広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

融雪工事・その後

2010-02-27 23:19:20 | 秋田のいろいろ
当ブログで何度も取り上げてきた、(主に秋田県道の)歩道の融雪装置(ロードヒーティング)。
昨年11月の記事で紹介したように、老朽化に伴う更新工事が行われている県道の「竿燈大通り」のうち、今年度工事が行われた区間(二丁目橋~ダイワロイネットホテル~日銀秋田支店脇)では、更新前に敷かれていたブロック(インターロッキングというのかな?)を、更新後に再度敷き直す“再利用”が行われていた。
ブロック自体を新品に全更新するよりはコストがかからないだろうし、その一方で点字ブロックだけは新基準に対応してか、視認性の高い黄色いもの(弱視の人が認識しやすい)に更新されており、秋田県もコスト削減とバリアフリーを考慮してくれたのかと、好意的に感じていた。
ただし、ブロックは道幅やマンホール等の事情により、カットされて不整形のものがある。劣化するなど再利用に耐えないものもあるかもしれない。ジグソーパズルほどではないが、うまく元通りに収まるか、若干不安でもあった。

ともかく、工事終了後は従来よりも装置の利きがよくなり、今冬後半は歩きやすい歩道だった。最近はすっかり春めいて、もう融雪装置が稼働する機会はなさそうだが、改めて現場を見てみた。
最初に着工した区画の日銀秋田支店脇
矢印で挟んだ部分は、通常のブロックと点字ブロックの間に、セメントのようなものを流してすき間を埋めている。これですき間のつじつま合わせをしているのかもしれないが、全体的に見れば、ほぼ元通りになっており素人目には更新前と区別が付かない。上手いものだ。

1ブロック東へ進み、最後まで工事が行われていた区画。
ダイワロイネットホテル前(交通公社前バス停付近)
矢印の部分は、以前の波形でなく長方形のブロックが敷かれている。新しいもののようだ。他にも畳数枚分(?)程度に渡り、新品らしきブロックが敷かれた一角があった。
やっぱりブロックが足りなくなったのかな? まあ、あまり目立たないし、全体的にはコスト削減にはなっただろうから、いいかな。
そして“再利用”したブロック
 
ブロックのすき間に吸い殻や枯れ葉が詰まっている、というか、この一角は全体的にスカスカに見える。
通常、ブロックとブロックの間(目地)には、砂を入れて押し固めているはず。実際、この区画の他の大部分もそうなっている。そうすることでブロックが安定するのだろうし、すき間に物が挟まることもない(雑草やコケが生えることはあるけど)。
だけど、この部分だけは、目地が入っていないように見える。何か事情があって、あえてここだけ目地を入れていないのだろうか?

さらに、
こちらは砂が入っているようだが、目地が広すぎる
中央の3つのブロックは、両隣のよりも明らかに縦方向が短い。
同じ場所を横から見ると
ブロックに高低差がありデコボコしてる
素人が差し出がましいが、ちょっと雑じゃありません?

ブロックの間の目地がなくすき間があっては、細いヒールの靴・杖などが挟まってしまうだろうし、ゴミがたまりやすい車椅子やベビーカーの通行に支障があるかもしれない。
段差でつまづくかもしれない。
広すぎる目地からは“ど根性”植物が生えてくるかもしれない。
さらに、長い目で見れば、凹凸が増幅したり、ブロック自体や下の融雪装置の耐久性に関わるかもしれない。
↑憶測です。専門家や詳しい方のご意見をいただけるとありがたいのですが…

こんな工事は、「ジグソーパズルができなくてイライラして、無理矢理ピースをはめ込んだ」のと同じようなものじゃないだろうか。
工事中の看板はないから、これで完成していると思われるが、発注者の秋田県は現地の確認をしたのだろうか?
ここの地下を走る総工費700億のトンネルの管理で手一杯ですか?
【3月10日追記】その後の経過


そして、山王十字路南側の新国道(という名の県道)では、ブロック敷きや舗装前ながらも、融雪設置が完了した場所を通行できるようにしてくれていた。
こちらはブロック敷きでなく、アスファルト舗装をするのかもしれないが、マンホールなど出っ張りの部分はつまずかないように、ゴム製のマットを敷いて歩きやすくしていくれている。
 
でも、それ以後の工事がまったく進んでいないような気が…
1車線分が無駄になってます(雪の積もった部分)
看板によれば工期は3月中旬までのはず。
「予定より大幅に早く終わっちゃいかん」とかいうお役所の決まり事があるのかもしれないが、車線が1つ減っていることにより、県民の移動時間や環境面での損失が出ているはずだし、歩行者にしても早くしっかりした歩道を歩きたい。吹雪&積雪時には一生懸命工事をやり、穏やかな天候になった今は何にもしていないってのもおかしな話。
やっぱり秋田県庁のやることって、僕にはよく分からない。
【3月1日追記】上の画像は10日ほど前に撮影したものです。今日、久しぶりに通ったところ、工事区間の半分強程度の部分でアスファルト舗装がされていました。この記事の後半で紹介しています。

*              *              *

ところで、2月19日付の地方紙・秋田さきがけ新報「秋田市」面「数の深層真相」で、歩道の融雪装置を取り上げていた。それによれば、
 秋田市の歩道の融雪装置は「市道10.9キロ、県道18.4キロ、国道0.3キロの総延長29.6キロに設置されている。
 「県道は11.6キロを地下水で温めており、水温15度前後の水をくみ上げ、歩道の下に埋めた配管を循環させ、また地下に戻している。
 「県道の場合、制御板(←原文のまま。制御“盤”の方がいいんじゃない?)のセンサーで気温0度以下を観測し、かつ水分を感知した時に融雪装置が作動するのが一般的。
 「県道と国道では新たに融雪装置を設ける予定は今のところない」(←秋田市内でってことかな?)
 「(秋田)市は中通の中央通りに約1.3キロの電熱式融雪歩道の整備を進めている。
といったことが分かった。
秋田市道の中央通りはやっぱり融雪装置がなかったのか。(積雪時
でも、「電熱式」ってランニングコストがかかりそうだけど。臨海大橋のように風力もしくは太陽光でも使うのかな?
そして中央通りは北都銀行本店前交差点から秋田駅前交差点(JR秋田支社前)まで約850メートル。両側だとすれば1.7キロ。融雪設置が1.3キロとは中途半端だが、再開発事業とも関係しているのかもしれない。
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はたらく列車

2010-02-26 20:28:32 | 秋田のいろいろ
【2015年9月28日追記】実車を目撃したのか検索してアクセスされる方が多いので、簡潔にまとめておきます。
この車両は、線路に異常がないか走行しながら検査する「電気・軌道総合試験車」とか「検測車」と呼ばれる車両。
この白地に赤いラインの外観の車両は、JR東日本が2タイプ所有する。
1つは、電車(モーターで走行)の「East i-E」。茨城の勝田の車両基地に所属。
もう1つが、この記事本文で紹介している、気動車(ディーゼルカー)の「East i-D」。秋田の車両基地に所属。
どちらも、所属基地に関わらず、JR東日本管内の全域を走行するので、東日本ならどこでも見るチャンスがあり、第3セクターやJR北海道など、自前の検査車両を持たない鉄道会社に貸し出されることもある。


鉄道の話題が続きます。今回も秋田駅で見かけた車両。
白いボディに赤いラインの3両編成のディーゼルカー
この列車を見たことがある方は、かなりラッキーかも。日本中に1本しかなく、神出鬼没な列車だから。
ただし、秋田市内の車両基地(秋田車両センター=一つ森公園と金照寺山の間)に所属しているから、秋田では他地域よりは見やすいかも。

この列車は「キヤE193系気動車」といい、「電気・軌道総合試験車」とか「検測車」と呼ばれる分類の事業用車両。
「はたらくくるま」ならぬ「はたらくれっしゃ」なので、乗客が乗る機会はない。

周期的に各路線を走りながら、信号・通信・線路といった鉄道の設備に異常がないか検査・測定をするのがお仕事。
黄色い色をした新幹線の「ドクターイエロー」をご存じの方もおられるかと思うが、それと同じことをする在来線版の車両。

JR東日本では2000年代に入ってから、国鉄時代から使っていた古い検測車を更新しており、「East i(イーストアイ)」という愛称が付けられている。(Eastは東日本だから、iは「inspection(検査)」と「eye」を掛けてるのかな?)
新幹線用・在来線用の電車・在来線用の気動車の3タイプがあり、いずれも白地に赤ラインの共通のカラーリング。
ロゴマークもあります
これはディーゼルカーなので「East i-D(イーストアイ-“ディー”でいいのかな?)」。(新幹線用は単に「East i」、在来線用の電車は「East i-E」)

窓が少ないのは、検査測定用の機器を積んでいるからだろう。
真ん中の車両の屋根
架線から電気を集める「パンタグラフ」が付いている(オレンジの矢印)。写真では折りたたんだ状態だが、East i-Dは軽油を燃料にディーゼルエンジンで走る車両だから、そもそも必要なさそうに思える。
実は、これは検査用のパンタグラフで、集電はしないらしい。架線に異常がないか(たるんでいたりズレていないかとか?)を調べるのだろう。ドーム状の出っ張り(緑の矢印)があり、その窓から目視やカメラでパンタグラフと架線を確認できるようになっているようだ。

East i-Dは、JR東日本の路線を検査(特に電化されていない路線は全区間)するだけでなく、自前の検測車を所有しないJR北海道や第3セクター鉄道などに貸し出されてもいる。
長旅を終えて車両基地へ帰るところ
昔の検測車は地味な色合いだったり、古い列車を改造したものだった。一方、East iは新しい車両で、きれいなデザイン(白くて汚れやすそうだけど)で愛称まで付いている。
秋田を拠点に、広範囲の鉄道の安全を守ってくれている、縁の下の力持ちといえるだろう。
※新幹線用East iについてはこちら
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わんこきょうだい列車

2010-02-25 22:26:26 | 秋田のいろいろ
秋田駅にこんな列車が来ていた。
屋根の下と外の明暗差が激しくて分かりづらいですが
先頭部の傾斜、一部が高床式の構造、緑色に金のラインの車体が特徴の盛岡の車両基地に所属するジョイフルトレイン「Kenji(ケンジ)」だ。
国鉄時代製造の古い急行型気動車(ディーゼルカー)を改造したもので、名前は宮沢賢治にちなむ。東北地方を中心に臨時列車や貸切団体列車に使用されており、今回は団体列車で秋田に来たようだ。
僕は乗ったことがないが、時々秋田に来ているのを見かける。

でも、前は緑一色の比較的おとなしめの車体だったはずだが、なんかいろいろ付いている?!
下り側の先頭・3号車

上り側の先頭・1号車
岩手県内の観光名所の写真もあるが、なんといってもお椀のキャラクターが目を引く。
五人組
彼らは2009年7月から9月に行われた「いわて・平泉観光キャンペーン」のキャラクター、「わんこきょうだい」。
岩手が生産量日本一である漆を使った漆器に、岩手県内各地域の食材が盛られた5人(?)それぞれにも名前が付いている。
公式サイト http://www.iwatetabi.jp/cp/page/charactor.html

トイレなど窓がふさがれた部分に、大きくキャラクターが描かれるのが見ているだけで楽しい。
揃って窓から顔を出してる
メインキャラクターはわんこそばの
「そばっち」
ほかには、
「おもっち」ずんだ餅かな?
岩手県南部では、何百種類ものアレンジで餅を食べる。
他のキャラクターは「こくっち」「とふっち」「うにっち」。雑穀・豆腐・海胆かな? ウニは銀杏に見えたけど。

わんこきょうだいは、かわいらしいだけでなく、しっかりと地域の食文化をPRしている。さらにKenjiで各地を走り回っている。なかなかの宣伝効果ではないだろうか。
キャンペーンが終わってもずっとこのままなのだろうか。

秋田県のマスコット「スギッチ」もかわいいし、こういう風に「スギッチ列車」を走らせてもおもしろそう。
でも、スギッチは観光のみならず秋田県全体のキャラクターという性格の違いがあるだろうし、例えばリゾートしらかみは秋田だけでなく青森も走るから、制約があるだろうけれど。
目立つ
鬼太郎列車も個性的だけど、
「Kenji withわんこきょうだい」もインパクトがあって楽しい列車だ

【2015年9月7日追記】その後、2013年頃に車体塗装が青系統に変更された。
車両形式は1960年代製の「キハ58系」。かつては全国に1823両が在籍したが廃車が進み、現在はJRグループで現役で走る唯一のキハ58系がKenjiとなった。
塗装変更後に乗車することができたが、2018年で引退することになった。
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秋田駅ホーム延長

2010-02-23 20:12:17 | 秋田のいろいろ
秋田駅の新幹線ホームは、東側の11・12番線。
2月10日
南端(大曲・東京方面)、出発信号機の手前にコンクリートの台座のような構造物が2つできていた。
今日見ると、
枠と柱ができていた!
どうもホームを延長しているようだ。

秋田新幹線用新型車両の製作が決まったが、鼻が長くなっても現行の定員を確保するため、1両増やして7両編成になる。
全体の長さで言うと現行の128.15メートルから148.65メートルと、20メートル長くなるので、それに対応するための工事だと思われる。


秋田駅の新幹線ホームは、7・8番線を分断して、南側半分を行き止まり形の新幹線用にしたもの。(北半分は今でも在来線の7・8番線だが、青森方面からの行き止まりになっており、新幹線と在来線の行き止まりホームがそれぞれ向かい合っている形)
跨線橋や乗り換え改札の位置の都合もあり、6両編成が収まるギリギリの長さだったのだろう。
工事中とは反対側の北側(青森寄り)
上の写真の赤い矢印付近が新幹線の車止め、ガラス張り部分が乗り換え改札。車止めのすぐそばに車両が止まっており、7両編成が入りそうな余裕はない。
再び南側
こちらも長さに余裕がない。
既存部分は柱が2本並んでいるが、延長部分は1本になっている。
東口に下りると工事看板があった
「平成22年1月31日まで」ってもう過ぎてますけど?!
現場には工事材料や機材があったが、この時は工事していなかった。おそらく終着から始発までの間の夜中に工事を行うのだろう。車両もまだできていないから、急いでないのかな?
上の左の看板には「大曲・秋田駅構内」とある。大曲駅も秋田駅同様、行き止まりの特殊な形状だから、同時に延長工事をするのだろうか。
秋田・大曲以外の、角館・田沢湖・雫石の各駅は、昔からの長いホームだから延長しなくても余裕で7両が入るだろう。

本記事3枚目の写真の、7・8番線につながる乗り換え改札(多くの乗客は橋上改札に回るため利用者は少ない)のガラスにはこんなイラストが
6両編成の「こまち」
ガラスの幅に合わせてかなり寸詰まりだが、屋根上のパンタグラフカバーやドアや窓の配置が、かなり忠実に表現されているようだ。
これも換えられるのだろうか。
【2014年2月4日追記】E3系引退約1月前時点では、まだ残っている。

着々と新車両導入計画が進んでいる。秋田駅に茜色の車両が滑り込む日も、そう遠くはなさそう。

※ホーム延長工事の続きはこちら
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同シリーズ異ブランド

2010-02-23 19:16:19 | ランチパック
先日に続き、ランチパックではないですが、ヤマザキとたけやのお話。
前回、空袋でご紹介
した、ミルクチョコクリーム入りの「コロネ」。春のパンまつり点数シールが貼られたヤマザキブランドだが、秋田県内発売分はたけや製パンが製造を行っていた。

後日、店に行くと、例の赤い袋のヤマザキコロネの隣に、ほぼ同デザインの青い袋に入ったコロネが売られていた。
チョコの色違いの包装
「ホイップクリーム」入りのコロネだった。カスタードじゃなく、生クリームのコロネは珍しいしおいしそうだったし、特売だったので買ってきた。
でも、ブランドは…
「Takeya」
こっちはたけや名義。だからパンまつりのシールは当然貼ってません。
裏面
「ヤマザキのライセンスでどーのこーの」というくだりはない。あくまでもたけやの独自製品ということらしい。パッケージデザインはヤマザキのにそっくりだけどね。

ほかにも売場を見てみると、
「ヤマザキカレーパン」はヤマザキブランドなのに、同じ包装で色違いの「カレーパン・辛口」はたけやブランド。

正統派商品はヤマザキだが、その派生商品はたけやブランドになっているようだ。
ひょっとして、ホイップコロネや辛口カレーパンは、たけやオリジナルなのかもしれない。

シリーズ製品で包装も酷似しているのに、ブランドが違うっていうのは、戸惑う消費者もいると思う。
ヤマザキとたけやの関係を知らない方なら、「たけや」という秋田の企業がヤマザキの真似をして(要するにパクって)いる--と早とちりしてしまうかもしれない。
そして、何度もみみっちいですが、シリーズ製品内でパンまつりの対象になるものとならないものがあるのは不公平ですっ! 僕はまつり期間中、たけやブランドは特売じゃなければ買いません!
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新旧停止線

2010-02-20 17:42:52 | 秋田のいろいろ
秋田市某所。一方通行路と大通りの交差点。
後ろから前への一方通行
路面に引かれた停止線の左側には、青くて正方形の「停止線」の指示標識が設置されている。以前紹介したように、路面が積雪で見えなくなった場合に停止線の位置を示すために、雪国ではよく見かける標識。

停止線を挟んでその反対側、道路右側には別の標識がある。
縦長白地に青文字で縦書きで「停止位置」
昔から雪国にお住まいの方は懐かしく思うかもしれないが、正方形の「停止線」標識が定められる以前に、同じ役割をしていた標識だ。
僕の記憶では、昔はあちこちで縦書きの「停止位置」があったが、ある時から急速に「停止線」に変わっていき、知る限り、現在ではここにしかない。
調べてみると、正方形の「停止線」は1985年10月に制定されている(ちなみに原付の二段階右折もこの時に制定)。

つまり、この交差点の右側の標識は、設置後少なくとも25年経過していることになる。
ここは一方通行なので右折車が道路右寄りに停止するため、分かりやすいように道路の左右両端に設置されているのだと思うが、なぜ古いものが残っているんだろう?

「踏切あり」の標識は、古い蒸気機関車のシルエットと、新しい電車のとがあるが、今でも両方が正式な標識としてテキスト類には掲載されている。だが、「停止線」は新しい正方形のしか載っていない。古い「停止位置」はどういう位置づけなのだろう?
曲がったり錆びたりせず状態はいい
役目は果たしているし、あえて更新する必要はないと思うし、むしろずっと残ってほしい。でも、知らない人が見たら、公式な標識とは思わず、私設の看板だと思ってしまうかもしれない。

【2011年12月11日追記】秋田市内の他の交差点でも、旧式の縦書き停止位置標識を発見。この記事後半参照。
【2018年4月9日追記】さらに幹線道路である通称・横山金足線にもあった。道路開通時期からして、最末期の設置か。
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便利だけど複雑

2010-02-19 19:19:32 | その他もろもろ
JR東日本のIC乗車カード・電子マネー「Suica」を使い始めて約半年。(使い始めの記事
今のところ鉄道の乗車には使えない秋田でも、僕としてはなかなか便利に使っている。
秋田の某イオン系列店舗で使ったら、レジのおばさんに「Suicaは(決済時に)“ピピッ”と鳴るんですね!」と驚かれたことがあった。秋田では「ワオンっ」と鳴るWAON使用のお客が圧倒的に多く、Suicaを使う客は少ないのだろう。

そして旅行する時にはさらに便利で、手放せなくなってしまった。
売店や自販機(これらは秋田でも使える)はもとより、駅ビルのお土産、東京近郊の普通列車グリーン券(ちょっとした贅沢)など、ある程度の金額をチャージしておけば、移動中はまったく現金に触れずに過ごせると言っても過言ではない。
仙台駅にあったのは、噂に聞いていた
「Suicaロッカー」
Suicaで決済する貸しロッカーだ。「コインロッカー」と呼びたくなるが、Suicaで決済するから“コイン”の出番がないわけだ。見た限り、仙台駅構内のすべてのロッカーがこのタイプになっていた。Suicaを持っていない人はどうすればいいんだと思ったら、現金決済にも対応していた(その場合は“コイン”ロッカーか)。
扉が白いものと緑色のものがあるが、機能に差はないようだ。
小型サイズのロッカーでは一般的な「1日300円」のもののほか、同サイズで「6時間200円」というのがあった。

小さく「キーレスロッカー」とも表示があった。僕はコインロッカーを使う時、カギをなくさないかいつも心配してしまう。札幌駅や名古屋駅の一部では「レシートに印字されるバーコードがカギになる」ロッカーを使ったことがあったが、財布に収まるレシートなら紛失する恐れが少なく安心できた。
このロッカーでは、Suicaで決済した場合はそのSuica自体がカギになり、現金決済の場合はレシートにカギ代わりの暗証番号が印字されるらしい。
操作部分。タッチパネルとおなじみの黒いSuicaリーダーがある
カギやロッカーのメーカー「アルファ」社製。英語・ハングル・中国語表示に対応しており、Suicaの残額照会もできる(残高不足だと使えないからだろう)。
荷物を入れる箱と操作部が少し離れているのがやや戸惑うが、画面の指示に従えば迷うことはない。
さらに、
空いている他のロッカーの場所まで分かる!
画面中央に「×空き無し」のロッカーがあるが、これは工事で閉鎖されていたため。
Suicaで決済してもレシート(ご利用証明)が出てきた
「ラーメン屋の右」といったようにそのロッカーの設置場所が記載されるのは親切。
とても便利だったので、他の駅にも広まってほしいなと思いながら、秋田駅を見てみると…
あった!(左半分)
中央改札付近のみどりの窓口隣の待合室内や、駅前交番横のロッカーは従来のカギ式だったが、アルス側の「weロード」へ行く階段の踊り場に設置されたロッカーの半分だけがSuica対応になっていた。マイナーな場所から更新したもんだ。撮影時はSuica式の方もちゃんと利用されていた(使用中の箱の横が赤く点灯している)。
仙台のとは違う機種だが、画面は似ている
ただし空きロッカー情報表示はなく、中国語は簡体(中国本土で使われる)と繁体(台湾・香港で使われる)両方が表示できる。
※その後の様子はこちら

3月13日から、僕が持っているような単独のカードタイプのSuicaでも「Suicaポイントクラブ」に登録できるようになる(個人情報を登録して「My Suica」にする必要あり)。
登録すれば、一部店舗で利用額に応じてポイントが貯まったり、Yahooポイントなど他のポイントを振り替えたりできるそうなので、利用したい。

先日、静岡県のJR東海身延線の無人駅にて
青いシートが掛けられた箱が2つ、各駅に設置されていた。これは「簡易TOICA改札機」。要するにICカード乗車券のリーダー/ライター(入場用と出場用に分かれている)。
JR東日本でも同機能のものが一部駅に設置されているが足が細くスマート。JR東海のはゴミ箱みたいな形で、格好悪い。
JR東日本の簡易改札機(写真は新幹線用)
JR東海では、3月13日からICカード乗車券「TOICA」エリアを拡大(もちろんSuicaも相互利用可)し、上の写真の身延線の富士-西富士宮間も新たにエリアになる。同区間はワンマン電車が多く無人駅も多い。
同様の性格の路線である名古屋近郊の関西本線は既にTOICAエリアになっているが、無人駅で降車の際は「カードを車内で運転士に提示」→「駅の出場用簡易改札機にカードをタッチ」するように案内されていたので、同じシステムになると思われる。

同時に、TOICAの電子マネーサービスが遅ればせながら始まる。リリースによれば、東海道新幹線停車駅などの売店・自販機、名古屋・静岡駅などの駅ビルなど、250店舗、335自販機で使用できるそうで、東海地方の旅もキャッシュレス化が進みそう。コインロッカー(いや、TOICAロッカーか)はまだないようなので、今後に期待。

ただし、ちょっと気にかかる点が。

静岡県の富士市・富士宮市などを走る路線バス「富士急静岡バス」は、山梨県に本拠地がある富士急行のグループ。
「富士山ナンバー」で、ピンクの「PASMO」シール
富士急は関東圏の私鉄だから「PASMO」に加盟しており、富士急静岡バスでもICカードが利用可能(2008年から)。PASMOはSuicaと相互利用できるから、富士宮辺りではJR東海よりも先に、バスでICカード(SuicaとPASMO)が利用できていたことになり、ちょっと意外。
だたし、TOICAとPASMOは相互利用できないため、TOICAではバスに乗れないし、PASMOではJR東海に乗れない。だけど、Suicaなら両方に乗れる。
つまり、富士急静岡バスとJR東海を1枚のICカードで利用するには、(ここが地盤ではないJR東日本が発行する=当地では購入できない)Suicaを使うしか選択肢がない。

また、静岡県内のイオン系列のスーパー(ジャスコとマックスバリュ東海で確認)でも、Suica決済が可能だった。(秋の時点では山陰のサティではできなかったのだが…)
これは、来月からはTOICAでも決済できるはずだが、やはり地盤でない「Suica」のボタンを押して支払いするというのが、直感的でなくややこしそう。

ほかにも静岡鉄道関連、近い将来導入される名鉄・名古屋市営地下鉄も、相互利用の相関関係が複雑そう。
とても便利な電子マネーだが、上記の通り、似通った規格やシステムが乱立していて分かりにくい。前も書いたけど、うまく統一・共通利用できないものだろうか。分厚くて重いICカードを何枚も財布に入れなければならないのは本末転倒だ。
僕の場合、とりあえずはSuica1枚で大丈夫そうだけど。
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静岡で見つけたもの

2010-02-18 20:32:16 | 旅行記
先日、静岡県内で見たいろんなものをまとめて紹介します。

1.トラちゃんボタン
電柱にトラがいた
これは押しボタン式信号機の押しボタン。ボタンと「おまちください」の表示部は通常の箱形タイプと同じなので、通常のものにかぶせて設置しているのだろう。黄色いボディをトラの毛色に、ボタンを鼻に見立てている。
上には「トラちゃんボタンをおしてね」と表示板がある
静岡では小学校の近くなどで見かけた。調べると静岡県独自のものでなく既製品のようで、(秋田では見たことがないが)いくつかの県警が採用しているようだ。
黄色くて通常より大きいから目立つし、子どもたちも親しみやすいだろう。でも、ボタンがへこんでいるから指の太い人は押しづらかったり、雪が詰まったり(静岡は大丈夫だろうけど)しないかな?
他にもパンダ・クマバージョン、愛知県警オリジナルのフクロウのキャラクターをかたどったものがあるそうだ(これらは黄色でないから目立たなそう)。

7年後に再訪した(リンク先末尾)。

2.野良ミカン?
静岡県内を歩いていると、畑の中とか空き地にぽつんと柑橘類の木が生えていることがある。今は時期的に黄色くてやや大きめのが付いている木が目に付いたが、夏みかんかな?
写真では分かりにくいが、肉眼では目立つ
中には、手入れされていないのか、木の周りにぼとぼとと実が落ちているものもあった。
秋田でも冬になっても実をたくさん付けたままの柿をよく見るが、それと同じなのだろうか。たしかに収穫するだけでも結構な労力がいるが、柑橘類は柿ほど背が高くないし、渋抜きもいらない。もったいないと思ってしまった。

3.あの植物の花!
幹線道路沿いの植え込み
赤い花を咲かせた大きな植物がある。
なんと「キダチアロエ」の花だ!
わりと丈夫な植物で、秋田でも鉢植えにして屋内に置けば育つ。でも、こんなに大きく、しかも花を咲かせたのは初めて見た。しかも屋外で。暖い土地であることを実感した。

4.今年の秋には秋田でも…
最後は暗い話ですが、沼津と静岡の間にある、富士市にて。
東海道本線富士駅
富士宮駅とよく似た、仙台のを小さくしたようなペデストリアンデッキがある。どこの地方都市も同じだが、駅前は居酒屋と消費者金融の看板ばかり。
線路の反対側から(右端が駅)
グレーのビル(マンション?)を挟んだところにイトーヨーカドーがある。マンションがあって、駅から直接は見えないものの、立地の良さそうな店舗だが、イトーヨーカ堂の不採算店舗閉店の一環として、今年1月11日に閉店している。
今年秋の閉店が決定的な秋田店が気になり、参考にちょっと見に行ってみた。
看板だけが残るのがむなしい


地下1階、地上6階建てのJA富士市が所有する建物で、解体が決まっている(今頃は工事が始まっているかも)。近くの住民は買い物する場所がなくなって困っているようだが、跡地利用は未定。
「33年間のご愛顧ありがとうございました」
1976年オープンだったので、秋田店より4年古い。
閉店後の問い合わせ窓口として、沼津店の連絡先が記載されていた。富士と沼津は電車で20分ほどだからいいのだろうが、秋田店の場合はどうなるんだろう。
いちばん近くの店舗って…青森県の弘前店だよ!(ダイエー秋田店閉店時は盛岡店が連絡先になっていた)

※解体後の模様はこちら
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寒い!/旧社保局

2010-02-17 22:39:23 | 秋田の季節・風景
最近の秋田は寒い。秋田県には2月12日に低温注意報が出され、14日はほぼ1日だけ解除されたが、15日以降はまた継続して出ている。【追記】18日10時24分に解除された。
秋田市では最近珍しく「(家庭の)水道管が凍結した」という話も聞いた。天気はよく風も強くないが、気温は昼間でも0度を少し超したくらいまでしか上がらない。芯からキーンと冷えるような感じ。
秋田の寒さは、風が強くて吹雪いて刺すように寒いことが多いが、それとは寒さの質が違う。
市街地の道路
車道は除雪と車の通過により雪が消え、すっかり路面が乾いているが、日陰の歩道はデコボコ&テカテカで、降雪直後より滑りやすくなっている。
北海道でマイナス10度前後の時もこんな状態だった。
怖い
日陰であっても、自宅や自社の前の歩道の氷を丁寧に割って、歩きやすくしてくださっているお宅や企業もある。とはいえ高齢者だけのお宅などもあるだろうから、全世帯にそれを強制するわけにもいかない。

日差しは春。青空も広がる。
八橋(やばせ)運動公園内
県立体育館と市営陸上競技場の間の小高い丘の斜面に雪が残っていた。
ちなみに、現在は平坦なイメージが強い八橋公園周辺だが、元は丘陵地だったらしく、この丘はその名残だそうだ。秋田市立山王中学校校歌の歌い出しにも「♪雄物の水に八橋の丘に」とある。

ここはそり(プラスチック製のスノーボート)滑りなど雪遊びのメッカとなっており、幼稚園・保育園がバスで乗り付けたり、親子連れが訪れたりして、長い傾斜を一気に滑り降りるなどして楽しんでいる。(この時は1組しかいなかったけど)
雪は積もってから時間が経ち、この寒さのせいもあり、ガリガリに固まっていた。
斜面にはたくさんの靴とそりの跡(下から上を見上げて撮影)
丘に上ると、(階段や坂道があり、頂上にベンチがある)
太平山も美しい
週末は雪の予報で、まだ冬は続くとは思うが、春は近い。
【18日追記】昨年紹介した、ツグミを今年はもう見かけた。

さて、今年始め、社会保険庁が日本年金機構に変わり、秋田社会保険事務所が秋田年金事務所になったことを紹介した。
社保庁時代は、各都道府県の社保事務所を統括する「社会保険事務“局”」があり、秋田市にも(事務所と別の場所に)「秋田社会保険事務局」が置かれていた。
新体制では、県単位の事務局を廃してエリアごとに「ブロック本部」が置かれ、秋田は仙台の「東北ブロック本部」の管理下になった。では、旧秋田社会保険事務局はどうなったんだろう? 行ってみた。

場所は川元山下町。ドン・キホーテと秋田市立病院の間にあり、新国道からも御休通りからも1本入った所。バス会社本社のすぐそば。
県庁市役所や年金事務所からは微妙な距離(遠い気もしたが、歩いてみたら意外と近かった)。旧事務局だったと思われる建物は、
「協会けんぽ・全国健康保険協会秋田支部」となっていた
同協会は、社保庁から「政府管掌健康保険」を継承し、2008年10月に発足した非公務員形公法人らしい。各都道府県に支部があるとのこと。
上の写真のように、道路側には小さな看板しかなかった。だが、隣が角地の公園になっており、公園側からは
壁面に大きく「協会けんぽ」と表示されていた(後ろはマンション)

前の記事でも触れた、年金事務所の方の古い建物(ビワがある)のガラスに「秋田社会保険事務局 事務センター」と書かれていたのはどうなったかというと、
「社会保険事務局」を隠して「秋田   事務センター」
上部の「秋田社会保険事務所」の切り抜き文字を剝がした跡もそのままだし、あまりおカネをかけられないのかね。
※道路の案内標識とバス停名は「社会保険事務所」のままだった。
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秋田の春のパンまつり

2010-02-16 19:54:35 | ランチパック
【2011年5月7日追記】ツイッターのリンクからこの記事をご覧になっている方へ
ツイッターでこの記事へリンクしてくださった方がおられるようです。ありがとうございます。
しかし、そのツイートは「秋田では『たけや春のパンまつり』というのが(今現在も)一般的である」という趣旨であると解釈できますが、それは当記事の意図ではありません。

この記事では、かつて秋田県内では「ヤマザキ春のパンまつり」に代わって「たけや春のパンまつり」が行われていたものの、現在は対象商品を限定して他県同様に「ヤマザキ春のパンまつり」として実施されていることを紹介しています。
したがって、秋田で「たけや春のパンまつり」が一般的だったのは、以前の話ということになります。
僕の書き方が悪くて誤解されたかもしれませんので、改めてここに追記させていただきます。
(追記終わり)


ランチパックではないですが、山崎製パン・たけや製パンの話なので「ランチパック」カテゴリーにします。
先日疑問に思っていた、ヤマザキ製品が特殊な形態で流通している秋田県内における「春のパンまつり」について。
過去は「ヤマザキ春のパンまつり」と同時期に同内容で応募シールが独自の「たけや春のパンまつり」を行っていたと記憶しているが、今年は本家ヤマザキでまつりが始まって点数シールが貼られ始めたのに、秋田のたけや製品には貼られていなかった。

食べ終わった空袋で申し訳ないですが、
秋田県内で購入した「ヤマザキコロネ」
パンまつりの点数シールが付いており、「たけや」ではなく「ヤマザキ春のパンまつり」と記載されている。秋田県外で流通する製品とまったく同じわけだ。
もしや県外で作られた製品が入ってきたのか? と思い裏を見ると、

「製造者 株式会社たけや製パン」「この製品は山崎製パン株式会社のライセンスにより、株式会社たけや製パンが製造したものです。」
ほかにも、バーコード(JANコード)の企業を示す番号とお客様相談室の電話番号はヤマザキのではなく、たけやのものが記載されていた。
したがって、秋田県ではごく普通の「たけやが作ったヤマザキブランドの製品」に間違いない。
【23日追記】コロネの話の続きはこちら

じゃあ、何でたけやでなく「ヤマザキ春のパンまつり」のシールなの? アベックトーストやフレッシュランチなど、たけやオリジナル製品はどうなってるの?
店頭でたけやブランドの製品を見たら、どれにもシールは貼付されていない。
そして、
「ヤマザキ春のパンまつり」の応募台紙があった
つまり、(今年からなのか、何年か前からなのか知らないが)現在の秋田における春のパンまつりは、ヤマザキブランドの製品のみが対象で、たけやブランドの製品は対象外ということになる。
単純明快といえばそうだが、県外や過去の秋田での実施形態を考慮すると、このやり方は腑に落ちない。

県外では例えば「ヤマザキランチパック」は対象商品。しかし、秋田ではランチパックが「たけやフレッシュランチ」として発売されているので対象外。
このように同じ製品なのに、秋田では対象外になるものがある。すなわち、応募できる機会(というより点数で必ずもらえるのだから、お皿をもらえる枚数)が、ヤマザキ直営エリアと比べて減らされていると言えるのではないだろうか。みみっちい話ではあるが。

昔のようにたけや製品にも点数シールを貼ることができないのだろうか。
こうしたキャンペーンは、企業から消費者への感謝の気持ちが込められていると理解できると思う。たけやさんでは、消費者に感謝していないっていうことかな?

秋田オリジナルの製品を製造している地元企業のたけやさんには頑張ってほしい気持ちはある。秋田で生まれ育った者としては、給食やおやつなどでなじみ深いブランドだ。
でも、フレッシュランチのラインナップの貧弱さや、パンまつりの中途半端さ、今時ホームページがないことなどを思うと、今のような業務提携だかライセンス契約とかいう名の“下請け”じゃなく、いっそヤマザキに完全に・・・・された方がいいのでは? などと考えてしまう。
たかがお皿1枚のキャンペーンでこんなことを言ってしまってたけやさんには申し訳ないが。


それにしても秋田でもヤマザキのシールが有効なら、旅行中のランチパックのシールを捨てずに取っておけば良かった!
そして青森の工藤パンはどうしてるんだろう。花見の時でも調査しよう。
【2011年5月7日追記】遅くなりましたが、青森の状況です。
青森県でも、秋田同様、ヤマザキブランドの商品にのみシールが貼られ、工藤パンブランドの商品は対象外だった。
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東京3題

2010-02-15 19:35:13 | 旅行記
当ブログとしては非常に珍しく、東京の話題を3つ。
1.電車2段重ね@上野駅
かつては東北・上信越方面の特急が発着し、一時は東北・上越新幹線のターミナルであった上野駅。新幹線が東京駅まで延伸されてからは、我々東北人が乗り降りする機会が減った。
ただし、各駅から上野駅までの新幹線特急料金は、東京駅までよりも必ず200円安く設定されているので、上野で降りて節約するのも一興(秋田からの場合、大宮で降りるともっと安いけれど)。
 ※企画乗車券の多く(「こまち東京フリーきっぷ」など)は、上野でも東京でも料金は変わりません。上記は、通常の新幹線特急券の値段のことです。

久しぶりに上野の地下ホームで新幹線を降り、閑散とした新幹線改札内の長いエスカレーターを乗り継いで、地上へ出た。在来線側は人が多く、東京へ来たことを感じる。
この写真では人があまりいませんが
上野駅の在来線ホームは、改札口からまっすぐにあって行き止まりの「地平ホーム」(13~17番線)とその上のフロアの「高架ホーム」(1~12番線)に区分される。
山手線と京浜東北線は必ず高架ホームに止まるが、宇都宮(東北)・高崎・常磐各線の列車は両方のホームに出入りするので、上野到着時の列車の車内放送では「低いホーム(または高いホーム)の○番線に到着します」と案内される。
今までじっくり上野駅内を見たこともなかったが、
上下に電車が重なっている!
上が12番線の常磐線、下が15番線の宇都宮線かな。
上下に重なっているのを駅の中から見られるとは知らなかった。おもしろい光景だ。昔からこうだったっけ?
石川啄木の歌碑
以前は新幹線改札内にあった(?)ものを、15番線に移設したようだ。
現在、2013年の完成を目指して、(今は上野止まりの)宇都宮・高崎・常磐の各線を東京駅まで直通運転させるための工事が行われている(東北縦貫線計画)。そうなれば、上野駅の姿、役割、人の流れなどは、また変わるのだろう。

2.新旧新幹線@東京駅
東京駅へ。
こちらの記事でも紹介したように、JR東日本では、駅構内の各種案内表示を蛍光灯からLEDを使った薄型のものに更新している。
2月2日の同社のリリースによれば、「エコ薄型電気掲示器」といい、消費電力は蛍光灯式の約4割。2009年1月から導入し、現在約120駅に約1800台が稼働しているという。
東京駅でも各所で見かけた(JR東海管轄の東海道新幹線改札内は除く)
その表示で気になったのが、新幹線のりばを示すピクトグラム。
東海道・山陽新幹線(両新幹線は一体化してるという考えで、東京駅でも「山陽」が表記されるんだ)
背景が同新幹線の車体のラインでもある青地で、正面から見た「700系」車両が白抜きで描かれている。
国際的な共通のピクトグラムとして「新幹線」があるわけではなく、独自に(JR東日本と東海が協議して?)決めたのだろう。
現在、700系の後継車種の「N700系」が増備されており、来月のダイヤ改正以降は定期「のぞみ」の約7割がN700系で運転されるそうだ。今後700系は「ひかり」「こだま」に活躍の場を移していくのだろう。だったら、それを見越してN700系の絵にすればよかったんじゃない?
 ※以前の記事に両形式が並んで写っています
一方、JR東日本が運行する東北・山形・秋田・上越・長野新幹線(長いっ)の方は、
丸っこい、元祖200系!!
僕のような古い人間にとっては、いかにも「新幹線」といった姿だし、かつての東北上越新幹線のラインである緑色地だから、直感的に分かりやすいことは間違いない。
かつては、同じデザインで背景を青くして、東海道・山陽新幹線を示していた(つまり0系)はずだ。

でも、今は200系電車は東北・上越新幹線のごく一部でしか見られず、長野・山形・秋田の各新幹線には入らない(入れない=山形・秋田はトンネルやホームでつかえてしまうし、長野でも電源や安全装置が未対応)車両。若い人はこれを見て、「新幹線」を連想できるだろうか?

JR東日本は、このマークが好きならしく、盛岡駅構内には何か所も表示があった(大型のものも含む)はずだ。秋田駅でも一時、中央改札の上に特大のこのマークが表示されていたが、いつのまにか「こまち」のイラストに替えられたはず。
そして、最近(少なくともここ1年以内)更新された東京駅の新型表示器にも、他社の新型車両とともに、自社の旧型車両のマークが表示されたわけだ。

新旧両者を比べてみると、700系のマークは、実際に即して単純化した感じ。
一方、200系は車両の丸さを強調して図案化されており、かわいらしくさえ見える。
21世紀の最新型LED照明に20世紀の元祖新幹線という取り合わせがほほえましく、いつまでも残してほしいマークではある。

3.中華弁当@東京
以前紹介した横浜の崎陽軒の「横濱中華弁当」の東京版「中華弁当」を入手できた。
箱の大きさは同じだが、掛け紙でなく箱に直接印刷され、デザインが異なる

中味も別。ご飯の盛り方からして違う
おかずは海老のチリソース、海老餃子、肉巻き揚げ、メカジキの中華揚げなどで、メインは
シウマイと酢豚。
 
もちろんおいしかったけど、横浜版とどちらが好きかと聞かれれば、僕は個人的には横浜版が好き。
東京版はやや揚げ物に偏っているし、東京の酢豚よりも横浜の鶏の黒酢風味の方がおいしい気がした。
それに、東京版は駅では買えず、混雑したデパ地下へ行かなければならないが、横浜版はホームの売店で比較的楽に手に入るから。

以上3題、たまには東京もいいかな。(今後、当分東京の記事はアップしないでしょう)
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雪と梅

2010-02-14 10:35:19 | 秋田の季節・風景
今週は、横手市のかまくらなど、秋田県内各地で冬まつりが行われている。(男鹿線の列車に乗ったら、男鹿市の「なまはげ紫灯(せど)まつり」に行くと思われる人が結構乗っていた)
それに合わせたかのように冬らしい気候に戻り、秋田市内でも、また積雪(15センチ程度)。
秋田駅
写真左はED75 777号機。今回は寝台車を2両ひいていたが、イレギュラーでちょくちょく動いているんだ。

土崎港地区のポートタワー・セリオンから眺める雪の秋田市。
撮影時は雪が降っていて視界が悪かった
将軍野・飯島地区の住宅地が見え、その向こうの真っ白い部分は田んぼ。
まだまだ冬の秋田だけど、
梅が咲いてます!
といっても、セリオン隣の覆い付き緑地「セリオンリスタ」の中。
左手前に梅の木
僕は初めて見たが、セリオンリスタには何本か梅の木があるのかと思っていたら、1本しかなかった。
でも濃いピンク色の八重咲きのきれいな花だった。若干花付きが良くない気もしたが、まだつぼみも付いていた。
せっかくだから「雪や冬景色の港と梅」を一緒に撮りたかったが、位置的に難しい。
屋根に積もった雪と梅ということで


加温設備はなく、ガラスで覆っただけ、つまり強風・寒さ・雪を防ぐだけでも、ずいぶん早く咲くものだ。
少しずつ春に近づいているはず

先日行った、
東海道本線熱海駅在来線ホーム
写真左側のホームの外には、
梅が咲いていた
もちろん覆いなどがない屋外。秋田より1月以上、季節が進んでいることを実感した。

※梅や桜は一定の期間寒さにさらされなければ開花しないから、暖かいほど早く咲くとも言い切れない。セリオンリスタや熱海などは、開花に必要な寒さと早く咲くだけの暖かさが両立しているということだろう。
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「しゅうだい」が正しい?

2010-02-13 18:53:39 | 秋田のいろいろ
昨年8月の記事で、「秋田大学」を略した「秋大」の読み方に「しゅうだい」と「あきだい」の2通りあることを紹介した。
その際、大学公式サイトトップページにある、受験生向けページへのリンクバナーに「秋大クラブ・AKIDAI CLUB」とあったことから、大学側では「あきだい」の読みを公式としているのではないかと推察していた。
(再掲)「AKIDAI=あきだい」になっていた
以後、気にかけずにいたが、今日、久しぶりに秋田大学のトップページを見ると…
あれれ!! いつの間にか「SYUDAI=しゅうだい」に変わってる!
前回より安っぽい文字(パソコンの標準フォントか?)で、背景の水色の部分が下まで延びて(さらに背景の木の葉の一部が隠れた)いるし、全体的にぼやけた(=画質が低下した)ような印象もあるので、前の画像に重ねて修正を行ったのだと思われる。
ちなみに、秋大サイト上でのバナー画像のファイル名は「bnr_akidaiclub.jpg」と「あきだい」のまま。(本記事掲載の画像は、画面のキャプチャです)

画像であるバナーをわざわざ修正したということは、大学当局としては「あきだい」ではなく「しゅうだい」と呼んでほしいのだろう。
では、何をきっかけに修正したのか? ひょっとして、当ブログを見たのだろうか。
「なかのひと」アクセス解析によれば、今まで、不定期に60回ほど秋大からのアクセスがあった。情報処理センターや研究室からの学生(か教職員)によるヒマつぶしだろうと思っていたが、それなりの立場にある教職員がご覧になったのだろうか。

公式サイト上に、間違った(とまでは言わなくても大学側が意図しない)読み方が掲載されていたのであれば、各企業等のネット上における誤字脱字や紛らわしい表現同様、担当者が思い込みあるいは充分に確認せずに作り、同僚と責任ある役職者によるチェックが機能しなかったと言えるのではないだろうか。
秋大に限らず、国立大学なんて民間企業や役所以上に古い体質が残っているだろうからね(国立大学法人化されたけど一朝一夕に変わらないだろうし)。

ということで、「秋田大学」の略称「秋大」は「しゅうだい」と読むのが公式のようです。
【3月10日追記】大学の略称についての関連記事「きりたん
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フレッシュランチグラコロ

2010-02-12 22:17:22 | ランチパック
ヤマザキランチパックの秋田版「たけやフレッシュランチ」。
“本家”とは一線を画した独自のラインナップを展開しているが、店頭を眺めたところ、2月は2種の新製品が出た模様。(キーマカレーがなくなったのか?)

1つは「チョコレートクリーム」(だったかな? 名称の細部はうろ覚えです)。
チョコムースでもレーズン入りチョコでも塩キャラメルチョコでもない、純粋なチョコクリームみたいだ。ヤマザキでは定番商品だと思うし、たけやでもありそうだがなかったのか。
それにしてもたけやさんはチョコレートがお好き。ラインナップが少ない中、常にチョコを使ったフレッシュランチを売っている。たまにはホイップクリームとか果物(ジャム)系がほしいところだけど…

もう1つの方の新商品を購入。
グラタンコロッケ」グラタンコロッケとツナマヨサラダをサンドしました
包装右上のイラストの鍋の中はグラタンだろうか。焦げているように見えますが。
昨年末に本家ヤマザキの「ランチパック グラタンコロッケ」を食べた(現在も継続発売中)が、それは「コロッケとオニオン入りのドレッシングをサンド」したものであり、同名ながら同一商品ではない。

ちなみに、ヤマザキの今月の新商品には、「ランチパック 北海道産きたあかりコロッケ」があり、これは「コロッケとマヨネーズタイプドレッシングをサンド」したもの。
ヤマザキとたけやの間の提携が、どういう内容なのか知る由もないが、「グラタンコロッケ」という名前とアイデアをヤマザキから2か月遅れでもらい、ドレッシングの代わりにツナマヨサラダを使うことにしたのだろうか。
それにしてもコロッケとツナサラダの相性ってどんなもんだろ?

開封
コロッケの分なのだろうが、厚い!
しかも2枚で厚さに差がある。
ちょっと汚いですが中味(かじったわけではありません)
パンより2周りくらい小さな四角いコロッケに、ペースト状のサラダが塗られている。
袋にも記載されているように、トーストするとおいしかった。あまり「グラタン」感と「ツナ」感はなかったが、コロッケの芋とサラダの味(マヨネーズとタマネギの甘さ)のコンビネーションがいい。
ツナマヨサラダ自体は、既存商品(今は売ってない?)の「フレッシュランチ ツナサラダ」と同じような気がしたから、コスト削減のために共通のものを使ったのだろうか。もう少し量が多くてもいいと思ったが、水分や値段の問題があるだろう。
たけやフレッシュランチとしては、「キーマカレー」に続く、おいしい商品だった。

ところで、ヤマザキでは「春のパンまつり」を開催している。
静岡のテレビCMより
24点分集めると必ずお皿がもらえる春の定番イベントで、仙台や関東・静岡のヤマザキ製品には、丸い点数シールが貼られていた(前回の記事の画像参照)。
今年は30周年なので、過去1番人気だった皿を景品にし、期間を延長して行うそうだ。(2月1日~4月30日。北海道は「季節感を配慮して」1月遅れ)

過去の例では秋田でも同時期に同内容で「たけや春のパンまつり」を実施していた。最近、あまりテレビを見ないので分からないが、テレビCMは秋田でも全国提供の番組ではそのまま「ヤマザキ」で流れていたが、ローカル枠では字幕とナレーションだけを「たけや」に買えたローカル版CMが流れた年もあった。
今年は、本記事最初の画像の通り、今のところたけや製品にはシールが貼られていない。ヤマザキの北海道地区のように1月遅れなのかもしれない。
それしてもヤマザキ版とたけや版のシールに“互換性”はあるのだろうか? たぶんないだろうな。
【追記】このような形で実施されていた。
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仙台市バスの“動物”たち

2010-02-10 19:33:16 | 動物・植物
市営バスのような公営交通事業者(地方公営企業法による公営企業形態のもの)は、西日本の自治体に多く、東日本、特に東北では少ない傾向がある。秋田市交通局(市営バス)亡き後は、青森市企業局(旧交通部)と八戸市交通部による市営バス、そしてバスと地下鉄を運行する仙台市交通局の3事業者しかない。
僕はあまり仙台市とは縁がなく、恥ずかしながら市営バスにも地下鉄にも乗ったことがなかったが、先日、やっと両方に乗車することができた。今回は仙台市営バスのお話です。
緑色ベースの車体なのは“杜の都”だから?
ノンステップ車やCNG車、ハイブリッド車といったバリアフリーや環境に配慮した車両を積極的に導入し、国内4メーカーすべてと取引がある(公平性に配慮していると思われる)のが公営事業者らしい特徴。

後ろに写っている赤と白のバスは民間事業者「宮城交通」のバス。仙台駅前では市営バスが幅を利かせるが、エリアによって両者が住み分けているようだ。バスカードは共通で利用できる(種類によっては地下鉄でも利用可)。なお、仙台市営バスの一部路線は宮城交通やJRバス東北に運行を委託している(秋田市のような民間移管ではなく、市営バスを民間会社乗務員が運転している)。

仙台市は公共交通利用者が多く、地下鉄もバスもJRも利用しやすい。JRはSuicaエリアになっているが、バスと地下鉄は磁気カード。PASMOみたいにSuicaと共通利用できるICカードができれば、より利便性が向上しそうだと思っていたら、2013年の導入に向けて検討中とのこと。

さて、上の2枚の仙台市営バスの写真。まずはナンバープレートに注目してほしい。片方は「宮城」ナンバー、もう一方は「仙台」ナンバーになっている。仙台ナンバーは2006年10月に「ご当地ナンバー」こと「新たな地域名表示ナンバープレート」として誕生した。

もう1点が本題。ナンバープレート右上辺りの車体に丸いシールが貼られている。上の2台とも雄鶏の絵だが、他の車両も見てみると…
 
目が赤く、輪郭が緑色のウサギ/お腹が赤い
 
モコモコで目が小っちゃいヒツジ/お目々ぱっちり、まつげ付きで輪郭が青いニワトリ
赤い首輪で垂れ耳、瞳が「て」の字の
以上、5種類。仙台駅前で10分ほどの間で全種類を見ることができた。ニワトリが一番多く、羊が一番少ない印象だった。

これらの5種類の動物に共通することは何でしょう?
そしてそれの意味することとは??

「龍」がヒントになるけれど、これらは十二支の動物。つまり「卯、辰、未、酉、戌」。
そして動物は、車両が所属する営業所毎に決まっており、順に「東仙台、霞の目、長町、川内、実沢」の各営業所と対応しているそうだ(Wikipediaより)。
ニワトリの車両が多かったのは、仙台駅に川内営業所の担当する路線が多く乗り入れているということだろう。

では、なぜ、十二支が飛び飛びに割り当てられたのか?
十二支は今では「寅年」などと年を示すイメージが強いが、ほかにも「草木も眠る丑三つ時」といったように時刻を示したり、真北が「子」、真南が「午」といったように方角も示す。

仙台市交通局では、仙台市役所から見た、各営業所の方位に対応する十二支をステッカーにしているのだという。
よく考えたな~
動物ステッカーは車両の前後に貼られている。また側面とリヤガラスには営業所の頭文字(東とか霞)をマルで囲った表示もある。
色あせてしまったものもあった
営業所と動物といえば、こちらの記事の下の方で、静岡の「しずてつジャストライン」のラッピングバスを紹介したが、そのリアガラスの左上にパンダのシールが貼られているのがお分かりだろうか。
しずてつジャストラインでも、営業所を識別する動物ステッカーがある。営業所と動物の対応にあまり関連性はないようだが、仙台より大きなシールで、「にしくぼ」などとひらがなで営業所名が併記されていて分かりやすい。

両事業者とも車両台数が多いから、効率的に車両の識別・管理をするためなのだろうが、動物を取り入れたのは、乗客の親しみやすさも狙っているのかな?
いちいち何営業所のバスか意識して乗る客なんて少ないだろうが。


仙台市営バスでも、全面広告のラッピングバスには動物マークがなかった。
 
リアガラス車椅子マークの下にある「マル川」で川内営業所所属とだと分かる。この青い広告バスは、2015年度開業予定の市営地下鉄東西線の広告。
前後に描かれているのは東西線のイメージキャラクター「リーモ」。登坂性に優れたリニアモーター式の電車とのこと。

現在の仙台の地下鉄は、市内をタテに結ぶ「南北線」1本だが、仙台駅で交差するヨコの路線ができるそうだ。八木山の動物公園-青葉山-一番町-仙台-連坊(という地名を初めて知った。新幹線の高架の東側)-薬師堂(若林区役所付近)-卸町-荒井(仙台東IC付近)という13.9キロの経路(駅名はいずれも仮称)。
仙台駅東側では、松島海岸・石巻へ行くJR「仙石線」が地下を走っているが、その南側を走るようだ。

よそ者がバスに乗るのは分かりにくく気が引けるが、地下鉄なら分かりやすそう。若林区内などは細い路地をバスが走っているから、渋滞を避けて効率がよくなるだろう。
でも、バスより運賃は高いし(現在は初乗り200円)、総事業費は2735億円で、建設を疑問視する声もあるという。
大都市仙台だし、環境面から公共交通へのシフトなどを考慮すると、あっていい気がするけれど。秋田県の中央道路地下トンネルの方がよほど無意味だよ!(←シツコイ)
動物ステッカーはないが、八木山動物園の(?)動物たちが描かれていた
キリン、ゾウ、ウサギ、レッサーパンダ、ペンギンと下にいるのは犬?とネコ?
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