夏らしい食べ物といえば、冷たい麺類。そうめん・ひやむぎ、冷やし中華などが全国的。
ほかに、東北地方ならではの冷たい麺がけっこうある。東北もそれなりに暑いのと、東北人は暑さに弱いからなのだろうか。
盛岡の冷麺、かつては国内最高気温を記録した山形の冷やしラーメン、秋田県では羽後町の冷がけそば(ひやがけ~)、稲庭うどんのそうめんなど。稲庭そうめんでなく、普通の稲庭うどんを冷たくして食べるのもおいしい。あと、冷やし中華は仙台発祥説もある。
ほかに「ざる中華」や「ざるラーメン」と呼ばれるものがある。※以下、ざる中華とします。
東北地方~北海道独特のものだそうで、Wikipediaによれば、岩手県の製麺業者が発祥で、青森県で特に認知度が高く、秋田県、岩手県、山形県の順で続くらしい。「ざるラーメン」は北海道で一般的な呼び名のようだ。ただし、スガキヤのメニューにあるなど、全国的にある程度は広まっていそう。マルちゃんの東洋水産でも、スープ付きチルド麺を販売している。
【12日補足・秋田駅のそば屋「しらかみ庵(関根屋運営)」では「冷しざるラーメン」として税込み570円でラインナップ。】
ざる中華とは、冷たい中華麺をめんつゆに付けて食べるもの。つまり、ざるそばの麺を、ラーメンに替えたものであり、ラーメンのつけ麺とはつゆが異なる。薬味も、ネギ、わさび、海苔などそば寄り。【8月14日補足・一方でメンマを添えることがある。】
ちなみに、姫路駅のそば屋では、温かいそばつゆに中華麺を入れたものが「えきそば」として名物。戦後すぐの発祥だそう。
東北でも、家庭ごとの食文化の違いがあると思う。我が家では、家では食べる機会がなく、そば屋のメニューで見たことがあるな、食べたことあったかなといった、あいまいな存在。1995年に、弘前市内のそば屋で食べたのが、はっきりと記憶する唯一のざる中華であった。
ところが2024年は、すでに3回ほど、家で食べている。
緑の麺?!【16日補足・実際は、もう少し明るい緑色です】
Wikipediaによれば「秋田県とその周辺県では特にこのざる中華用として緑色をした中華麺が製造販売されており、緑色をしたものは通常の中華麺より売り上げが高いという」とのこと。海藻や野菜で着色。
昨年以前も、スーパーのチルド麺売り場で緑色の麺を見たことはあったが、ざる中華と結び付かず、素通りしていた。今年は、安かったので試しに買ってみたら、おいしくてリピートした次第。この商品。
「生中華麺」と「わかめ麺」
どちらも山形市の山口製麺工業製、300g入りで、名称欄は「なま中華めん」。スープ添付なし。100g当たり、236kcalと271kcal。商品名の通り、わかめ麺には「わかめ粉末」使用。賞味期限は10日以上ある。
裏面の「おいしい召し上がり方」は、黄色い生中華麺では、温かいラーメン、ざる中華、冷し中華の3つを記すが、わかめ麺は「この麺は冷やし専用で製造した麺です。」として、ざる中華しか説明していない。ただし「お好みのつゆ」の表記で、めんつゆを強制していない。薬味は「ネギ・揚げ玉・きざみのり」を推奨。
山口製麺の3食入りのうどんやそばは、秋田のスーパーやドラッグストアでわりと見かける。安くておいしい。
でも、この生中華麺とわかめ麺は、店頭でほぼ見ないし、公式ホームページにも出ていない。
おそらく「イオングループ限定販売、かつ隔週火曜日にしか入荷しない」商品だと思われる。売り切れたら、2週間後まで入荷しない。チラシには載ることと載らないことがある。今年登場したのか?
ちなみに、これらが入荷しない火曜日は、スープ付きで2食入りの商品(メーカー未確認)が入る。【16日追記・2食入りは、仙台市のだい久製麺の「冷し中華」「ざる中華」各200g入り。どちらも緑色ではない。公式サイトの掲載はなく、やはりイオン限定か?】
秋田市内では、総合スーパーのイオン(旧ジャスコ・サティ)でも、食品スーパーのマックスバリュ(イオンスタイル茨島と広面はこちらに含む)でも、扱っている。
イオンは火曜日(火曜で売り切れるのか、水曜は見ないような)、マックスバリュでは火曜と水曜に、税抜き98円で販売(マックスバリュは山口製麺のうどんとそばも同価格)。ただ、マックスバリュでは、iAEONアプリで火曜と水曜に全品5%OFFクーポンが毎週配信されるので、税込み100円で購入可能。
今週(7月9日)は入荷したので、おそらく来週はなし。そして秋になると、わかめ麺は姿を消すのだろう(春は生中華麺しかなかった)。
今年の夏、急に好きになったざる中華。ラーメンとめんつゆ(と薬味)の組み合わせが、思った以上にいい。ほのかなワカメ風味もいいのかもしれない【16日補足・ワカメ風味は気のせいかも?】。今までそのおいしさを知らないでしまっていた。
【16日補足】「ざるそば」のほかに、違いはあいまい「もりそば」というのもある。ラーメン版を「もり中華」とは呼ばないようだ。
【9月27日追記】秋以降の発売状況について。
2024年9月中頃には、生中華麺が入荷する火曜日でも、わかめ麺は見なくなった。また、イオンスタイル茨島などマックスバリュ系では、生中華麺も入荷しない場合もあるようになった。
ほかに、東北地方ならではの冷たい麺がけっこうある。東北もそれなりに暑いのと、東北人は暑さに弱いからなのだろうか。
盛岡の冷麺、かつては国内最高気温を記録した山形の冷やしラーメン、秋田県では羽後町の冷がけそば(ひやがけ~)、稲庭うどんのそうめんなど。稲庭そうめんでなく、普通の稲庭うどんを冷たくして食べるのもおいしい。あと、冷やし中華は仙台発祥説もある。
ほかに「ざる中華」や「ざるラーメン」と呼ばれるものがある。※以下、ざる中華とします。
東北地方~北海道独特のものだそうで、Wikipediaによれば、岩手県の製麺業者が発祥で、青森県で特に認知度が高く、秋田県、岩手県、山形県の順で続くらしい。「ざるラーメン」は北海道で一般的な呼び名のようだ。ただし、スガキヤのメニューにあるなど、全国的にある程度は広まっていそう。マルちゃんの東洋水産でも、スープ付きチルド麺を販売している。
【12日補足・秋田駅のそば屋「しらかみ庵(関根屋運営)」では「冷しざるラーメン」として税込み570円でラインナップ。】
ざる中華とは、冷たい中華麺をめんつゆに付けて食べるもの。つまり、ざるそばの麺を、ラーメンに替えたものであり、ラーメンのつけ麺とはつゆが異なる。薬味も、ネギ、わさび、海苔などそば寄り。【8月14日補足・一方でメンマを添えることがある。】
ちなみに、姫路駅のそば屋では、温かいそばつゆに中華麺を入れたものが「えきそば」として名物。戦後すぐの発祥だそう。
東北でも、家庭ごとの食文化の違いがあると思う。我が家では、家では食べる機会がなく、そば屋のメニューで見たことがあるな、食べたことあったかなといった、あいまいな存在。1995年に、弘前市内のそば屋で食べたのが、はっきりと記憶する唯一のざる中華であった。
ところが2024年は、すでに3回ほど、家で食べている。
緑の麺?!【16日補足・実際は、もう少し明るい緑色です】
Wikipediaによれば「秋田県とその周辺県では特にこのざる中華用として緑色をした中華麺が製造販売されており、緑色をしたものは通常の中華麺より売り上げが高いという」とのこと。海藻や野菜で着色。
昨年以前も、スーパーのチルド麺売り場で緑色の麺を見たことはあったが、ざる中華と結び付かず、素通りしていた。今年は、安かったので試しに買ってみたら、おいしくてリピートした次第。この商品。
「生中華麺」と「わかめ麺」
どちらも山形市の山口製麺工業製、300g入りで、名称欄は「なま中華めん」。スープ添付なし。100g当たり、236kcalと271kcal。商品名の通り、わかめ麺には「わかめ粉末」使用。賞味期限は10日以上ある。
裏面の「おいしい召し上がり方」は、黄色い生中華麺では、温かいラーメン、ざる中華、冷し中華の3つを記すが、わかめ麺は「この麺は冷やし専用で製造した麺です。」として、ざる中華しか説明していない。ただし「お好みのつゆ」の表記で、めんつゆを強制していない。薬味は「ネギ・揚げ玉・きざみのり」を推奨。
山口製麺の3食入りのうどんやそばは、秋田のスーパーやドラッグストアでわりと見かける。安くておいしい。
でも、この生中華麺とわかめ麺は、店頭でほぼ見ないし、公式ホームページにも出ていない。
おそらく「イオングループ限定販売、かつ隔週火曜日にしか入荷しない」商品だと思われる。売り切れたら、2週間後まで入荷しない。チラシには載ることと載らないことがある。今年登場したのか?
ちなみに、これらが入荷しない火曜日は、スープ付きで2食入りの商品(
秋田市内では、総合スーパーのイオン(旧ジャスコ・サティ)でも、食品スーパーのマックスバリュ(イオンスタイル茨島と広面はこちらに含む)でも、扱っている。
イオンは火曜日(火曜で売り切れるのか、水曜は見ないような)、マックスバリュでは火曜と水曜に、税抜き98円で販売(マックスバリュは山口製麺のうどんとそばも同価格)。ただ、マックスバリュでは、iAEONアプリで火曜と水曜に全品5%OFFクーポンが毎週配信されるので、税込み100円で購入可能。
今週(7月9日)は入荷したので、おそらく来週はなし。そして秋になると、わかめ麺は姿を消すのだろう(春は生中華麺しかなかった)。
今年の夏、急に好きになったざる中華。ラーメンとめんつゆ(と薬味)の組み合わせが、思った以上にいい。ほのかなワカメ風味もいいのかもしれない【16日補足・ワカメ風味は気のせいかも?】。今までそのおいしさを知らないでしまっていた。
【16日補足】「ざるそば」のほかに、違いはあいまい「もりそば」というのもある。ラーメン版を「もり中華」とは呼ばないようだ。
【9月27日追記】秋以降の発売状況について。
2024年9月中頃には、生中華麺が入荷する火曜日でも、わかめ麺は見なくなった。また、イオンスタイル茨島などマックスバリュ系では、生中華麺も入荷しない場合もあるようになった。
秋田に居ると普通にどこでも売ってるから「実は地域限定」という感覚があまり無いですね
たけやのパンほど、誰もが食べる品ではないでしょうし、隠れたご当地食品と言えそうです。
静止画CMで緑の麺がそば蒸籠に盛られた絵。
よくABSの16時前の天気予報で見たはずです。
現在は、その名も「緑のざる中華」で、ホウレンソウを使っていますね。