先日紹介した、秋田市茨島(ばらじま)からJR羽越本線の下を潜って牛島・仁井田地区側へ抜ける雄物川沿いの秋田市道「南部中央線」。
「7月9日正午開通」
ずいぶん控えめな掲示が両端に出ていた。来週の水曜【訂正】金曜か。路面には白線が引かれていた。
開通日時は秋田市の広報紙にも掲載されていなかったと思うし、今日現在、秋田市建設部のサイトにも開通に関する記載はない。
ただし、総務部秘書課サイト内の秋田市長の週間予定には、
「4日(日)11:00 都市計画道路「南部中央線」竣工祝賀式(茨島・大住アンパスJR羽越本線横断道)」とあり、
開通に先立って祝賀式なるものが実施されるようだ。
【30日追記】このほか、広報課サイトの「市政記者クラブ配付資料」のページ(いわゆるプレスリリース)にも、項目と日時のみ記載されていた。肝心の建設部のサイトにも掲載した方がいいと思うのだが…
そして、上記の通り、「秋田市-17」番の地下道の愛称というか名称がいつの間にか決まっていた。
現地には既に表示板が設置されていた(式典でお披露目するんじゃないのか)。
茨島・大住アンパス
以前の記事で紹介した、県道の「外旭川アンパス」、すぐ近くの市道の「牛島西アンパス」にならって、やはり「○○アンパス」になった。
英語で「地下道」を意味する「underpass」の略であるほか、フランス語の「un pas」は「一歩」を意味するらしい。その辺りが由来だろうか。(憶測です)
外旭川と牛島西の看板は、パソコンの楷書体と思われる文字だったが、ここは手書きのようだ。市長の揮毫だろうか?
人のことはとやかく言えないけれど、「島」など、もうちょっとバランスよく書けないでしょうかねぇ…
そして「“茨島・大住”アンパス」という名前。
2つの地名を並べるとは、予想外だった。秋田市内では今までにない命名法ではないだろうか。
両側の地区に配慮したとも考えられるが、「茨島」はまあ問題ないとして、ここを「大住」というのはチト苦しいように個人的には思う。ここは大住という住所ではない!
ここからいちばん近い「大住」は、大住一丁目と四丁目であるが、直線距離で1キロ強ある。(その手前に市立大住小学校があるが、所在地は大住でなく仁井田)
「茨島・牛島」では隣の牛島西アンパスと混同されそうだし、大雑把に「大住の方」としても感覚的には不都合がないとは思うが、例えば「茨島・仁井田アンパス」じゃだめだったのだろうか。
あるいは、周辺には住居表示未実施の住宅地(仁井田字○○)があるので、ひょっとしたら将来的にはそこに「大住」地区としての住居表示を行おうという意向が秋田市にあって、それを見越してこの命名になった、なーんてことがあるのかもしれない(憶測です)。
仁井田(大住)側
茨島側は封鎖されている部分が長いが、大住側は地下道の目の前まで接近できる。
秋田市道の地下道の定番、冠水警報装置がある
LEDの文字表示装置は、文字数の制約がなさそうで某県道の地下トンネルのものより充実した表示ができそう。また、従来は回転灯だった部分が、円形のLEDになっている。この方が光が拡散しないので周辺の住宅の迷惑にならないし、合理的かもしれない。
開通後は撮影できないアングル
茨島側へ行って、
秋田大橋近くの工区起点。左が大橋方向、右が新しい道
この交点に、今までになかった柱が5本立っていた。信号機が設置されるのだろう。開通10日前だけど、まだ設置しなくていいの?
既存の細い道から新しい道路を見る
停止線や「止まれ」の標識がなかったが、これもこれから設置だろうか。
そして、赤い矢印で示したように、点線が新しい道路と平行に引かれている。今まで見たことがない種類の線だと思うが、歩行者・自転車区画を示しているようだ。
「ここは歩行者や自転車が通るから、車は通る時に気をつけてね」ということだろうか。
さらに、この道、
路肩というか車道と歩道の間がやけに広い気がする(「?」部分)
上記の点線も、このスペースを意識して引かれている。
おそらく、自転車通行区画を示しているのではないだろうか。(自転車マークなどはペイントされていなかったが)
つまり、いわゆる「歩道」は歩行者専用で、自転車は車道の端に設ける専用区画を走りなさいということだと思う。
突然ですが、先日、実は三重県まで行ってきました。
その際、津市の津駅近くにこんな道路(市道?)があった。
青く舗装された「自転車専用」区画
近くにある高校の生徒を始めとする自転車利用者全員が、この区画をしっかり守って走っていた。
秋田の南部中央線でも、それを狙っているのではないだろうか(と期待したい)。
昨年記事にした通り、秋田市内における(特に秋田県道の)現在の自転車通行帯の設置方法は、無意味に思え、実際ほとんど守られていない。
だが、このように自転車通行区分を車道側にして、歩道と自転車を完全に分けてしまえば、錯綜の確率はぐっと減るし、自転車も走りやすいだろう。
秋田商業高校や秋田南高校へ自転車通学する生徒が多く通ると思われるし、効果が現れるといいのだが。
※開通後の様子はこちら
そういえば、楢山の愛宕下橋もそろそろ開通なのかもしれないのだが、情報がない。
【30日追記】愛宕下橋周辺は7月6日(火)正午開通とのこと。後で記事にします。
「7月9日正午開通」
ずいぶん控えめな掲示が両端に出ていた。来週の
開通日時は秋田市の広報紙にも掲載されていなかったと思うし、今日現在、秋田市建設部のサイトにも開通に関する記載はない。
ただし、総務部秘書課サイト内の秋田市長の週間予定には、
「4日(日)11:00 都市計画道路「南部中央線」竣工祝賀式(茨島・大住アンパスJR羽越本線横断道)」とあり、
開通に先立って祝賀式なるものが実施されるようだ。
【30日追記】このほか、広報課サイトの「市政記者クラブ配付資料」のページ(いわゆるプレスリリース)にも、項目と日時のみ記載されていた。肝心の建設部のサイトにも掲載した方がいいと思うのだが…
そして、上記の通り、「秋田市-17」番の地下道の愛称というか名称がいつの間にか決まっていた。
現地には既に表示板が設置されていた(式典でお披露目するんじゃないのか)。
茨島・大住アンパス
以前の記事で紹介した、県道の「外旭川アンパス」、すぐ近くの市道の「牛島西アンパス」にならって、やはり「○○アンパス」になった。
英語で「地下道」を意味する「underpass」の略であるほか、フランス語の「un pas」は「一歩」を意味するらしい。その辺りが由来だろうか。(憶測です)
外旭川と牛島西の看板は、パソコンの楷書体と思われる文字だったが、ここは手書きのようだ。市長の揮毫だろうか?
人のことはとやかく言えないけれど、「島」など、もうちょっとバランスよく書けないでしょうかねぇ…
そして「“茨島・大住”アンパス」という名前。
2つの地名を並べるとは、予想外だった。秋田市内では今までにない命名法ではないだろうか。
両側の地区に配慮したとも考えられるが、「茨島」はまあ問題ないとして、ここを「大住」というのはチト苦しいように個人的には思う。ここは大住という住所ではない!
ここからいちばん近い「大住」は、大住一丁目と四丁目であるが、直線距離で1キロ強ある。(その手前に市立大住小学校があるが、所在地は大住でなく仁井田)
「茨島・牛島」では隣の牛島西アンパスと混同されそうだし、大雑把に「大住の方」としても感覚的には不都合がないとは思うが、例えば「茨島・仁井田アンパス」じゃだめだったのだろうか。
あるいは、周辺には住居表示未実施の住宅地(仁井田字○○)があるので、ひょっとしたら将来的にはそこに「大住」地区としての住居表示を行おうという意向が秋田市にあって、それを見越してこの命名になった、なーんてことがあるのかもしれない(憶測です)。
仁井田(大住)側
茨島側は封鎖されている部分が長いが、大住側は地下道の目の前まで接近できる。
秋田市道の地下道の定番、冠水警報装置がある
LEDの文字表示装置は、文字数の制約がなさそうで某県道の地下トンネルのものより充実した表示ができそう。また、従来は回転灯だった部分が、円形のLEDになっている。この方が光が拡散しないので周辺の住宅の迷惑にならないし、合理的かもしれない。
開通後は撮影できないアングル
茨島側へ行って、
秋田大橋近くの工区起点。左が大橋方向、右が新しい道
この交点に、今までになかった柱が5本立っていた。信号機が設置されるのだろう。開通10日前だけど、まだ設置しなくていいの?
既存の細い道から新しい道路を見る
停止線や「止まれ」の標識がなかったが、これもこれから設置だろうか。
そして、赤い矢印で示したように、点線が新しい道路と平行に引かれている。今まで見たことがない種類の線だと思うが、歩行者・自転車区画を示しているようだ。
「ここは歩行者や自転車が通るから、車は通る時に気をつけてね」ということだろうか。
さらに、この道、
路肩というか車道と歩道の間がやけに広い気がする(「?」部分)
上記の点線も、このスペースを意識して引かれている。
おそらく、自転車通行区画を示しているのではないだろうか。(自転車マークなどはペイントされていなかったが)
つまり、いわゆる「歩道」は歩行者専用で、自転車は車道の端に設ける専用区画を走りなさいということだと思う。
突然ですが、先日、実は三重県まで行ってきました。
その際、津市の津駅近くにこんな道路(市道?)があった。
青く舗装された「自転車専用」区画
近くにある高校の生徒を始めとする自転車利用者全員が、この区画をしっかり守って走っていた。
秋田の南部中央線でも、それを狙っているのではないだろうか(と期待したい)。
昨年記事にした通り、秋田市内における(特に秋田県道の)現在の自転車通行帯の設置方法は、無意味に思え、実際ほとんど守られていない。
だが、このように自転車通行区分を車道側にして、歩道と自転車を完全に分けてしまえば、錯綜の確率はぐっと減るし、自転車も走りやすいだろう。
秋田商業高校や秋田南高校へ自転車通学する生徒が多く通ると思われるし、効果が現れるといいのだが。
※開通後の様子はこちら
そういえば、楢山の愛宕下橋もそろそろ開通なのかもしれないのだが、情報がない。
【30日追記】愛宕下橋周辺は7月6日(火)正午開通とのこと。後で記事にします。