広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

茨島・大住アンパス

2010-06-29 23:52:04 | 秋田のいろいろ
先日紹介した、秋田市茨島(ばらじま)からJR羽越本線の下を潜って牛島・仁井田地区側へ抜ける雄物川沿いの秋田市道「南部中央線」。
「7月9日正午開通」
ずいぶん控えめな掲示が両端に出ていた。来週の水曜【訂正】金曜か。路面には白線が引かれていた。

開通日時は秋田市の広報紙にも掲載されていなかったと思うし、今日現在、秋田市建設部のサイトにも開通に関する記載はない。
ただし、総務部秘書課サイト内の秋田市長の週間予定には、
 「4日(日)11:00 都市計画道路「南部中央線」竣工祝賀式(茨島・大住アンパスJR羽越本線横断道)」とあり、
開通に先立って祝賀式なるものが実施されるようだ。
【30日追記】このほか、広報課サイトの「市政記者クラブ配付資料」のページ(いわゆるプレスリリース)にも、項目と日時のみ記載されていた。肝心の建設部のサイトにも掲載した方がいいと思うのだが…

そして、上記の通り、「秋田市-17」番の地下道の愛称というか名称がいつの間にか決まっていた。
現地には既に表示板が設置されていた(式典でお披露目するんじゃないのか)。
茨島・大住アンパス
以前の記事で紹介した、県道の「外旭川アンパス」、すぐ近くの市道の「牛島西アンパス」にならって、やはり「○○アンパス」になった。
英語で「地下道」を意味する「underpass」の略であるほか、フランス語の「un pas」は「一歩」を意味するらしい。その辺りが由来だろうか。(憶測です)

外旭川と牛島西の看板は、パソコンの楷書体と思われる文字だったが、ここは手書きのようだ。市長の揮毫だろうか?
人のことはとやかく言えないけれど、「島」など、もうちょっとバランスよく書けないでしょうかねぇ…

そして「“茨島・大住”アンパス」という名前。
2つの地名を並べるとは、予想外だった。秋田市内では今までにない命名法ではないだろうか。
両側の地区に配慮したとも考えられるが、「茨島」はまあ問題ないとして、ここを「大住」というのはチト苦しいように個人的には思う。ここは大住という住所ではない!

ここからいちばん近い「大住」は、大住一丁目と四丁目であるが、直線距離で1キロ強ある。(その手前に市立大住小学校があるが、所在地は大住でなく仁井田)
「茨島・牛島」では隣の牛島西アンパスと混同されそうだし、大雑把に「大住の方」としても感覚的には不都合がないとは思うが、例えば「茨島・仁井田アンパス」じゃだめだったのだろうか。
あるいは、周辺には住居表示未実施の住宅地(仁井田字○○)があるので、ひょっとしたら将来的にはそこに「大住」地区としての住居表示を行おうという意向が秋田市にあって、それを見越してこの命名になった、なーんてことがあるのかもしれない(憶測です)。
仁井田(大住)側
茨島側は封鎖されている部分が長いが、大住側は地下道の目の前まで接近できる。
秋田市道の地下道の定番、冠水警報装置がある
LEDの文字表示装置は、文字数の制約がなさそうで某県道の地下トンネルのものより充実した表示ができそう。また、従来は回転灯だった部分が、円形のLEDになっている。この方が光が拡散しないので周辺の住宅の迷惑にならないし、合理的かもしれない。
開通後は撮影できないアングル

茨島側へ行って、
秋田大橋近くの工区起点。左が大橋方向、右が新しい道
この交点に、今までになかった柱が5本立っていた。信号機が設置されるのだろう。開通10日前だけど、まだ設置しなくていいの?

既存の細い道から新しい道路を見る
停止線や「止まれ」の標識がなかったが、これもこれから設置だろうか。
そして、赤い矢印で示したように、点線が新しい道路と平行に引かれている。今まで見たことがない種類の線だと思うが、歩行者・自転車区画を示しているようだ。
「ここは歩行者や自転車が通るから、車は通る時に気をつけてね」ということだろうか。
さらに、この道、
路肩というか車道と歩道の間がやけに広い気がする(「?」部分)
上記の点線も、このスペースを意識して引かれている。
おそらく、自転車通行区画を示しているのではないだろうか。(自転車マークなどはペイントされていなかったが)
つまり、いわゆる「歩道」は歩行者専用で、自転車は車道の端に設ける専用区画を走りなさいということだと思う。

突然ですが、先日、実は三重県まで行ってきました。
その際、津市の津駅近くにこんな道路(市道?)があった。
青く舗装された「自転車専用」区画
近くにある高校の生徒を始めとする自転車利用者全員が、この区画をしっかり守って走っていた。

秋田の南部中央線でも、それを狙っているのではないだろうか(と期待したい)。
昨年記事にした通り、秋田市内における(特に秋田県道の)現在の自転車通行帯の設置方法は、無意味に思え、実際ほとんど守られていない。
だが、このように自転車通行区分を車道側にして、歩道と自転車を完全に分けてしまえば、錯綜の確率はぐっと減るし、自転車も走りやすいだろう。
秋田商業高校や秋田南高校へ自転車通学する生徒が多く通ると思われるし、効果が現れるといいのだが。
※開通後の様子はこちら


そういえば、楢山の愛宕下橋もそろそろ開通なのかもしれないのだが、情報がない。
【30日追記】愛宕下橋周辺は7月6日(火)正午開通とのこと。後で記事にします
コメント (4)
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リラックマバス

2010-06-28 19:27:36 | その他もろもろ
このバス
秋田県民には「羽後交通」のバスに見えてしまうけれど、違います。
テレビドラマやCMにたまに写っていたりする「小田急バス」かと思う方が多いと思うが、これは小田急グループで東京都立川市に本社のある「立川バス」の車両。
※立川バスは系列の小田急と塗装を揃えてあるわけだが、秋田の羽後交通は小田急と関係はない。

ここで立川バスと羽後交通の塗装を比べてみよう。
同じ会社内でも、車種(窓の大きさなど)や導入時期によって微妙に異なる場合もあるが、ここ数年内に製造・導入されたと思われる、同一メーカー製の車両で比較してみる。
 
立川バス(左)は大型車の「いすゞエルガ」、羽後交通(右)は中型車の「日野レインボー2」。(羽後交通は昨年9月12日付バスまつりの記事内の画像の再掲)
車種は異なるが、同デザインでいすゞと日野の合弁会社が製造しているので、大型/中型、ノンステップ/ワンステップの差があるものの、ほぼ同一と見なしていいと思う。
並べてみると、立川バスの方が白い部分が多い。
床の高さの違いかもしれないが、羽後交通のフロントガラス下にある1本の線が、立川バスにはなく(側面で途切れている)、白い部分が多い。
また、行き先表示の周囲も羽後交通は赤だが、立川バスは白。向かって右のミラーの裏面やアームも羽後交通は黒、立川バスは白と異なっている。
そのほか、写真では分かりづらく、僕の勘違いかもしれないが、赤い部分が、立川バスの方がより「赤」に近く、羽後交通はどちらかといえば「エンジ色」に近いような気もする。(天候による見え方の差、経年による塗装の変化もあると思いますが)


さて、ここから本題です。
上の立川バスの2台の路線バス。どちらもJR中央本線立川駅北口から立川市内の「若葉町団地」へ行くバス。
LED式行き先表示を見ると、最初の写真のバスでは、分かりにくいが下段にローマ字で表示がされている。さすが都会のバスだ。
だが、次の写真のバスは、ローマ字表記がなく、日本語表示は文字幅を詰めており、右端に何か丸いものが表示されている。拡大すると
クマさん
バスのLEDに絵が表示されるのは初めて見たが、楽しい!
実はこのバス、正面は普通の塗装だが、それ以外は
全面ラッピング
「リラックマ」というキャラクターが散りばめられた、その名も「リラックマバス」なのです!
立川に行くついでに、これを見るのを密かに楽しみにしていたのだった…

とはいえ、僕は「リラックマ」の名前とその姿は漠然と知っていたが、その詳細は知らなかった。
「サンエックス」という企業のグッズ用キャラクターで2003年に登場。これまでにローソンや白元アイスノンなど様々な企業・商品とタイアップしている。
デザイナーはコンドウアキ(当時は同社社員。現フリー)という人で、僕と同い年だ。

なぜ立川でリラックマなのか、その経緯は知らないが、オンライン「立川経済新聞」によれば、2007年に1台、昨年11月からさらにもう1台、計2台が「リラックマバス」として走っており、関連グッズも発売しているとのこと。
運行する路線・便が固定されており(一定期間ごとに変わるのかもしれない)、立川バスのサイトに掲載されている。
釣りをしたり

大の字のなったり
上の写真の水色ベースの車両が、昨年登場した「リラックマバス2号車」で立川を拠点に運行している。

もう1台の「リラックマバス1号車」は、立川から中央線で1駅新宿寄りの国立を走っている。時間があったのでせっかくだし、行ってみた。
高架工事などが行われやや雑然としていた国立駅の南口を発着している。
リラックマバス1号車
こちらは黄色ベース。
「ごろん」「あくせくしたってはじまりませんぜ」(口癖なんだそうだ)

LEDにはトリさん
LEDにはこのほかにも図柄がいくつかあり、行き先で異なるようだ。

この際、せっかくだからということで、用もないけど乗っちゃえ! と乗ってみた。
2号車の路線は団地止まりだから、とんぼ返りするしかないが、1号車の路線はJR南武線の「矢川駅」へ行くため、電車で立川などへ戻ることも可能なので、国立駅から矢川駅まで乗車した。
おおむね10分間隔で運行されているが、うちリラックマバスは1時間に1~2便。休憩のため、1時間以上入らない時間帯もあるので注意。
一橋大学がある並木が続く幅の広い道を進み、富士見台第一団地、国立市役所、NHK学園高校(の本校。っていうのがあるんですね)などを通り、JR矢川駅前(一部便はその先まで行く)までを約10分で結ぶ。運賃は190円(均一制でなく、後ろ乗り前降り、整理券方式後払い)。

そんなわけで、乗り方は秋田のバスと同じだし、車内放送の声が秋田のバス会社の放送と同じ人だったので、あまり「都会のバスに乗っている」という緊張感はなかった。しかもSuicaで乗車したので、運賃表示器を見て小銭を用意して…といった手間がいらなくて、快適。(割引率はバスカードの方がいいのだが)
このバス会社の運転士は全員、帽子をかぶっていなかった。通年なのか、クールビズの一環なのか?

乗客は10人弱で大部分が始発の国立駅から乗車。途中の団地などで半分くらいが降り、残りが終点まで。意外に国立から矢川まで通して乗る人が多かった。
国立から矢川まで、電車なら150円で移動できるが、立川での乗り換えの時間と手間を考えると、40円高くてもバスの方が楽というのも分かる。公共交通機関の選択肢が多く、本数も多いのがうらやましい。
小さな子どもがお母さんと一緒に乗っていたが、それほど喜んでいないようだった。見慣れているからかな。(僕の方が喜んでいたりして…)

さて、リラックマバスの車内。
シート
オレンジのチェックと黄色の水玉模様の座席が交互になっていおり、それぞれ違ったイラストが背もたれに描かれている。
この車両、元は普通の路線バスだったから、座席自体を交換したのだろうか。
車内
背もたれの背面。つまり着席して目に入る部分には、キャラクターの解説がある。

ここは一般のバスでは金属製だが、この車両ではフェルトのような布地に印刷したものだった。

リラックマをよく知らない者にとっては、とても勉強になることが書かれていた。
リラックマは「OLのカオルさん(25)の家にいきなり住みついた着ぐるみのクマです。」クマじゃなくて、着ぐるみなのか!! 居候するとはオバQみたいだな…
小さいクマは「コリラックマ」といい、どこからともなくあらわれたそうだ。この人は着ぐるみではないの?
LEDにも出ているトリは、そのまま「キイロイトリ」といい、もともとカオルさんのペットだったとのこと。ふ~ん。

ほかにも、吊り手(つり革)にもキャラクターが描かれた部品があるなど、車内がリラックマであふれていた。
1号車後部「まあ ごゆるりと」
後続車がこれを見たら、追い越ししたくなくなるかも?
ところで、ラッピングバスは、ペンキで塗装したのではなく、印刷した特殊なシートを貼り付けている。
この車両では、エンジンルームの網(上の写真側面の矢印部分)や後部左下の「乗降中」表示装置、バンパー上部には、元々の塗装が見えてしまっている。
うーん。せっかくなんだから、もうちょっと気を遣ってほしいな。
 ※秋田では、某S商事がラッピング作業を行っているが、カッターとヘラのような道具を使用して、網の部分にも丁寧にラッピングが施されています。


当ブログでは、乗り物&キャラクターのコラボとして、アンパンマン列車、島耕作バス、三平バスをご紹介してきた。
それらと比較しても、リラックマバスはデザインがかわいくて楽しく、ローマ字表示を犠牲にしてLEDにまでキャラクターを表示する心意気がうれしい。それと、車内に解説があるのがいい。僕のようなあまり知らない人にも分かりやすく、親切だ。
ラッピングバスはシールの耐久性もあり、一般的には3年程度で交換されるようだが、今後どうなるのだろう。


それに引き替え、我が秋田の「三平バス」。使用されるダイヤがランダムではあるものの、台数が多くて見かけやすいのはいいだろう。デザインもダイナミックなのはいい。
でも、前から繰り返している通り、解説の類が一切ないのはやっぱり不親切だしもったいない。「秋田出身の矢口高雄氏による秋田を舞台にした漫画『釣りキチ三平』であること」「バス会社の創業80周年を記念して導入したこと」くらいは明記するべきだと思う。作品やバス会社や秋田のいいPRになると思うのだが…


※※※リラックマバスを撮影される方へお願い※※※
人気のキャラクターだけに、このバスの写真を撮影される方がよくいらっしゃるようです。ネット上で見ると、その中には、危険な方法で撮影をしていると思われる場合も見受けられます。
リラックマバスに限ったことではありませんが、撮影に当たっては、次の点に配慮・注意いただくよう、お願いします。

 ・車両の動きに充分注意し、安全な場所から撮影する
  大きなバスの前後を不用意に横断したり、立ち入れない場所に入ることは、事故のもと。周辺の他の車両にも注意。
 ・フラッシュは絶対に使わない
  バスや道路に向かってフラッシュ撮影すると、バス運転士や他の車両のドライバーの目がくらみ、事故につながる可能性がある。

特にバス運転士は、多くの乗客の命を預かって、職業として運転をしています。またバスは公共交通機関としての使命が第一であり、リラックマバスはあくまでもオマケのサービスととらえるべきです。バスの安全運行を最優先し、迷惑にならないようにしましょう。
このほか、歩行者の通行、乗客の乗り降りを妨げないことやプライバシーにも配慮したいものです。
可能であれば、始発終点バス停での待機時など余裕のある場面で、運転士に一声掛けてから撮影させてもらうといいかもしれません。
余裕を持って、落ち着いて撮影をしたいものです。

※LEDを写すコツ
行き先表示のLEDは、高速で点滅を繰り返しており、カメラのシャッタースピードやタイミングによって、筋状に欠けたり真っ黒に写ってしまう場合があります。
こう写ってしまうことも多い
これを防ぐには、シャッタースピードを変えられるカメラで、シャッタースピードを50分の1秒以下程度にすると、欠けずにきれいに撮影できるようです。さらに、露出をマイナス補正した方がいいかもしれません。(本記事の画像もそうして撮影しています)
シャッタースピードが長くなるため、停車中に写した方がいいでしょう。(走行中のLEDをきれいに撮影するのはとても難しい)
カメラや他の設定によって差もありますので、いろいろ試してみてください。
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梅雨の首都圏

2010-06-27 19:59:08 | 旅行記
ちょっと出掛けてきました。大した旅行記になりそうにないので、話題ごとに随時アップしていきます。

とりあえず首都圏へ。この時期の関東地方を訪れるのは初めてだと思う。梅雨真っ盛りといった天気だった。
●別所沼公園
さいたま市から東京都北区にかけて、東北本線(京浜東北線)の西側を走るJR埼京線。その「中浦和」駅で降りてすぐ。
東北本線の浦和駅からもそう遠くはなく、多くの車が行き交い、マンションなどが立ち並ぶ街中に、
突如としてこんな光景が広がる
メタセコイアなどの針葉樹に囲まれた、大きな沼。
これは「別所沼」という100万年前にできた沼。周辺は「別所沼公園」として整備されている。

なお、一部のサイト等では「県立別所沼公園」と記載されているが、それは古い情報。現在はさいたま市(の外郭団体)が管理している。
元々は個人所有だったものを浦和市(当時)が管理していたが、後に埼玉県に移管。2003年のさいたま市の政令指定都市化を記念して、再度、浦和市の後身であるさいたま市に移管されたそうだ。

見る角度によっては、どこかの山の中の湖を見ているかのようだが、後ろは車が走り、林の裏は住宅街。
対岸から

もうムクゲが咲いていた
秋田では梅雨明け以降に咲いていたと思ったが、早い。
アジサイも咲いていた
ほとりの木々の中を一周する1キロの「トリムコース」があり、走ったり歩いたりする人が昼夜を問わずいたのは、さすが都会。
他には児童公園なみたいなのがある程度だが、学校行事で訪れるなど、市民に親しまれる場所のようだ。
それにしても、関東平野のど真ん中にこんな沼があり、それが今も残っているとは知らなかった。

中浦和駅周辺の住所は、「さいたま市南区鹿手袋○丁目」という。
浦和鹿手袋郵便局
そのまま「しかてぶくろ」と読む。
由来はよく分からないようだが、おもしろい地名。
秋田では、「袋」が付く地名は、水路に関わる(水がたまる場所である等)ことが多いけれど。

●飛鳥山公園
今度は東京都北区、京浜東北線の王子駅のすぐ西側にある、「飛鳥山(あすかやま)公園」。博物館があったり、桜の名所だそうだ。ふもとを都電荒川線も走っている。
王子駅のホームから見える、ふもとの線路沿いにアジサイが咲いているのを見つけ、降りて行ってみた。
王子駅ホームから
柵の向こうの電車が走っているのが東北本線、さらに山側がいわゆる「湘南新宿ライン」(正確には田端駅へ至る東北本線の貨物線)。
さらにこの後方上空には、新幹線も走っている。(したがって新幹線の車窓から見えるかもしれない)
たくさんのJRの路線が集中する地点だが、駅があるのは京浜東北線だけ。
南口から外に出て右へ行くと、東北本線を渡る歩道橋があり、飛鳥山の山腹と直結している。
階段でふもとへ
狭い通路を覆うように、アジサイが“たわわに”咲いていて、人がすれ違うのも大変。もちろん車は通らないが、たまに自転車が通る。
数百メートルに渡りずらりとアジサイが植えられていた
青系の西洋アジサイが多いが、微妙に花の色あいが異なったり、ガクアジサイ・ヤマアジサイのようなものもあったりし、どれもたくさん花を付けていた。
首都圏のアジサイの名所といえば、神奈川県の鎌倉が思い浮かぶが、とても人が多いと聞く。飛鳥山も常に人がいたとはいえ、のんびりと鑑賞でき、気軽にアジサイを楽しめる場所だと思った。
上の京浜東北線の電車の帯は“アジサイ色”?
秋田にはあまりアジサイの名所がない(と思う)ので、いいものを見られた。

●梅雨なのに!
ワープして、東京都立川市。降っていた雨が上がり、空が明るくなってきた。
「多摩都市モノレール」に乗った。空中を進み、高いビルが多くないエリアでもあるので、眺めがいい。
山並みにちぎれ雲がかかってきれいだなと思っていると…
「柴崎体育館」駅ホームから
なんと、
富士山!
乗り合わせた他の乗客も喜んでいたが、この時期、ましてさっきまで雨が降っていた日に、こんなにくっきり富士山が見えるとは。感動。
思ったより残雪が多かった。

この数時間後、東海道新幹線で静岡県を通過したのだが、富士山は厚い雲の中だった。
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苦心の信号機

2010-06-24 08:36:11 | 秋田のいろいろ
信号機の取り付ける際、道幅が狭すぎたり、電柱や周辺の建物の位置関係から、多少ムリのある設置がされることがある。特に、低い位置にある歩行者用信号機では、設置に苦心しただろうなと思われるものをたまに見かける。
秋田市内でも、裏道や古くからの街道で、そういった例が見られる。
 ※本記事には、個人のお宅等が写っているため、大幅に加工している写真があります。

●こんな所に!
ある交差点
手前の横断歩道の左側の歩行者用信号機の設置場所に注目。
左側の角地は民家になっており、その角には信号機を取り付けられる柱がない。
そのため、数メートル離れた交わる道側の電柱に設置されている。正面から見ると、
物置の上に信号機!
意外な所から信号機が顔を出していて、初めて見るとびっくりする。見落とさないかと心配にもなるが、経験上、意外と目に付きやすく、安全上の問題はないと思われる。

でも、余計な心配をしてしまう点もある。
この物置は角地のお宅の所有だと思われる。つまり、民家の敷地(私有地)越しに信号機を見ていることにある。もし、このお宅で物置を大きくしようとか、このスペースも使ってもっと大きな家を建てようとかいう話になれば、この信号機が見えなくなってしまう可能性がある。

信号機を管理する県警とこのお宅との間で、「よろしくね」「分かりました」と何らかの意思疎通ができているのだろうか。それとも、たまたまこうなっているだけだろうか。
ちょっと気になる。
【2015年5月3日追記】その後、歩行者用信号機が薄型ボディのLED式に交換されたが、設置方法は同じ(2015年5月時点)。

●こんな所に&遠い
 ※一部、横断歩道の白線が引かれていない状態の時に撮影した写真があります。
別のある交差点
正面奥の矢印の辺りに、歩行者用の信号機があるはずだが、最初の交差点同様、電柱がない。信号機はどこ?
ちょっと分かりにくいが、こんな所にある(赤い矢印)
角地がアパートの駐車場になっており、そこを避けて離れた位置に立っている電柱に信号機が取り付けられている。
上の写真左側の信号機を正面から
写真の撮り方のせいもあるが、信号機までかなり遠い。
信号機の後ろから
上の写真で「道路」と示した部分が横断歩道、その手前はアパートの駐車場。
駐車スペース5台分+アパート2室分ほど離れた場所に信号機があり、明らかに横断歩道よりも、それ以外のスペースの方の幅が広い。
信号機の取り付けアームが少し長いタイプになっているが、そんなことしても意味がなさそう…

もう一方、右側の信号機
こちらはアパートの自転車置き場と車1台分ほどの通路の向こうに信号機が設置されている。
同じ電柱に車両用信号機も付いている。車両用ならこのくらい離れていてもおかしくないが、歩行者用がこんなに離れているのはヘンな感じ。
こちらも横断歩道まで結構な距離がある

最初の交差点同様、見にくいわけではない。むしろ狭い道だから車両用信号機と兼用でもよさそうなのに、わざわざ歩行者用を設置してくれて、親切と考えてもいい。
でも、やはり大家さんが何かを建てて信号機を遮る可能性もあるし、アパートに来た宅配や引っ越しのトラックが駐まれば、一時的に信号機が見えなくなってしまいそう。公道上でなく、アパートの敷地であれば警察も違反とは言えないだろうし、どうするんだろ?

●塀の中の…
上記2か所は、私有地を通して信号機が見えるとはいえ、信号機やその柱は公道上に立っていると思われた。しかし、
また別の交差点
左側の信号機、なんと
柱自体が塀の中
信号機本体も完全に私有地内にある。僕が子どもの頃からこの姿だった。
狭い道なので道路外にあった方が邪魔にならないし、横断歩道の真っ正面のベストポジションで、とても見やすい(信号機自体は老朽化して見づらくなっているが)。

電柱や電話柱を私有地に立てる場合、電力会社や電話会社から土地所有者に対して、借地料が支払われる(大した額じゃないけど)。
信号機は電柱・電話柱に設置される場合と、単独の信号柱として設置される場合がある。ここの場合はどれか知らないが、「信号機を設置していること」に対しての借用料みたいなのはあるんだろうか?

同じ交差点の別の電柱も、別の民家の敷地内に
それはいいのだけど、ここの歩行者用信号機、
生け垣に埋もれてません?
今はなんとか視認性は確保できているが、もう少し茂れば隠れて見えなくなりそう。
道幅が狭い割りに交通量があるし、視点が低い小さな子どもの安全を思えば、少し心配。

信号機がある以上、しっかり視認できるように維持するべきだとは思う。この程度であれば僕がボランティアで刈ってもいい(生け垣の見た目の美しさは保証できません)。
でも僕はここを年に数回しか通らないよそ者だし、茂った木は街路樹ではなく個人所有の樹木。出しゃばりの余計なおせっかいなような気もするし…
それに警察が巡回しているはずだし、しかもこの近くには警察の機関が複数あるから、お巡りさん達がよく通っているだろうから、素人がつべこべ言うのも申し訳ない気もするし…

単純に信号機が破損や故障しているのなら、躊躇なく連絡する(秋田県警は迅速に対処してくれる)のだけど、こういうのは迷ってしまう。

※次の更新は日曜日頃になると思います。お待ちください。
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花菖蒲と黄菖蒲

2010-06-21 20:43:16 | 動物・植物
先日お伝えしたばかりだが、広面近隣公園のハナショウブをまた見に行った。
おっ だいぶ咲いてる!
前回から1週間経っていないが、もう見頃と言っていい状態になっていた。
 
今の段階では、紫・白・水色系の花が中心。

一部、「絞り」柄の花も咲いていた。つぼみがまだまだあるので、他の色の花も咲くかもしれない。
薄い水色系の花。これが特に気に入った
今まであまりハナショウブを見たことがなかったが、びっしり咲いていてきれいだ。
やっぱりここのハナショウブ、
見応えあり!
秋田市公園課には、ぜひとも引き続き、維持管理をお願いしたい。(千秋公園のデッキなんかより、ずっといいよ!)


さて、前回写真がなかった、池に生えている
キショウブ
他のアヤメ類よりも少し早く咲くようで、既に終わりかけ。
キショウブは日本に自生する種ではなく、輸入されたものが野生化した「帰化植物」。
ところで、
秋田駅東口、中央道路トンネル出口そばのバス停
バス停の足元に植物が生えている。
なんとキショウブ。しかも側溝のフタから生えている!
ここでも終わりかけだったが、路面の点字ブロックと同じくらい鮮やかな黄色の花を咲かせていた。
水で流されてきた種が、たまたまここで芽を出して花を咲かせたのだろうか。生命力の強さを感じさせ、「ど根性キショウブ」と呼びたいところだが、これがやっかいな「要注意外来生物」に指定されてしまったゆえんだろう。
【2016年6月21日追記】「要注意外来生物」は2015年に発展的に解消され「生態系被害防止外来種」となりました。以下は古い情報です。この記事末尾の追記参照。
 ※「要注意外来生物」は、「特定外来生物」のような規制はないが、取扱いに注意が必要とされる生物。

要注意外来生物としてのキショウブは環境省のサイト(http://www.env.go.jp/nature/intro/1outline/caution/detail_sho.html#12)によれば、
 「1987年頃に観賞用として導入された。現在では全国にみられる。
   →思ったより最近に広がったようだ
【2016年6月28日訂正】他の資料には「明治中頃に渡来」とあるものが多い。元の資料は削除されてしまったので確認できないが、1987年ではなく、1887年もしくは1897年の間違い(僕の見間違い??)か。
 「繁殖力が強く、海外では水路等の雑草になっており、日本でも水辺の在来種と競合・駆逐のおそれがある。
  近縁種に絶滅危惧種が含まれ、それらの遺伝的攪乱のおそれがある。
  美しい花が親しまれ、観賞用に栽培されることが多いため、分布を拡大するおそれが大きい。

   →植物自体の繁殖力のほか、花の美しさゆえ人為的にも広められ、それが在来種をおびやかしているわけだ。釣りを楽しむため広められたブラックバスのようなものか。

また、キショウブについての注意事項は、
 「栽培にあたっては、管理されている場所や施設以外に、逸出を起こさない適切な方法で行うことが重要である。
  関係業者や利用者は、責任を持って栽培し、栽培できなくなった場合は野外へ遺棄することなく、適切な処分を行うことが必要である。
  既に野生化している湖沼等があり、在来種との競合・駆逐等のおそれがある場所については、積極的な防除または分布拡大の抑制策の検討が望まれる。
  ビオトープ創出等を目的とした水草の利用には、在来種を利用することが望まれる。
」となっている。


キショウブはもともと丈夫な植物で、日本の環境にも適していたからこうなってしまったわけで、キショウブに罪はない。
帰化植物を作り、広めてしまったのは人間のしわざ。

一方、ハナショウブにしても、元は日本各地に自生する「ノハナショウブ(野花菖蒲)」を品種改良したもの。
これは人間が好き勝手に“改造”してもてはやしているともいえる。

キショウブにしてもハナショウブにしても、与えられた環境で生きているだけ。
それに対して人間は身勝手なものですな…

先日紹介した、秋田中央道路トンネル入口の遮断機・表示板が稼働していた。(工事中の看板はまだあった)表示板は平常時は何も表示されないようだ(隅で小さく「■」が定期的に点滅していた)。
コメント (2)
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藤子アニメ

2010-06-20 10:56:33 | その他もろもろ
コンビニでは、アニメキャラクターなどとタイアップしたキャンペーンを展開する場合があり、関連商品が店頭に並ぶことがある。僕が興味を持つようなキャンペーンは今までなかったが、今月のローソンは違った。

ドラえもん原作40周年記念 藤子・F・不二雄キャラクターズフェア」が実施されている。

若い皆さんなどはご存じないと思うので説明すると、「藤子不二雄(ふじこふじお)」という漫画家がいた。
たくさんの作品があるが、僕が小学生だった1980年代には、その多くが小学館の学習雑誌(小学○年生)に連載されたり、アニメ化されたりした。

藤子不二雄というのは、2人の漫画家の共同ペンネーム。実際には共同で作っていたのではなく、作品ごとに分担していたそうだ。
1987年にコンビを解消し、「藤子・F・不二雄」と「藤子不二雄A(正式には○で囲ったA)」として独立した。その際、過去の共同名義の作品についても、さかのぼってそれぞれの名義に改められたようだ。F氏は1996年に亡くなった。


僕にとって藤子作品は、漫画よりもアニメの方がなじみ深い。
物心ついた頃に、今も続く「ドラえもん」はじめ、「忍者ハットリくん」や「パーマン(2作目)」などがテレビ朝日とシンエイ動画によって制作・放送されていたので、それらを好んで見ていた。
 ※なお、当時はまだ、テレビ朝日系列局がない地域が多く、そうした所では、他系列局で放送していた(秋田朝日放送など、テレ朝系列局は1990年代に開局した局が多い)。


そんなわけで、今回のローソンの企画には興味をかき立てられた。
中でも、15日から発売のローソン限定(数量も限定?)のアニメDVD「藤子・F・不二雄アニメキャラクター大集合!!」は欲しかった。3種類あり、いずれも複数の作品のアニメが収録されて1枚1000円。

ドラえもんだけとか、1つの作品だけを収録した市販DVDはそれなりに出ているが、高くてあまり買う気がしないが、これはお手軽&お手頃。
でも、どんな作品が収録されているのか、ネットには情報が少ない。店頭のパッケージを見ないと分からなかったが、1980年代から1990年代初めにかけて放送されたアニメが、1枚につき3~4作品(ドラえもん+2~3作品)が1~2話ずつ収録されている。また「PPV付」となっており、ネットで手続きすれば1作品1週間105円で別の数話が見られるようになっている。

ラインナップに「忍者ハットリくん」や「オバケのQ太郎」がないじゃないかと思ったが、ハットリくんはA氏、オバQは両氏の合作とのことなので、対象外のようだ。
一方、F氏の作品に関しては、1990年代に入ってからテレ朝・シンエイ以外が制作・放送した「キテレツ大百科」(フジ)、「ポコニャン!」(NHK)などを含めて幅広く収録されている。
ラインナップでは、僕にはあまり馴染みがない、1990年代の低年齢向け作品があったりして、結局欲しいと思ったのは、
「1・きれいなジャイアン登場!! 編」だけだった

メニュー
PPVを除いてドラえもんとパーマンが各2話、「チンプイ」が1話(前後編なので2話分)収録。
「チンプイ」は馴染みのない作品なので省略(見たらおもしろかったけど)。

●ドラえもん
ドラえもんは秋田では1992年の秋田朝日放送開局以前は、秋田放送(日テレ系)で、たしか火曜か木曜の17時か17時半から(時期によって異なる)放送されていたと思う。今のように17時台からニュースをやってはおらず、夕方のテレビは子どもの時間だった。
収録されているのは、その頃の大山のぶ代版で、1983年と1987年制作の話。
1987年の「木こりの泉」は、“美化されたジャイアン”が登場する話。当時本放送で見て、おもしろくてインパクトがあったのをはっきり記憶している。ファンの間でも語り継がれており、今回収録されたのだろう。

ところで、長年に渡って作り続けられているアニメ作品では、絵のタッチやキャラクターデザインが変化することがある。「クレヨンしんちゃん」や「ちびまる子ちゃん」の初期は、今とは別人だ。
ドラえもんも同様で、キャラクターの顔の形や服装などが変化していたのが、当時から子どもながらに分かっていた。
Wikipediaによれば、大山のぶ代版ドラえもんのキャラクターデザインは、「(1) 1979年4月2日 – 1981年9月27日、(2) 1981年10月2日 – 1986年ごろ、(3) 1986年ごろ – 2005年3月18日」の3期に分けられるそうだ。(旧作が再放送されたり、昔の秋田など系列局外で遅れて放送された場合もあるので完全に一致はしないだろう)
今回のDVDでも上記によれば(2)と(3)に該当するので、2話でキャラクターデザインが異なっている。
(2) (3)
しずかちゃんの服が違うし、昔の方が全体的に頭でっかちで丸っこい。ドラえもんのヒゲの生え方も違う。
僕にとっては、後期の(3)の方がしっくりくる。

そして、昔の方がドラえもんの体の色が「青い」。現行版も含めて、最近のは「水色」に近い。
僕は形は後半の方を見慣れていても、体の色は初期のように「(水色でなく)青い」というイメージが潜在的にあった。単に自宅のテレビの違い、あるいは途中で放送局が変わったことによる違いかと思っていたが、同じDVDの中で違って見えるのだから、やっぱり昔のドラえもんは青かったんだ。


●パーマン
普通の小学生がスーパーヒーロー「パーマン」として活躍するお話。テレ朝では、1983年から1985年に主に15分の帯番組で放送されたらしい。
秋田では秋田テレビ(現在はフジ系だが、当時はフジ・テレ朝両方の系列だったようだ)で週1回17時? から放送の30分番組や、他の作品とのオムニバス形式(「藤子不二雄ワイド」?)として流れていたはず。

見ようと思えば今でも毎週テレビで見られるドラえもんとは違い、本当に久々に見るだけに、とても懐かしい。
「ヘコ~っ」とずっこける定番シーンも
小学生の時を最後に見ていなかったわけで、忘れていたこと、当時理解できなかった点があり、新たな発見もあった。
例えば、パーマンとしてのパワーの源は「パーマロゲン」なる物質であること、パーマンとして活動中の本人の身代わりである「コピーロボット」の声(同じ声優が当てている)は、本人よりも少し高い声であることなど。

また、パーマンでも放送途中でキャラクターデザインが若干変わり、マスクが初期は丸っこく、後期は角張って目が大きく見えるようだ。
DVD収録のテーマソングの映像では、僕にとって見慣れた“前期型”マスクだが、作中は若干違和感を感じる“後期型”。
DVDにはいつ放送された作品かが記載されていないが、詳しいサイトを参考にさせてもらうと、2話とも1984年から1985年の最後期のようだ。


●主題歌
このDVDで、懐かしくも、ちょっと残念だったのがテーマソング。両作品とも、当時の映像を使ってくれてはいるのだが。

ドラえもんのエンディングは1984年から1988年まで(Wikipediaによる。以下同)流れた「ぼくたち地球人」。歌も映像も懐かしい。今や水木一郎氏と並ぶアニメソング界の重鎮、堀江美都子さんが歌っている。
「♪みてみてよ ほら 花や草木がおはようのあいさつしているよ」で始まる、当時、少しだけ意識され始めた環境問題を扱った歌詞。バブル景気が始まる頃でもあり、今よりずっと環境意識が低い世の中だったが、僕としては子どもながらに漠然と「地球や自然を守る、残す」ということを理解でき、今の自分の環境意識につながっていると思う。今でいう「エコ」に通ずるいい歌だと思う。

そしておなじみ、
オープニング
「ドラえもんのうた」は、おそらく1984年から1992年まで使われた「宇宙空間を飛ぶ、立体感のあるドラえもんの後ろ姿(お尻)」から始まる映像。

映像は懐かしくていいのだが、歌がおかしい。
この歌は1979年の放送開始から長らく大杉久美子さんが歌っていたのだが、1992年10月から映像・伴奏ともリメイクされて歌手も山野さと子さんに替わった。(余談だが秋田朝日放送は1992年10月開局なので、ちょうど同時期【2019年10月8日補足・1992年10月の2週目から代わったようなので、AABで大杉版は1回だけ流れたことになる(開局前・9月中の試験放送でも流れているはず)】)
つまりこのDVDでは、映像に合わせて歌は大杉版でなければならないのに、なぜか音だけは山野版が入っている。権利関係の問題等があったのかもしれないが、何の断りもないので、こだわりが足りないととらえてしまいたくなる。
主題歌のテロップ
歌詞以外のテロップは、DVD用に新たに入れたものだと思うが、それもいただけない。
この表記では、ぱっと見では「ドラえもんのうた」が作詞者しか分からないように見えるし、「ぼくたち地球人」を山野さんと堀江さんが一緒に歌ってるみたいに見える。もうちょっとなんとかできないでしょうか。

なお、両主題歌や作中のBGMを作曲した菊池俊輔氏は1931年、弘前市の生まれ。
忍者ハットリくん、キテレツ大百科、Dr.スランプアラレちゃん、暴れん坊将軍など、数多くのテレビ番組の音楽を手がけている。僕たちの世代なら、知らず知らずに絶対耳にしたことがあるだろう。


パーマンは、歌も映像も当時のまま(のはず)。
オープニングの「きてよパーマン」は、長いバージョンでは最初にトランシーバーの呼び出し音が鳴っていたはずだが、それがないので、オムニバス用などの短縮版だろうか。

「♪自由ーぅに空を飛べるけどぉ ぇカラスのカンザブロウじゃないよ」で始まる軽快なエンディング「パーマンはそこにいる」も収録。
だが、
オープニングのテロップは出るが
なぜかエンディング分が出ない! これは作者・歌手に失礼で、購入・視聴者に不親切だ。
Wikipediaによれば、
 「パーマンはそこにいる」 作詞:小谷夏/作曲:古田喜昭/編曲:たかしまあきひこ/ 歌:古田喜昭 とのこと。歌っているのは作曲者なんだ。

主題歌を編曲した、たかしまあきひこ氏が、作中の音楽も担当している。たかしま氏はドリフターズの音楽やフジテレビのニュース番組のテーマ曲(古くは「スーパータイム」、現行の「ニュースJAPAN」など【7月6日訂正】ニュースJAPANは別の作曲者でした)を手がけ、菊池俊輔作曲のアラレちゃんの歌を編曲したりもしている。
このDVDでBGMを聞いてみると、ほのぼのとした菊池氏のドラえもん(これも好きだけど)などとはまた違った軽快な雰囲気で、パーマンの個性を際立たせているように感じた。


PPV分を見ようとはあまり思わない(パーマンはちょっと心惹かれる)が、値段を考えれば本編だけでも妥当な価格・内容だと思った。今までコンビニでDVDを買おうなどと思わなかった僕が買ってしまったのだから、新規需要の掘り起こしにもなったのではないだろうか。
続編やハットリくんなどのA氏版も見たいな、と思うけど、ちゃんとした製品を買えってことか…
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広面の花菖蒲

2010-06-18 19:45:21 | 秋田の季節・風景
新興住宅地が広がる秋田駅東側の多くが、地名としては「広面(ひろおもて)」地区。
秋田駅から真東に2キロ進むと太平川に突き当たり、広面の東端になる。対岸は下北手地区でノースアジア大学や同附属明桜高校がある。

その辺りに桜の時期に少し紹介した、秋田市の「広面近隣公園」がある。
「秋田市例規集」によれば、所在地は「秋田市広面字碇(いかり)1番地1」、平成10(1998)年3月31日供用開始となっている。
秋田市が管理する公園には、いくつかの種類がある。いわゆる“児童公園”の「街区公園」はたくさんあるが、数か所だけ「近隣公園」がある。
秋田市の近隣公園は都市公園法施行令第二条の「主として近隣に居住する者の利用に供することを目的とする都市公園は、近隣に居住する者が容易に利用することができるように配置し、その敷地面積は、二ヘクタールを標準として定めること。」に相当するもののようだ。町内だけでなく、その周辺に住む人たちの利用をも想定した、やや広めの公園ということだろうか。(街区公園は「主として街区内に居住する者の利用~」で「〇・二五ヘクタールを標準」)
地図や航空写真をご覧いただくと分かりやすいが、広面近隣公園は(以前も書いたけれど)、大昔に太平川だった流れが長年の水流の変化により川でなくなって取り残された「三日月湖」とか「河跡湖」と呼ばれる、細長い形の沼というか池を活用した公園。池と川の堤防の間が公園になっている。
以前来た時、池にアヤメ類と思われる植物が生えていたので、咲いているかもしれないと思い、この時期に初めて訪れてみた。
【19日追記】所在地の「碇」という地名がちょっと変わっているが、秋田市立東小学校のホームページによれば、「東北地方では,洪水になりやすい地区につく名前。よく洪水が起きたことからつけられた。」とのこと。川が蛇行していて洪水が起こりやすく、三日月湖ができたということだろう。この辺りの地名(住居表示前の小字)には、地形や水路にまつわるものが多く、おもしろい。

公園は大雑把にいえば「2枚セットの三角定規の二等辺三角形じゃない方」みたいな形。その頂点3か所に入口があるが、いずれも住宅地や川に挟まれた場所にあり、不慣れな者には分かりづらい場所。
幹線道路から遠くはないが、住宅地の中に入口がある
入口周辺のブロック敷きの部分は、普段は車が入れないが、今は車止めが一部外されて中に車が駐まっていた。
今だけ駐車用に開放している(普段は駐車場がない)
 ※「菖蒲」とあるが、それではショウブ科(またはサトイモ科)の葉っぱをお風呂に入れる別の植物なので、正しくはアヤメ科の「花菖蒲(ハナショウブ)」。
わざわざ駐車スペースを作るほど、見応えのあるものかと期待して園内へ。

堤防の桜並木や、対岸の山の緑が見えるが、公園内には大きな木は少ない。
広い原っぱがメイン
走り回ったりして遊ぶのには都合がいいと思うが、もうちょっと木陰が欲しくもある。トイレやベンチ、あずまやが設置されている。
小さな子どもや犬の散歩の人が訪れたり、川沿いをウオーキングする人の休憩場所として活用されているようだ。

園内で少し低くなっているのが、
湖というか沼というか池
薄暗さとか恐怖感は感じないが、水が淀んでいて、汚くはないがきれいでもなさそう。
水辺に下りられる構造にはなっておらず、対岸に渡ることもできない。対岸は園外で住宅が並ぶ。

僕は以前、この池にアヤメ類が生えているのを見たのだが、それが花を咲かせていた(写真がないですが)。
しかし、それは黄色い花しか存在しない、「キショウブ(黄菖蒲)」だった。(ハナショウブなどと同じアヤメ科の植物だが、「黄色い花が咲くハナショウブ」ではなく、別の種)
キショウブは、元々日本には自生せず、海外からもたらされて野生化して広がっている「帰化植物」の1つ。生態系に影響を与える可能性があるため、環境省の「要注意外来生物」に指定されている。【2016年6月21日追記】「要注意外来生物」は2015年に発展的に解消され「生態系被害防止外来種」となりました。この記事末尾の追記参照。

キショウブだったのにはがっかりしたが、園内を見渡すと、公園中程の池のほとりに、池とは別にハナショウブ園(?)があった。
これは予想外!
思いのほか広く、木道が通っていて、千秋公園のアヤメ園に負けない。
 
日当たりがいいせいもあるかもしれないが、手入れがいいようで、元気に見えた。
地面には、黒いビニールが敷かれていた。畑作物で保温や雑草抑制のためによく行われる「マルチング」だと思うが、観賞用の植物でやっているのは珍しい。
 
ちらほらと咲きはじめたといった感じ。千秋公園のよりも花色がいろいろあるみたいだし、つぼみがたくさん着いていた。
もう少しすれば、とてもきれいに咲くに違いない。
ほとんどつぼみの一角もあって期待できる
“近隣公園”だからか、秋田市もPRしていないようようだが、なかなか見応えがあるハナショウブだと思う。(車で大勢押しかけられても困るだろうし。車の方は県立小泉潟公園はもっといいと思いますのでそちらへ…)
千秋公園のアヤメ園は今はイマイチのような感じもするので(←個人的な感覚です)、広面へ行ってみるのもいいかもしれません。

●アクセス ※公園周辺の道が分かりづらいので、地図での確認をおすすめします。
 ・秋田駅東口から約2キロ
 ・秋田駅東口からバス「赤沼線」(大学病院・駅西口経由車庫行き)
  「碇入口」バス停(城東十字路の東)から約250メートル。160円
 ・秋田駅東口からバス日赤病院経由御所野方面行き、南ヶ丘行き
  「広面宮田」バス停(横金線のケーズデンキ前)から約500メートル。170円
 ・秋田駅東口から「秋田東営業所行き」(西口発もありますが、所要時間・運賃が増えます)
  終点「秋田東営業所」(城東中学校隣)から約600メートル。160円
【その後2011年に東営業所は廃止になり、東営業所線も廃止になりました。代替路線はやや遠いので省略します】
【20日追記】広面近隣公園の500メートルほど北に「広面街区公園」が存在するほか、小字名を付けた「広面○○街区公園」がいくつかあるので、混同しないようご注意ください。

※続きはこちら
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中央道路遮断機・選挙掲示板

2010-06-17 22:53:12 | 秋田のいろいろ
先週、秋田中央道路トンネル入口に遮断機が設置されたことを紹介した。
明日付(我が家には発行日前に配布される)の秋田市の広報紙「広報あきた」に県からのお知らせが載っていた。
左上のイラストは車だけど、魚っぽくも見える…
やはり「非常用の遮断機」で、「交通事故や災害などの時に作動し、トンネル内に進入できなくなります」とのこと。いつから稼働するかは記載されていない。
また、今日現在、秋田中央道路の公式サイトには、遮断機設置については記載されていない。
東側入口
文字表示装置はまだビニールがかかっていたし、
遮断機もまだヒモでしばられていた
看板では
工事は6月30日まで
稼働は来月からということか?
【6月21日追記】遮断機のヒモ、文字表示装置のビニールが外され、稼働したようだ。(工事中の看板はまだあった)平常時は、文字装置には何も表示されないようだ(隅で小さく「■」が定期的に点滅していた)。
※その後の様子はこちら

今度は上の写真の看板に注目。
まず、「発注者」が看板では「秋田地域振興局 建設部 企画道路課 秋田中央道路管理班」になっている。
ところが、本記事最初の写真の広報に記載されていた問い合わせ先は建設部までは同じだが「企画調査課 企画調査第2班」と、課以下の名称が異なっている。
中央道路の公式サイトに記載されているが、今年度から中央道路を管理する事務所の所属が変わった(場所は同じ)。工事の発注は昨年度内だったため、看板にその当時の名称が残ったようだ。
それにしても、「企画調査第2班」が道路の維持管理を行うとは、素人には分かりづらい。秋田県庁では「分かりやすく簡潔に」するため、今年度からいくつかの部や課の名称が変わったが、これもその一環なのだろうか。以前の「秋田中央道路管理班」の方がずーっと分かりやすいけど。
(しかも、中央道路以外の一般県道を維持管理するのは、地域振興局内の別の課らしいが、それもよく分からん)

さらに「施工者」は「株式会社NTT東日本-秋田」。電話屋さんが工事をしたのか。
大手企業の多角経営と思えばおかしくもないが、関連会社でなくNTT本体が、通信とはあまり関係のないことをするのがちょっと珍しいと思った。

そして、看板自体。秋田県が設置するこの手の看板は、最近このタイプで、正面から見ると、枠が丸太のような木でできている。でも、裏から見ると、
 
枠は丸太を半分に切ったもので、背面は全面板張り。「秋田県産優良木材」シールが貼られている。
県産木材ということは、秋田杉を使っているのだろうか。


「秋田県産優良木材」シールが貼られているものといえば、秋田市の選挙ポスター掲示場(掲示板)
やっと参議院選挙の日程が決まり、今日から設置が始まった。
従来通りの仕様のようだ
※以前の繰り返しになりますが、秋田市の選挙ポスター掲示板は、県産品活用のため秋田杉の間伐材を(秋田の工場で加工)使用した白木です。
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駅弁版富士宮やきそば

2010-06-15 22:56:26 | 各地お土産・食べ物
以前、秋田県の「横手焼きそば」の駅弁を紹介した。
 ※その時は「首都圏では売られているのに、秋田駅では売られていない」としていたが、今日、秋田駅で販売されていた。いつの間にか買えるようになったみたい。

横手焼きそばが流行る以前から、ご当地焼きそばやB級グルメとして有名だったのが、静岡県の「富士宮やきそば」。富士宮にもやきそばの駅弁がある(駅弁の発売も横手より先)。
古い話ですが、3月の四国旅行の途中で購入したので紹介します。

製造販売しているのは、「富陽軒」。
富士市の富士駅(東海道本線)と新富士駅(東海道新幹線のみ。在来線は通っていない)、富士宮市の富士宮駅(身延線)に店舗を持つ。やきそば弁当は新富士駅と富士宮駅で扱っているらしい。


東海道新幹線の各駅停車「こだま」号。自由席が多くて混雑しないので、急がなければ少し安くゆったりと旅できる。
こだまは、のぞみやひかりに追い抜かれるため、小さな駅で5分前後停車する場合が多く、それが絶好の駅弁購入タイム。(列車によって長く停まる駅が異なるのと、乗り遅れ・貴重品管理には注意)
そうして訪れた、夕方の新富士駅のホーム上の駅弁屋には、数種類の駅弁が並んでいた。その中で、最後の1個だったやきそば弁当を購入。ヒモを引いて温まってから食べるように言われる。
駅弁版 極 富士宮やきそば弁当」980円
横手のより30円高い。箱の大きさや発熱剤は横手とまったく同じようだ。
中の仕切りは横手と異なる

見た目が鮮やかで、エビなど魚介類も入っていて豪華!

富士宮やきそばには、いろいろ条件があるが、「イワシの削り粉(だし粉)」をかけるのもその1つで、この駅弁にも紅ショウガとともに添付されている。
トッピングは特に決まっていないようで、魚介類は富陽軒さんのアイデアということか。

ご飯は「わさびご飯」。2009年10月21日までは桜エビご飯だったそうだ。

味は、やきそばは、「富士宮」の特徴はよく分からなかったが、普通のやきそばと考えればおいしかった。
僕はたまに駅弁に入っている、殻付きエビは食べにくくて好きでないのだが、これはそれほどでもなく、イカ・ホタテとともに、ちょうどいいおかずになった。
また、わさびご飯がよかった。東北では食べ慣れないものだが、さすがワサビ産地の静岡だけあって、おいしくて、ピリッとした辛みが口直しになってよかった。横手やきそば弁当は鶏飯で、やきそばと似通った味の系統のため飽きてしまいそうだったから、これはよく考えている。


安いとは言えないと思うが、横手焼きそば弁当と比べればコストパフォーマンスがいいし、内容(見た目と味)にメリハリがあり、富士宮の方が上手と思ってしまった。
また食べたい駅弁だが、富陽軒さんの他の駅弁も期待できそうだし、静岡県の各駅の駅弁はどの業者も趣向を凝らした駅弁を作っているから、迷ってしまう。それも旅の楽しみですが。
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新しい道・地下道

2010-06-13 15:35:41 | 秋田のいろいろ
秋田市茨島(ばらじま)の秋田大橋北側のたもと(西日本式の言い方なら「秋田大橋“北詰”」)の交差点から雄物川沿いにさかのぼる市道がある。
何年か前にできた道幅の広い新しい道だが、秋田大橋から500メートルほどの地点で大きく左にカーブし、住宅地を抜けて卸町・秋田市中心部へ至っている。
右は雄物川の堤防
そのカーブから川沿いに直進する堤防の下では、だいぶ前から新しく道を造る工事が行われていた。
上と同じ地点を堤防上から撮影。右が工事中の区間
その工事がいよいよ完成しそうな雰囲気。
 
幅広の大きな巻き尺みたいなのを持って行進?
 ※本記事の写真は、先週撮影したものと1か月ほど前に撮影したものが混ざっているので、工事の進捗状況が異なっています。

茨島側から(先月撮影)
工事中の道は、茨島側起点から400メートルほどで羽越本線の線路に突き当たるが、その部分には地下道が造られた。
堤防の上から。左奥に地下道が見える
線路を越えると、
(僕は堤防の道を通って鉄橋下をくぐったが、既に地下道を通る人もおり、工事関係者も何も言わないようだ)
左側が川、右に市営住宅や新しい住宅街が並ぶ
「清水町市営住宅」のすぐ脇に出る。
ここは仁井田(にいだ)地区。と言いたいところだが、実際は牛島西四丁目と牛島南二丁目、さらに牛島字西潟敷の境目か?
仁井田側の工事区間の末端から
300メートルほど堤防沿いに進むと今回の工区が終わり、牛島南二丁目と仁井田の境目で既存の道路に接続する。
その既存の道路も、拡幅工事が途切れ途切れのようだが、少し内陸側に入り、仁井田浄水場付近、御野場(おのば)新町を抜けて、スーパー「マルダイおのば店」前の十字路につながる。この道路を、上の方の写真の看板にある通り、「南部中央線」と呼ぶらしい。

どのくらい需要があるのか知らないが、茨島-仁井田間では、遠回りになる国道13号線以外に線路を越える大きな道路がなかった区間だから、便利になる、といえるのかな。


ほかにも秋田市内各地では、愛宕下橋から築山小学校付近など、小刻みな市道の新設工事が進められており、秋田市建設部道路建設課のサイト内、「工事情報」のページで情報が公開されている。(掲載されている工事期間はあくまで「工事の期間」であり、次の日から即通行できるわけではないと思う。いつから通れるのかも紹介していくれるといいのだけど)

話を戻して、
新しくできる、線路をくぐる地下道
正面に地下道名を表示するスペースが設けられているが、まだ記載されていない。公募などされなかったはずだが。
そして、以前紹介した、地下道の番号表示が既に設置されている(上の写真左下)。
僕は、この地下道番号の全貌を明らかにしたいと思っていて、少しずつ調べていたのだが(いつか記事にします)、ここは何番?
じゅ、17番!?
やけに番号が飛んでいる気がする…
※その後、すべての番号と場所が判明しました。こちら

ちなみに、ここから秋田駅寄りに450メートルほど進んだ先にも、比較的最近(10年前くらい?)できた市道の地下道がある。
急カーブと高さ制限がある小さな地下道

「牛島西アンパス」という名で、番号は「10番」
「牛島西」は、牛島西三丁目(茨島側)と同四丁目(仁井田側)を結ぶから。
「アンパス」は秋田市内にある県道の「外旭川アンパス」に便乗した命名だろう。

新しい17番の方は「牛島南アンパス」とかだったりして…
※続きはこちら
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芽吹きが遅い木

2010-06-11 20:08:02 | 動物・植物
千秋公園ではハナショウブ(?)が咲き始めた。
6日撮影
木々の緑も濃くなり、新緑から深緑へ変わった。


ところが…
雄物川にかかる秋田大橋たもとの植栽(5日撮影)
松の間に挟まれた木にご注目。
まだ葉っぱが出たばかり
今年は春が遅かったせいもあるが、北国秋田とはいえ海沿いの平地の秋田市において、6月に入ってもまだ葉が開ききっていない木がある。

この木なんの木?

その後、晴天と高温が続いたせいか、昨日(10日)にはだいぶ葉が出ていた。
まだ“若葉”といった感じ
葉っぱを見てお分かりの方もいらっしゃると思うが、この木は「ネムノキ」。

このように、ネムノキはかなり芽吹きが遅い。ほかにもムクゲ、サルスベリなど比較的遅く芽を出す木はいくつかあるが、今年の状況を見ると、ネムノキがとりわけ遅い。
「ネムノキ」の和名の由来は、暗くなると葉を閉じてたたむ姿を「眠っている」ことに例えたものだが、「冬眠からなかなか目覚めずお寝坊」という意味でも「ネムノキ」と言えるかもしれない。

※芽吹きが遅い他の木についてはこちら(リンク先後半)



大きなお世話だけど、早く葉っぱを出して光合成を始めた方が有利なのに、なんでネムノキはモタモタしてるんだろう。

ネムノキの仲間は150種ほどある(オジギソウもかな)そうだが、熱帯・亜熱帯地域に分布するものが多い。
「♪この木なんの木、気になる木」でおなじみの「日立の樹」(1975~1979年、1984年以降放送分)も、ハワイ・オアフ島にある「アメリカネム(モンキーポッド)」という類縁の種。大きさはかなわないが、葉っぱや花は日本のネムノキに似ている。

そんな中、ネムノキは耐寒性が強く、東南アジアから温帯である日本の東北地方北部まで分布するそうだ。
秋田は北限に近いわけだが、ネムノキにとっては秋田の春なんかまだ冬だと感じてまだ葉っぱを出さず、我々が初夏だと感じる頃になってやっと春が来たと感じて芽吹くのかもしれない。
あるいは、川原や荒れ地など、日当たりのいい所に自生する種だから、無理して早々と葉を開かなくても短期間で充分生長できるということもあるかもしれない。
昨年の竿燈まつりの頃撮影
芽吹きから2か月もしないうちに、葉っぱは大きく、濃くなり、美しい花も咲く。

僕はネムノキが好き。
柔らかな葉っぱ、淡いながらも存在感のある花、優しい雰囲気がする木だから。

秋田大橋たもとのネムノキは、2001年の架け替え後の周辺整備で、新屋・茨島両岸の小公園にそれぞれ数本のネムノキが植えられた。
秋田県内各地の山野などに自生する(花が咲かないと気付かないが)し、松尾芭蕉が「おくのほそ道」で訪れた最北の地である秋田県象潟(きさかた。現にかほ市象潟地区)で詠んだ「象潟や雨に西施がねぶの花」が有名で、それにちなんでにかほ市の花や道の駅の愛称(ねむの丘)になっている。また秋田市立秋田南中学校の校歌(江口榛一 作詞)の歌詞にも登場し、秋田の人にとってなじみのない木ではないと思う。
広い木陰を作り、葉っぱの掃除が楽なように思えるから、街路樹にしてもいいと思うんだけど、「ネムノキ並木」は見たことがない。(象潟にはあるようですが、秋田市周辺でどこかご存じでしたら教えてください)もっと身近でネムノキを見てみたい。


以下は余談です。
ネムノキやオジギソウは、現在は「ネムノキ科」に分類するのが一般的だが、かつては「マメ科」に属していた。ということで、マメ類と共通する点がある。
例えば、インゲンマメ(写真はつるなし品種の「サクサク王子」)。
  
同じ株を日陰・日向(真昼)・夜に相当する環境で撮影したもの
太陽の高さに対応するかのように、葉っぱが上下しているのが分かる。暗い場所では、葉っぱが下を向いていて、ネムノキ同様「閉じている」とも言えそう。
【12日補足】暗所/明所を移動しただけで単純に葉が開閉するわけでもない。明るさのほかに体内時計(概日リズム)のような周期性も葉の動きに関わっているようだ。

違う角度から撮影(夜)
赤い矢印で示した、葉の付け根の膨らんだ「葉枕(ようちん)」という部分が変化することで、葉っぱが動く。ネムノキ類も同じ仕組みで葉が開閉し、「就眠運動」と呼ばれている。

動かないと思っている植物が動くと、より愛着を感じてしまうものだが、インゲンの場合、就眠運動をするのは若い頃だけ。
そしてマメ類でもエダマメ(ダイズ)は就眠運動するが、エンドウはまったくしない。進化の過程で一部の種だけが身につけた能力なのだろうが、不思議。
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フレッシュランチ2010年6月

2010-06-10 22:18:37 | ランチパック
ヤマザキランチパックの秋田版である「たけやフレッシュランチ」の6月の新商品を2つ紹介します。
今月は店頭に並ぶのがいつもより少し遅かったような気がした。
ツナ&カレー 145円
ツナサラダとカレーフィリングをサンドしました。

最初、「ツナカレー」つまりツナが入ったカレーかと思ったら、「ツナサラダ」と「カレー」が入っているらしい。なんかへんな組み合わせのような…
それにしても、たけや版で「○○&××」という2種の具材が充填された製品って初めてじゃないだろうか。

原材料表示によれば「キーマカレーフィリング」となっており、昨年末に発売されていた「キーマカレー」と同じものだろうか。だとすればカレーの味に期待できる。原材料では、その次に「ツナサラダ」が記載されているので、量はツナサラダよりカレーの方が多いはず。
カレー部分とツナサラダ部分が左右に分かれている
カレーとツナサラダそれぞれがおいしいし、両者の辛さと甘さのハーモニー(?)も楽しい。トーストするとさらにおいしいとのことだが、そのままでもおいしかった。
ヤマザキではこのような商品は発売されていないようで、たけやのオリジナルのようだ。


はちみつ&ホイップ 125円
はちみつフィリングとミルククリームをサンドしました。

こちらも「○○&××」。説明書きでは「ホイップクリーム」ではなく、「ミルククリーム」になっている。
今年2月、ヤマザキの「はちみつゼリー(ローヤルゼリー入り)&ホイップ」を紹介したが、それと同コンセプトだ。
青森版の工藤パンでよく見られる、「ヤマザキ側で発売した数か月後にフレッシュランチとして発売する」形式の“移植”版だろうか。

2月のヤマザキ版と、このたけや版の原材料表示を比べてみたら、おおむね同じだった。(どちらも「ホイップクリーム」ではなく「ミルククリーム」と表記していた)
ただし、ヤマザキは「小麦粉、ミルククリーム、ローヤルゼリー入り蜂蜜フラワーペースト…」、たけやは「小麦粉、はちみつ入りフラワーペースト、ミルククリーム …」となっており、たけや版ではローヤルゼリーは入っていないが、ホイップよりもハチミツの方が多いということになる。
これもハチミツとホイップが分かれてる
ヤマザキ版のハチミツはもっと色が薄い気もしたが、味はあまり違わないような感じ。


最近の商品を見ると、たけや版もヤマザキ版に追いついてきているように感じている。
あとはヤマザキでやっているようなユニークな商品(餅入りとか不二家・グリコとのコラボとか)があるといいのだけど。
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カルガモとサギ

2010-06-08 22:21:52 | 動物・植物
今日の秋田市は最高気温が27度を超え、暑かった。ということで涼しげ(?)な旭川の鳥の話題。

その前に、まずは旭川に架かる歩行者用の「大町公園橋」(旧さいわい橋)の路面の続報。かなり長期間、一部のタイルがはがれて立ち入れない部分があったのだが、
やっとタイルが敷かれていた
余り(?)がまだ積み上げられていたが、敷いたばかりなので、安定するまでは立ち入れないのだろう。
タイルの発注に時間がかかったということだろうか
【15日追記】余りのタイルと囲いが撤去され、以前と同じように通行できるようになっていた。

本題です。
●カルガモ
旭川をカルガモの親子がさかのぼっていた。
子ガモが11羽もいる
移動しながら、親も子も所々で護岸のコンクリートに一生懸命くちばしをつけている。
岸に付着した藻か何かを食べているらしい
こういう風に、「カルガモ親子」といえば、「1羽の親ガモ+たくさんの子ガモ」というのがよく見る光景ではないだろうか。親ガモは母親だろう。
ところが、この時は
近くにもう1羽の大人のカルガモがいた
左端の鳥。こっちを見ている気がする。
この鳥はたまたま居合わせたのではないようで、母子がゆっくりと移動するのに合わせて…
やや離れて一緒に移動している
たぶん父親じゃないだろうか。

調べてみると、カルガモはメスが子育てをするのが一般的だが、このようにオスが母子のそばにいたり、近づいた敵を威嚇することがあるのだそうだ。上の写真でも、怪しいヤツが岸にいたから、少し警戒していたのかもしれない。
てっきり父親は育児には関わらないのだと思っていたが、「男女共同参画」なんですな。

岸の怪しいヤツもどうやら危害を加えなさそうだと思ってくれたのか、父親も餌を食べたりしてのんびりしていた。
ショッピングセンターの休憩所で、妻子の買い物が終わるのを待っている手持ち無沙汰なお父さんのようにも見えたけど。

●アオサギ
歓楽街「川反(かわばた)」の対岸、土手長町通り
旭川の流れに段差があり、小さな滝のようになっているが、そこに
おなじみアオサギ
この場所では初めて見たが、滝の下では滝を上れない魚がたまるだろうから、餌を取りやすいのかもしれない。
滝にそって移動。なぜか口を開けた
立ち止まって
じっと見つめる
また移動して
水しぶきと水に浸かった脚が涼しそう

【先日の記事の「ダイサギ」について】
先日、田んぼにいたサギのうち「ダイサギ」についての補足です。
日本にいるダイサギは、「越冬しに来るもの」と、「夏に繁殖しに来るもの」とがあるそうだ。それぞれ「オオダイサギ(大大鷺)」と「チュウダイサギ(中大鷺)」という亜種として区別されている。(亜種とせず、独立した別種とする考え方もあるようだ)
秋田の田んぼにいて、勝平山で繁殖するのはチュウダイサギということになる。大きいんだか中ぐらいなんだかよく分からない名前だが、オオダイサギよりは少し小さいそうだ。
先日の写真の通り、今は脚もくちばしも黒いが、冬はくちばしは黄色になるとのこと。
※チュウサギ(中鷺)、コサギ(小鷺)という、いずれも白い色で別種のサギもいる(白いサギを「白鷺」というが、総称的な俗称であり、特定の種名ではない)。「白いサギの中で大きくて、少し小さい」のがチュウダイサギということかな。
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中央道路出入口周辺

2010-06-07 22:32:16 | 秋田のいろいろ
秋田駅の東西を地下道で結ぶ自動車専用の秋田県道「秋田中央道路」の出入口周辺の話題。
●遮断機設置
最近、両側の入口付近の地上部で何かを設置する工事が行われていたが、完了した模様。
西側
新たに赤色回転灯付きの文字表示装置(左側矢印)と遮断機(右側矢印)が設置された。
その手前、山王十字路にも文字装置が付いた
文字装置にはまだビニールがかかっていて、供用されていない。

遮断機は入口側車線に倒れてふさぐもののようだが、こちらも供用前らしく、バーがヒモで縛られていた。
写真では分かりにくいが、遮断機のそばにも赤色回転灯があり、遮断棒(バー)自体にも棒状のLEDが付いているようだ。

以前、事故発生により通行止めになった際、警察のパトカーと県の道路管理車がやって来て、あわてて通行止めの措置をしていたから、それを迅速・安全に行うためにこれらを設置したのだろう。
でも、駐車場のゲートみたいな細いバーだし、こんな所に遮断機があるとは思わないから、勢いよく通過した車が気付かずに衝突しそう。一部の鉄道の踏切に設置されているような、もっと太いバーにして視認性を高めるとより安全だと思うけれど。
開通時には設置せず、開通3年後に設置したのは、予想以上に通行止めの機会があったということだろうか(トンネル内でガス欠になる事故が多いそうだ)。
※続きはこちら


●統一したら?・案内標識
東側入口の案内標識
「秋田駅東口」「秋田駅西口」が同じ方向に並んで表示されている。(車線に対応して設置されている)
初めて通った人は混乱しそうだが、これは「トンネルに入らずに直進すれば秋田駅東口」、「トンネル(自専道)に入れば秋田駅西口」という意味。
ここからわずか500メートル直進で東口だから、それはいい。でも、ここから西口に向かうのに、トンネルを通りなさいっていうのはちょっと遠回りじゃないだろうか。
トンネルを途中の「中央街区ランプ(出口専用)」から出て、左折して中央通り(←地下の中央“道路”でなく、地上の市道)に進み、東へ600メートルも戻らなければいけない。時間的にはとんとんかもしれないが、トンネルに入らずに明田地下道を通った方が西口へは近い(手形陸橋経由では一方通行の関係で遠回り)。
「秋田駅西口」なんかより「国道7号・13号」を示した方がいいのでは? 秋田県としては700億もかけて造ったんだから、近くに行くのにも中央道路を通らせたいのかねぇ。

一方、西側の入口。
ここから秋田駅西口へは、地上を通ってしか行かれないが、東口へ行くのなら中央道路を通った方が近いし早いはず。でも、
「秋田駅東口」は表示されていない!(地上側の西口の表示もない)
こっち側にも東側と同じように、駅への案内標識を設置したらいかが?


●統一したら?・信号機の表示
中央道路の出口は3か所あり、いずれも既存の道路に並行して地上へ出て、合流する形になっている。合流は信号機によって交通整理されているが、信号機は同じ向きで異なる色を示すことになるので、見間違わないように見える角度を制限するためのルーバー付きフードが信号機に設置されている(参考:積雪時の様子)。
中央街区ランプ(出口専用)
トンネルから出るのは1車線しかないのに、信号機が2台設置されている(上の写真で青)。並行する市道側は1台。
さて、信号機の周囲に付いている、その信号機を見るべき道路名の表示に注目。
縦書きで「自専道用」「一般道用」

次は、東側出口。こちらは中央道路側も市道側も信号機が1台ずつ。
同じく縦書きで「自専道用」「一般道用」

ところが、西側出口を見てみると…
色が違うのは周辺の既存信号機と揃えているため
こちらはたくさん信号機があるが、並行する3車線の県道・竿燈大通り用が3台、中央道路用が1台。竿燈大通り用のうち外側(写真左端)の1台だけはルーバーのない通常のフードになっている。
表示は、
横書きで「トンネル専用」「一般道専用」
西側の看板には細く青い縁取りもあり、示していることは同じなのに、なぜかここだけ、他の2か所とは文言やレイアウトが異なる。
横書き/縦書きの違いは、構造や周囲の標識との配置の都合かもしれない。

でも、「トンネル」「自専道」「~用」「~専用」
どちらでも意味は通るし、間違いではないが、開通時に同時に設置された同じ目的のものなのに揃っていなくて、スッキリしない。のは僕だけでしょうね…

なお、「自動車専用道路」を略した「自専道」は、かなり認知されているとは思うが、ATOKでは変換できない。(Googleで「"自専道"」を検索すると約11,700件ヒットした)「トンネル用」の方が誰にでも分かりやすいと思うけれど…

●謎のロープ
上の信号機の写真を見てもう1つ発見。
矢印部分
西側以外の2か所では、信号機の上部と柱が、ロープのようなもので結ばれている。金具でしっかり固定されているはずなのに、どうして?
似たような構造(ただしルーバーなし)の「臨海十字路」の信号機にはロープがなかった。

謎だらけの秋田中央道路です。
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田んぼの鷺

2010-06-05 20:27:23 | 動物・植物
秋田駅から北西へ約4キロの秋田市外旭川(そとあさひかわ)地区。
宅地化が進み幹線道路が通るようになった現在でも、北方向に一面の田んぼが広がり、秋田市街からいちばん近い田園地帯と言えるかもしれない。

寒くて遅れ気味だった田植えが終わり、最近は暖かな日が続いて、イネの生育は順調なのではないだろうか。
田んぼにじっとたたずむのは…
勝平山からやって来たであろう、アオサギ。

今年は当ブログでほとんど取り上げていないが、勝平山の集団営巣地をたまに見に行った様子では、子育ては順調に進んでいるようだ。(以前、ゴイサギが巣作りしていないのではと心配したが、その後、営巣を始めた)

秋田市内では、サギ類が川や田んぼにじっとたたずんで、餌を探しているのをよく見かける。
以前紹介したように、市街地の川反(かわばた)近くの旭川にさえ来るし、自分の巣の下に国道ができても気にしないことからも分かるように、サギはあまり人を恐れない鳥。
外旭川の田んぼでも、農作業の人以外は近寄らないまん中の田んぼでなく、道路沿いの田んぼに降りる個体が少なくない。ただ、車はまったく気にしないものの、歩行者と自転車は気になるようで、立ち止まったりせずただ通っただけなのに、飛び去ってしまう。
でも個体差なのか、信頼してくれたのか、このサギは僕が立ち止まってカメラを構えても、一向に逃げなかった。カメラ目線だから、気付いていないわけではないはず。
その後、
向きを変えて歩き出した
忍び足というか“欽ちゃん走り”をゆっくりしているみたいな歩き方で、ちょっとおもしろい。大きな脚でイネが踏み倒されそうな気もするが、農家の人たちがあまり邪険にしないところを見ると、大丈夫なんだろうか。
獲物を見つけたらしく、
歩みを止め、腰を落とす
一瞬の後
何かをくわえた
画像を拡大しても判別できないが、魚ではなさそう。カエルとかイモリだろうか?
食べにくいようで、落としそうになった
最終的には
ごくり。のどがふくらんでいる
車も人も恐れなかったが、カラスが飛んでくると
あわてて飛び立つ
今まで気付かなかったが先の方にもう1羽のアオサギがいて
合流
低い位置を並んで飛んでいったので、遠くの田んぼに降りたのだろう。

別の田んぼには、
ほっそりした真っ白い体が美しい、ダイサギ
秋田ではアオサギよりは少ないようだが、珍しくはない。アオサギよりは警戒心が強い。
風が吹くと飾り羽根がなびくのも美しい
【8日補足】ダイサギの種名については、こちらの記事の下の方もご覧ください。
※その後の秋田市内でのダイサギの姿はこちらこちら

トキやコウノトリじゃないけれど、サギだって美しい鳥。
臨海大橋から勝平山の巣にいるサギを見るのもいいが、田んぼでは視界を遮るものがなく意外に近くで見られる。“大型の鳥好き”としてはうれしい。
右が秋田火力発電所、左は男鹿半島の山並み
普段生活する場の身近に自然があり、食糧を生産する場があるのは素晴らしいことだと思う。
とある田んぼ
奥にまとまって植えてあるイネは、田植え後に枯れてしまった株を補うための予備のものだと思われる。
それよりもこの田んぼ、3種類の色の違うイネ(緑、黄色、紫)が植えられている。もしかして、青森県田舎館村の「田んぼアート」などのように、田んぼにイネを使って絵を描こうとでもしているのだろうか?

最後に、田んぼの中を走る道の道ばたにある、側溝の網状のフタ。(正式には「グレーチング」と呼ぶそうだ)
矢印の部分
そのまん中になぜか、
コアラ(の絵)
どこかよそ(秋田市外か?)でも、似たような製品を見た記憶があるが、コアラではない絵柄だったはず。ここはすべてコアラで、他の図柄はないようだ。
なぜコアラ?
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