広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

速報・新バス運賃

2009-06-30 23:08:34 | 秋田のいろいろ
いよいよ7月1日から秋田市のバス会社の運賃が値上げされる。
6月30日の夜に公式サイトを見てみると、運賃検索が新運賃に更新されていた。(更新は運賃のデータのみで、検索自体の使いにくさや名称が変わる新屋地区の3つの停留所名はそのまま)
秋田駅(西口・東口とも)から任意のバス停までの運賃が検索できるので、必要な方はご確認を。

ざっと見たところ、西口から
交通公社前、通町、有楽町まで:160円と初乗り区間は順当に20円アップ。

ただし、
山王十字路まで:160円
大町五丁目(新屋・割山方面)、通町二区(将軍野線・泉ハイタウン線)/すわ町(神田・添川方面)まで:170円
聖園短大前(泉ハイタウン線)まで:180円と10円しか値上がりしない区間もある。
特に、県庁・新国道方面では、交通公社前の2つ先の山王十字路まで初乗り区間が拡大された。意図したわけでなく、距離と加算額の関係だろうが、これはうれしい。

その一方、
新国道経由の幸町交番前(以前のいすゞ前)までは220円で、たしか値上げ前は190円だったと思うので、30円値上げになるはず。しかも、この1つ前の運賃区間は山王十字路までだから、右折して次の山王二丁目からは一挙に60円も上がってしまう。

なお、山王十字路を直進して、
県庁・市役所前を経て文化会館・八橋球場前まで:200円
県立体育館前を経て面影橋(寺内経由)/臨海十字路(車庫・臨海方面)まで:250円と20円の値上げ。

値上げ額にばらつきがあるようなので、しっかり確認した方がよさそう。
※本記事内の新運賃は公式サイトの検索結果、旧運賃は僕の記憶によるものです。実際にご利用の際は、車内で確認をお願いします。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東北森林管理局

2009-06-30 20:16:01 | 秋田のいろいろ
秋田駅の南西1キロの南大通り周辺は、住宅・商店のほか、医療機関や各種団体の事務所などが集まっている。
国の出先機関もあり、1つは秋田南税務署。秋田市内には北部を管轄する秋田北税務署が土崎(つちざき)地区にあり、残りの地域を南税務署が管轄している。秋田市程度の規模の町で、税務署が2つに分かれているのは珍しいようだ。秋田市には金持ちが多いわけでもないだろうに、なぜなんだろう?
もう1つが中通小学校の隣のこちら
通りに面していて、この裏にある税務署より大きな建物。(左の高いのはマンションです)
工事の足場や覆いで分かりにくいが、これは「東北森林管理局」。国有林の管理などを行う、林野庁の出先機関。それだけに道路に面した柵や玄関周りが木製だ。

秋田の人に「森林管理局」と言っても分からないかもしれない。ここは1999年までは「秋田営林局」だったから、今でも「営林局」もしくは「営林署」と言った方が通じるかもしれない。
なお、営林“署”も1999年からは「森林管理“署”」という名に変わったが、いずれにしても営林“局”や森林管理“局”の下位組織。秋田営林局→秋田森林管理局は、秋田市河辺(旧河辺町)和田にあるので、この中通の建物を「営林“署”」と呼ぶのは間違い。

1999年に営林局が森林管理局に再編された時、いくつかの営林局などが廃止・統合されることになった。当時は青森と秋田に営林局があり、そのどちらかも廃止されることになり、青森秋田両県でいろいろあったようだが、秋田を本局とし、青森には「事務所」を置くことで落ち着いた経緯があったと記憶している。青森も青森ヒバなど林業は盛んだが、秋田杉をはじめとする秋田の林業の重要性が認められた結果なのかもしれない。
管轄地域は、福島を除く東北5県。白神山地などに「森林環境保全ふれあいセンター」という森林保護やその支援を行う機関などもある。
全国的には、札幌、秋田、前橋、長野、大阪、高知、熊本の7か所に森林管理局が設置されている。札幌と大阪以外は、エリアの出先機関が置かれるにしては小さめの都市(熊本は郵政関係の機関はあるけど)だが、国有林や林業現場に近い場所を実情に即して選んだのだろう。

【2023年11月18日追記・東北森林管理局の歴史と庁舎について】東北森林管理局の庁舎は2023年11月15日で竣工60周年を迎え、記念展示などが行われた。したがって、1963(昭和38)年竣工となり、当時の総工費は2億8千万円。森林管理局の前身は1886(明治19)年に発足、現在の中通地区2か所の借上庁舎を転々とした後、現在の場所に1901(明治34)年に自前の庁舎ができ、それを建て替えたのが現庁舎。
2016年度からは効率的利用を目指す「合同庁舎化」として、庁舎内に労働局書庫、自衛隊事務所、国税局書庫が入居している。

工事の足場が組まれているのは、向かって右側だけ。
向かって左側
看板の「日本の緑国有林」の続きがありそうで尻切れ。右の足場で隠れているんだろうか。

左側の壁は、スプレーの印がスゴイ。青線は外壁のヒビをなぞっているようだ。左右半分ずつに分けて補修をするらしい。

通りに面してこんなものが
騒音計と振動計。振動も音と同じdB(デシベル)で表すとは知らなかった。
頭の2つの黄色い回転灯は、一定値以上になると光ったりするんだろうか?

おそらく工事に伴う騒音・振動の目安として置いてあるのだろうが、この時は工事の音は全然せず、前を通る車の音に騒音計が反応していた。
振動計はずっと14dBのまま。騒音はほとんど50dB台で推移。でもある車が通った瞬間、最高の62dBになった。

ちなみに、60dBは「静かな乗用車の中、普通の会話」程度で騒音例では「テレビや車のアイドリング」、影響例では「睡眠妨害」だそうです。街中でこれぐらいなら普通じゃないでしょうか。
前でパンと手をたたいてみたが、数字は変わらなかった。
翌年1月の様子


南大通りの歩道
以前はなかった自転車マークがペイントされていた。位置合わせのチョークも残る。

ここは秋田市道だが、県道に続いて、自転車通行区分の表示が始まったのだろうか。今のところ、自転車マークの数が県道より少ないし、区分の白線はまったくない。今後引かれるのだろうか。
ここの歩道は県道より幅が若干狭く、街路樹で見通しが悪く、店舗が多いので出入りする人も多い。歩行者と自転車を厳密に分けるのは、そぐわないような気がする。路上駐車、プランターも障害になるかも。
白線を引かずに、自転車マークだけで「自転車はこっち側」程度の区分にするとかうまくできないだろうか。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨の晴れ間の千秋公園

2009-06-28 19:31:07 | 秋田の季節・風景
朝の千秋公園へ。
出かけようとするとご近所ニャンコ(娘)が日向ぼっこ
現在の(江戸時代は違ったらしい)“公園の正面入口”と言える、秋田駅から広小路をまっすぐ700メートルほど西の「中土橋」(橋ではなく堀の間の道路、県民会館や市立図書館が面する)から東側の外堀を見る。
【6月30日追記】中土橋の東(秋田駅)側を「大手門の堀」、西側(県民会館裏手)を「穴門の堀」と呼ぶとのこと。以下で紹介する外堀は大手門の堀です。
右の通りが広小路、奥が秋田駅方向。
ここに“親水デッキ”を整備する計画があるらしい。
お堀の西側(中土橋側)3分の1ほどの水面が植物で覆われている
古くからの秋田市を知る人は、このお堀といえば「大賀蓮(おおがはす)」を連想することもあると思うが、実は無関係なことが分かっている。長くなるけど説明します。

まず、大賀ハスとは、1951年に千葉県で発掘された2000年以上前の種子から育ったハス。今は各地に株分けされて花を咲かせている。

秋田市でも1970年代に譲り受けてこのお堀に植え、きれいに花を咲かせ、市民に親しまれていたかに思われていた。
しかし、2002年頃、大賀ハスとは違うのではないかとの指摘を受けて調査した結果、秋田市が大賀ハスではなかったと発表した経緯がある。(詳細は秋田市公園課のサイトhttp://www.city.akita.akita.jp/city/ur/pc/oga-lotus.htm)
大賀ハスと以前から堀にあった品種を混植していたそうなので、大賀ハスが淘汰されてなくなってしまったのかもしれない。

その後、本物の大賀ハスを入手し、公園内二の丸の胡月池(藤棚のある池)で大事に栽培され、まだ数は少ないが花を咲かせている。
一方、外堀のハスは、「漁山紅蓮(ぎょざんこうれん)」という品種(ちゃんとした栽培品種で、ネットでは1株4675円で売られていた)と推測されるらしいが、そのまま外堀で栽培され続けることになった。
ただし、外堀が、秋田県が700億円もかけて地下トンネルを掘った秋田中央道路工事の掘り始め地点となったことから、一時的に他の場所に移して栽培され、工事終了後、植え戻された。現在はすっかり落ち着いて、工事開始前と変わらなく茂っている。
といういきさつ。

写真手前の方は、ハスの大きな葉っぱが水面に立ち上がっているが、奥の広小路沿いでは、ハスに似ているが小さな葉っぱが水面近くに浮き、赤い花が咲いている。
近くで見ると、
小さくてかわいい花
モネの絵にもあるスイレン(睡蓮)だ。
植物分類学上「スイレン科スイレン属」というグループはあるが、そのものズバリ「スイレン」という植物はないらしい。ヒツジグサなどを改良して栽培品種になった植物の総称らしいが、この記事では「スイレン」と呼ばせてもらう。

一方、ハスは外見はスイレンによく似ているが、分類学上は「ハス科ハス属」でそれほど近縁という訳ではないようだ。根っこがおなじみレンコン。
ただ、古くからスイレンのことをハスと呼ぶなど、意図的にあるいは無意識に混同されている。
これがハス。だいぶ大きく、新しい葉っぱがくるんと丸まっている
いろんな方のブログを拝見していると、千秋公園のこのお堀のスイレンを指しておそらく無意識に「ハス」としていることがよくある。しかも大賀ハスの一件もあって、混乱しがちだから、詳しくない人にしてみればややこしいのも無理はない。
ただ、一度本物のハスの花を見てしまうと、間違うことはないはず。大きさ、美しさはハスの方がずっと上だから。
ハスはもう少し遅い時期、例年なら梅雨明け頃から真夏にかけてだと思われるが、朝にそれはそれは優雅な花を咲かせる。大賀ハスかどうかなんて問題にならないような。

よく見ると、葉の間からぽこぽことハスのつぼみが出ている。既にうっすら色も付いている。咲いたらご紹介したい。

園内に入り、ハナショウブが咲いているはずの本丸奥の「あやめ園」へ向かう(前回訪問時)。
千秋公園にはアジサイは多くないが、色づいていた。この位の色づきかけの花もきれい。
【7月12日】実はけっこうアジサイがあるようです。こちらで紹介しています。

咲いてる!

ハナショウブ? 紫と白が多い。

これはアヤメ?
日曜の朝、公園の奥というのに、散歩しながら写真を撮りに来る人が意外に多い。
ハナショウブ?
それにしてもこのカメラ(E-520)を買ってから、写真の色の再現性に困ったことはなかった。上の青いアジサイも思い通りの色。でもアヤメの紫色は難しい。色味を調整すればいいのだろうが、そこまではしたくないので、適当にいじって妥協した画像です。
ほとんどつぼみの一角も
品種が違うのだろうが、もう少し楽しめそう。

それにしても暑い。初の真夏日となった今日の秋田市、明日はもっと暑いそうだ。
暑いのは人だけじゃない。
「ニャンだ。もう帰ってきたの?」
日向ぼっこからお昼寝に切り替えた模様。こういう日は寝るのがいちばん?
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

運賃改定余波と新屋支所解体

2009-06-27 22:09:45 | 秋田のいろいろ
先日、秋田県中央部のバス会社が7月から運賃を値上げする記事をアップした。
その最後で気になる点を3つ挙げたが、うち2つの「豊浜ふれあい号」と「一日乗りほうだい乗車券」関連について、直接の値上げでなく、運賃改定の余波ともいえる変更があることを知った。公式サイトや秋田駅前などでの告知は今日現在おそらくなく、秋田市西部市民サービスセンター内の新屋案内所に行って初めて知った。

ここで「豊浜ふれあい号」の情報を整理します(今までほとんどの文章内ではバス会社名を伏せてきましたが、ややこしいのでやめます)。
 秋田市中心部-新屋間の路線バス秋田中央交通が新屋駅前の新屋案内所をターミナルとして、秋田駅前へ新屋線と新屋西線、両線の延長として大森山公園線と新屋高校線、市内北部土崎・飯島方面の新港線(しんこうせん。1日数便、秋田駅経由せず)を運行する。いずれも旧秋田市交通局から移管された路線。
 豊浜ふれあい号:かつては交通局から移管されて中央交通が運行していた新屋案内所発着の豊岩・下浜・浜田行きローカルバスが、不採算のため、秋田市が運行する「秋田市マイタウン・バス西部線 豊浜ふれあい号」となった(この記事でも書いてます)。あくまでも事業主体は秋田市で、運行を民間会社に委託している。(他の地域では入札によりタクシー会社が受託している場合もあるようだが、)豊浜ふれあい号は、中央交通の子会社「秋田中央トランスポート」が受託している。専用車両だが、塗装は親会社と同じで、回数券・一日乗りほうだい券も共通で使用できていた。
シャッターの中が案内所の窓口
新屋案内所は土日は休みで待合室とトイレが昼間は開放されている(狭くて暑いので、サービスセンターや近くのスーパーで時間をつぶした方がよさそう)。

待合室内には、秋田駅前や一部車内と同じ、20日付け「バス運賃変更のお知らせ」のほかに、3つの掲示が貼られていた。

「重要なお知らせ」という中央交通名の文書

「お知らせ」というトランスポートと秋田市の担当セクション、都市整備部都市計画課交通政策室連名の文書

共に20日付けで上下並んで掲示されていたが、2枚の内容は全く同じ。要は、
 中央交通は値上げするが、豊浜ふれあい号は運賃変更しないので、それに伴い
  1.中央交通の「一日乗りほうだい券」が豊浜ふれあい号で使えなくなる
  2.豊浜ふれあい号と中央交通路線の「乗継定期券」が発行できなくなり、両社別の2枚の定期券になる
というもの。


また、3枚目は遅れて26日付けのトランスポート・秋田市連名で「豊浜ふれあい号の定期券は新屋案内所のみので販売になる」というもの。知らなかったけど今までは秋田駅前などの窓口でも買えたらしい。親会社と子会社ということで、融通を利かせていたが、運賃改定を機に見直したということか。新屋案内所は土日休みだから困る人はいないだろうか。

ふれあい号の値上げなしというのはいいけど、乗りほうだい券と定期券はまさに“重要な”お知らせ。
毎日利用する定期券を使う人は告知を目にする機会があるだろうけど、そうでない乗りほうだい券については、告知が足りないと思う。
秋田駅前や車内掲示の中央交通の「バス運賃変更のお知らせ」に「回数券の扱いは変更なし」の旨が記載されていけれど、乗りほうだい券については記載がないから、同様に変更がないのだと思って(思い込んで)いた。その掲示は親会社の掲示であって、ふれあい号は市から委託された子会社の管轄で、実際乗りほうだい券でふれあい号に乗る客など少ないだろうけど、乗客にとって不利益になる変更だからなおさらのこと情報を提供してほしい。
ポスターに数行追加したり、ホームページに記載したりすれば済むんだから。
【7月10日追記】中央交通のもっぱら新屋線などで使用される車両の1台に、運賃改定の掲示とともにこの「重要なお知らせ」が掲示されていた。ただし新屋線に使用される別の車両にはなく、全車両への掲示ではない。

また、秋田市役所も、自分が事業主体なんだから同じこと。交通政策室のサイトに「秋田中央交通の運賃改正(平成21年7月1日)のお知らせ」として中央交通サイトのpdf文書へのリンクはあるが、それ以外は豊浜ふれあい号のページにも、一切記述がない。他人(中央交通)の値上げを紹介するより前に、自分とこの乗客への不利益になる変更を周知するべきだ。
掲示で地元住民には説明したのだろうが、少ないだろうけど地域外から利用する人だっている。

さらに、中央交通の掲示文中で「この変更につきましては、事業主体であります秋田市へ事前に報告しております」、子会社と市の掲示文中で「中央交通より変更となる報告を受けておりますので、お知らせします」という、双方の言い回しが引っかかる。
中央交通は「市には伝えたけど、いちおう掲示するよ」、子会社と市は「親会社がこんな風に決めたって言ってきたから知らせるよ」と、どちらも他人事なような感じがしてしまう。どっちにしたって、自分のところの大事なお客さんに伝えなければいけないのに。
そもそも同じ内容なんだから、3者連名で1枚紙で掲示できないんだろうか。官民、親子の違いはあれども掲示する3者とも「バスを運行する側」、それを読むのは「バスを利用する側」。そして不利益をこうむるのは「バスを利用する側」なんだけど。

本社の値上げと、それに伴うふれあい号関連の変更はやむを得ないことだと個人的には思う(ふれあい号を1度しか利用していない僕にはそう判断する資格もないかもしれない)。それをやめろと言ってるんじゃない。
利用者が混乱したり迷惑をこうむることのないように、乗客の立場で案内してほしいと思っているだけなのですが…


さて、準備が出来次第、名称変更するという新屋の3つのバス停。
相変わらず新屋案内所内には変更の掲示はなかったが、2つのバス停には変化があった。ポールに新しい停留所名が書かれたらしく、その上から紙で旧停留所名が貼られていた。
新屋支所前改め日吉神社前。羽後交通は変化なし

西部公民館前改め秋田銀行新屋支店前

黄緑の板を白い板に交換した
交通局の名残、黄緑の板に名前が書かれていた下り側は白い板になってしまった。でも、以前に合わせて律儀に「次は元町です」と前より大きく書かれた。次の停留除名は昔のバス停では一般的な表示だったが、現在の秋田ではほとんど見られない。ほんとにこの会社は統一感がない。次の停留所名を表示するのなら、全停留所に表示したら? それでいて一般的なローマ字表示はないんだね!
それにその紙の下に「秋田銀行新屋支店前」って文字がはまるんだろうか? 特に側面の細長い方。「秋銀新屋支店前」と略してもまだ文字数が多い。かなり小さいサイズの文字か?

7月1日の運賃改定と同時に、車内放送の音声データも更新し、バス停の紙をはがして新停留所名使用開始と相成るのだろうか。【7月2日追記】1日から新バス停名になった
でも、車内で見た掲示には「既に名前は変えたが、放送などは準備出来次第」とあったような気がする。それなら、紙で隠さずに先に表示だけ新しい名前にする、もしくは逆に掲示を「7月1日から一斉に」とすれば良さそうだけど…


そして旧秋田市役所新屋支所が解体されていた。(西部公民館はそのままだったはず)

保存寿の松、裏の桜は残るのか?

そして、信号機の交差点名(地点名)表示は「新屋支所前」のまま。
しかも、前写真を載せたのと反対側の表示は
 ヒドイ! 読めない!!
秋田市外(由利本荘方面)から来る車線なので、道に不慣れな人も多いだろう。先日も記事にしたが、こんな状態でずっと放置しておくなんて秋田県だか県警だかはどういうつもりなんだろう?
※交差点名・跡地利用等についての結果はこちら

文句ばかり連ねた記事になってしまったが、バスにしても道路にしても、使う人、特に不慣れな人の立場になって案内をしてほしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋田駅の光

2009-06-25 20:50:57 | 秋田の季節・風景
梅雨なのにさわやかな晴れの天気が続く秋田。秋田は秋の長雨や冬の降水量も比較的多く、梅雨に飛び抜けて雨が多いというわけではないが、これほど好天が続くのは珍しいと思う。
久しぶりに昼間の秋田駅東西自由通路へ行った。
東端から撮影。見えないが中程右が中央改札口
東口から秋田駅中央改札口・みどりの窓口・駅ビル“トピコ”入口の動く歩道を経て、西口のバスターミナルに降りる階段までが1997年の秋田新幹線開業時に駅舎本体と一緒に新築された部分。
その後、西口から道路を渡り、イトーヨーカドー秋田店前(西口広場というらしい)までが2000年に延長され、「ぽぽろーど」と名付けられた。
両者は外観は一体化しているが、構造は違い、延長部分は単純な通路なので、低めの天井で両側が窓なのに対し、通路に面して改札や店がある97年完成部分は、駅舎と一体となった波打った高め屋根が開放的で、窓は少ないながらも上手く光を活用していることは以前ご紹介した。
夏至近くの晴天の昼なので、いつも以上に明るい通路を歩いていると、
足元を見てはっとした
波打った天井にステンドグラスが取り付けられているのは知っていたが、一年でいちばん高い日差しがガラスを抜けて、真下の通路と壁に光を落としていた。
開業12年目にして初めて見た光景
直射日光や照明をうまく使っている秋田駅舎だが、細長いステンドグラスはあまり役立っていないように思っていたが、こんな美しいとは知らなかった。
真下から

アップ

中央改札付近から東口方向

赤・オレンジ・緑・青系統のガラスがあり、色ごとにデザインも違う

西口方向。白い壁の途切れた部分が中央改札口
斜めに(直立させるには天井が低いから?)竿燈が飾られている
改札前から東口方向
銅像が竿燈を挙げているようにも見えますが、別物です。
改札口前は通路よりも天井が高く、光が直接差し込む。竿燈の提灯は夜にろうそくを灯すものだが、昼間に光が通って透けて見えるのもきれいだ。

秋田に多い曇りや雨・雪のどんよりとした時は、ちょっと寂しいが、やっぱり、秋田駅はかなり「光」にこだわって設計されているようだ。
地元だからひいき目で見ることもあるけど、各地の新しい駅舎の中では、ひときわ美しいと思う。
※改札口より西側のステンドグラスは駅ビル“トピコ”前の動く歩道付近までありますが、人通りや周辺風景などの関係上、東側の方がじっくり楽しめると思います。
※このステンドグラスのテーマや意図、作者について

先日、尾張大橋伊勢大橋長良川河口堰見学の際に利用した、JR関西本線・名鉄尾西線の「弥富(やとみ)駅」にもステンドグラスらしきものがあった。
小さくて狭い駅舎だけど、天井には

金魚が描かれている(ステンドグラスとは言わないかな)
愛知県弥富市は、金魚の養殖が盛んなので、設置されているようだ。

画一的に見える駅舎でも、こういう風に個性が光るのを見つけると楽しい。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

値上げ1週間前

2009-06-24 20:25:36 | 秋田のいろいろ
秋田市など秋田県中央部のバス会社の路線バス運賃値上げ(7月1日)まであと1週間。
こちらの記事で紹介したとおり、初乗りが140円から160円になり、距離に対する加算額も上がるので、20円以上の値上げになる区間もある。
ただ、全国的に見れば、初乗り140円は安く、160円で普通だと思う。もちろん我々利用者にとっては負担増になるが、地域の公共交通の確保と環境のために(自家用車に一人乗りするよりいい)、できるだけ多くの方にたまにでいいから利用してほしい。
最近自転車がエコだといって、一部で自転車通勤が推奨されている。たしかにそれはいいことだと思うけど、雨や雪、ケガや病気になった場合、お年寄りや旅行者はどうすればいいんだろう? それにこれからの暑い時期は、汗かいてふーふー自転車に乗ってる人には近寄りたくないです。誰もが利用できるバスや鉄道など公共交通機関利用をもっと推進するべきだと思う。


でも、今回もまた、バス会社さんへ苦言(またはどーでもいいツッコミ)を呈さなければいけない。値上げするのは仕方ないが、利用者へ対してもっと気を遣って案内してほしい。

国土交通省東北運輸局から値上げ認可が発表された翌日の6月5日、この会社にしては異例の早さで公式ホームページに「一般乗合バスの上限運賃変更実施の概要について」というpdfファイルの文書が掲載された。今日現在も掲載されており、これ以外には値上げ関連の記載はないようだ。

前の記事でも書いたが、運賃値上げの負担を軽減するため、通学定期券の割引率は5%上げて45%になる。この文書では、通学定期は「認可割引率 現行と同じ」となっていて、その下に米印を付けて「通学定期旅客運賃の実施運賃については、通学学生の利用拡大と子育て家庭の負担軽減を図るため、現行の割引率を5%拡大し、45%引とします」とある。
この意味が分からない。どうも、45%引きで申請したのではなく、40%のまま変更なしで申請・認可を経て、実際はさらに5%引きで売りますということらしい。
認可を受けた運賃が「メーカー希望小売価格」で、「実施運賃」が「当店販売価格」みたいなモノで、「メーカー希望小売価格の5%OFF!」という、バーゲンセールみたいな感じなのだろうか?
なんで45%引きで申請しなかったんだろう? 「実施運賃」というのは専門用語だろうか? こういうやり方が手続き上許されるのか(許されるんだろうけど)? この方法のメリットは何なのか? ご存じの方教えてください。


昨日、23日に秋田駅前(西口)バス乗り場に行くと、乗り場ごとにほぼ1枚の割合で、6月20日付けの「バス運賃変更のお知らせ」が掲示されていた。一部の車両の車内(運転席後ろ)にも同じものが掲示されている。
細かいことで申し訳なく、写真も分かりづらいが、秋田駅の多くの乗り場で、この紙がかなり曲がって掲示されている。
右上がりの掲示
「お客様に運賃値上げをお願いし、ご理解いただく」ための大事な掲示なんだから、いつも以上に丁寧に貼るべきではないだろうか。
【24日23時追記】文面をよく読むと掲示は「変更いたします」、ホームページ文書は「認可となりました」で、理解を求める謙虚なお願い文ではなく、一方的な押しつけ(言い過ぎ?)とも取れる言い回しだ。その一方で「認可をいただき」とお上(国交大臣)に対してはへりくだっている。もう少し、客の感情に配慮した言い回しが可能だし、それを使えば印象も変わる(良くなる)のではないかと思うんだけど、この会社には難しいのかな。
ちなみに、昨年値上げした青森の弘南バスの掲示は「日頃より当社の路線バスをご利用いただきまして誠にありがとうございます。ご利用頂いております乗合路線バスの運賃を、諸般の事情により申し訳ございませんが、下記の様に改定(値上げ)させていただきます。今後もご理解とご支援賜りますようお願い申し上げます。」と至って謙虚で誠実な文面であった。(以上追記終わり)

そして、ここ数日で僕が見た2つの営業所所属の計6台ほどのバスの中で、車内に掲示があったのは、うち1つの営業所所属の車両だけ。偶然かもしれないが、もう1つの営業所の車両では見かけなかった。その営業所担当の路線では値上げをしないわけではあるまいし、秋田駅前バス停を利用しない客だって大勢いる。その人たちにも周知するため、もっと小さいサイズでモノクロ印刷でいいから、全営業所の全車両(270台ほどあるらしい)に掲示するべきだと思う。

その掲示の内容(クリックすると拡大します。ブラウザの戻るボタンで記事に戻ってください)。

ホームページの文書を簡潔にまとめたといった内容。
運賃に関しては、具体的に主要区間の新運賃額を書いてくれても良さそうなのだが。そして、通学定期の割引についても相変わらず分からない表現。
最後の回数券については変更がない旨の記載は親切だし、実際、僕も安心した。

ところで、改定後の運賃だが、国交省発表の文書に3区間の運賃が記載されていたので、ご紹介しておく。なぜこの3区間が選ばれたのかは分からないが、弘南バスの値上げの際も、ヘンな区間が引き合いに出されていたので、何か決まりがあるのかもしれない。
 秋田駅(東口)~東営業所入口:140円→160円
 交通公社前~豊町:240円→260円
 秋田駅(西口)~御野場団地入口:340円→370円……30円アップ!

運賃改定に関して、個人的に気になる点が3つある。
【6月27日追記】下記1・2に関して、「豊浜ふれあい号」の値上げはされないものの、乗りほうだい券など一部乗車券の扱いが変更になることが分かった。詳細はこちら
1.「豊浜ふれあい号」は値上げしないの?
こちらで紹介した、秋田市西部地区の元同社不採算路線を秋田市が引き取って運営し、このバス会社の子会社へ委託運行しているもの。運賃は本社経営時代のままなので、本社と同体系だった。
ふれあい号を所管する秋田市交通政策室のサイトには、本社値上げの記述と公式サイトへのリンクはあるが、ふれあい号については記載がないので、値上げなしと考えていいのだろうか?
そうすると、新屋案内所から大森山公園西入口や新屋高校入口など、本社とふれあい号が重複している区間では、運賃が異なることになる。

2.「一日乗りほうだい乗車券」はどうなる?
旧秋田市交通局から引き継いだ、「一日乗りほうだい乗車券」というのがある。旧交通局路線(豊浜ふれあい号も含む)+αが1日乗り放題で現在は820円。券面の自分の使いたい年月日を削るスクラッチ方式。
僕のバス利用形態では、買物回数券と普通回数券を組み合わせて使った方がトクなのでほとんど使わないが、今年4月に久しぶりに購入。

券には有効期間があるが、これまでは年度末が多かったと思う。でもこれは「2009年6月20日」という中途半端な有効期限がシールで貼ってあった。使用後にはがしてみると「2009年3月31日」というのが隠れていた。
3月末期限の券が余ってしまい、もったいないのでシールで対応したのだろうが、この中途半端な日付は、運賃改定を見越しているのか=改定後に乗りほうだい券も値上げするのか?、と思っていたが、告知がないところを見ると、変更はないのだろうか。【9月15日追記】知らぬ間に乗りほうだい券が900円に値上げされていた

3.公式ホームページの時刻・運賃検索の改善を!!!
ブログの記事にしようと思っているのだが、あまりにも複雑でうまく書けない。
この会社のサイトでは、乗り降りするバス停間の時刻検索と秋田駅から任意のバス停までの運賃検索ができるのだが、ものすごーーーく使いにくく、分かりにくい(特に曜日別ダイヤと経由地)。運賃改定に伴うデータ変更が必要だから、この機会に改善を切望する。

運賃値上げ後のサービス向上と経営改善を期待したいところです。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幻の交差点?

2009-06-23 23:10:27 | 秋田のいろいろ
車で(徒歩でも)不案内な場所を訪れて現在位置を知りたい時、あるいは誰かに道案内をする時、信号機に付いている地点名(交差点名)表示はかなり役に立つのではないだろうか。カーナビやネットの地図でも、交差点名が表示される。
管轄は道路管理者か警察(公安委員会)なのかはよく分からないが、都道府県によって、表示方法や取り付け方が異なっている。(尾張大橋のローマ字表記が愛知側と三重側で違ったように)

その愛知・三重県の国道を歩いた時は、多くの交差点に表示があり、秋田県よりも多いと思った。
愛知県の交差点。取り付け方がユニークで、完全に信号機と分かれている

秋田県では、信号機の横、フレームに取り付けるのが多い(古川添は珍しい取り付け方)

古いものは縦書き。信号機自体は交換しても、表示はそのままなことが多い

川反近くの「大町五丁目」交差点
竿燈大通り側を背にして撮影。左が五丁目橋・南大通り。
十字路なので、4か所に信号機があるが、うち3つには交差点名が表示されていない。昔は他の信号機にも付いていたような気がするけど…
で唯一表示が残っているのは、南大通り・五丁目橋から寺町方向へ西へ直進する時、正面になる信号機。材質や書体が違い、取り付け方も他ではあまり見ない方式。
え?「大田_-_丁目」? 文字がはがれた跡でかろうじて「大町五丁目」と判読できる状態
新屋支所前」もそうだったけど、こんなのを放置してみっともない。
※その後、2012年に更新された
※さらに同様の別の交差点でも

1つ竿燈大通り方向(北)の交差点
竿燈大通りを背にして。
ここの信号機は古めの電球式だが、上の大町五丁目の写真と比べていただくと分かるが、レンズ(光る部分)表面が粗くザラザラした感じで、色合いも違う。
青信号はご覧の通り一般的な緑というより青に近い。秋田市内にたまにあるが、子供の頃好きだった。
なお、秋田の信号機は、赤色だけレンズの直径が5センチ大きい(30センチ)ものが多く、これもそうなのが分かる。

記憶には、この信号機の下に、五丁目と同タイプで「大町四丁目」と表示があった。
下から撮影。赤色はひさしも他より長い
オレンジの三角で示したの部分だけ、色が変わっていて、ネジ穴らしきものもある。ここに表示が付いていたに違いない。

古い写真を探してみた。2002年に撮影した写真の隅にこの信号機が写っていた。
ピントは合っていないが、たしかに表示板が付いている。
ということは、取れてしまったか、撤去したっきり、更新していないのだろう。五丁目の方も同じだろう。ホントに秋田県の道路管理はいい加減。
なお、大町五丁目は道路拡張が行われるようなので、その際には新しくなるか、表示自体をやめてしまうだろう。

今度は竿燈大通りに出て、西へ移動。
竿燈大通りには両端を入れて7つの信号機付き交差点がある(西向き車線だけにある中央道路地下道トンネル出口との合流点の信号は除く)。
7つのうち、西端は有名な「山王十字路」、東端は「二丁目橋」(古い秋田市民には「産業会館前」と言った方が通じるかも)、二丁目橋から1つ西寄りは「日銀秋田支店前」とそれぞれ名付けられ、表示がある。だが、残りの連続した4つの交差点には名前がない。
山王大通りから1つ東寄りの交差点から撮影。東側の5つの交差点の信号が写っている
秋田市大町は、城下町の秋田には珍しく、街が碁盤の目状になっている。そして竿燈大通りは、オフィスビルが多くて目立った建物が少なくて画一的。だから長くこのエリアに関わっている僕でも、例えば「通町の“せきや商店”に行くには山王十字路から何番目を曲がるの?」と聞かれても、とっさには説明できない。
通り慣れない人が車を運転していても、ご覧の通りそっくりな交差点が連続する中、車の流れが速く、街路樹があるなど、周辺の目標物を確認するにしても難しいだろう。一部でも信号機に交差点名があれば、分かりやすい。
山王十字路から3つ目の交差点
でも昔、まだ横長の信号機だった頃は、山王十字路の次の次の次の交差点の信号機に「大町西」と表示があった。(四丁目と同じ形式だったと思う)
実は、この交差点よりまだ西側に大町という住所が続いていて、西端は、ちょうど2つ上の写真を撮った、山王十字路の次の交差点付近。だから、「西」の由来は不明だが、「大町西交差点」という名称は、少なくとも付近住民にはそれなりに知名度があると思う。
(「大町東交差点」という名前も聞いたような気もする。場所としては1つ隣、秋田銀行大町支店・繁田園・ローソン前の交差点か?)

現在「大町西」の名称が残るのは、1日1便しか通らないバス停名と、交差点付属の「大町西地下道」という歩行者横断地下道くらい。
バス停と大町西交差点
インターネットの「マピオン」や「googleマップ」では、交差点名が表示されるが、現在、「大町四丁目」「大町西」は表示されず、無名交差点になってしまっている。(五丁目は表示される)
また、由利本荘市本荘地区の「大町角」という交差点も、昔は表示があったのに現在はなく、地図サイト上も無名。地元の人にはかなり浸透した名称のはず。

消えてしまって“幻の交差点”となった「大町四丁目」「大町西」「大町角」。風前の灯火の「大町五丁目」。
秋田県だか秋田県警だかは、交差点名表示をしたくない、しない方針なのだろうか? でも新しい道路の交差点には表示がある。
多くの人が地点名として認識するためには表示が必要だし、「山王十字路から×個目、○○の角」なんて説明するのは大変だし、教えられた方も周囲に気を取られて安全運転に支障をきたしかねない(信号機近くの表示なら視線移動が少なく危険性が減少するのではないか)。また、事故や道路不具合の通報の際も、スムーズにできる。
僕としては、秋田県内ではもっと地点名表示を増やしてほしいと思っているのだが、いかがでしょうか?
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ATOK

2009-06-21 19:55:09 | 機械モノ(デジカメ以外)
日本語でコンピュータを使う時に不可欠なのが「かな漢字変換システム」。
徳島のジャストシステムがワープロソフト一太郎に付属、あるいは単独で販売する「ATOK」には定評があるが、僕は今まで否定的だった。

なぜなら、まず大学や職場がATOKを「使わなくても済む」パソコン環境だった(主にマイクロソフトのMS-IMEを使っていた)ことと、ワード派の僕が自分で買ったパソコンには追加購入してまでATOKを入れる必要性を感じなかったから。
そして、たまにATOKを使うことがあると、操作性の違い(特に左右矢印キーとシフトキーを使う、変換範囲の伸縮と変換文節の移動がMS-IMEと逆な点と変換中にEscキーを押すとクリアされてしまう点)と文章表現のミスなどを指摘するおせっかいな機能がどうも好きになれなかった。何よりもMS-IMEで特に不満を感じなかった。

ところが、前に記事にしたように、MS-IMEを長く使っていると、おかしな変換が目に付くようになって、嫌気がさしてきた。(僕の文章や変換方法がひねくれているから?)
パソコンが壊れてMacに買い換え、Mac OS付属のIME「ことえり」にしたが、これはおかしな変換というより、言葉を知らないし覚えない。MS-IMEは「余計な気を回して変な変換」で、ことえりは「最初から知らないし、教えても覚えない」という感じ。これは不便。

そう思っていた先日、「ATOK 2009 for Mac」が7月17日に発売されるという情報を見つけた。「ATOKは1万円くらいして高そう」と思い込んでいたが、それは広辞苑・英語辞典などがセットされた商品。通常版は7000円ほどで、月300円または年3360円で常に最新版が使える「定額制サービス」も近々Macに対応するそう。とりあえず1つ前のバージョンの30日間お試し版をインストールして使ってみた。

感想は、「やっぱり使いやすい」。
キー操作の慣れは必要(MS-IME互換モードに変えることもできるが、他人のパソコンを使った時に困るので、僕は変更しない主義)だし、たまに戸惑ったり、誤変換もなくはない。
でも教えれば覚えるし、とてもスムーズに文章入力ができて快適。間違いの指摘もそれほどうるさく感じないし、「うごこうつう」も最初は「雨後/交通」だったが、次からは「羽後/交通」と変換してくれ、間違っても「動こう/通」なんて変換しない。「としろう」だけだと「俊郎」と変換されるのに、「やなぎばとしろう」だと「柳葉/敏郎」と正確に変換される辺りもなんかスゴイ(みふねとしろう、まゆずみとしろうはダメだったけど)。一瞬にしてATOK派になってしまった!

試用版は説明書がなく、ほとんどカスタマイズせずに使っていることもあるかもしれないが、よく分からない点も多少ある。
「省入力変換」という、先頭数文字を入力して「Tab」キーを押すと過去に確定した候補が出てくるのは、長い文字数の固有名詞入力などに結構便利。昔のシャープかどこかのワープロにも似た機能があった。
「あきた」の省入力候補。当ブログでおなじみの言葉をしっかり覚えてる
困ったのは「秋田市」と入れようとして、うっかり「あきたしゅ」と入力し「秋田種」で確定した場合も省入力の候補に入ってしまうこと。でも「Ctrl」+「Delete」で候補から消せることが分かって解決。

省入力となんとなく似ているが、いまいち必要性が分からないのが、「連想変換」。変換中に「Ctrl」+「A」でその時点で変換中の漢字に関連した語句が候補表示されるらしい。例えば「夏至」の連想変換では「立夏、小暑、大暑」とか“連想”される言葉が出てきて、「日本語使いさばき辞典」による解説が表示される。【追記】省入力変換はユーザーの変換履歴が元で、連想変換はあらかじめセットされた辞書という、根本から違うが、なんとなく紛らわしい。携帯の「予測変換」とも名称としては似ている。
「土用三郎」など知らない言葉もあって、ためにはなる。

「秋田」の連想変換
「秋田」からは稲作関連の連想変換候補が40以上も表示される。これは地名でなく、「秋の田んぼ」という農事・耕作面からの連想だが、日本人や日本語の、稲作文化との強い結びつきを感じるけど、使う人はいるだろうか?


「大丈夫」では英文が70以上も連想変換された。
でも、連想変換があってよかったって思う人ってどれくらいいるだろう。OFFにすることもできるが、おもしろいのでたまに眺めているけど。

欲をいえば、連想変換なんていらないから、頭のいい快適な日本語変換だけに特化した(そしてもっと安い)IMEがほしいところだけど、皆さんが「ATOKはいい」という通りなのは分かった。最新版2009の発売を待って買おう。

いちばんシンプルな製品では、新規購入で7140円、定額の年間契約が3360円。単純に3年以上使うなら、通常製品購入が得だが、年に1回はバージョンアップするATOK、バージョンアップ版は5000円程度する。
定額制では、バージョンアップも無償でできるから、こちらの方が長い目で見て得だと思う。途中でやめることもできるし。(なお、定額制は2週間に1回、ネットにつなぐ必要あり)

試用版の有効期限はあと10日ほど。ATOK 2009 for Macの発売は7月17日、でも定額制は9月8日の予定。
……じゃあ、それまでの間、僕は何を使って変換すればいいの? ことえりには戻りたくない!
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みかん菓子

2009-06-19 20:56:42 | 各地お土産・食べ物
静岡県のお菓子のお土産といえば「うなぎパイ」が圧倒的に有名。ほかは「こっこ」、「安倍川餅」、「追分羊かん」、お茶を使ったもの(プリン、羊羹etc)などだろう。
でもお茶と並ぶ静岡の農産物であるミカンを忘れてはいけない。特に県西部の浜松市中心部から浜名湖沿いに内陸に入った浜松市北区三ヶ日(みっかび)地区(旧三ケ日町)の「三ヶ日みかん」を使ったお菓子はいろいろある。
僕は「あまりにメジャーなものは(もらったりして食べる機会が多いから)自分では買わない」というお土産購入ポリシーと「うなぎのお菓子よりもミカンのお菓子の方がおいしそう」という思い込みから、浜松ではあえてうなぎパイを外して、ミカンのお菓子を選ぶことにしている。

その中でもイチオシが、三ヶ日に本店がある「入河屋」の「三ヶ日特産 みかん最中」。
入河屋は三ヶ日周辺、浜松駅前の百貨店、愛知県豊橋市などに店舗がある和洋菓子店。地元産三ヶ日ミカンを使ったスフレやゼリー、シャーベット風ソフトクリーム(一部店舗のみ)なども作っているが、主力商品がこのモナカみたいだ。
店舗以外では、以前は浜松駅の小さなキヨスクで5個入りのしか買えなかったが、今回行ったら、キヨスク経営の「ギフトステーション」という大きな土産店でうなぎパイなどと並んで扱われていた。5個入り以外のものも置かれ、待遇が良くなったようだ。でも今回は荷物の都合上、
いちばん小さい5個入りを購入。760円
箱が段ボール風でこじゃれているけど、かさばって、余計重く感じられるのが難。

モナカをつぶさない配慮かもしれないが、自家用簡易包装版もあればいいな。そして中味は、
平べったくて薄め
仙台の「白松がモナカ」よりほんの少し大きいくらいか?
皮は輪切りミカンの模様


あんは暗めのミカン色(原材料に着色料が記載されていないので、本物のミカンの色ということになる)。
一般的に味付けあんのベースには白あんが使われる。このモナカも帯広産の豆の白あんに三ヶ日ミカンを混ぜている。僕は純粋な白あんは苦手だけど、こういう味付きあんは大丈夫です。

果肉感などは感じられないが、ちゃんとミカンの味がする。甘さが強くなく(甘くないとは言えない。甘いのが苦手な方はどう感じるか分かりません)て、薄めの皮だけどパリッと香ばしい(皮=最中種は近江産米粉使用とのこと)。僕の知るモナカの中ではいちばん好きなモナカだ。

調べたところ、静岡県内など関東以西各地に複数の「みかんもなか」や「ゆずもなか」と称する同コンセプトと思われるお菓子がある。その中にはもっとおいしいのがあるかもしれないが、入手のしやすさも含めて、浜松土産としておすすめしたいお菓子です。

僕としては、浜松を通るときは、途中下車してでも買いたい。なお、最近は、ミカン入り米粉ロールケーキ(砂糖不使用、ミカンの蜂蜜使用)を出したり、オンラインショップもできたとのこと。


もう1つは初めて買った「春華堂」の「みかん日和 三ヶ日産みかんジャムのタルトレット」。あのうなぎパイの製造元のミカンのお菓子だ。「東海キヨスク2009新商品開発コンテスト選定品」のシールと、「タルトレット」にひかれて購入。
8個入り950円
僕は「タルト」が好きなので、タルトレットも同じものかと思ったが、違うモノのようだ。
包装からミカン色

おいしそう


でも、さくっとした食感、マーガリン(バターは入ってない)とみかんジャムがおいしい。ただ、原材料名欄の「みかん」より前に「オレンジジャム」と記載されており、地元産ミカン100%使用というわけではないようだが(モナカの方はミカンだけのようだ)、こちらもなかなかです。

※今日の記事とは関係ないですが、以前の「明治ブルガリアヨーグルト」に続いて、「森永ビヒダスプレーンヨーグルト」も来週火曜日、6月23日から50g減らして450gになることが発表された。値上げは落ち着いたかと思ったが、まだ影響は続くようだ。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レモン牛乳

2009-06-18 19:56:33 | 各地お土産・食べ物
最近噂の栃木名物「レモン牛乳」。前回宇都宮駅へ行ったときは買い損ねてしまい、代わりにクッキーを紹介したが、ついに入手に成功!

愛知旅行の途中で降りた宇都宮駅、新幹線改札内のキオスクのコンビニ「NEW DAYS」の冷蔵飲料売り場にフツーに並んでいた。POPは出ていたが、奥の分かりにくい場所だったで、前回は見落としていたのかもしれない。学校給食牛乳サイズの200mlと500mlの2つの紙パックがあった。レモン牛乳は2社が製造するが、メジャーな「関東牛乳」廃業に伴い、「栃木乳業」が引き継いで製造・販売している方だ。

うれしくて2本購入。【19日追記】1本85円でした。
今の商品名は「関東・栃木 レモン」
2003年から「コーヒー牛乳」同様、生乳100%でないと「牛乳」と名乗れなくなったので、こういう名前なんだろう。果汁入りのクッキーは「レモン牛乳」となっていたが、あれはあくまでもクッキーだけの商品名ということらしい。
正面
上の「関東」の文字が大きく、「栃木」が小さいのも気になるが、下の「商品名の関東・栃木は製造者名です。」ってどういう意味だろう。
側面
側面の製造者名は「栃木乳業株式会社」なので「関東」は入っておらず、正面と矛盾する。関東は“元”製造者名だが、今は存在しない会社。なぜあえて注意書きするのか分からない。
「製造者名です」→「地域名・県名ではありません」という意図かもしれないが、それにしても分からん。

「レモン果汁は入っておらず、甘い」と聞いていたが、さっそく車内で飲む。
ほんとに甘い!
まったく酸っぱくない。レモンが酸っぱくなければこんな味なのだろうか。いや違う気がする。「フルーツ牛乳」っていうのがあるけれど、あれをもう少し甘くして、使う香料の種類を限定した感じ(??)。

僕は甘いものは好きだし、甘ったるいとかくどいということではなく、味にメリハリがないような印象。申し訳ないけど、正直、それほどおいしいとは思わなかった。
でも子供の頃から飲み慣れた栃木出身の人が、たまに飲んで懐かしいと思うのは理解できる。僕は一度に2本買わなくてもよかったと思った(1本は秋田まで持ち帰って飲みました)が、旅行途中で立ち寄って1本飲むくらいなら、またやってみたい。

なお、wikipediaによれば、もう1社「針谷(はりがい)乳業」というメーカーが「針谷おいしいレモン」という商品名で製造・販売しているとのこと。「関東・栃木レモン」より流通量が少なく、砂糖(ショ糖)でなくぶどう糖果糖液糖を使用していて味も違うらしい。気になる!
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

街中で森林浴

2009-06-17 20:53:51 | 秋田の季節・風景
千秋公園へ。ツツジは終わったが、アヤメが見頃かもしれない。
公園の裏、本丸西側の御隅櫓(おすみやぐら)の下に「あやめ園」がある。秋田市公園課のサイトには「昭和28年(1953年)頃、本丸下のあやめ畑に、明治神宮外苑のあやめを譲り受け植えていました。現在は木道などの周辺整備を終え、カキツバタ3,019株、ハナショウブ2,822株、アヤメ639株が植えられています。」とある。

あやめ園整備とおそらく同時期に、あやめ園直下、千秋トンネル南側の県職員住宅付近からの階段や遊歩道が整備され、クッション性のある路面が使用されるなど歩きやすい。(ただし傾斜はきつい)

うっそうとした“森”。秋田市中心部とは思えない。

紅葉もきれいだったが、緑も美しい。



しばし森林浴気分の後、あやめ園に到着。公園のいちばん奥なので観光客はあまり来ないと思うが、地元の人が数人いた。

アヤメ・カキツバタ・ハナショウブの違いはよく分からないが、
アヤメ? はチラホラ咲いていて終わりかけ?

ハナショウブ? はまだつぼみが多い
もう少ししたらハナショウブがきれいかもしれない。わざわざ訪れるほどかは分からないが、お近くに行くついでがあれば、運動を兼ねて公園の奥を覗いてみるのもいいかもしれません。
後日、ハナショウブが咲いた様子
近くの本丸奥の滝と

続きのせせらぎ
ここは近隣の幼稚園・保育所、小学校がちょっとしたお出かけで利用することが多く、僕も図工・理科・そり滑りなどで来た。せせらぎに落ちる(入る?)子がいたな。

今回初めて知ったが、御隅櫓前経由で滝の上にも行くことができた。千秋公園は奥が深い。

マンホールから水の流れる音がして滝に注いでいるようだ。園内のわき水だと聞いたことがある。
滝の真上から見下ろしたところ
近くで見ようと近づくと、絶妙のタイミングで流れが急に弱まり、流れるか流れないかくらいになってしまった。
マンホール内ではじょろじょろ音がするので、ある程度水をためてから放水するのだろうか。水洗トイレみたいで、自然の滝ではないということだ。
再び“森”を抜けて下に下りたとたん、マンション群が目に入る
千秋公園というと、城跡・お堀やイベント会場に目が向けられる。今後、外堀に親水デッキができるらしいし、先日の一部報道によれば、木内向かいの外堀沿い民有地を秋田市が購入し、既存の駅側と対になったポケットパークとして整備するようだ。
多くの目に触れるそれらもいいけれど、周辺住民としては、街中にいて森林浴ができるような裏側の豊かな自然こそ、千秋公園の誇りだと思う。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊勢大橋

2009-06-16 18:51:33 | 
尾張大橋長良川河口堰に続いて伊勢大橋へ。
今まで触れたように、尾張大橋と伊勢大橋は島状の桑名市長島地区の東西の国道1号線に架かり、伊勢大橋は西側の桑名市街地とを結ぶ。
両橋は、旧国名「尾張」と「伊勢」を名乗り、共に増田淳氏設計のランガートラス橋で非常によく似ている。伊勢大橋は1934(昭和9)年にできたので、尾張大橋より1年新しく、旧秋田大橋と同い年。
伊勢大橋は尾張大橋よりもダイナミック。長良川と揖斐川という2本の大河を一気に渡り、長さは1105.7(.8という資料もある)メートル。アーチは15個も連なっている(アーチ1つ1つ自体も尾張大橋よりやや長い)。
さらに、橋の途中に丁字路交差点があり、2本の川の境の堤防からも橋に入れるというのが珍しい。
長島側長良川上流から

尾張大橋によく似ているが、微妙に違うような
ズームしたり、見る角度を変える度に、鋼材の重なりやラインが違って見え、“表情が豊か”なのがおもしろい。
トラス橋にはない魅力、美しさがある。

長さ約580メートルの旧秋田大橋も昭和初期に作られたことを考えればすごいが、その倍、1キロ超の橋を、しかも近くの尾張大橋と同時に設計し架けたのは並大抵の事業ではなかったのではないだろうか。(当時の昭和恐慌対策の公共事業としての目的もあったらしい)

長良川河口堰見学後だったので、長良川・揖斐川境の千本松原という堤防から橋に入る。
河口堰近くの堤防から揖斐川。長良川より草が多く雰囲気が違う
堤防の道路は三重県と岐阜県の県道で歩道のない片側1車線だが、抜け道のようで交通量は多め。
アーチに穴が開いて信号機が付いている
15連のうち、1つのアーチの片側だけをこういう凝った構造にしている。昭和初期の建築技術をあなどれない。
アーチの鋼材に取り付けられた国道側の信号機。「中堤入口」という交差点名
この橋も片側1車線で渋滞気味なので、長島側から来た場合、昼間は堤防への右折は禁止。橋ができた当初は信号機も歩道もなかっただろうけど、それで足りる交通量だったのだろう。

今は車は信号に従えばいいが、外付け歩道(上流側)を通る歩行者・自転車はどうか?
このように特に横断歩道や歩行者用信号はない
鋼材で見通しが悪いから、注意が必要。交差点と関係ない下流側歩道を通った方がいいかもしれない。
トラックも多く、皆キュッとタイヤをきしませて曲がっていく
看板にぶつかった跡があったが、もし鋼材本体に衝突したら橋は大丈夫だろうか。

長島側へ戻り、今度は改めて下流側歩道を桑名市街まで通して歩いてみる。たもとから少し離れた所に交差点があり、名前は「伊勢大橋東詰 Iseohashi E.」。
国交省が立てた看板があった
やはり渋滞解消などを名目に架け替えが計画されているようだ。今の橋は美しく、建築・土木学的な意義も大きいのだが、この大きさでは残すもの難しいだろうし…
看板を拡大
ところでこの看板の絵。トラックの運転手は近くに歩行者がいるのに脇見運転をしているらしい。国交省は脇見運転を推奨しているのか!
そんな危険な車がいるのを知ってか知らずか、歩道の通行人は皆さん陽気。うち男性は2人ともスーツにネクタイ。左の女性はハイヒール? 桑名市街側からその格好で歩いてきたとはご苦労なことです。
渡り始めます!
尾張大橋と同年1963年に外付けの歩道が造られている。まっすぐに1本道が1キロ以上伸びているわけで、自分の意志で歩くとはいえ、気が遠くなる。
アーチの塗装がとてもきれい
実は昨年度末(今年3月)に鋼材の再塗装工事が終わったばかり。ということは今の橋をまだ当分使い続けるつもりなのだろう。じゃあ、看板の新橋は何?
長良川河口堰があるので、下流側の見通しは良くない

歩道は尾張大橋と同じおっかないタイプ、しかも鉄板敷きでおまけにサビサビ
尾張大橋は路面の材質が違ってまだ良かったが、こちらは旧由利橋と同じく鉄板そのままで怖い。写真のように所々凹凸もあるし、両岸が低地のせいか水面との距離も近くて余計に怖い。
昨年度の上部に続き、今年度末に残りの下部の塗装工事が行われるようなので、多少改善はされるだろうが、雨の日などは足元にご注意を。

半分を少し過ぎて長良川が終わって、中堤入口交差点。
トラックの出入りは迫力あり

まっすぐに続く堤防

右折禁止ですよ!

揖斐川にかかると河口堰がなくて視界が開けるが、歩道に網が出現
風よけだろうか? 秋田の雄物川ではこの程度のモノじゃ冬の風雪には役に立ちません! でも恐怖感はだいぶ軽減された。
揖斐川も大きいが、雄物川よりは少し狭い
まだ左端に河口堰が見えている。
渡り終えた!! ゆっくり歩いて15分
2つの大河が並ぶというのは不思議で雄大な光景だ。そして振り返っても気が遠くなる長い歩道。楽しかったけど、今はもう戻りたくはない。
尾張大橋同様、自転車で渡る地元の人が何人かいた。
西側は橋のたもとすぐが交差点。古い鋼材に新しいLED信号機
交差点名は「伊勢大橋西詰 Iseohashi W.」と東側と同じ管轄だから表記が揃っている。

対岸は「ながら・いび川」だったがこちらは「いび・ながらがわ」と渡る順番に合わせて逆になってる。
車道の上にあった看板(長島側にもあった)。昔の秋田大橋もこの書体の看板があったな。

ちょっと離れて
アーチ橋独特の柔らかい線、いくつも連なるアーチの重なりが美しい!

近代の遺産として、末永く残すことはできないだろうかと思いながら、少々道に迷いながら桑名駅へ到着(橋から駅まで約2キロ)。
トータル約7キロ歩いて、弥富駅で名鉄に乗り換えるのも面倒になり、JR関西本線の快速電車があったので一気に名古屋まで行ってしまった。大都市名古屋へ乗り入れる電車はワンマン対応の2両編成、単線で行き違い停車もあり、秋田の電車とあまり違わない(並行する近鉄もあるので、総運転本数では秋田よりずっと多いけど)。こういう東海地方の一種のユルさが好き。
20分ちょっとで330円、昔の旅人は渡し船で、僕は苦労して2本の橋や河口堰を歩いた木曽三川もあっという間に通過して、ツインタワーがそびえる名古屋に到着。
疲れたけど、いいものを見ることができた。
※長良川河口堰や伊勢大橋東側に行く場合、桑名駅と河口堰近くのリゾート施設「なばなの里」との直行路線バスを利用するといいようです。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

街のウミネコ

2009-06-14 22:11:17 | 動物・植物
秋田市でよく見られるカモメ類はウミネコという種。
僕は東京や静岡でユリカモメを見たことがあるが、秋田ではユリカモメ、セグロカモメなどウミネコ以外の種は見たことがない。

そのかわりウミネコは秋田市では頻繁に見られる。新屋の雄物川河口でよく鳴きながら飛んでいるのは海鳥だから当たり前。でも海が荒れた日には秋田市中心部まで飛んでくる。自然豊かで幅広い雄物川をまっすぐさかのぼれば良さそうなのに、なぜか支流の旭川沿いにさかのぼり、歓楽街川反(かわばた)や時には川から数百メートル外れて秋田駅近くの千秋公園の外堀にいることがある。河口から川沿いに6キロほどある。
大荒れの日は大群で押し寄せ、乱舞しながらけたたましく鳴くこともあるが、普通はぽつぽつといる程度。でも、街中で信号機や街灯にウミネコが留まっているのは珍しい光景ではないだろうか。

土曜日は天気が良かったが海は波が高かったらしく、川反の旭川に数羽が来ていた。
三丁目橋から下流方向。向こうの橋は四丁目橋、左が土手長町通り、右が川反の裏側
鳥は種によって人間に対する警戒心が違うが、秋田市街に来るウミネコはわりと慣れている。歩道沿いの手すりに留まっていて、その1メートルほど近くを通行人が通るのは全く意に介さない。ウミネコが海岸でこんなに人と接近する機会はないだろう。(八戸の蕪島のウミネコも逃げないが、あれは自分の巣と子があって集団生活しているので、事情が違う)

立ち止まってカメラを向けた場合は
逃げてしまう(奥が三丁目橋)
撮影するには最低でも35ミリフイルム換算100ミリ以上のレンズが必要な感じだろうか。

別の1羽と目が合ってしまった
手すりに留まるウミネコの向こうは歓楽街(彼らは足の構造上、この手すりのような平らな場所が留まりやすいようだ)。
カメラには28-84ミリ相当の広角レンズを付けていたので逃げちゃうなと思ったが、バッグからカメラを取り出してレンズを向けても逃げない。

84ミリでほぼ画面いっぱいになるまで近寄っても逃げなかった。(掲載画像は若干トリミングしています)
「コイツは何をしてるんだ? 海では見かけないタイプのニンゲンだ」
顔の横に目がある鳥では、これ↑で「カメラ目線」なんだろう。
「目を合わせない方がいいのかな?」

目やくちばしはなかなか鋭い
僕も極力動かないようにして撮影していたが、向こうも逃げないでいてくれた。写真では分かりにくいが、頭がボサボサして、羽根がやや灰色っぽかったので、幼鳥から大人になったばかりの個体だったのかもしれない。アップの画像ではくちばしに毛みたいなのが付いているが抜け毛(抜け羽根?)だろうか?
気を遣わせて悪いので、そろそろ失礼。海が静まるまでごゆっくり。
「良かった~。ヘンなヤツが帰ってく」
サギ、カモ(珍しい種もたまにいる)そしてウミネコ。秋田市中心部でもいろんな鳥が見られる。

関連記事、さらに関連記事

*            *            *

伏見甘長(伏見トウガラシ)に花が咲きました。
苗を買った段階でつぼみが付いていたので、植え替えただけです。

6枚の花びらの真っ白な小さな花
最初の花(一番花)は落ちてしまうことがあり、ピーマンでは消耗を避けるため取り除いた方がいいらしいが、トウガラシは小さい実だからあまり負担にならないだろうし早く食べたいので、このままにしておく。一番花より下に出るわき芽は取り除き、あとは基本的に自然に枝分かれさせればいいそうだ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バス停名変更など

2009-06-13 22:44:25 | 秋田のいろいろ
久しぶりに路線バスで新屋方面へ。
車内で2つの掲示を見かけた。(席から遠い位置だったので、内容はあいまいです)
1つは昨日、12日付けの新型インフルエンザに関するもの。乗客へ帰宅後のうがい・手洗い、咳エチケットを呼びかけていた。先日旅行した際(旅行記アップが途中でスミマセン)、名古屋鉄道の車内放送や車内の文字情報装置で呼びかけられていた内容とほぼ同一のようだったので、国交省や業界団体共通のものかもしれない。
【8月28日追記】8月下旬、青森の弘南バスでも同内容の掲示があったが、弘南バスと日本バス協会の連名だった。秋田のバス会社では掲示なし。
でも、県内で患者が発生した翌日の掲示とは、失礼ながらこのバス会社にしては迅速。昨日の記事で紹介したような、肝心な時に呼びかけをしない秋田県庁のスギッチに比べればずっといい。

それと運転士がマスクを着用していた。今日一日で複数の営業所の十数台のバスを見たが、ある営業所の運転士は同じデザインのマスクを必ず着用していたのに対し、別の営業所の運転士は人によってデザインの違うマスクだったり、マスクを着けていなかったりだった。たまたまかもしれないが、営業所の縦割り意識が強いこの会社らしい。
それはともかく、不特定多数が閉鎖空間に集まる公共交通機関として、注意を払っているのが感じられた。


もう1つの掲示は、秋田市西部市民サービスセンター“ウェスター”開設に伴うバス停名称の変更について。3か所の停留所の名称が変わるが、車内放送等は準備が出来次第変える旨が記載されていた。
変更されるのは(記憶違いで若干表現が違うかもしれません)
 新屋支所前→日吉神社前
 西部公民館前→秋田銀行新屋支店前
 新屋案内所→西部市民サービスセンター

支所と公民館は前の記事で僕が予想した通りの名称になった。まあ、これが無難で妥当なところでしょう。
でも秋銀新屋支店前っていう名前は一部では混乱する人もいるかもしれない。雄物川対岸とはいえ、わずか4つ上り方向に「秋田銀行割山支店前」という停留所があるから。
意外なのは新屋案内所のバス停名も変わること。サービスセンターに同居することになったとはいえ、引き続きこのバス会社の案内所があって業務をしているんだから変える必要はあるのだろうか。

今回の名称変更は、すべてサービスセンターを作った秋田市のせいで、バス会社に責任はない。だからしばらく変わらないのかと思ったが、けっこう早かった。
変更費用と手間がかかってかわいそうだが、7月の運賃改定作業に合わせてやるだろうから、少しは軽減されるだろうか。

でも、この車内の掲示以外にはまったく名称変更の気配はなく、バス停のポールはそのまま。ホームページや当該バス停にも告知はない。新屋案内所なんか待合所があるんだから、掲示板に車内と同じ文書を貼れば良さそうだけど。
それに企業などが店舗やイベントなどの広告・告知のアクセスマップなどでバス停名を掲載することもあるから、名称変更が決まった以上、早めに告知するべきではないだろうか。
案内所にはインフルエンザの掲示文もなかったし、バス会社にはやっぱり利用者への各種周知はもうちょっと工夫をお願いしたい。【6月16日追記】この時点では、3月末での乗継回数券発売終了の告知だけは貼られていた。7月からの運賃値上げ決定の文書だってホームページには出てるんだから、ここにも貼るべきだと思う。【6月23日追記】秋田駅前バス乗り場には、20日付けで運賃改定の告知ポスターが掲示されていた。(回数券の発売・使用方法に変化がないことも併記。新屋案内所は未確認。一部車両の車内には駅前と同じ掲示あり)【7月2日追記】1日から名称が変わった
上り側のバス停。羽後交通の方はどうなるか?
県道の信号機の交差点名も「新屋支所前」のまま。この調子ではバス停の方が先に変わるでしょうね…

まさに秋銀新屋支店前
旧新屋支所・旧西部公民館とも建物は解体などされず、そのままだった。


飛んで楢山のサティ前。
3月末に、同一経路・行き先なのに、バス停掲示の時刻表が担当営業所や車両運用別に紙や欄が分かれていて見づらいことを取り上げた。
その直後に新年度のダイヤ改正があり、その機会に1つにまとめてくれないかと期待していたが、4枚に分かれていた「通町」停留所では相変わらずでがっかりというかやっぱりと思っていた。
紙は同じだったが、欄が担当営業所別に2つ(新屋発と御野場・南高校発)に分かれていた「サティ前」。改正後初めて来たら、
なんと!!(左の欄)
秋田駅行きが同一の欄になっている。これなら見やすい(これが普通だけど)。
願わくは通町など、もっと路線数・本数・利用者が多い停留所でも1つにまとめてほしいが、わずかながら一歩前進だ。バス会社を少し見直した。今後に期待。
【2010年4月2日追記】通町も改善された

ついでに3月に古川添交差点の一件で、交差点南側の市道で見かけた「本荘」「大曲」と市町村合併前の地名が残っていた古い案内標識。

残念ながら(?)、「由利本荘」「大仙」に修正されていた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自転車通行帯

2009-06-12 22:33:07 | 秋田のいろいろ
前から記事を書こうと思っていたら、今朝のさきがけ新報(23面秋田市地域面)に記事が出ていたので便乗します。

新聞は「歩行者と自転車区分/市内の歩道3カ所・白線引き安全確保/県と秋田中央、東署」という見出し。
歩行者と自転車の通行場所を明確にするため、歩道に白線を引いて区分し、安心して利用できる歩道にする狙いとのこと。
昨年12月から今年5月下旬にかけ、広小路・竿燈大通り・山王大通りなど秋田駅東側の城東十字路から秋田駅を挟んで西側の臨海十字路までで実施した。

記事は「通行者におおむね好評」としながらも「区分を示す自転車マークが少なく、どっちを歩いていいのか分かりにくい」という声もあり、県は要望が多ければ柔軟に対応していきたいと話していると結んでいる。

この事業には秋田駅の東西を管轄する2警察署も関わっているが、いずれも県道だから、事業を主にやったのは道路管理者の県の秋田地域振興局だろう。
今まで何度も紹介したように、道路管理体制に疑問を感じてきた秋田県の仕事だ。申し訳ないけど今回も最初に現地を見たときからちょっと引っかかってしまった。

※僕は自転車を使わないので、以下、主に歩行者としての意見が出てしまう点をご了解ください。※

新聞記事を読むと、秋田県が自発的に発案して線を引いたようにも思えるが、そうではないようだ。
昨年1月に国土交通省が「自転車通行環境整備のモデル地区」として全国98か所を指定し、秋田県では能代市と秋田市が指定されたことが関係していそうだ。
 国交省本省 http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha08/06/060117_.html
 東北地方整備局 http://www.thr.mlit.go.jp/bumon/kisya/kisyah/17056_kisya_preview.html
秋田市では秋田駅を中心に東側は秋田高校・秋田大学・県道横山金足線、西側は千秋公園・南大通り・県庁市役所あたりが対象エリア。
錯綜事故防止のため「『分離』された自転車走行空間の整備を『モデル地区』から戦略的に展開」するのが目的だそうだから、ここが全国的な模範とならなければいけないのだろうけれど…

今回線が引かれたのは、このエリア内(八橋運動公園以西の山王大通りは範囲外)で、幅の広い歩道のある(自転車の歩道通行が可能な)県道だ。
現場(山王大通り臨海十字路付近)
駅西側の該当区間はロードヒーティング(融雪)の上にカラーブロックを敷いている。その車道寄り3分の1ほどの位置に白線を引いて、随所に自転車マークを描いている。
タイルの境目にラインの塗料がにじんでトゲが生えたみたいだが、点字ブロック周辺の安全も確保され、上手く区分できていそうに見える。

たしかに新聞に写真がある広小路や山王十字路東側の竿燈大通りなどはこれで充分区分できている。ところが他の場所はそうとも言えない。
バス停付近
歩道を切り欠いてバス停になっている所は、ちょうど自転車スペースとかち合ってしまい、ラインが消えている。
竿燈大通りに多い地下道出入口でも消えている


さらに、この区間は電線が地中化され、歩道の融雪もあるので、そのトランスボックスや制御盤などの入った箱が歩道の車道寄りに設置されており、その一部でも線が消えている。

ラインが消えた所でも自転車がそれに気づかずに注意が散漫なまま共用部分を走ってバスや地下道の利用者とぶつかったりしないか、歩行者としては不安。

自転車ユーザーの立場になっても、線が出たり消えたりでは忙しいだろうし、ほかにも
(ここの歩道は車道よりもだいぶ位置が高いので)車が出入りするための勾配

街路樹やボックス類で自転車部分が狭すぎないか?
など、通行しにくそうな場所がある。さらに、
自転車マークだけでラインがない
(道路交通法上はこういう部分では自転車は車道寄りを走らなければいけない)

交差する道路の横断歩道の一部は自転車横断帯がない

道案内の地図の前が自転車ゾーン

横断歩道を示す点字ブロックぎりぎりまで白線

秋田県庁第二庁舎前
東カンビル前から県庁第二庁舎前の区間はなぜかまったく自転車通行帯の白線がない。

「県庁・市役所前」バス停付近(右が県庁本庁舎)
県庁本庁舎前は線が引かれているが、車の出入口やバス停で途切れた箇所が多い。
県庁前バス停は待合所の柱が歩道に立っていることもあり、極端に歩道が狭い。バス利用者も多い場所だけに自転車と錯綜しないだろうか。

まだ工事途中でこうなのかと思ったが、(明らかに融雪工事中のJTB前は別として)新聞に載ったということはこれで完成なんだろう。相変わらず、県の工事はよく分からん。道路利用者のことを考えてるんだろうか?

線を引くだけだからお金はあまりかからないだろうけど、今までの秋田県の道路管理体制と併せて考えると、「国がなんかモデル事業に指定してきたよ」「じゃあ線引いておけばいいべ」とろくに考えずに安易にやったように思えてならない。

白い線を引いただけのこの状態で、国のモデル地区としての責任を果たし、全国的に「『分離』された自転車走行空間の整備を『モデル地区』から戦略的に展開」することが可能だろうか?
他の都市では、もっと明確に区分した自転車ゾーンを設けている所もあるが、秋田では冬場の積雪やもともとの道幅の狭さを考慮するとそれは難しそう。
でも、バス停部分などを目立つ色のブロックに替えたり、「歩行者注意」「幅員減少」とか注意喚起を表示するとか、もっとやれることはあると思う。あとは実際に道路を利用する歩行者・自転車ユーザーの声を聞いて反映させることもできるだろう。
                          

ところで、実際に自転車の皆さんはどう使っているのだろうか。僕が実際に歩いたり、秋田ケーブルテレビが文化会館前に設置している「道路ライブカメラ」で確認した限り、危ないと思ったルール違反は併走していた高校生くらい。ほかは歩行者の通行を妨げるような危険な行為は見られなかった。(スレスレをかすめたりせず余裕を持って)歩いている人をきちんと避けて行ってくれる。
そもそも僕は子供のころから竿燈大通りを歩いているが、ここで自転車と危ない目にあった経験はない。見通しが良くて、幅が広いからだろうか。

気になったのは、自転車通行帯がしょっちゅうなくなるためか、歩行者がいない時に歩行者区画に入り込む自転車がいること。その一方で、バス停付近などが終わって線が出現すれば律儀にハンドルを切って自転車通行帯に入り、歩行者がいなくても極力自転車区画を走ろうという真面目な自転車もいる。
でもこの場合、歩行者部分に入ってもいいそうだ。昨年道路交通法が改正され(警察庁のサイトhttp://www.npa.go.jp/bicycle/index.htmから引用)、「普通自転車の歩道通行に関する規定」として「普通自転車は、歩道の「普通自転車通行指定部分」(幅員の広い歩道で白線やカラー舗装等で自転車の通行部分が指定されている場所)では、付近に歩行者がいないときは、歩道の状況に応じた安全な速度と方法で進行することができるようになります。」となって、歩行者がいなければ歩行者部分を自転車が走ってもよくなった。
(なお、歩行者はできるだけ自転車通行指定部分を避けて通行するように努めることにもなった。)

秋田ではこうした制度改正の周知やマナー啓発(暴走・無灯火なども含めて)は行われていないと思う。モデル地区なら、線を引くだけでなく、自転車使用者への教育もなおさら必要だと思う。


モデル事業の事業主体としては秋田県、秋田県警のほかに秋田市も入っている。エリア内には秋田市道もあるから当然。
エリア内の広い歩道のある市道である、中央通り(地下道の秋田中央道路とは別)と南大通りを見てきたが、特に何もされていなかった。
秋田市はもっとしっかりした根本的な対策をしてくれるのかもしれないと期待したくなる。

さて、昨日、秋田県内初の新型インフルエンザ患者が発生した。県民は比較的冷静だと思うが、各自の予防対策は重要。
県庁に行ってみると
スギッチさんマスク取っちゃったの?
(数日前にはマスクがないことを確認。写真は患者発生発表翌日の今日午後撮影)
こういう時こそ、県民に予防を呼びかけるべきでしょうに!
県庁の保健関係部門はお忙しいようだが、スギッチは別の広報・情報公開部門の管轄だから、前回のマスクを引っ張り出して着ければいいのに…
僕には秋田県庁のすることが分からん。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする