がする並木道かもしれない。

1週間後・先週末には、より真っ赤になった。通りの中でも場所によって差はあるものの、先週末時点ではおおむね紅葉の最盛期。
大学病院寄りはまさに真っ赤

信号機が埋もれる

歩道上空も真っ赤
場所や木によっては、少し遅いものがあり、緑や黄色のグラデーションが見られるところもある。
 

南端「大学病院入口」交差点
雨が降った今日以降は、どんどん散ってしまいそう。

続きはこちら
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いつまで広告?

2017-10-26 21:13:31 | 秋田のいろいろ
秋田市が秋田中央交通に委託して運行している「秋田市中心市街地循環バス・ぐるる」。
※中央交通が主体となって自主的に運行しているものではなく、税金も投入されている。

その2台の専用車両は、最近はこんな姿。
835。ねんりんピック開催期間中のため、珍しく立ち客がたくさん

834
中ドアに、写真のようなものがある。「あきた元気祭り・千秋花火」というイベントの広告である。
このイベントは、2015年から毎年9月の3連休の土曜日に、秋田市広小路周辺で開催されており、昼からのイベント全体が「あきた元気祭り」、メインイベントが夜の「千秋花火」。行政・企業・団体などではなく、市民有志が協賛金を募って開催している。

個人的には、当日昼から花火打ち上げ場所の千秋公園二の丸が立ち入り禁止になること、夜は広小路が通行止めになることで、観光客や車・バス利用者への影響がなくはないわけであり、また、伝統行事でもないのに毎年同じこと、肌寒い時期に花火をやるのは…という気がしなくもない。報道によれば、3回目の今年は協賛金の集まりが鈍かったとも。
イベント内容や開催時期を見直すことがあってもいいのではないだろうか。全否定はしないし、勝手な意見ですが。

バスへの広告掲出は今年が初めて。8月下旬辺りから掲出。予備車扱い(のわりにはしょっちゅう走る)で一般塗装の日野リエッセ129にはなし。
秋田市中心市街地で行うイベントの告知を、そこを巡回するバスに出すというのは、理にかなっている。
また、この車両の中ドアは、引き戸でなくガラス部分が多い折り戸だから、デザインや貼付作業の制約が少なくがやりやすいということもあったかもしれない。なお、ガラスには車内向けに「内側に開くので注意」の旨の注記や、下側は目隠しの意図か青緑色に着色されている(この記事参照)が、広告は外側から貼られているようで、影響なし。

印刷したシールを貼っていて、2枚に分かれた折り戸のガラス分のほか、ガラス周囲の枠部分にも貼られている。
834 835
ぱっと見て、2台で写真の色合いが違う。文字は同じ。
写真を見比べると、どちらも広小路のお堀で行われた仕掛け花火やナイアガラのようで、2台でその撮影タイミングが異なる(835のほうがカラフル)が、アングル・構図はほぼ同じ。
おそらくキャッスルホテルの上の階(低層棟の屋上であるビアガーデンとか?)から撮影している。右下に点々とあるのが、見物客の頭。

下に大きな文字で「千秋花火」とあるのが目につく。
秋田市の人ならそう読めるけれど、文字の配置のせいで、よその人は“縦読み”して「秋火千花」と読むかも。
「会場へはバスをご利用ください」とあるけれど、会場近くの市街地でそう言われても、あまり意味がないような。
文字は、途切れるのを嫌ったのか、ガラス部分にだけ表示され、枠部分にはかかっていない。ただし、「10:00~19:00」の「~(チルダ)」だけ、横長になって枠部分に記されている。


このイベントは、9月16日開催。その広告のことを今さら話題にするなんて遅いと思われるかもしれないが、実際のバス自体が10月25日時点でも、広告は掲出されたまま。これはいかがなものか。
バス会社としては、広告の契約期間や車両整備の日程などの制約があるのだろうし、所定の広告費さえ払ってもらえば、内容に関わらず契約満了日まで掲出し続けるのが筋かもしれない。

直ちにはがせと言うつもりはない。相応の費用を払っているのだろうし。
「会場へはバスをご利用ください」の辺りを、「無事終了。ご協力ありがとうございました」とか「来年またお会いしましょう。募金先は…」と重ね貼りすれば、さらなる宣伝効果も期待できる。
終わって1か月以上もこのままなのは、もったいない。


ところで、このシールは、透けて向こうが見える(かつての秋田市営バスのような)ものではなく、単なるシール。ラッピングバス用の車体に貼るのと同じものかもしれない。
したがって、車内側から見ると白いだけで、車内がわずかに暗くなった気もする。外の明るさによっては、鏡像で写真や文字がうっすら透けて見える。

乗車した時、ドアのガラスに円形のエビのようなものが描かれているの発見。
この車には、前所有者の小田急バスで貼られた深大寺のだるまさんシールはあったけれど、そんなような何かのシールかと、よく見ると…
ここを裏から見ていた
「あきた元気祭り」の「あ」の前にあるもの、
公式ホームページより
ロゴマークが、透けて見えていたのだった。
赤い円の右下を、御隅櫓の白いシルエットで抜いたデザインだけど、赤い部分が背を丸めたエビ(かっぱえびせんの袋なんかの)みたいな色と形でしょ。


ところで、青空に白い雲が浮かぶ834の車体。屋根部分は、
こうなっていた!


【12月17日追記】結局、広告がはがされたのは834が11月23~25日の間(22日は掲出を確認、26日に掲出なしで運行を確認)、835に至っては12月13~16日の間(同様に確認)だった。
【2018年9月15日追記】翌2018年も花火大会は実施されたが、バスの広告はなかった。なお、2017年も2018年も、企業としての秋田中央交通は花火大会の協賛・支援団体に名を連ねている。
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兄弟だんご/紅屋カツ丼

2017-10-25 00:09:00 | 津軽のいろいろ
青森県内製造の食べ物2つ。
【28日カテゴリー変更】八戸は津軽地方ではありませんが、アップ時の「各地お土産・食べ物」カテゴリーから、「津軽のいろいろ」へ変更します。

8月に盛岡駅前のマックスバリュで福田パンを買った時、近くの和生菓子コーナーに、だんごが売られていた。
秋田なら、たけや製パン、ヤマザキもしくは岩手県の千葉恵食品の商品【25日追記・味はあんこ、しょうゆ(みたらし)、せいぜいずんだ程度】ってところだけど、製造元も味も見慣れないものもあった。
ごまがたっぷりかかった串だんご
山形では地元の餅を売っていたのと同様、餅文化の岩手ならではの地元商品かと思ったら…
【25日追記】おはぎなどでは黒いごまをまぶしたのはよく見かけるが、白いごまは全国的にはまずないと思う。餅文化の一関・平泉辺りでは、白ごまと餅の組み合わせはわりとあるはずで、その存在は知っていた。

青森県八戸市の「西川餅店」というところの商品。初めて聞く製造元だし、まさかどちらかと言えば餅の印象が薄い八戸から岩手へ来ているとは!
表示では商品名は「兄弟だんご・くるみ」。だんご3兄弟を意識したのか?
串1本につき、大きめのだんごが3つ刺さっている。やっぱりだんご3兄弟?
※20年弱前にだんご3兄弟がブームになった時、歌詞に合わせようと、それまで4連以上だっただんごの1つ1つを大きくして3連に変更した製造元がちらほらあり、「食べづらくなった」という声があったそうだ。
ごまダレみたいな見かけだけど甘いです
米粉は米国産だそうだけど、まずくはないし、何よりくるみのソース(?)がおいしい。秋田ではまず味わえない。
少なくとも弘前では売っているのは見たことがないけれど、青森県内でもどこかで買えるのかな。


9月、青森市の新青森駅近く・国道7号線青森西バイパス沿いのスーパー「カブセンター西青森店」へ立ち寄った。
カブセンターは青森市に本社がある「紅屋商事」が経営するもので、スーパーとしては「カブ」「ベニーマート」、ドラッグストア「スーパードラッグメガ」というブランドもある。弘前市内にも店があるし、スーパードラッグメガは秋田市内にも2店舗ある。

惣菜弁当コーナーで「チーフのオススメ」として特売(?)されていたものを見て、懐かしい気分になった。
とろとろ玉子の自家製上かつ丼
よくあるスーパーのカツ丼だけど、紅屋系列のカツ丼と思えばちょっとした思い出が。

大学生の頃、僕はたまにスーパーのカツ丼を食べるのが楽しみだった。
特に1年次の火曜日午前の苦手な英語の授業の後の空きコマに、解放感にひたりつつ、カツ丼を買って帰って食べていたものだ。【2018年4月19日補足・しかもこの後、たしか2コマ・昼休み・3コマの空き時間をはさんで、最後の5コマ目まで講義が入っており(4年間で、実習・実験を除く講義形式の授業が5コマにあったのは、1年の火曜だけだったはず)、英気を養って気合を入れる意味合いもあった。のかな?】
※コンビニのカツ丼は(特に当時は)ニセモノっぽいし、店で食べるのは好きじゃないし、スーパーのカツ丼がよかったのです。また、しょっちゅう食べるのじゃなく、たまに食べるのがいいのです。

大学隣のマルサン(後にマルエスを経て、現・Uマート弘大前店)のものをたまに食べ、ごくごくまれに中野にあるベニーマート松原店のものも食べていた。
そのベニーマートのカツ丼が、一般的なカツ丼とはちょっと違うような、なんとなくおいしいというか好みに合ったというか、なんとなく記憶に残っていた。頻繁に食べたいとか、わざわざ訪れてまた食べたいというほどでもないのだけど。そんな思い出だけど、思い出したので購入。
三つ葉が巨大

三つ葉を撤去
「新カツ丼」というシールが貼られているから、20年前と同じレシピじゃない可能性が高いし、そもそも20年前の味など覚えていない。
容器の雰囲気がなんとなく昔と似ているような気がしなくもないけれど、スーパーのカツ丼ってたいていこんな容器かも。(でもマルサンのは白い発泡スチロールだったはず)

味は、おいしいけどよくあるカツ丼といえばそうかもしれない。「焼津産かつおだし」とあり、それらしき味もしたけれど、わりとしょっぱい。
好きな味だけど、僕がイメージする標準的なカツ丼の味とは若干違うかも。ということは、20年前のベニーマートのカツ丼と同じような感想?
味の系統としては昔と変わってないのかな。

真実は分からないけれど、懐かしの味に再会できた。ということにしておきます。
紅屋のおはぎについて
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ボトルネック解消?

2017-10-23 22:58:26 | 秋田の地理
秋田市保戸野すわ町と保戸野原の町の境、秋田保戸野郵便局や秋田大学教育文化学部附属学校・園の近くに変形交差点がある。4方向の道が交わるが、1本は細くて信号機はないので、実質的に3方向の変形丁字路というかY字路。
この交差点は、30年ほど前に原の町通りが新規開通した時にできたのだが、その後、横断歩道の1つが移設されたり(この記事の最後に文章のみ少々)、信号機が歩車分離式化され、さらに今春には押しボタン式歩車分離化されたりといった変遷があった。
小学校2校を始め学校が多いこと、車はどの方向に進んでも(直進しても)カーブになっていること、右左折時には角度が鈍角であるためスピードを落とさずに通過する車両があること、100メートルほどのところに隣の交差点があるものの信号機が連動しておらず、黄~赤信号で強引に交差点内に進入して停まる車両があり、それによって渋滞が発生しやすいことなど、必ずしも安全でない場所だと感じている。その分、車も歩行者も注意して通行しているのか、事故は何年も前に直進車がカーブに対応できず柱に衝突した程度で、歩行者が巻き込まれるような事故は起きていないはずだけど。
地理院地図に加筆
この交差点(交差点そのものではないのだけど)には、もう1つ問題があった。
この交差点は、秋田市が公募して命名した通りの愛称としては保戸野学園通り、千秋トンネル通り、保戸野原の町通りが交わる。路線バスの神田線・添川線が(菊谷小路-)トンネル通り-原の町通りと右左折するが、そのルートが県道233号線。
したがって、千秋トンネルから新国道へ抜けるトンネル通り~原の町通り【24日訂正】学園通りは、全区間が秋田市道のように見せかけておいて、実は郵便局前の100メートルほどの区間だけは、秋田県道。

その県道区間のうち、交差点寄りの30メートルほどの部分。上の地形図で赤い矢印を付けたのが、問題の場所。
昨冬、交差点を背に撮影。左が郵便局。向かい側に注目
地形図でも分かるが、ここだけ道幅が狭い。
南側に民家がせり出すようになっており、その分車道も、南側の歩道も他の区間よりきゅうくつ。(南側だけ街路樹がない。向かいの郵便局前の北側歩道は他と同じ幅で街路樹あり)
車道は(トンネル側から原の町通りへの)右折レーン分は確保されてはいるものの、幅も長さも充分とは言い難く、これも車の流れを滞らせる一因となっている。
特に南側歩道はとても狭く、歩行者がすれ違うのもままならないし、自転車も通るけれど、車道が狭くて危険なので車道に出ろとも言えない。
しかも、道はカーブや民家の生け垣により見通しが利かない。
東側から。向こうの交差点はよく見えないし、左の歩道はとても狭い
この近辺の歩道は、積雪時は歩道用除雪機が入るのが基本のようだが、ここは狭くて不可能。そのため、
段差でツルツルデコボコ
そんなわけで、個人的には車でも徒歩でも通りたくない場所であった。児童生徒や高齢者も通る地域だからなんとかならないかと思っていた。
今年6月。向かいの電柱から奥がその場所
初夏の頃、せり出していた民家が…
今年8月
解体されて、更地になった!
とりあえず見通しは良くなった
更地のうち、道路寄りの一定の幅だけ砂利が敷かれてパイプ柵で囲われている。その範囲は隣の既に広くなっている道路幅の延長線上にあるので、おそらく、その範囲まで道路が拡幅されるのだろう。(残りの土の部分はどうなる?)

地元町内会などが県へ道路拡張の要望を出していたそうで、それが実現したようだ。
ここの道路は、昭和50年代前半頃の建設かと推察するが、その時の交渉が決裂でもして、それを引きずってでもいたのだろうか。

やっと安全に通行できるようになる(特に歩行者)とうれしく思っているのだけど、なかなか工事が始まらない。更地のままで晩秋を迎えた。
役所の都合はあるのでしょうが、これから雪の時期。歩行者の安全を思えば、仮設通路扱いでもいいから、更地になった部分を開放することはできないもんでしょうか。
何度も言うけれど、「これからどんな予定でどんな工事をしていつから供用されるのか」を道路利用者に知らせることも、道路建設・道路管理者の大切な努めだと思うのです。秋田県さん。
おすすめはできないけれど、状況に応じて(自転車や向こうから人が来た時)パイプ柵の中へ回って、砂利敷き部分に立ち入って歩くのが、現状では安全だと思う。歩いた程度でどうこうならない程度にしっかりした路盤のようだし。【2018年1月16日追記】雪が積もって融けた段階では、真ん中にけっこう大きめの浅い穴が1つできていた。
※自己責任でお願いします。現状ではまだ、郵便局側を歩いたほうが確実に安全でしょう。

歩道だけ広がるのも、両隣と比べるとおかしいから、車道も広がるのだろう。電柱や信号機を移設して。
東側から。このラインの延長線で向こうも拡幅されるかも
となると、歩行者のみならず車両も“ボトルネック”がなくなり、スムーズな通行が実現する。
西側・交差点から。直進といっても緩くカーブしている
一方で、カーブした道路形状からすれば、直進車がハンドル操作を誤って【26日補足・ボトルネックがなくなったことにより速度が上がり】、歩道や民地民家に突っ込むなんて事故にならないとも限らない。安全対策もお願いしたい。
トラックが直進側にいると、後続の右折するバスは前に出られない。順が逆だと渋滞発生。これも解消されるか
街路樹は紅葉した。着工・供用はいつ?

【2018年3月6日追記】2018年年明け頃から、砂利敷部分より外側の土の部分で、新しい住宅の建設が始まった。住宅は販売される模様。その建築中、砂利敷部分が工事車両の駐車場や作業スペースになっており、さらに積雪もあって、歩道代わりに通ることはできない状態。
また、2018年2月は積雪量が多く、狭い歩道は例年通り雪が固く積もった。しかし、昨年まであった生け垣などがなくなったため、わずかに幅は広くなり、そのせいか凸凹の高低差が従来より少なくなって、今までよりは少しだけ歩きやすくなった。
【2018年3月21日追記】歩道の拡張工事は2018年度早々に始まるらしく、2018年8月頃供用予定と地元へ説明されている。
完成後の様子はこちら
コメント (3)
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投票用紙

2017-10-20 00:37:49 | 秋田のいろいろ
突然衆議院が解散し、突然の選挙。
当人の政治家たちは別としても、振り回される政治家以外の人たちはごくろうさまです。
解散の気配が出てから公示までせいぜい2週間ほどで準備しないといけないものもある。ポスター掲示場などがそうだが、これは商売だし、日頃からストックはあるのだろう。でも、裁断・印刷や設置作業などはたいへんそう。
気の毒なのは、投票日と重なってしまって、前から決まっていたイベントを、1か月前になって変更させられたところ。秋田市内のとある私立幼稚園では、園が投票所になっているため、投票日に予定していたバザーを中止した。

秋田駅ぽぽろーどで期日前投票をしてきた。
期日前投票率は全国トップ(投票率全体ではそれほどでもない)の秋田県だけに、途切れることなく有権者が訪れていた。昨日時点では待ち時間はほぼゼロだったが、土曜日には行列ができそう。【22日追記】僕が投票した日の状況が秋田魁新報でレポートされており、それによれば朝の開場時点では、それなりの列ができていた。

期日前投票をして、これまでと投票用紙が違った気がした。たぶん。
前回までは、あらかじめ縦に折れ目【20日補足・完全に折れてはいない、軽い折り目】がついた、独特の感触・書き味の紙。折って投票しても、投票箱の中で勝手に開く、樹脂が混ざった用紙(「ユポ」という商品名らしい)。【20日追記】折っても戻る紙なのに、折り目があるってのも考えてみればヘン。交付係員が扱う発券機みたいなのから投票用紙が出てくるみたいだけど、その機械で折っているのだろうか。

今回は、折り目がない状態で渡されたので、「えっ! 自分で折って投票するの?」と戸惑った。こんな気持ちになったのは初めてだから、おそらく今回から変わったのだろう。
備え付けの鉛筆での書き味も、従来よりは普通の紙っぽく感じた。
投票用紙は折らなくても投票箱の口に入るサイズ。ひょっとしたら以前よりちょっと紙が小さくなったのかも。
【22日追記】投票用紙を折って投票すると、既に紙が開こうとして膨らんでいて、投票口に引っかかってしまうことがある。そうならないよう、あえて折らずに渡して、折らずに投票してもらう意図だろうか。でも、折らなければ、自分の直前に投票する人の内容が見えてしまったり、自分の記載内容を後ろの人に見られてしまう可能性もあり、プライバシーとは言わなくても、少々気まずい。それに、折れ目のない投票用紙を折るのは、新札を折る時のような、ちょっとした抵抗感を覚えた。投票が初めてもしくは経験が少ない若い人は、きっと折らずにそのまま投票してしまった人が多いことだろう。【24日追記】でも「投票の秘密(の保持)」ってのは、選挙の大切な原則のはず。

投票用紙は、県選挙管理委員会が県内共通で作って配るから、紙が変わったとすれば県の判断だろう。
突然の選挙でいつもの用紙が確保できなかったのか、それとも入札とかコスト対策とかの結果なのか。
従来は、折れ目も印刷の時点でついていたのだろうか。【20日追記】上の追記の通り、投票所で用紙が渡される時点で機械が折り目を付けているのかもしれない。【22日追記】秋田市で使っている、その機械の設定または機械そのものが変わったのかもしれない。

【26日追記・投票用紙を折るかどうかについて】コメント欄のやり取りにもあるように、ぽぽろーど投票所では、別の日にも折らずに交付していた。一方で、秋田市でも他の投票所では従来通り折って交付していたと、まちまちの模様。
選管が落ち着いた頃を見計らって、秋田市へ問い合わせてみたい。
【2018年2月1日追記】秋田市へ問い合わせたところ、ぽぽろーどのような投票者が多い投票所では、処理の都合上折らずに渡す場合が生じてしまうとのことだった。また、折ることで投票の秘密保持ができるのはその通りであり(つまり折らないでそのまま投票してほしいというわけではないと受け取れる)、今後はその周知にも努めていくとのこと。

26日付朝日新聞生活面の投稿欄「ひととき」に、東京都大田区の48歳の女性による「18歳の一票 初心大事に」が掲載されていた。
18歳の息子の初投票についての内容だが、
「「ちゃんと投票用紙は折って入れた?」と聞くと、「そのまんま入れた」。あらあら、それじゃあ他の人に見られちゃうじゃない」。」
という母子のやり取りがあった。
ということは、
・大田区の投票所では、折らずに交付している。
・お母さんは、投票の秘密保持の意味で、投票用紙は折って投票するものと認識している。
・息子は投票用紙を折るということを知らない。
ことになる。

ネットで調べると、投票する時に折るかどうかは相反する考え方があるらしい。
「折らなくても投票箱の口に入るから」「投票所の係員に『折らないで』と言われた(普通の紙を使ってるのか、昔の話?)」「開票作業時の効率を考えて折らない(同様に昔の話?)」など折らない派もいるし、上記の通り、投票の秘密の保持の点などから「折るのがマナー・作法」という声もあった。
折らずに交付すると「折って投票すること」自体を知らない人には、投票の秘密保持の点で不利益を被らせてしまうことになる。
折らずに交付するにしても、若者向けなどの選挙啓発活動の中で「折って投票することもできるんだよ」ということは教えたほうがいいと思う。

要はどっちでも大差ないのだけど。

【11月5日追記】京都市選挙管理委員会が主に若者をターゲットにしていると思われる、選挙広報・啓発サイト「選挙フレンズ」を運営していた。
その中の「投票ってどうするの? 投票の流れ(http://www2.city.kyoto.lg.jp/senkyo/senkyoFriends_html/touhyou/nagare.html)」のページに、「記入が完了したら、投票用紙を折って投票箱に入れます。」とあった。自動的に開く紙についての説明もあり、そこには「投票用紙に記入したあとは、二つ折りにして投票します。」
少なくとも京都市では、折ることを推奨していることになる。(以上追記)


ちなみに、秋田のどこかの民放のローカルニュースで、今回の投票用紙を印刷しているシーンが放映されていた。国立印刷局みたいな所で印刷するのかと漠然と思っていたのが、普通の印刷会社らしきところで印刷されていたのが、少々意外だった。(ネットの情報によれば、印刷には選管職員が立ち会い、不正がないよう厳格に管理しているそうだ。)



投票用紙といえば、今春の県知事選挙で疑問を呈した、県から各市町村への投票用紙発送の報道。
今回は10月6日に行われ、報道したのは秋田魁新報、秋田放送、NHK秋田放送局だけの模様。秋田テレビと秋田朝日放送の少なくともホームページにはアップされなかった。
前回を含む従来の選挙より扱いが小さい感じもするけれど、県選管オフィス内への予定表掲出は従来通りの扱い。今回は県議会最終日と重なるなど、他のニュースもあったので、順位が下がったのでしょう。

前回の疑問は、すべての市町村に対して県庁から発送するわけではなく、市町村のほうで県庁(またはその出先機関)に受け取りに来るところもあるらしく、報道ではその点があいまいにされていること。結論としては、今回もさほど変わらず。
NHK秋田は「発送された投票用紙は、6日中に県内すべての市町村の選挙管理委員会に渡されるということです。」のみで、前回とほぼ同じ。
前回、県庁で交付する自治体名(南秋田郡4町村)を挙げてくれた秋田放送は、「県庁で直接受け取る自治体も含めて6日中に県内25すべての市町村に届けられる予定です。」とやや簡素に。
前回そっけなかった魁は、「21市町村分の投票用紙の入った段ボール箱308個を4台のトラックに積み込んだ。五城目、八郎潟、井川、大潟の4町村には、県正庁で担当者に直接渡した。」と、まるでABSの代弁。【2021年4月11日追記】「県正庁」とは建物の名前ではなく、県庁本庁舎の中にあるメインの「部屋」の名前なんだそうだ。言葉を正確に受け取れば、その部屋で渡されたことになる。


前回は、積み込み作業に当たった県職員が23人であったが、マスコミによっては「県選管の職員」だったり「県選管と県市町村課の職員」だったりした。
今回はNHKでは「県選挙管理委員会の職員などおよそ30人」、ABSは「県選挙管理委員会の職員」、魁は「県選管事務局の職員や運送業者約30人」。
今回は枚数が多いから人数が増えるのは当然。映像を見ると、県職員と運送業者がいっしょに積み込み作業をしているが、従来の書き方だと、運送業者は人数としてカウントしていないように受け取れる。今回の魁では、運送業者も含めて「約30人」。トラック4台だから、少なくとも運送業者は4人はいたことになろう。

それから、前回は「県選管と県市町村課の職員」としていたところもあり、選管とは別部署である市町村課からも応援が出ているのかと思っていた。
ところが、今回の魁では、あいさつをした選管の事務方トップである「書記長」について、「県選管書記長の○○○○市町村課長」という肩書きにしていた。(テレビ2局は「書記長」の肩書き)

調べてみると、秋田県選挙管理委員会は、企画振興部 市町村課の中に設けられているらしい。
てっきり、人事委員会や教育委員会のような、部局から独立した機関であり、その書記長は部長級の偉い人だと思っていた(市町村の選管はそうなの?)。実際には、課の中にあって、課長が書記長を兼務しているということなのか。
じゃあ、積み込み作業に課員(というか兼務している形なのか?)が駆り出されても当然。


3社の報道に気になったのが、投票用紙の枚数。
ABSは「県内で使われる今回の衆議院選挙の投票用紙は、選挙区と比例代表を合わせて190万5240枚あります。」。

魁では「衆院選の投票用紙計285万7860枚を県内の市町村に発送した。」。
ABSより95万2620枚も多い!?
内訳は「投票用紙は小選挙区と比例代表がそれぞれ95万2620枚(予備含む)で、点字用1990枚が含まれる。選挙期間を通じて住民票がある市町村にいない船員の不在者投票用は130枚。」だって。
でも、95万2620枚×2種類=190万5240枚で、やっぱり合わないじゃないか!(文章が分かりにくいが点字用だけでなく、船員用も含まれていることになる)

お分かりかと思いますが、国民審査の投票用紙95万2620枚を加えると、数が合う。
NHKは「小選挙区と比例代表、それに最高裁判所裁判官の国民審査の投票用紙、あわせて285万7860枚が準備されました。」としている。
ABSはあえて国民審査分を文章でも数字でも抜いたことになり、辻褄は合うけれど、国民審査も選挙の1つであり、実際に国民審査分も発送されたのだから、事実のすべてを伝えていないことになる。
魁は、内訳まで詳しく書いているにも関わらず、国民審査をすっぽり抜かしてしまっている。国民審査という制度の存在を知らない(あるいは忘れている)人はいくら熱心に読んでも計算が合わず、悩むかもしれないから不親切。


秋田県外を調べてみたところ、基本的には秋田と変わらない状況であり、大したニュースバリューもなさそうなのに、報道されている。
10月18日のNHK名古屋放送局では、
「投票用紙を埼玉県の印刷工場で印刷しています。」
「18日は刷り上がった投票用紙、1406万5000枚余りが町と村を除く県内の自治体に発送され」
「18日夕方までに順次、投票用紙が配送される予定で、すでに投票用紙が配布されている町と村」などと報道。
秋田ではどこで印刷しているのかは不明だけど、愛知から埼玉とは遠い。
そしてやはり、愛知でも、市(名古屋市では区も含む?)と町村で、発送を分けている。全国的なそういう決まりがあるのだろうか。


【2019年3月14日追記】2019年4月27日投票の秋田県議会議員選挙の投票用紙発送が、3月12日に発送され、報道された。
確認できた限り、今回は「県内25市町村へ発送」といったあっさりとした表記。魁やABSも含めて、受け取りに来る自治体があることは触れていない。
選管書記長の肩書きは、魁では「○○○○書記長(県市町村課長)」。
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タンクの点

2017-10-19 00:10:11 | 秋田の季節・風景
秋田市楢山の東部ガス秋田支社には、球形の大きなガスタンク(正式には「ガスホルダー」)が3つある。
今年始めに、その着雪状況を記事にしていた。

その後、今年春。※写真はいずれも敷地外・道路上から撮影しています。
5月下旬
敷地裏側、旭川寄りのタンクに足場が組まれ、やがて覆いもかかってタンクが見えなくなった。
球形のものを足場で囲うのは、四角い建物よりも大変そう。円形校舎のような見かけになった。

このタンクがどうなるのかと思いつつ、夏。
8月中旬
従来と同じ色ながらピカピカに。塗り替え工事がされたのだった。
他の2つのタンクは、現時点では塗り替えの気配はない。
左が塗り替えられたタンク。ツヤと色の濃さが違う

現在
塗り替えから2か月ほど経った現在、ふと見ると、ちょっとおかしい。
上の写真では分かりづらいので、拡大してトーンカーブをいじると、
ぽつぽつと
タンクの上側を中心に、色が違う箇所が点在している。
光の当たり加減によるのかもしれないが、塗り替え直後はこうなっていなかったはず。
色が違う点は、まったくのランダムではなく、特に横方向には一直線上に発生しているようだ。塗装時の技術的なものに起因するのか。
タンクとしての機能には影響はないと思われ、余計なお世話だけど、せっかく塗り替えたのに、ちょっと残念。


ところで、
8月末、正面の竿燈の絵入りタンク
不思議な曲線を描く階段の影が、タンクに不思議な模様を描いていた。

タンクについての続き(リンク先後半)。
翌2018年の同時期には、正面の絵入りタンクが塗り替えられて、絵柄が変わった
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秋田でバス旅2つ

2017-10-18 00:28:34 | 秋田の地理
秋田を路線バスで旅するテレビ番組が、今年夏以降に2つ放送された。簡単に記録しておきます。
※どちらも熱心に見たり記録したりはしていないので、見落とし・見間違い・勘違いがあるかもしれません。

1つはだいぶ前、NHK総合テレビで8月9日19時30分から73分間放送された「のんびりゆったり路線バスの旅「夏スペシャル!親子旅~奄美大島&秋田~」」。
以前はレギュラー放送だった番組の不定期特番。
路線バスを使って、特定の地域を旅して人や風景、食べ物などと触れ合う内容。
レギュラー時代は、1回につき主に若手の男性芸能人1人が出演していたが、特番では性別年齢を問わない2人組が2組、違う土地を旅し、その模様を織り交ぜた(入り乱れた?)構成。

今回は、マキタスポーツ父娘が、奄美大島を一周し、笹野高史・ささの翔太が秋田県「県南地方(公式サイトの記述)」を旅した。
その秋田の道中は、秋田駅西口から泥湯温泉まで。
秋田駅からは、朝の羽後交通の急行バスで本荘方面へ。途中、道の駅岩城で途中下車。
車内で乗り合わせた秋田公立美術大学の教員に教えてもらった「本荘うどん」を本荘で食べ、急行バスで横手へ抜けた。
※本荘うどんは知名度では稲庭うどんにかなわないけれど、似た感じのうどん。味も稲庭に負けないと思います。

美大の先生はお名前は出ていなかったが、地元企業とのコラボレーションに美短時代から取り組んでいる、K教授。中央交通の新屋線やJR羽越本線の車内でお見かけすることはあるけれど、羽後交通も使っておられるとは。

本荘では、本荘うどんの店かと思って入った飲食店が讃岐うどんの店だったものの、そこで本荘うどん製麺所の伊藤製麺工場の娘と出会い、製麺所へ。

秋田からのバス、横手へのバスは終点・始発点である本荘営業所で乗降したようだ。製麺所は子吉川対岸の石脇。
石脇から営業所まではけっこう距離があるけれど、製麺所を後にして横手行きに乗ったのはナレーションでは「(製麺所の)近くのバスターミナルから」といったフレーズがあったと思う。ちょっと違和感。

急行本荘・横手線は、羽後交通の一般路線バスで最長距離の路線。
乗車した車は、東京都交通局(都営バス)の中古のいすゞエルガ「12-16」だった。本荘営業所には同型車がもう1台あり、秋田市へも来る。

「にっぽん縦断こころ旅」もそうだけど、このような秋田が舞台になるものの、東京のNHK本部が製作する番組については、秋田放送局ではあまり宣伝しない。
うどん自販機のドキュメントのような、秋田放送局が関わって作った番組はスポットを流し、再放送してと、しつこいほど見せようとするのに。



もう1つは、おなじみテレビ東京の路線バス乗り継ぎ旅。
今年正月の25弾で蛭子能収、太川陽介コンビが勇退。秋田県由利本荘市がゴールであった(リンク先後半)ものの、たどり着けずに終わっていた。
今春からは田中要次、羽田圭介による「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」となり、テレビ東京系では9月23日に第3弾(2016年11月の特番もこの2人だったので、実質4弾)が放送された。

今回は、ラブリをゲストに、「宮城・松島~秋田・白神山地 ふれあい珍道中!」。
最終目的地は、秋田県山本郡八峰町八森のあきた白神駅。
2010年の7弾2013年の15弾、そして25弾(秋田には到達できなかったけど)に続き、4度目の秋田が舞台のバス旅。

※以下、今回の放送内容についてのネタバレがあります。


今回も、IBC岩手放送さんは早々と購入して放送してくれた。10月15日15時から2時間(テレビ東京版よりは30分短縮か)。25弾同様、秋田テレビも放送することになるだろうか。【21日追記】やはり秋田テレビで22日16時から85分間(IBCより短いバージョンと思われる)放送される。【22日訂正】早とちりしていました。秋田テレビで22日16時から放送されたのは、Z第1弾でした。でも、この後第2弾も放送し、第3弾まで持っていく魂胆なのかも。【11月16日追記】その後、Z第2弾が放送され、いよいよこの第3弾が11月19日・日曜日16時00分から85分間放送
まず、全体の感想としては、絶妙な乗り継ぎや車内でのおかしなやり取りもあって、バス旅の醍醐味が新コンビにも受け継がれているように感じられた。
前回のZ第2弾は、新コンビで初めて失敗しており、それを踏まえてプロデューサーから、現地における「リサーチ不足」を指摘されたそうで(9月23日付「スポニチアネックス」)、その反省が活きたのかも。

前回以前も含めて、気になったのは2点。
1つは、編集方針でカットされたのか、実際にそうなのか、15分とか20分のちょっとした待ち時間をあまり有効に使えていないように見えること。
前メンバーでは、喫茶店に入って地元の人と話したり、太川さんがコンビニで気の利いたものを買ってきたりといったエピソードがいろいろとあったのだけど。

もう1つは、バスから降りる時、ゲストを含めて3人とも、無言で下車することが多いこと。
以前は、運転士に「どうも」程度のあいさつをほぼ必ずしていたと思う。些細なことだけど、ちょっと気になる。


以下、ほんとのネタバレ。
結論から言えば、宮城→岩手県北上→秋田県横手→田沢湖→鹿角→大館→能代というルートで、ゴール成功。
どこで奥羽山脈を越えるかで悩み、北上線沿いへ。バス路線はつながっていないので、歩くことになったが、「クマが出る」と言われ、日も暮れてくる。
横手市山内のJR黒沢駅から、岩手県の巣郷温泉の宿を宿泊予約して迎えに来てもらう。翌朝は、下南郷バス停まで送ってもらう。
宿の送迎により、黒沢駅から下南郷までを歩かずに済んだことになる。番組のルールからすれば、朝は黒沢駅まで送ってもらって、徒歩ルートに復帰するのが筋のはずなのに、その辺についての明確な説明はなかったはずで、うやむやにされた気がしてしまう。山道かつクマ出没は本当に危険だし、目くじらを立てることでもないけれど。

秋田県内では、県東部と北部をぐるりと回るルート。県中央部の秋田市周辺(つまり中央交通エリア)では、近隣地域と接続するバス路線がまったくといっていいほどなく(7弾当時より廃線が進み、歩いてつなぐのも極めて困難)、一方で、羽後交通・秋北バスエリアの八幡平周辺は長距離路線が存続していることの現れ。
そんなことは知らずに横手へ着いた一行は、大曲を経て国道13号線沿いに秋田市へ向かおうとする。大曲の案内所で、秋田市へは行けないこと、八幡平回りのルートがあることを教えられる。15弾では横手の案内所でいろいろ教えてもらっていたし、羽後交通の案内所はなかなか親切。
仮に横手で、急行本荘線に乗り継いでいれば、NHKの逆コースで秋田市まではたどり着けたわけだが、その先が大変なことになっていた。

田沢湖畔では車窓から「みそたんぽ」の店を発見。15弾ではここで下車して食べており、ナレーションで参加していた太川さんが「これ食べたよ」。

7弾では、直通路線がない鷹巣から能代を、大館能代空港で乗り継いでクリア。しかし現在は、乗り合いタクシー化されてしまっていて、利用できず。
そこで、鷹巣から薬師山スキー場入口までバス、そこから道の駅ふたついを経て二ツ井駅前まで歩いた。今回、秋田県内では唯一の徒歩区間。薬師山スキー場というのは、奥羽本線のトンネルの上付近、米代川や国道7号線の近く。

秋田県内で乗ったバスは羽後交通と秋北バスの2社。羽後交通は印象どおりの羽後交通だったけれど、秋北バスでは、乗ったほとんどが、「秋田200か10-00」以降の車両だった。新車でなく他社の中古車が多かったようだけど、最近の秋北バスってそんなに車両更新が進んでいるのか。
【11月29日追記】改めて確認した(田沢湖→鹿角は見落とし、LVキュービックだったと思う)。いずれもいすゞエルガミオ(大型エルガではないと思う)で、車体塗装は「自社塗装」としたのは昔と最近また増えてきた白と赤と肌色みたいなもの(よく知らないので細部の差異は無視することにします)、それ以外は、国際興業グループ共通の明るいほう(黄緑色)の塗装。暗い緑色の共通塗装の車はなかった。
鹿角花輪→大館駅前12-59、大館大町→大館駅前11-00、大館駅前→鷹巣駅前902(短尺?)、鷹巣駅前→薬師山スキー場入口12-89(自社塗装)、二ツ井駅前→能代バスステーション12-25(自社塗装)、能代バスステーション→あきた白神駅前10-97。(以上追記)

あと、秋北バスの運転士は、以前から帽子掛け型マイクを使っていたが、今回は夏のせいか帽子をかぶらず、ピンマイクをつけていた。ピンから口元近くまでアームというかワイヤーが伸び、先端にマイク本体が付く新しいタイプ。田沢湖駅前-鹿角花輪駅前と最後の能代のバスは女性運転士だった。


さて、この次また、秋田県にバス旅が来ることはあるだろうか。
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あべちう幕の内

2017-10-16 21:06:53 | 各地お土産・食べ物
夏の東北小回り旅は、この記事で最後です。※前回の記事
駅弁の紹介。
JR東日本エリア内では、「駅弁屋旨囲門」などその駅以外の駅弁を輸送して販売する店が多く展開されており、これまで何度も利用してきた。
盛岡駅では、新幹線改札内の弁当売店の品揃えが良い(旨囲門ではないが輸送品もあり)印象だが、北改札口前(改札外)には旨囲門がある。店は大きくないけれど、その名の通り盛岡駅以外の駅弁も揃っていた。
駅弁は買わず秋田に帰ってからでもいいかななどと思っていたけれど、夕方で在庫は少なくなっていたものの、初めて遭遇した駅弁があったので、最後の1個を購入。
駅弁というものは、その時買わなければ、もう永久に買えないことも珍しくないので。

あべちう幕の内弁当 900円
地元2社の駅弁事業者ががんばっている一ノ関駅から、「あべちう」製の「幕の内弁当」というシンプルなネーミングの駅弁。※業者名は「あべうち」ではありません。「あべ“ちう”」です。
以前、東京駅で売られていたあべちうの「かにめし(リンク先中ほど)」を食べたことはあった。「平泉義経」とかいう弁当も食べたことがあったか。3度目くらいのあべちう駅弁。

「幕の内弁当」は中身がどれも同じように思われ、駅弁としても独創性がなくつまらないものと思ってしまう人が多いかもしれない。
※秋田駅関根屋の「あきたこまち弁当」など、商品名には含まれなくても、中身が実質的に幕の内弁当のものもある。
しかし、実際には、各地域・各業者ごとの個性があり、同じ幕の内弁当というものはひとつとしてないはず。例えば、秋田や新潟ではごはんがおいしかったり、焼き魚は東ではシャケ・西ではサワラが多かったり、静岡ではわさび漬けが添えられたり。
幕の内弁当も楽しいものなのだけど、駅弁大会や東京駅の弁当売店などでは、客の目を引くためか、ニーズに応えるためか、幕の内以外の弁当を売ってしまい、幕の内にはなかなかお目にかかれず、現地でしか買えない幕の内駅弁が多い。

あべちうの幕の内弁当は、名前同様、箱など外観もオーソドックスな駅弁の姿ながら、掛け紙はわんこきょうだいがデザインされていて、昔のものではないことになる。濡れおてふき付き(前も書いたけれど、駅弁のおてふき添付は東高西低傾向があると思う)。
あべちう幕の内弁当の中身
おかずとごはんのスペースが半々。
おかず区画
おかずは、原材料名欄の表記・順で鶏照焼、煮物、エビフライ、ポテトサラダ、鮭塩焼、枝豆と魚すり身揚、卵焼きなど。
中身もオーソドックスな幕の内ながら、照り焼きとエダマメ入りすり身揚げが特徴的。このすり身揚げは、以前食べたかにめしにも添えられていた。漬け物もかにめしと共通。

老舗の駅弁だけにおいしかった。照り焼きはいい味で、シャケはさほどしょっぱくなかった。
(上記と相反するようなことですが)強烈な個性はないけれど、手頃な量、コストパフォーマンスも含めて、こんな駅弁もアリだと思う。

以前も触れたように、盛岡からの田沢湖線は大雨の影響で1時間以上遅延。その車内で食べて空腹にならずに済み、その意味でも買ってよかった。
驚いたのは、盛岡から田沢湖線普通列車で秋田県内へ帰る人がかなり乗っていたこと。
雫石辺りまでは2両編成に立ち客がたくさん。それは想定内でも、仙岩峠を越える頃にはガラガラかと踏んでいたのに、田沢湖や角館までけっこうな人が乗っていた。盛岡へ通学する専門学校生・大学生などだろうか。車掌は通し乗務だったから、4両編成にしてもいいのでは?
だから、ボックスシートに陣取って駅弁を食べるのは気が引けて、ボックスとドアの間の短いロングシートでひっそりと包みを開いたのであった。

【2018年7月31日追記】2018年7月の土曜日に、再びこのダイヤに盛岡から大曲まで乗り通した。この時は遅延はなく、標準軌を豪快に飛ばす走りを楽しめた。土曜日だから乗客は総じて少ないが、岩手県内ではほぼ満席(=空席少々&立ち客少々)。盛岡から田沢湖まで乗り通す人もそれなりにいたし、田沢湖で30分近く停車した後の角館まで乗る人もわずかにいた(平日はもっといるはず)。普通列車本数は少ないが、地元の人たちの移動の需要は少なくないようだ。

※新型コロナウイルス感染症流行の影響もあるのか、あべちうは、2020年に廃業してしまった。一ノ関駅の立ち食いそば店もやめたとのこと。
コメント (2)
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福田パン

2017-10-13 00:22:04 | ランチパック
夏の東北小回り旅(直近の記事)の残り。
東北地方では、その県内では一定の知名度とシェアを持つ、ご当地パンメーカーが存在するところがある。
今回の旅行では山形のパン、以前は盛岡駅で買えた宮古のパンを紹介している。
なお、今回、以前宮古のパンを購入した盛岡駅のNEWDAYSを複数店舗のぞいてみたが置いていなかった。入荷日が限られているということか。

また、岩手県内のほか、青森県南部地方(青森市でも見たことがある)でも一部スーパーで売られていた、「一野辺(いちのべ)製パン」というメーカーがあったが、今年9月に倒産・事業停止してしまった。


岩手には、ほかにも地元パンメーカーがある。(もちろん、“超大手”シライシもありますが)
岩手では古くから知られていたそうだが、僕はここ何年かで知った。全国規模でマスコミが取り上げるようになったのが、最近なんだと思う。
盛岡市にある「福田パン」。

クリームとかペーストがいろいろあって、それをコッペパンにはさんだものが主力商品。直営店舗では、客が好みのものを組み合わせて選び、その場ではさんでくれるそうだが、最近は行列ができる人気らしい。
中身は限定されるものの袋入りにして岩手県内の小売業者に卸してもいるそうで、ネットスーパーを確認した限りイトーヨーカドーやイオンでも扱っている。
何年か前には、盛岡駅北改札口前の県産品のお店でも、数量限定で扱っているとの表示があったものの、売り切れていた。

店に行って並んでまで食べたいとは思わないけれど、スーパーで手に入るなら、試しに食べてみたかった。
今回、盛岡駅での乗り継ぎの待ち時間で、東口(正面)側を出て、線路沿いに北へ500メートルほどのところ(秋田駅でいえば明田地下道西交差点的な位置)にある、マックスバリュ盛岡駅前北通店へ行ってみた。
2003年にマックスバリュ北東北運営の店舗としてオープン、2014年に同社がマックスバリュ東北へ吸収されたため、移管。テナントもいくつかあるけっこう大きな店で、イオン銀行ATMが2台あった。【16日追記】コメントで教えていただいたように、オープン時はイオン(イオンリテール)運営のマックスバリュ、2010年にマックスバリュ北東北が設立されて移管、2014年にさらに東北へ移管されたことになるようだ。また、この商業施設は全体としては「イオンタウン」。
パン売り場には、シライシやヤマザキなどと同じ棚に、福田パンのコッペパンで占められた一角があり、10種類まではいかなくても結構な種類・数が並んでいた。消費期限は翌日までのもの。
フクダのコッペパン ミルクサンド 138円
※背景がパンと同色で分かりづらくてすみません。
フクダパン クッキー&バニラ 170円
パッケージはだいぶ違うものの、中のパンの見た目は同じ。
個人的にコッペパンといえば、秋田市の学校給食で出ていた、たけや製パンのパンを連想してしまう。細長くて、柔らかいけれど、食べるともそもそするような…(コッペパンには何か挟んで食べるのが一般的なようだけど、給食ではそのまま食べることが多かったので、福田パンのように中身があること自体にも、少し戸惑う。)
それと比べると、こちらのコッペパンはずんぐりむっくり。
福田パンのコッペパン
コッペパンを水平に切って、そこにクリームをはさんでいる。【11月19日追記】コッペパンは完全に上下に分離されているのではなく、一辺はつながっている。
 
パンが柔らかくておいしい。中のクリームも、量がたっぷり充分だし、手づくりっぽくておいしい。
工場生産の袋入りパンではあるものの、大手のものとは違う印象を受けた。これなら、永年親しまれているのが分かる。
【13日追記】秋田では、県北部・鷹巣の廃業した「武藤製パン」の「チョコバターサンド」の製法をたけや製パンが引き継ぎ、地元スーパーのいとく・タカヤナギ限定で販売している(従来より販売エリアが広がり、秋田市でも買えるようになった)。でも、そのチョコバターサンドは、どうしても工場生産大量生産品の趣きが強い(武藤製パン時代の味は知らない)ように感じてしまう。福田パンはもっとずっと手づくり風のパンだった。

盛岡駅のNEWDAYSでは売っていなかったし、改札口前の店は今回も在庫はなさそうだったので扱いは多くないようだ。駅周辺のローソンなどコンビニでは扱っているのかは不明だが、盛岡駅からいちばん近く、ほぼ確実に福田パンを買えるのが、マックスバリュということになろう。
盛岡駅で時間があったら、また買いたい。
※このマックスバリュでは、餅文化岩手なのに、隣の青森のちょっと珍しいだんごも売られていた。

旅行記の続き
岩手県花巻市のパンメーカーの話題

【2020年10月31日追記】2020年頃になると、秋田市内でも時々福田パンを購入できるようになった。
通町にできたテイクアウトカフェや、JR東日本系列のスーパー・秋田生鮮市場保戸野店が、月に何度かレベルだが売っている。生鮮市場では、福田パンの人も来て特設コーナーを設けているが、会計は他商品といっしょのレジとのこと。
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閉店していた南通りローソン

2017-10-11 23:41:23 | 秋田のいろいろ
秋田市中央部の南大通り。東端(明田地下道西交差点)と中央~西部分はたまに通るけれど、その間はあまり行く機会がない。久しぶりに通ってみると、
※地名は「南通」、道路の愛称は「南大通り」がそれぞれ正式表記。ここでは、地域や通りを合わせた“総称の通称”として「南通り」の表記も使うことにします。
東方向。奥の信号が明田地下道西交差点【12日0時25分・初回アップ時に下の画像を重複掲載していたので、正しい画像に差し替え】
ローソン秋田南通築地店が空き店舗になっている!
外観は看板が外され、中は空っぽ。ガラスには「管理物件」との表示。いつの間に…
外の郵便ポストと近隣地図は残っていた
ネットで調べると、今年6月30日午前9時をもって「都合により」閉店したとの店頭の告知の写真がアップされていた。告知には「二十年に渡りご利用いただき感謝」といった謝辞もあった。3か月以上も通っていなかったのか。

僕は入店したことすら1度もなかったはずだけど、古くからあるローソンとして認識していた。
感覚としては、「マンションの下」で、マンション(アークシティ築地)と同じ建物に入っているかと勘違いしていた時期もあったけれど、写真の通り、マンションとは敷地も別でつながってはいない。

昨年9月9日には、秋田魁新報で、この店の前に植えてもいないのにメロンが生えて、実がなって大きくなって、もうすぐ収穫できそうとかいう記事が出ていた。
その中で、「今年で開店19年目」との記述があったから、告知の20年と一致するし、秋田にローソンが進出した1997年オープン(5月の第一陣開店ではない)ということになる。

南大通り周辺にはいくつもコンビニがある(←現在はセブン-イレブンも1店舗あり)けれど、他とは少し離れた立地であり、唯一のローソンであるここが脱落するとは、意外で唐突だった。
メロンの一件からしても、これからも営業を続けそうな雰囲気だったが、単なる経営状態などでなく何かあったのだろうか。【いただいたコメントによれば、経営者が亡くなったためとのこと】【23日追記・その後いただいたコメントによれば、経営者は亡くなったわけではなく、単に契約を更新しなかったため、閉店したとのこと】
この手の話題で毎度の結びだけど、跡地はどうなるか。※続きはこちら


なお、「ローソン秋田南通亀の町店」もあるが、こことは南通地区の対角線上に位置するので遠い。
南通亀の町店は、2010年にローソン秋田有楽町店が移転したもので、秋田有楽町店は元は「スパー(HOT SPAR)」だったものが、運営会社の方針により鞍替え(2000年代中頃?)してローソンになっていた。
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POLICEを追加

2017-10-09 23:16:26 | 秋田のいろいろ
魁に先を越されてしまった話題と、その関連(そっちは未報道)の話題。
9月下旬、秋田県警のパトロールカーに、変化を発見。
秋田中央警察署秋田駅前交番のクラウン
側面のドアの「秋田県警察」表示の下の黒い部分。これまで黒一色だったところに、「POLICE」の文字とエンブレムらしきものが表示されている。後部のバンパー(黒)にも、「POLICE」の文字。正面は従来と変わらず。
エンブレムは旭日章 (警察章)を中心に「POLICE」「AKITA」
そういえば、どこか県外でも同じように英字表記入りのパトカーを見たことがあるし、秋田県警でも新しそうな車には少し以前にこうなっているのを見たような気もした(あいまい)。

この車は新車なのかと思ったものの、その後、秋田市中央部(県警本部や秋田中央署所属)で見かけるパトカーにおいて、同じ仕様のものが急激に増加。以前から見かける車もあったから、文字やエンブレムを追加で貼り付けたことになる。
秋田市北部の秋田臨港警察署所属と思しき車両では、先週(10月始め)の時点で、古めのクラウンにも貼付されていた一方、新しいのに未表示の車もあった。

秋田駅前交番には大小2台のパトカーが配備されているらしい。【というわけでもないようだ、下の2021年の記事参照】
屋根上の赤色灯は同じサイズ
9月23日時点では、大きいクラウンにだけ英字・エンブレムがあり、ミニパトカーは従来通りだった。1週間後・9月30日には、
ミニパトカーにも「POLICE」
ただしミニパトカーの側面は「POLICE」のみでエンブレムなし。
この車では、後部バンパーにも「POLICE」があったが、車種によってはナンバープレートと干渉して(黒い面積が狭く)しまい、表示していない車もあった。【12月27日追記】日産スカイラインの車にも、後部の文字がない。
【2018年12月25日追記】その後、ミニパトカーでもエンブレム入りの車も登場。
【2020年4月22日追記】この後、早い段階で、普通乗用車タイプのパトカーでPOLICE表記がない車を見ることはなくなった。しかし、ワゴン車タイプのパトカーでは、2020年時点でも表記がない車を見た。

外国人には、この白黒の車が緊急自動車であることはなんとなく分かってもらえたとしても、警察の車とは認識してもらえないかもしれない。だから英字を入れたのだろうと推測していたら、7日付秋田魁新報29(社会)面「ふきのとう」欄、「「POLICE」で巡回」に答えがあった。
やはり、「外国人観光客への対応が目的。全国の警察で取り組みを進めており、東北では青森、岩手が既に実施している。」※青森県の例はこの記事最後。
「県央部の署を中心に約90台に表示済み。年内に県内に配備されている320台に表示する」とのこと。
文字は「黄の反射材で文字を縁取り」とあるが、実際には山吹色・金色に近い。エンブレムには触れず。

Wikipediaで調べると、パトカーの英字表記は警視庁が2007年に始めたそうで、エンブレムは「警察手帳に装填されている記章をデザイン化」したものだそう。

【12月27日追記】これまで、交通安全運動とか各種の○○週間みたいな時には、パトカー側面にその旨を表記したシート状マグネットを張ることがあった(賛同する運輸事業者や自動車教習所の車でも貼ることがある)。これまでも、「秋田県警察」の文字とそのシートが重なってしまい、「秋田」が隠れて「県警察」だけに見えることがあった。
POLICEが追記されると、どう工夫しても英文字と重なってしまう。表示開始当初に1度だけ「POLI」か何かになっていたのを見たことがあったが、それ以降はシートを貼っているのは見ていない。

2021年時点の駅前交番のパトカーの話と、新たに始まった対空表示について


もう1つも秋田駅前交番。9月下旬。
工事中
「交番はここ」と示す看板の表示面の交換作業がされていた。
全国的に統一されていないようだが、秋田県警では、赤くて真四角のものが、交番の看板として使われている。
新しい表示
新旧で似た雰囲気。今までのはどうだったかというと、
従来の表示
まず、赤の色合いが新しい方が明るい。
従来は、黄色の警察章に、青で「交番/KOBAN」、何かを尋ねる女の子と、それに応じる警察官らしきシルエット。
新しいほうは、英字は白文字になり「KOBAN」に「POLICE」が追加。シルエットには手押し車かなにかを押している人も増えて、全体の姿勢や配置が変更。
別に、屋根の下で敬礼する警察官のアイコンっぽいものも加えられた。あまり浸透していないようだが、2016年3月に国土交通省国土地理院が示した「外国人向けの地図記号案」の交番を示す記号と同じ。ピクトグラムではない。

この看板の変更も、外国人対応だろう。
「KOBAN」という言葉と施設は、日本から海外へ伝わって普及している国もあるそうだが、知らない外国人も多いはず。中途半端に日本語を知った人なら、「大判小判」と勘違いしてしまうかもしれない。従来の看板では不親切だった。
なお、英語では「POLICE BOX」が交番に相当する言葉のようだけれど、「POLICE」だけで「警察」がここであることが伝わればいいのでしょう。
どちらにも「POLICE」が追加された

ちなみに、「交番」が正式な呼称となったのは1994年。それまでは「派出所」と呼ばれていた。秋田県の赤い看板はその時からのものだったのだろうか。【10日追記・以前は下記の駐在所と同じデザインの表示板だったとのこと】
交番とは別に、警察官が住み込む「駐在所」は現在も存在するが、秋田県警では、交番よりも小型で栗を横にしたような形の、赤に警察章をデザインした看板が使われている。こちらはどうなるだろうか。
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枝豆撤去/箱設置

2017-10-05 21:22:22 | 秋田の季節・風景
秋田駅中央改札口前を経て東西を結ぶ自由通路(ぽぽろーど)から2題。
まず、東口寄り。
通路南側の柱に、竿燈の写真が掲出されており、ほんとうに竿燈が上がっているかのように見えて、好ましく感じていた。
今年7月、それがなくなって、秋田県産エダマメの宣伝に替わってしまった。
竿燈の写真と比べると、ありふれた、ややしつこい文字広告に過ぎないように思えてならず、あまりいい印象がなかった。
(再掲)
7月12日付秋田魁新報経済面でこの広告が報道されたが、それによればエダマメシーズンに合わせて「設置は9月末まで」とのことだった。
ちなみに、広告はサイズが4メートル×50センチ、10本の柱の両面=20枚掲出。

10月2日に行ってみると、予定通り、「えだまめ」はなくなっていた。
後はどうなったか。
おもしろい光の入り方
元の竿燈の写真に戻っていた。よかった。
来年も「えだまめ」をやるのなら、もっとインパクトがあって、見て楽しいデザインのものを期待します。
※翌2018年の7月頃には、枝豆ではなく、国際教養大学の広告が掲出された。2023年にはTDKの少し変わった広告


もう1つは、西側。車道をまたぐ部分。
フォンテAKITA(旧・イトーヨーカドー秋田店)前から東方向を見る
西から東へ歩く場合、大屋根下からエスカレーターを上って、フォンテの2階出入口前を通り、数段の階段(またはスロープ)を上ると、その先がぽぽろーど(という区分なんでしょう。たぶん)。
その階段の先に、最近、気になる物体が出現した。
これ
気づいたのは9月中頃だっただろうか。実際にはもっと前からあったのかもしれない。
通路中央にベンチがあり、そのベンチどうしのすき間だった所に、黒い箱がでーんと置かれた。正確には通路のど真ん中ではなく、少し南寄り。

ぽぽろーどの幅はそれなりに広いから、これが置かれたからといって、直ちに通行の妨げになるとか、危ないというわけではない。点字ブロックとの干渉もない。
だけど、今まで何もなくて、感覚としては一直線に歩けていた所に、大きな黒い箱が立ちはだかったのは、心理的にはジャマな障害物も同然。

厳密には、階段付近のこの箱のある側に、通路にせり出すように柱(2つ上の写真右手前)があり、さらにスロープもあるため、駅側から歩いてくると、ごくわずかに幅が狭くなる。そのため、心理的に少し中央側へ寄りたくなる。そこへこの箱があることで、実際に通行者の動線への影響がないとはいえないかもしれない。

また、箱の向こう側から人が飛び出てきて、出会い頭にぶつかったり、万一の非常時などで人が殺到して箱がその流れをせき止めてしまったりと、ほんとうに危険なケースもなくはないと思う。
どうしても置くのなら、もうちょっと北側へ移動して、通路のほんとうのど真ん中に置いたほうがいいと思う。


で、この箱の正体は?
最初見た時は、中に人が入って案内でもする何かの「ブース」かと思った。過去のイベント時には、ジューススタンドが設置されたことがあったので。
だけど、厚さが薄く、出入口もなく、人は入れなさそう。

説明書きとか、製造銘板とか、文字は一切見当たらない。
【2022年3月7日追記】その後、2022年3月7日に見ると、片側だけ、画面左下に「SHARP」のロゴが小さく表示されているのに気付いた。隠れていたのが見えるようになったのか? 型番等は見えず。

まあ、ご覧になれば分かると思いますが、正体は大型ディスプレイというかテレビ。画面比率4対3、リアプロジェクション方式だろう。
同じものを2台、背中合わせに設置しており、画面の下にはスピーカーらしきものがある。

プロジェクションテレビといえば、20年くらい前までは省スペースで大画面のテレビとして、大学の講義室や、「ニュースセンター9時」「世界ふしぎ発見!」のスタジオなどで使われていたものだが、今は横長画面の液晶テレビに取って代わられた。
今時、新品で4対3のプロジェクションテレビなんて手に入るのだろうか。どこかの中古を持ってきたのか(どっかで同じものを見た記憶があるようなないような気がしなくもない…)。


では、このテレビの目的は?
発見した頃は、「ねんりんピック」が開催されていたので、その関係かとも思ったけれど、今現在もあるから違いそう。
そして、何度か通っているけれど、画面が点いているのを一度も見ていない。

じゃあ、一時的な仮置きか? 床を見ると、
配線が
電源とおぼしき配線がされている。ここで何かを放映する魂胆らしい。
だったら、早く放映を始めるなり、「準備中」といった紙を貼るとかしたらどうだろう。
だけど、放映したら放映したで、映像に気を取られて転んだり、立ち止まって見る人が通行を妨げたりするようなこともあり得る。
東側から西方向。やっぱりジャマでしかない
画面部分は鏡のようになっており、通りがかった人が、自分の姿を映して髪を整えていた。現段階ではそれが唯一の役割。

その後、放映されるようになった。(冒頭の竿燈の写真付近ちょっとした変化も同じ記事にて)
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ヨーカドーから和徳小への道

2017-10-04 22:52:43 | 津軽のいろいろ
9月始めの弘前(7月末時点で既にほぼ同じだったので、その写真も混ざっています)。
弘前駅西側の北側では、区画整理(弘前駅前北地区土地区画整理事業)が行われている。※今年正月の模様
Googleマップに加筆。「プラザ」「プリンス」はホテル

イトーヨーカドー弘前店の北西角(上の地図で赤い★)では、これまで丁字路の突き当たりだった並木通りを北へ延長するように、新しい道路が造られていた(新規区間に街路樹はないので、厳密には「並木通りの延長」ではなさそう)。10月時点では、もう開通しているかも。【2018年3月開通となった。末尾の追記参照】
右がヨーカドー。先が工事中
7月末の時点で、交差点の信号機が新しくなっていた。このことからも、供用開始が近いことがうかがわれる。
これまでと同じ茶色ながら、横型のフラット型(低コスト仕様ではない模様)が、十字路対応で(つまり区画整理側にも増設)設置されていた。7月末時点で既に、区画整理側向きも点灯していた。
東西方向は、弘前公園側から駅前へ向かう側の青が長い時差式動作になっている。十字路になってもこのままだろうか。東西両方とも、右折矢印にしても良いのでは?【2018年6月に開通後の現地を確認したところ、矢印はなく時差式のままだった。】
左が工事区間
これまで突き当たりだった箇所で道路に変わる歩道跡には、もちろん横断歩道が設置され、歩行者信号機も新設されていたが、こちらはカバーがかかっていた。
視覚障害者信号(音響式)は、引き続き「通りゃんせ」「故郷の空」の模様。青森県はピヨピヨカッコーは導入しないのか。
歩車分離にして、歩行者が全方向へ横断できるようすれば便利そうではあるけれど、車両の通行も多く、渋滞しそうか。

さて、この交差点の新しい道路ができる箇所東側には、小さくて古びた「薬局」と呼びたくなりそうなドラッグストアがあった。秋田など東北各地でもおなじみの「スーパードラッグアサヒ」の弘前店。
本社が隣の板柳町にあり、弘前市内には他にも店舗があるのにここが「弘前店」を名乗っていたことからも、由緒ある店だったのだろう。(この記事中ほど)
そのスーパードラッグアサヒは、跡形もなくなっていた。

その代わりといってはなんですが、交差点の西、新しい道路を挟んで向かい側に、
ツルハドラッグができていた!
ツルハドラッグ弘前駅前店で、3月30日にオープンしていた。
駐車場がある標準的なサイズのツルハのようだけど、以前のスーパードラッグアサヒと比べると、巨大。
ちょっと下がってイトーヨーカドー前から。マルサンなどもなくなって岩木山がよく見える

工事中の道路は、道路としての形はできており、車止めはあるものの歩行者は通れた。(舗装が未完成で凹凸があったり、夜は暗そうだけど)
工事区間を進んで、南を振り返る
今まで見たことがないアングルのイトーヨーカドー。そして正面の並木通りは思ったより狭く見えた。

この道は、弘前プリンスホテルから西へ向かう、同じく区画整理でできた新しい道路とぶつかった所までが、現在の工事区間のようだ。
そこからさらに北へ進めば、和徳小学校前の既存の東西方向の通りへ突き当たる。この区間も道路予定地っぽい雰囲気ではあるが、まだ道路の形になっていない。

弘前市の資料を見ると、この和徳小寄りの未着工の部分は、「駅前北公園」を併設した「特殊街路(歩行者専用道路)」として計画されている。
区画整理完成後も、車はヨーカドーから和徳小前まで一直線に通り抜けられないことになる。
ちなみに、資料によれば道幅はヨーカドーから北へ付きたる道路は20メートル、プラザホテル【2018年3月29日訂正】プリンスホテルから西の道路は18メートル。


今回、和徳小の隣の弘前プラザホテルに、初めて宿泊した。運良く、8階の南向きの部屋だったので、区画整理エリアを見渡すことができた。
手前左が和徳小、左奥の白いのがプリンスホテル、その右が駅前の東横イン、新しいマンションなどをはさんで中央奥がヨーカドー

ヨーカドー方向を拡大

区画整理エリアと周辺の既存道路の接続部には、ヨーカドー前以外は信号機がなく、小学校の近くでもある。
周囲の既存の道は、歩道がない狭い道が多かった。特に北東一帯では、すごく狭い道なのに歩道橋があったり(2007年撤去)、児童が県知事へ要望して歩行者用アンダーパス「ゆみちゃん道路」が造られたり(現在は新しいみのりのトンネルに吸収)といった、歩行者環境の劣悪さを物語る構造物があった。
新しい道路が開通により、交通量にどのような変化が生じるのかは、よそ者には想像つかないけれど、充分注意して通行していただきたい。

それから、区画整理エリアでいちばん駅に近い、南東角のパチンコヨーデル跡のマンションも、すっかりできあがっていた。


【2018年3月29日追記】エリア内の道路(約480メートル)は、2018年3月28日14時に開通。
ヨーカドーから北進・丁字路で西進して代官町へ至るのが「都市計画道路3・3・6号駅前町取上線」、丁字路から東進して弘前プリンスホテルまでが「3・4・26 号駅前二丁目線」。歩道には融雪装置設置。

3月18日アップ弘前経済新聞によれば、
丁字路北の「駅前北公園」には、防災機能のほか、夏はねぷた小屋を設置、冬はスプリンクラーで消雪できる雪置き場(雪捨て場)になる。
また、近いうち(今春オープン予定と表記)には「ドラッグストア「メガ」」ができるそうだ。(メガドラッグは、青森市の紅屋商事の運営)

開通後の記事
コメント (5)
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弘前公園2017.9

2017-10-03 20:18:58 | 津軽のいろいろ
ちょっと時が経ったけれど、9月上旬、青春18きっぷで弘前へ行った。
その時の弘前公園の弘前城の石垣工事について。天守を移動させて、その下の石垣を解体して組み直すもので、今年正月にはすべての石垣にナンバリングされており、春から解体作業が始まっているとのこと。
「石垣修理に伴う石垣の解体をしています」
現場の工事予定表によれば、この時は「掘削・石垣撤去・調査・運搬」の作業。他の建設工事同様、日曜だけがお休み。
天守があった当時の撮影スポット・下乗橋から
足場が組まれ、クレーン車や重機も入って、石垣の上のほうが崩されていた。

外側(三の丸【8日訂正】二の丸)から下乗橋に向かって右側には、
堀の上にせり出した見学用デッキ
下乗橋以外からは、桜の枝にさえぎられて工事現場があまり見えないから、これはおもしろい。もちろん入場無料(有料区域外)。
【8日追記】これまでに、お堀対岸の本丸側の天守の移動を見るためのデッキ、お堀を埋め立てた後を開放した「内濠ウォーク」が行われているが、それらとは別物で視点も違う。
下乗橋側からの一方通行

目の前で石垣工事中。右奥に移動した天守
ただ、あまりPRされていないせいか、気づかないのか、興味がないのか、ほとんどの観光客は素通りしてしまっていた。もったいない。
左を向けば下乗橋

石垣をまさに撤去している部分
石垣の下って、さらに同じような石があるのかなと漠然と思っていたけれど、どうも細かい石が詰まっているようだ。その石まで撤去して、斜面の地肌が出るまで作業しているということなんだろうか。
抜かりはないのだろうけど、これを石の1つ1つまで元通りに戻すというのだから、信じられない。

石垣工事についてはここまで。その他、弘前公園内いろいろ。
上の、下乗橋の撮影スポットで撮影するのに、若干待たされた。
花見シーズンならば、代わる代わる譲り合って記念撮影する人たちがいるものだけど、今回は、1つのグループがずっと突っ立っていた。写真を撮るでもない。
桜の枝が張り出しており、工事現場を眺められる箇所は、橋の上でも「点」に近い限られた部分だけ。そこに長時間“居座って”、何してるの?

見ると、ガイドが1名付いて、他の人は小さいゴーグルのようなものを装着し、動画やバーチャルリアリティー(VR)を見ているようだ。
調べると、「スマートグラスガイドツアー」なるものらしい。多言語に対応し、1回70分1000円、弘前市の外郭団体「一般財団法人弘前市みどりの協会」がやっているようだ。
下乗橋の上ではガイドが「3分(だったか5分)間の映像です」と言っていて、実際そのくらい滞在していた。見ている人たちは楽しそうだったけれど、傍(はた)から見ていると、なんだかな…と思わざるを得なかった。

VRは、何らかの制約や事情があって、弘前に来られない人に弘前公園を体感してもらうには、有意義だろう。
また、弘前を訪れた人に、春の桜の時期はこうですよ、天守が本来の位置あったらこうですよと、実感してもらうのも楽しいかもしれない。
だけど、他の観光客を押しのけて(待たせて)、少ない絶好の場所を独占してまで、やることだろうか。橋のたもとの人が少ない辺りでタブレットの画面でも見せれば済む話ではないでしょうか。あと、視聴中は立ち止まるのが原則のようだが、それでも、足を踏み外したり、他の観光客とぶつかったりしてトラブルになる恐れもないだろうか。
それでもどうしてもやるのなら、ガイドが「VR体験中・ご協力をお願いします」といったプラカードを持つとかしたほうがいいと思う(弘前市へ提案済み)。


2011年末の雪で倒れた「二の丸大枝垂れ」。全盛期には及ばないが、着実に茂っている。
左が大枝垂れ
その右に、新しい枝垂れ桜が植えられたようだ。
※大枝垂れの続きは2020年1月


場所変わって、二の丸と三の丸の間「杉の大橋」付近の三の丸側だったか。
ソメイヨシノのけっこう太い幹が切られていた

サルノコシカケ系のキノコがびっしり
カワラタケとか?


本丸から岩木山を眺める時、崖下にあるのが蓮池。そのほとりへ。
対岸上が本丸
水面を覆い尽くすほどびっしりとハスの葉が茂っていた。花はほぼ終わっていたが、盛りは見事だったことだろう。秋田市の千秋公園・大手門の堀にも負けないかもしれない。

※石垣工事の続きは、2018年6月のこの記事後半。
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本塩釜駅と塩釜駅

2017-10-02 23:56:41 | 旅行記
とりあえず仙石線で本塩釜駅下車
ここ「しおがま」は新旧漢字の使い方がいくつかあり、神社は「鹽竈神社」、自治体は「塩竈市」、JRの駅は「塩釜」が、それぞれ公式表記。
JRの駅は、東北本線に塩釜駅、仙石線に西塩釜駅、本塩釜駅、東塩釜駅と、4つの塩釜の駅がある。
JRだけで「浦和は7つの駅がある(byボキャブラ天国)」浦和にはかなわないけれど、かなり多い。

港や中心市街地、そして鹽竈神社に近いのは本塩釜駅だそうで、降りてみた次第。
※以下、雨が強くてあまり出歩かず、写真も撮影していません。
高架駅で海側と山側に出口があり、山側が神社に近い「神社参道口」。
本塩釜駅神社参道口



参道口から正面。正面に花時計。道路は左右方向
左前方が神社。駅の先で線路が海側に向かっているため、山側とはいえ参道口を出て右に行って線路をくぐれば、すぐに海。
今になって知ったのだけど、このすぐ右側に2007年までジャスコ塩釜店があったとのこと。店舗は線路の反対側に実質移転し、旧店舗跡は更地になっている。

ポストの上

マグロのオブジェ
港町でマグロというのは不思議じゃない。
モニュメントの台座正面に「塩竈市制50周年記念/塩釜郵便局'91.11」、右面に「塩釜郵便局まぐろモニュメント復活の会'92.2」と表示があった。郵便局は「塩釜」表記らしい。
1つのモニュメントで3か月ずれていて、名目が2つあるのは謎。
同じモニュメントが塩釜郵便局と塩竈市役所にもあるらしい。元は塩釜郵便局にあったものがなくなり、市制50周年を記念して復活させ、かつ駅と市役所にも追加で設置したということなんだろうか?【2018年9月28日追記】いただいたコメントによれば、設置後に盗まれて、その後再設置された経緯があったそうで、それを意味しているらしい。


線路反対側は2007年にできた新しい「アクアゲート口」。
ジャスコが移転した「イオンタウン塩釜」や「塩釜港旅客ターミナル・マリンゲート塩釜」がある。「“アクア”ゲート」という施設は存在しないようだ。
29年前の修学旅行の時は、ここで遊覧船を下船し、バスに乗りこんで(鹽竈神社をすっ飛ばされて)宮城を後にしたのでしょう。まったく記憶がないけれど。

駅からイオンタウンは、屋根付き通路でつながっている。
イオンタウンは細長い建物で、マックスバリュ南東北運営のザ・ビッグと専門店が入る。青森のイオンタウン弘前樋の口みたいな雰囲気。別棟でホーマックも。
ホームから。すぐ外がイオンタウン

本塩釜駅アクアゲート口
上の写真、右の壁に青い表示があった。東日本大震災の津波でそこまで浸水したという(地面より若干低い場所)。
塩竈市の資料によれば、本塩釜駅の両側とも「半壊エリア(床上浸水程度)」で200戸以上が全壊または大規模半壊していた。花時計やポストも新しくはなさそうだし、信号機は電球式がまだ使われていた。建物も震災以前らしきものが多く見受けられたけれど、それなりの被害を受けていた場所だった。海水による浸水だけに、苦労された人たちも多いのだろう。


この雨では、鹽竈神社はまたの機会にする踏ん切りがついた。あとは秋田を目指す。
仙石線で松島方面へ向かって、仙石東北ラインに乗り換えて東北本線へ出ようかと思ったけれど、接続が良くない。仙石線で仙台へ戻って、東北本線に乗り直すのも、時間的には同じ。
手っ取り早いのは、本塩釜駅から東北本線・塩釜駅へ行って乗車すること。

時間によってはコミュニティバスもあるが、よく分からない。
仙石線で1駅戻った西塩釜駅から歩くのが近い(900メートル弱)ようだが、上り電車もタイミングは良くない。
そこで、雨の中、本塩釜駅から歩くことに。
線路沿い山側を西塩釜駅付近まで戻り、先で右折すれば、塩釜駅に突き当たる。1.7キロほど。
地図を見ると、線路沿いから離れた道に入ればショートカットできそうに見えたので、細い道や塩竈市立病院前を通った。神社のある丘(修学旅行で鹽竈神社をカットした“口実”として先生が「階段があるだけ」とおっしゃったことからもうかがえる)の続きということか、けっこうアップダウンのある道で、近道効果はなかったかも。
まあ、なんとか、県道35号線に面した東北本線 塩釜駅到着。
塩釜駅
本塩釜に対して、周りに何にもない小さい駅を想像していたが、それほどでもなかった。いい勝負ってところかな。
数百メートルのところにヨークベニマル、斜め向かいに「ふれあいエスプ塩竈」という市の生涯学習施設兼「長井勝一漫画美術館(塩竈市出身で「ガロ」創刊者)」、郵便局もあって、途中下車したとしても時間はつぶせる。
駅自体も規模は本塩釜駅と同じくらいか。本塩釜駅にはなかったNEWDAYSあり。

上の写真でも分かるように、駅舎より建物1フロア分くらい高い位置にホームがある。
崖の上にホームがある形で、階段を上るわけだが、改札口と階段の間には微妙な空間があった。
改札を入った光景
突き当たりの階段まで、屋根付き通路があって、その両側にいろいろと。「塩釜駅OB会寄贈」の植木鉢(?)とか、お宮など。
上り電車が入線
ホームは1面2線。歩いてきた海のほうを見下ろせるが、海そのものは見えなそう。
ホームから海方向
十数分待ちで、小牛田行き普通電車に乗車。以前の通り、運良く719系電車。集団見合い配置の2人掛けシートは、たしかに前後は少々きゅうくつだけど、座り心地はいい。701系の(ボックスでなく)ロングシートと同じくらいの硬さ(柔らかさ)で、それの背もたれが高くなった感じで好き。
塩釜の次の松島駅までは、東北本線最長の駅間距離10.0キロだそうで、車窓に松島も見える(仙石東北ラインの分岐線もある)けれど、反対側に座ったのと雨で見られず。だけど、進行方向向きで横に窓がある普通列車の旅って、とてもいいものだと実感できた。

小牛田からは、701系を乗り継いで一ノ関、盛岡、さらに田沢湖線で大曲。大雨で遅れたものの秋田帰着。
という夏の東北小回りでした。今度こそ鹽竈神社参拝を!→翌年に念願を果たせた
旅行記は、別カテゴリーで食べ物の話題が続きます
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