広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

お願い

3010-08-24 20:10:24 | その他もろもろ
主要カテゴリーの各記事のタイトルだけの一覧をご覧になりたい時は、以下のリンクからどうぞ。
(クリックするとアップ日が新しい順に表示されます。そのリンク先から古い順に並べ変えることもできます)





当ブログは個人が収集した情報に考察等を加えた個人のブログです。したがって、扱っている内容の当事者とは関係ありません。
また、根拠や出典を明確にするよう心掛けていますが、必ずしも正確な情報ではない場合もあり得ます。アップ後に状況が変化することもありますので、これらの点をご了解ください。

当ブログへのリンクは自由に行ってください。連絡は不要です。
当ブログの文章の引用は常識の範囲内でお願いします。
ただし、画像を転載する際は、ご連絡ください。(当方の著作権うんぬんというより、画像が一人歩きして尾ひれが付いて、転載先や第三者にご迷惑をかけることがないとは言えませんので)

商用サイトやマスコミ等ネット以外の媒体で当ブログの内容を使用される際は、恐れ入りますが、どうか事前にご一報いただけないでしょうか。(ありがたいことですが、こんなブログを公的な組織が利用するほどのものではないと思います…)


画面左側、カレンダーの下に「メッセージを送る」機能がありますので、ご利用ください。
 ※頻繁にはチェックしていないので、対応が遅くなる場合があります。

2010年8月24日

【2017年12月23日追記】コメント投稿についてのお願い。
当ブログをご覧いただく皆様から、情報や感想を幅広くコメントいただきたいと思っています。
管理者としてはコメントを承認制にしたり、個別に削除したりすることもできますが、そうした考えから、行っていません。(スパム投稿や極端に不適切な内容と判断した投稿は削除していますが、数か月に1回程度です。)投稿者の本人確認を厳しくしたり(これはgooブログの仕様上からも無理ですが)、コメント内容を制限したりするようなことも、したくありません。そのために、コメントいただく時にお願いしたいことがあり、追記します。

コメントは他の方々も読み、後々まで残るものです。事実と異なるコメントがあって、それを読んだ誰かがコメント内容を信じてしまい、それによって他方面・多方面へ迷惑をかけてしまうことがあるかもしれません。
そのため、コメント投稿に当たっては、内容についてそれなりに責任を持ったものにしてください。「それなりに責任」というのは、勘違いなどで事実でないものを投稿してしまうのは仕方ないとしても、事実でないことと知りながら、つまり「ウソ」「作り話」を、そうであることを示さずに投稿するようなことはやめてほしいということです。
不確実なこと、推測や憶測を(あるいは事実ではないことをどうしても)投稿する時は、そうしたことがはっきりと分かるような文章にしてください。

管理者、他の読者の方とも、コメントの投稿内容が事実かどうか確認できるすべがない場合もあり、投稿されたコメントの内容、あるいは投稿者を信じるしかないこともあります。
どうかその点をご了解の上、ご利用くださるよう、お願い申し上げます。
【2023年7月12日補足】当ブログの記事本文の記述については、100%間違いとは言い切れないですが、作成者として、正確を期し、その根拠を明確に示すよう努めています。一定の自信と責任はあるつもりです。
一方、コメント欄の内容については、上記の通り、正確さは保証できません。このことをご了承の上、コメントをお読みいただくよう、改めてお願い申し上げます。


ちょっと思うところがあって、上記のようなものを書いてみました。
(投稿日時がおかしいですが、最上段に表示させるためです。また、この記事のみコメントを受け付けない設定にしています)
2011年1月5日アクセス解析を試験設置
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鶏めし玉手箱

2024-12-21 23:01:08 | 各地お土産・食べ物
秋田県北部・大館市、JR東日本・奥羽本線 大館駅の駅弁として有名な、花善「鶏めし」の派生商品。※前回は2023年11月
要予約商品(期限や受け取りに条件あり)で、駅弁大会などでも見ないであろう商品。12月20日に、秋田生鮮市場保戸野店で150個限定(生鮮市場としては多い)で売られていた。
鶏めし玉手箱  600kcal、食塩相当量3.0g 税込み550円
コンパクトな2段重ね。つまようじ付き、おてふきなし。
ノーマルの「鶏めし弁当」の980円も、今どきでは安いけれど、それ以上に安い。
上がおかず、下が鶏めし。下には抗菌シートがかかる


鶏めしの上には、鶏肉甘辛煮は載らないものの、けっこう多めな「そぼろ卵」、モミジ形の「飾り麩(蒲鉾)」と、ノーマル鶏めしのレギュラー陣。
※原材料名欄では、商品や時期によって「そぼろ玉子」表記のこともある。
※飾り麩は昔はほんとうの麩だった。
一方、おかず側は見慣れぬ面々。

上の写真、右上から時計回りに、鶏肉のパン粉揚げ×2切れ、とうもろこし入り蒲鉾揚げ、切干大根(山くらげ、人参、ひじき、その他)、枝豆入り蒲鉾(たら、吉切サメ、豆腐、その他)、蓮根の竜田揚げ田楽味噌和え×2切れ。

鶏めしは、定番のおいしさ。見た目は少なそうだが、例によってみっちり詰められている(上げ底でもない)ので、少ないとは感じなかった。
おかずは、どれもおいしい。見た目は肉っぽいレンコン竜田揚げは、濃いめの甘辛。ほかは、ほどよく味付け。漬け物が入っていなくて、カマボコが2種あるのが特徴的。
通常版と比べて、おかずがバラエティーに富んで、量もそこそこ。これで550円はお得。個人的には鶏肉甘辛煮がないのが惜しい。


この弁当は、「駅弁資料館」サイトによれば2015年11月の発売とのことで、それ以前にあった「わっぱ鶏めし(2014年の記事)」の後継かと指摘しているが、現在とはおかずはだいぶ違う。
玉手箱になってからも、おかずの入れ替わりがあり、2023年3月では、鶏肉のパン粉揚げ、蓮根の竜田揚げのほかは、鶏ひき肉と枝豆蒸し、さつま芋のレモン煮、みずの生姜和え、しば漬だった。このご時世、コスト削減か。
ニッポン放送NEWS ONLINE「ライター望月の駅弁膝栗毛」によれば、さらに以前には、鶏肉のパン粉揚げが「せんべい粉揚げ」だった。
また、この弁当は「大館の地元の方向けに開発された鶏めし駅弁」で「実際、大館市内をはじめ周辺の町で開かれる会合などで重宝されている」とのこと。そんなわけで、「駅弁」マークはあるものの駅では入手しづらい(実質不可能?)弁当なのだけど、駅弁として売っても、充分やっていけると思う。
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本格的積雪'24

2024-12-18 22:33:17 | 秋田の季節・風景
真冬らしい天候になり、秋田県各地は17日から積雪が増えた。内陸より沿岸に多く降って、由利本荘市本荘や秋田市雄和では、かなり積もった。
秋田市でも、17日朝に約20センチ、18日朝に30センチの積雪深を観測。18日夜時点では23センチ。
ここ数十年としては、12月中にこれだけ積もるのは珍しいほうだけど、秋田市では「ドカ雪」と言うほどではないと思う。雪が少なかった昨シーズン(2023~2024年)も、12月23日から3日間、30センチ超が継続していた(昨シーズンの最深)。生活への大きな影響はなし。

風が弱く、気温は朝はマイナス1~0℃に留まり、昼は気温がプラスの2~3℃まで上がって、体感的に楽だし、積もった雪の減りも早いかもしれない。
18日午後の、秋田市東部の光景。
県道28号「広面小南(ひろおもてしょう みなみ)」交差点。時折晴れて太平山が姿を見せた

県道28号・手形陸橋。奥は千秋公園
幹線道路は除雪され、歩道はロードヒーティング(融雪装置)で通行に支障なし。
県道41号(横山金足線)広面ショッピングセンター(紅葉の頃)前。温度計は0℃
融雪がない歩道は、それなりに。ただ、30センチ積もったにしては、歩きにくくない場所が多い。

小さな道路。手形陸橋から千秋城下町を見下ろす。
昔ヤマザキデイリーストアがあった通り。正面の茶色いのが秋田県立循環器・脳脊髄センター。奥左が秋田駅西口方向

隣のもっと小さな道
昨冬から、秋田市道の除雪体制が変わった。前よりはまめに除雪しているように見えたし、このように、実際に除雪がされた道が多い。路肩の排雪はされていないので、歩行にも運転にも気を付けて。
降雪はひと段落し、19日朝はマイナス4℃まで下がるので、路面凍結に注意。しっかり除雪された所は、ブラックアイスバーンになりそうで怖い。【19日追記】19日は最低気温-5.2℃、昼は0.5℃までしか上がらなかった(夜に1℃台まで上昇)が、引き続き風が弱いせいか、それほど寒く感じなかった。積雪は20センチ前後で推移。


18日の雪は湿っぽく、着雪しやすかったのか、
「手形山崎町」交差点、北向き信号機
着雪対策されていないLED信号機。矢印信号機の庇(フード)に積もった雪がずり落ちて、隣の車両用赤灯のフードとの間にはさまってしまっていた。正面からの視認性には問題なし。

郵便ポスト
ポストの上に積もった雪が、前にずり落ちて、投函口をふさいでしまった。
風も強くないのに、ほぼ平らなポストの天面から、どうすればこうなるのだろう。
ポスト前には足跡もなし
朝以降、このポストに投函した人は、誰もいなかったことになる。
コメント (2)
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南山・キプロス その後

2024-12-16 23:03:38 | 秋田のいろいろ
2024年秋に解体が始まった、秋田市中央地域の2つの建物のその後。

保戸野千代田町。元「焼肉レストラン 南山」だった「中国料理 甜甜酒楼」の建物
10月下旬

11月中旬
更地になった。
隣の建物に足場と囲いがかかったが、外壁か何かの工事のようで、中は営業中。

現在はロープで囲われている

北側から。電柱付近から奥にかけて建物があった
交差点と反対の北側にあった駐車場も更地になったので、けっこう細長く広い土地ができた。
北端から
現時点では表示などはない。何になるか。


大町四丁目。川反通りの1本西、大町通り・赤れんが館通りの飲食店テナントビル「キプロスビル」。名称の由来も前回の記事参照。
11月下旬

現在
解体後、通りと反対側に隣接していた「キプロスビル月極駐車場」とともに、全面がアスファルト舗装された。隣の塀(敷地内側は駐車場への通路だったようだ)に落書きがされているが、2024年5月のGoogleマップストリートビューではまだない。
駐車場になるのだろうか。
写真左・大町通り向かいの角地も駐車場

追記または続編にていずれまた。
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山の神様の日と おやき

2024-12-14 21:05:49 | 秋田の季節・風景
寒くなって雪が積もった今週、身内の年寄りが「もうヤマノカミサンだものな」と言った。
ヤマノカミサン→山の神さん→「山の神様」と想像が付くものの、何だろう? 昔から何度か聞いたことがあった言葉だけど、聞き流してしまっていて、今回も聞き流しかけた。

その直後、地元スーパー・いとく新国道店へ行くと、パン・生もの菓子売り場に、見慣れぬ商品があった。タカヤナギグランマートにもあったか。イオン系列にはなし。
それは、秋田で親しまれる餅菓子「おやき」。信州のおやきとは異なり、米の粉で作る。青森県津軽では同じものを「しとぎ餅(粢餅)」と呼ぶ(おやきと呼ぶ所もあるようだが、津軽でおやきとといえば、大判焼きを指すのが一般的)。また、青森県内でも南部(八戸など県東側)の「しとぎ」は豆で作る別物

おやき自体は、1個~数個入りのものが、スーパーでもわりと売られている。ヤマザキ系列の地元企業・たけや製パンでも製造。
今回見たおやきは、たけやのものなのだが、たまに見かけるバラ売りではなく、複数個入り。※以下、商品の描写は店頭でちらりと見ただけなので、うろ覚えです。
たしか6個だったと思うが大量のおやきが、生のサンマを入れるような細長い発泡スチロールトレイに入っていた。白いものと、ヨモギ入りと思われる緑色のもの(おやきとしてはわりと珍しい)の2種。おやきの表面には焼き目というか焦げが少々入るのが普通だが、本品は焼印で押したかのような、均一で濃いめの焦げ(たけやのバラ売りおやきはそうではない)。

パッケージ代わりのシールは、「おやき」と大きく書かれていたはずだが、別に小さくな表記があった。
「山の神」と。

山の神って山の神さん? それとおやきが関係あるの?


調べた。※詳しくは「山の神」「山の神の日 秋田」等で検索してください。
山の神とは「山に宿る神の総称」。猟師や林業などに関わる人の守護神。女神とされる。箱根駅伝の山の神は、これから着想を得たのかもしれないが、言葉(文字)以外には一切関係がないことになろう。
その神が、山の木の本数を数える日があり、その日は山仕事をせず、山に入らず、祭礼や宴会をするならわしが、全国各地にある。それが「山の神の日/山の神様の日」。
日付は地域によって異なるが、東北地方では12月12日が基本で、林業業界を中心に今も受け継がれていて、酒や食べ物を供えるなどする。「山の神の年取り」と呼ぶ所もある。

農林水産省ホームページ「うちの郷土料理」秋田県 おやきには「毎年12月12日に山の神に供えてきたとも伝えられ、県南地域では今でもこの時期におやきを焼いて食べるのが習わしとなっている。」とある。なお、別に、五城目町の朝市、おやつ、祝い事、春彼岸の中日にも食べたり供えたりする記述がある。

2016年で更新を終えた「男鹿市観光商工課 公式ブログ 男鹿ブロ」に2012年12月12日付「12月12日は山の神(やまのがみ)(a href="http://ogablo.jp/2012/12/120830.php)」があった。
まず、男鹿では「やまのがみ」と濁るようだ。
「各家々で おやきを作って仏壇や神棚に お供えし、その後で家族でも 美味しくいただくのが昔からの習慣です。」そうで、旧・若美町払戸の「ふっと観光案内所」の産直「みどりの会 農産物直売所」では、大量にバラ売りされていた。
さらに2015年2月16日付「男鹿総合観光案内所ミニイベント「おやき餅を作ろう!」(http://ogablo.jp/2015/02/160830.php)」。船越の男鹿総合観光案内所で、同年2月21日に行われた体験イベントの告知。「男鹿には、12月12日あるいは1月12日の「山の神の日」におやきをつくって食べるという風習が残っています。」「本格的なお家だと、神棚を飾ったり、のぼり旗を立てたりもするそうなのですが・・・?」

県南でなく県中央部でも、おやきの風習が今(10年前)もあるのだった。男鹿で山に関わる人は多くはなさそうだし、神棚でなく仏壇に供えるといった点では、本来とは少し違う趣旨になっていそうだが、広く親しまれる風習であることを意味しているだろう。


県南・大仙市の鈴木酒造店の「酒蔵日記」2015年12月21日付「山の神の日(https://www.hideyoshi.co.jp/sake/2015/12/21/2694/)」では、「うちの会社ではお餅を12個、山の神様にお供えします。」。
杵と臼で付いた白い餅を、雪見だいふくくらいのサイズにしてお盆に並べて、ろうそくととっくりとともに和室の机の上に置いた(上に神棚がある?)写真も掲載。
餅やおやきは別として、秋田県内では建設会社や曲げわっぱメーカーでも、広い意味で山や木に関わるためであろう、山の神の日に行事を行うところがあった。


ここで青森県。県交通・地域社会部 地域生活文化課サイト(https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kotsu/seikatsu/kenjinkai31.html)より「東京青森県人会の会報『東京と青森』で連載中!」の「青森県史の窓」の「39 神様の年とり(2008年5月号?)」。
北東北では、旧暦12月は毎日のように神様の「年取り(の日)」があり、その1つが12日の山の神様。神様や地域によって風習はさまざまだが「共通の供物として「しとぎ」は欠かせないようだ。」
あんこを入れず、焼かずに生で食べるのが本来のしとぎのようなことが書かれている。
「南部地方の田子町や三戸町では12日は山の神の年とりで、お神酒としとぎを十二個供えた」とあり、これが米のしとぎなのか、豆しとぎなのか、不明だが、上記、農水省うちの郷土料理の「豆しとぎ」のページには、南部地方では「神様の年取り」で豆しとぎをお供えする旨があった。


というわけで、12月12日は山の神の日で、その供え物の1つがおやき/しとぎなのだった。
日付も、一部ではお供えの個数も12で、山の神は「12」がお好きなようだ。たけやのおやきが、おそらく6個入りだったのは、2セット買えば12個になるということなのか。

冒頭の「もうヤマノカミサンだものな」は、「12月12日だから、雪や寒さが厳しくなって来たな」というニュアンス。
我が家は、山林やその関連との関わりはまったくなく、(一部が日付を意識するだけで)12月12日は特にイベントはやらない。ばあさんは男鹿出身だったから、もしかしたらそこから受け継がれたのかもしれないが、「やまのがみ」とは濁らない。

一方、秋田市内のスーパーで、それ用のおやきが売られていたということは、秋田市でも、山の神の日にお供えする一般家庭が一定数あるということなのだろうか。
そして、たけや製パンが、それ用のおやきを製造販売するということは、秋田県内全体では、山の神の日を、山の神を大切にする人たちがたくさんいるということになる。
それならば、スーパーでもたけやでも、店頭のPOPや商品パッケージで、「12月12日は山の神の日 おやきを供えて1年の感謝を!」などと宣伝すれば、需要喚起・売上向上、伝統文化の継承になるだろうに。たけやさんは、毎月の新商品紹介(と今は2025年元日からの値上げ告知)しかアップしないホームページにも掲載して。

秋田にずっといても知らないことがまだまだ多いことを、今回もまた思い知った。
ところで、青森県の資料にもあったように、山の神の日は本来は旧暦。今年の旧暦12月12日は、2025年1月11日。平年通りなら、今以上に寒さも雪も厳しい頃。季語では冬の山を「山眠る」と形容するけれど、眠った山でも生活する人たちがいて、厳冬期のその中休みの意味もあるのだろう。
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