以前から何度も触れている(2011年11月の記事など)、広小路のアーケード撤去について。
老朽化や維持管理費用の負担(照明の電気代も商店街が負担していた)を理由に、撤去されることになったアーケード。(再開発エリア部分は、工事のために先立って解体済み)
新しい県立美術館がオープンし、エリアなかいちの再開発が完成したのと引き換えかのように、かつては秋田市の一大メインストリートだった広小路が単なる道になってしまいつつある。
今年2月13日付秋田魁新報秋田市地域面によれば、
・260メートルのアーケードを撤去し、一部の柱(高さ4メートル)は残してLED街灯を設置。全80本中、31本を街灯に転用し、残りを撤去。※さらにロードヒーティング(融雪装置)を道路管理者の県が設置【3日追記】柱は車道側を残し、外側はすべて撤去。
・工事費(街灯設置含む)は5811万円。経産省「商店街構造改革支援事業」から最大3分の2が補助。
・同型のアーケードのうち、独自に管理している木内前(旧協働社寄りの木内駐車場前も含む)と、エスカレーターと一体化して撤去できない秋田キャッスルホテル前の計100メートルは、解体されない。(=いずれも柱の色が違う区間)
・アーケードは1984年に商店街が約2億8千万円で設置。現在は年間300万円ほどの維持費がかかっていた。
西端からの眺め。
2011年6月
今年6月(撤去途中)
6月に西寄りから撤去が始まり、何年か前に奇抜な赤色に塗り替えられ、それが所々錆びた柱だけがにょきにょきと残る、奇妙な街並みとなった。
木内前交差点から西方向。ヤートセ祭の日なので人が多い。左の緑の柱の部分は、解体されない
解体工事は、車道・歩道とも極力通行止めにしない方針(夜間に行ったのか?)のようで、その意味では評価したい。再開発エリア部分では、歩行者に配慮しないメチャクチャな工事だったので…
その代わり、解体途中は痛々しい姿のアーケードの下を通ることとなった。
着工前の今年6月(向かい側はキャッスル~木内なので撤去されない)
先に屋根のドーム状の透明な部分などを外してから、残りが撤去された。
今年8月。「エリアなかいちOPENおめでとう」の旗が色あせて丸1年下がっていた
現在は、最後のブロックの千秋公園入口バス停や東北電力秋田営業所前の撤去にかかっていて、もう終わったかも。
着工前。柱に花などのイラストが貼られていた
ここは、アーケード解体前に路面にロードヒーティングを設置したのか、ブロック敷きからアスファルト舗装になった。
これからはバスを待つ人はつらくなる
アーケード撤去が終わった木内の向かい側では、残った柱にLEDを取り付ける工事が行われた。太くて赤い柱がどう変わるのかと思っていたら、
これで完成したの?
錆はだいぶなくなったような気もするけれど、色はそのまま。
先端にはLED。棒は旗でも下げるのか
違和感というかなんというか…
せめて色を替えるとかできなかったのでしょうか。
元からアーケードがなかったお堀部分には、茶色い街灯があった。その照明部分を撤去し、柱だけを残して、同型のLEDを設置したようだ。
こっちはそれなりの見映え
もう1つ、気になる部分。
上記の通り、木内の駐車場部分はアーケードが残る。その西隣、かつての協働社だったわずかな区間は、当然アーケードが撤去された。その結果、
断面が見えちゃった
これも格好悪いなあ。
【3日追記】タイムリーなことに、3日付秋田魁新報社会面に「アーケード撤去完了 LED街灯、歩道照らす」という記事が出た。
今月下旬には残りのLED設置が終わるそうで、計52本が揃うとのこと。
アーケードの柱の転用が31本、お堀沿いの茶色い柱の旧街灯からの転用は21本。1本当たりには5つのスポットライト型電球(LED)が付いている。
中心市街地周辺の他の話題を2つ。
産業会館跡地をちょっとした公園にする県の事業(前回の記事)は、とっくに完成したらしい。
左の写真は歩道橋から。竿燈まつり屋台村終了直後なので、消毒の石灰がまかれている。
ソーラー照明は、道路側の歩道橋直下に1基、奥側に2基設置された。
【2018年7月19日追記】この後、2015年9月から2017年7月の間のどこか(ストリートビューで確認)で、通路の南寄りに飲料の自動販売機が設置された。
2010年に秋田市の道路に立っている「道しるべ」を紹介した(そしてそれを某新報に…)。その後、再開発が完成しても、特に変化はなかった。
先週、中心部の2つの街区公園の道路沿いに、こんなものが設置されたのを発見。
公園内の角に立つのは
新しい道しるべ?
今までのものに比べると、少々安っぽい。
おそらく片面表示。英語表記はなし(うっかり間違うと、どこかのブログやそれを見たどこかの新聞に取り上げられちゃうからね)。
背が低くて雪に埋もれそうな気がするし、路上ではなく公園の敷地内なので、目立ちにくい。そもそも、道しるべを必要とする人があまり通らない場所じゃ…
道路上に設置するとなると、道路管理者や警察との調整が必要で制約もありそうだから、手っ取り早く秋田市管轄の公園内に立ててしまったのだろうか。
※他の設置場所についてこの記事末尾
老朽化や維持管理費用の負担(照明の電気代も商店街が負担していた)を理由に、撤去されることになったアーケード。(再開発エリア部分は、工事のために先立って解体済み)
新しい県立美術館がオープンし、エリアなかいちの再開発が完成したのと引き換えかのように、かつては秋田市の一大メインストリートだった広小路が単なる道になってしまいつつある。
今年2月13日付秋田魁新報秋田市地域面によれば、
・260メートルのアーケードを撤去し、一部の柱(高さ4メートル)は残してLED街灯を設置。全80本中、31本を街灯に転用し、残りを撤去。※さらにロードヒーティング(融雪装置)を道路管理者の県が設置【3日追記】柱は車道側を残し、外側はすべて撤去。
・工事費(街灯設置含む)は5811万円。経産省「商店街構造改革支援事業」から最大3分の2が補助。
・同型のアーケードのうち、独自に管理している木内前(旧協働社寄りの木内駐車場前も含む)と、エスカレーターと一体化して撤去できない秋田キャッスルホテル前の計100メートルは、解体されない。(=いずれも柱の色が違う区間)
・アーケードは1984年に商店街が約2億8千万円で設置。現在は年間300万円ほどの維持費がかかっていた。
西端からの眺め。
2011年6月
今年6月(撤去途中)
6月に西寄りから撤去が始まり、何年か前に奇抜な赤色に塗り替えられ、それが所々錆びた柱だけがにょきにょきと残る、奇妙な街並みとなった。
木内前交差点から西方向。ヤートセ祭の日なので人が多い。左の緑の柱の部分は、解体されない
解体工事は、車道・歩道とも極力通行止めにしない方針(夜間に行ったのか?)のようで、その意味では評価したい。再開発エリア部分では、歩行者に配慮しないメチャクチャな工事だったので…
その代わり、解体途中は痛々しい姿のアーケードの下を通ることとなった。
着工前の今年6月(向かい側はキャッスル~木内なので撤去されない)
先に屋根のドーム状の透明な部分などを外してから、残りが撤去された。
今年8月。「エリアなかいちOPENおめでとう」の旗が色あせて丸1年下がっていた
現在は、最後のブロックの千秋公園入口バス停や東北電力秋田営業所前の撤去にかかっていて、もう終わったかも。
着工前。柱に花などのイラストが貼られていた
ここは、アーケード解体前に路面にロードヒーティングを設置したのか、ブロック敷きからアスファルト舗装になった。
これからはバスを待つ人はつらくなる
アーケード撤去が終わった木内の向かい側では、残った柱にLEDを取り付ける工事が行われた。太くて赤い柱がどう変わるのかと思っていたら、
これで完成したの?
錆はだいぶなくなったような気もするけれど、色はそのまま。
先端にはLED。棒は旗でも下げるのか
違和感というかなんというか…
せめて色を替えるとかできなかったのでしょうか。
元からアーケードがなかったお堀部分には、茶色い街灯があった。その照明部分を撤去し、柱だけを残して、同型のLEDを設置したようだ。
こっちはそれなりの見映え
もう1つ、気になる部分。
上記の通り、木内の駐車場部分はアーケードが残る。その西隣、かつての協働社だったわずかな区間は、当然アーケードが撤去された。その結果、
断面が見えちゃった
これも格好悪いなあ。
【3日追記】タイムリーなことに、3日付秋田魁新報社会面に「アーケード撤去完了 LED街灯、歩道照らす」という記事が出た。
今月下旬には残りのLED設置が終わるそうで、計52本が揃うとのこと。
アーケードの柱の転用が31本、お堀沿いの茶色い柱の旧街灯からの転用は21本。1本当たりには5つのスポットライト型電球(LED)が付いている。
中心市街地周辺の他の話題を2つ。
産業会館跡地をちょっとした公園にする県の事業(前回の記事)は、とっくに完成したらしい。
左の写真は歩道橋から。竿燈まつり屋台村終了直後なので、消毒の石灰がまかれている。
ソーラー照明は、道路側の歩道橋直下に1基、奥側に2基設置された。
【2018年7月19日追記】この後、2015年9月から2017年7月の間のどこか(ストリートビューで確認)で、通路の南寄りに飲料の自動販売機が設置された。
2010年に秋田市の道路に立っている「道しるべ」を紹介した(そしてそれを某新報に…)。その後、再開発が完成しても、特に変化はなかった。
先週、中心部の2つの街区公園の道路沿いに、こんなものが設置されたのを発見。
公園内の角に立つのは
新しい道しるべ?
今までのものに比べると、少々安っぽい。
おそらく片面表示。英語表記はなし(うっかり間違うと、どこかのブログやそれを見たどこかの新聞に取り上げられちゃうからね)。
背が低くて雪に埋もれそうな気がするし、路上ではなく公園の敷地内なので、目立ちにくい。そもそも、道しるべを必要とする人があまり通らない場所じゃ…
道路上に設置するとなると、道路管理者や警察との調整が必要で制約もありそうだから、手っ取り早く秋田市管轄の公園内に立ててしまったのだろうか。
※他の設置場所についてこの記事末尾